そばのアップ

そば・鬼太郎・温泉…湧き水と自然あふれる「深大寺さんぽ」に出かけよう!
深大寺(東京都)

2024/11/28 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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深大寺は水と自然あふれる「都会のオアシス」!

都心からクルマで約1時間の距離にある深大寺。そばが有名な深大寺ですが、このエリアは「湧き水の宝庫」とも呼ばれ、国分寺崖線から流れ出す湧き水スポットが多く見られます。

深大寺の風景

夏にはホタルも見られるのだとか

今回は、湧き水によって育まれた豊かな自然あり!絶品そばあり!の「深大寺さんぽコース」をご紹介します!

①水神をまつるパワースポット!「深大寺」は水にまつわる見どころ満載

まず立ち寄りたいのが、地名にもなっている深大寺!厄除けや縁結びにご利益があるパワースポットとされ、多くの観光客で賑わっています。

水の神様である「深沙大王(じんじゃだいおう)」がまつられている水が豊富な深大寺。山門脇では「不動の滝」が迎えてくれます。

不動の滝

清らかな水のせせらぎに心が癒されていきます…

本堂に掲げられたなんとも気になる「木」の文字。(実は真ん中に「植」と書かれています)檀家さんに植木職人さんが多く、その方々が奉納してくれた燭台なんだそう。

深大寺本堂

緑豊かなエリアならではの光景です!

お参りを済ませたら、本堂横にある五大尊池で、しばしゆっくりするのがおすすめ。優雅に泳ぐ鯉たちを眺めていると、思わず時間を忘れてしまいます。

自然あふれる五大尊池

さすが水が豊かな深大寺。境内のなかで、お米を育てています!こちらのお米は田植えから一カ月ほど。秋には黄金色の稲が見られるのでしょうか。
※年度により稲が植えられていない場合もあります

田んぼ

今から収穫が楽しみです!

このときは姉妹都市である長野県・木島平村のお米が植えられていました!

私が深大寺で見ていただきたいのが、関東でもっとも古い仏像・国宝「釈迦如来倚象」です。

通称「白鳳仏」と呼ばれるこちらの仏像は、飛鳥時代につくられたもの。国の重要文化財にも指定されています。そんな貴重な白鳳仏をガラス越しではありますが、間近に見ることができます!

釈迦如来倚象

端正なお顔に浮かぶ微笑、美しく流れるような衣文…ずっと眺めていたくなります

この日はあいにくのお天気でしたが、雨の日でも楽しめる工夫が深大寺にはあります。それがこちらの「天水華座」。

寺紋の桜をイメージしてつくられた雨水受けで、中央に雨粒が落ちると「コンコン」と心地良い音色が響きわたります。

雨水受け

水に縁のある深大寺ならでは

水神をまつる深大寺は、水にまつわる見どころがいっぱい!本堂から離れた場所にも、たくさんのお堂が点在しています。時間があるなら、ぜひ全部を回ってみましょう!

【プチ情報1】御朱印もいただけます

深大寺では、参拝の証として御朱印をいただくことも。御朱印は、無量寿・国宝白鳳仏・元三大師の3種類あり、すべて境内にある寺務所でいただけます。 ※授与時間は公式ホームページをご確認ください

深沙大王像が描かれた御朱印

お正月や記念の年には限定の御朱印がいただけることも!※写真は深大寺開創1300年記念の御朱印

【プチ情報2】紅葉の時期もおすすめ!

自然あふれる深大寺ですが、実は紅葉スポットとしても有名です。色づく時期は、例年11月上旬頃。ぜひ、この時期にも足を運んでみてくださいね。※ライトアップは行われていません

深大寺の紅葉

②キュートな妖怪たちに囲まれて…「鬼太郎茶屋」でしばしの休息

※「鬼太郎茶屋」は、2024年11月に天神通り商店街(調布駅から徒歩5分)へ移転リニューアルしました。最新の情報は公式ホームページをご確認ください

深大寺でお参りを済ませたら、ちょっと休憩はいかがですか?深大寺の参道入り口で一際目を引くカフェに行ってみましょう。

それがこちらの「鬼太郎茶屋」。築50年余りの日本家屋を改装してつくられた『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターショップです。周りを囲う緑と相まって、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。

鬼太郎茶屋

木の上から鬼太郎がお出迎えしてくれます!

「どうして深大寺に鬼太郎が?」と不思議に思う方もいらっしゃると思います。

こちらでもご紹介しているように、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる先生と言えば、鳥取県境港市出身というのが有名。でも実は深大寺がある調布市は、水木しげる先生が半生を過ごした「第二の故郷」なのです!

店先にはキャラクターをモチーフにした食べ物や、見ているだけでもわくわくする鬼太郎グッズがたくさん。深大寺さんぽのお土産にひとついかがでしょうか?

鬼太郎グッズの数々

鬼太郎茶屋オリジナルグッズも!

1階の奥は、緑や木を基調とした心落ち着くカフェスペースになっています。鬼太郎やねずみ男、ぬりかべが座っていることも…!

カフェスペース

私のおすすめメニューは、「ソフトクリーム」です。お味は通年で販売している大山牛乳ソフトクリームと、期間限定ソフトクリームの2種類。2種類をミックスすることもできます。

期間限定ソフトクリームは夏~秋は20世紀梨、冬~春はいちごと季節によって異なるお味になります。

ソフトクリーム

今日はミックスにしました!

少しシャリッとした舌触りのする梨ソフトは暑い日にもうれしいさわやかな甘さ!大山牛乳ソフトとあわせていただくとクリーミーな味わいも楽しめます。

他にも、ぬり壁のおでんや目玉おやじのぜんざいなどいろいろなメニューがありますよ!

さて甘いもので満たされたら、2階の妖怪ギャラリーへ行ってみましょう!

ギャラリー内観

畳の床に心落ち着きます…

広さ15畳ほどのお部屋には、妖怪のフィギュアなどさまざまな展示が並べられています。押入れや障子にも妖怪が隠れていますので、いろいろなところを覗いてみてくださいね!

展示の数々

幽霊が苦手な私も、水木先生の妖怪は「かわいい!」と思ってしまいます

ギャラリー奥の木製デッキ「癒しのデッキ」も見逃せません!こちらでは深大寺の御池を眺めながら、ひとやすみすることができます。

一面ガラス張りなので、あふれる自然がこんなに間近に。まさに「癒しのデッキ」!ちゃぶ台を囲んで、のんびりしましょう。

癒しのデッキ

横にまつられている「ねずみ男大明神」にお参りすれば、なにかいいことがある…かも(笑)

水木しげるワールド全開の「鬼太郎茶屋」。今まであまり興味のなかった方も、水木先生の妖怪の虜になってしまいますよ!

鬼太郎茶屋

ねずみ男と鬼太郎人形

東京都調布市布⽥1-34-1 永祥1ビル1F
※移転後の住所です

(C)水木プロ

③深大寺ならではの風景がたくさん!

深大寺さんぽに戻りましょう!深大寺の参道を出ると、道路脇に観音様が…。こちらの観音様、その名も「深大寺そば守観音」!

地元の方々が、深大寺と深大寺そばの発展を期してという思いで建てられた観音様なんだそう。

深大寺そば守観音

左手には三角錐の形をした「そばの実」を持っていらっしゃいます
※写真は取材日時点のものです

観音様に別れを告げしばらく歩くと、「コトコト」という音が聞こえてきます。現れたのは、趣きのある水車小屋。

こちらの水車小屋は「調布市深大寺水車館」。深大寺に流れる湧き水を利用して、穀物を搗いたり粉を挽いたりしています。

風情あふれる水車小屋

申し込みをすれば、水車を使うこともできるそう

深大寺ならではの風景を楽しみながら、さんぽを続けましょう!

④ランチにおすすめ!「湧水」で絶品そば&そばスイーツを堪能

ちょっとおなかが空いてきましたね。やはりここは名物「深大寺そば」をいただくことにしましょう!

数あるお店の中で、私がおすすめなのが「湧水(ゆうすい)」。深大寺から歩いて5分ほどの距離にある、人気のそば屋さんです。

湧水外観

入口横でそばを打っている様子を見学することも

店内に入ると1階はテーブル席とお座敷、2階は広いお座敷になっています。ドライバーさんにもうれしい広い駐車場も完備!

湧水内観

ランチタイムを過ぎても次々とお客さんがいらっしゃる人気ぶり

お店のおすすめメニューが「湧水もりそば(800円)」。こちらのそばは、厳選のそば粉を使ってつくられた九割そば。

もりそば

シンプルながら贅沢な一品です

深大寺のお水でしっかり締められたそばをいただくと感じる、手打ちならではのコシと歯ごたえ。噛むほどに鼻を抜ける蕎麦粉の香り。そしてさいごには、すっきりとした喉越しを感じることができます。

御出汁を付けずにいただくと、よりいっそうそばの味を感じることができるので、ぜひお試しあれ!

もりそばのアップ

「通」をも唸らせる湧水のおそば

コシが強くておいしいそばに感動しました!

そばと一緒に楽しんでいただきたいのが、湧水オリジナルのデザート「そば羊羹(360円)」です。

そば羊羹

一見「シベリア」のような見た目ですが…

こちらのそば羊羹、なんとそば湯をベースに作られたもの!弾力のある羊羹はしっかりとした歯ごたえもありながら、上品な舌触りが楽しめます。

本家の「羊羹」よりも甘さは控えめになっているので、食後にもさっぱりいただける新感覚デザートです。お口直しに添えられているお漬物もあわせていただきましょう!

そば羊羹のアップ

よく見ると蕎麦の粒が…!

※時期により、そば羊羹の内容が変更になっている場合があります

【プチ情報】愛犬と一緒に楽しめる!

湧水は、テラス席であればペットの同伴もOKです。外の緑を眺めながら、愛犬と一緒におそばを楽しんでみては?

⑤さんぽの汗を流そう!「湯守の里」で天然温泉を満喫

深大寺さんぽもいよいよ終盤、いろいろ歩き回ってお疲れでしょう!そんなときに立ち寄りたいのが、湧水から5分ほど歩いたところにある「湯守の里」です。

湯守の里外観

自然に囲まれたお宿のような外観
※写真は取材日時点のものです

一歩足を踏み入れると、和を基調とした風情ある空間が広がっています。

湯守の里内観

ほっと落ち着く雰囲気です

地下1,500mから湧き出す天然温泉を100%使用しているこちらの温泉は、全国的にも珍しい黒湯。有機物が熟成することでできる「フミン酸」がたっぷりと含まれているからなのだそう。

効能は神経痛・筋肉・冷え性・疲労回復など。湯治としても利用できるお湯です。

黒湯のお風呂

少しぬめり気のある温泉は、お肌がツルツルになりそう!

「備長炭水風呂(男性風呂のみ)」「赤銅鈴の介(女性風呂のみ)」など個性豊かなお風呂は10種類以上!

数あるお風呂の中でも私がおすすめなのが、「香り風呂」。その名の通り、こちらのお風呂ではハーブの香りを楽しめます。程良い湯加減と良い香りに癒されて、つい長湯してしまいます。
※2024年11月現在、香り風呂はプロジェクションマッピングを利用した「夢の浮風呂」に変更になっています

緑に囲まれた香り風呂

香りは週替わりで、この日は柑橘系のさわやかな香りがしました!

男湯・女湯でそれぞれ異なるユニークなお風呂が楽しめます!

お風呂から上がったら、40畳ある2階休憩室でクールダウンするも良し、「お庭のごちそう屋」やお食事処で小腹を満たすのも良し、思い思いに過ごしましょう!

食事処や休憩室

休憩室には枕やブランケットも完備!(画像左上)

「ゆっくりし過ぎちゃったなぁ」と思いながら外に出ると、すっかり日が暮れてしまっていました(笑)自然を眺めながらのんびりしていると、あっという間に時間が経ってしまうので要注意です!

【プチ情報】サウナ・岩盤浴も楽しめる!

湯守の里には、男女それぞれの浴場にサウナ(塩釜風呂)もあります。温度は50℃前後ですので、高温が苦手な方にもおすすめです!

塩窯風呂(サウナ)

マイナスイオンも放出されています

そのほか、天然ラジウム石などを使用した岩盤浴も完備。ぜひ、こちらも利用してみてくださいね。

■営業時間:10:00~22:00
■料金:【月~金】大人1,080円、幼児・小学生650円、【土日祝・繁忙期】大人1,180円、幼児・小学生750円
※岩盤浴の利用には別途800円がかかります(岩盤浴のみの利用不可)
※カラスの行水(60分以内館内利用)、ナイトカラス(21時から60分以内館内利用)ならさらにリーズナブル!詳しくはこちらをご確認ください
※個室・貸切風呂はなし

深大寺天然温泉「湯守の里」

湯守の里看板

都内で小旅行気分!「深大寺さんぽ」に出かけよう

これにて「深大寺さんぽ」はおしまい。いかがでしたか?

都内にいるとは思えない自然と、ゆったりとした時間を楽しむことができる深大寺。いたるところで聞こえる心地良いせせらぎが日頃の疲れを癒してくれます。

週末や連休にもちょっとした旅行気分でお出かけしてみてはいかがでしょうか。

深大寺 アクセス&駐車場情報

【クルマで行く場合】
最寄りは中央自動車道・調布ICで、そこから約10分で到着します。
■駐車場は近隣の有料駐車場をご利用ください。(タイムズパーキングもあります)

【電車で行く場合】
JR中央線の三鷹駅・吉祥寺駅、もしくは京王線の調布駅・つつじヶ丘駅からバスを利用しましょう。
※乗り場など詳細は深大寺の公式ホームページをご確認ください

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