エントランスゾーン全景

赤ちゃん・子ども連れでも楽しめる!大宮・鉄道博物館
大宮(埼玉県)

2015/12/24 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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大宮の鉄板お出かけスポット

埼玉県さいたま市大宮区の鉄板お出かけスポットといえば、2007年にオープンした「鉄道博物館」。通称、鉄博(てっぱく)ですね!

鉄道ファンだけでなく、赤ちゃんや子ども連れのファミリーも満喫できるスポットとして大人気です。

我が家も幼児と乳児を連れてよく行きますが、一日いても飽きないほど、見どころがたくさん!今回は"子どもと回る鉄道博物館"をテーマに、その魅力をぎゅっと凝縮してお届けします。

※「鉄道博物館」は2018年に一部リニューアルしました。リニューアル後の情報は下記の記事をご参考ください

まずは車両全貌とジオラマを満喫

地上1階~3階、そして屋上にパノラマデッキを有する鉄道博物館。7つのゾーンで構成された館内はとても広いので、行きたい場所を事前にチェックしておくことをおすすめします。

入館ゲートを入ってすぐの「エントランスゾーン」には、当日の体験メニューが掲示されています。体験したいプログラムや時間をチェックした後は右手へ。エスカレーターで2階に上ります。

中央で回転するEF55形式電気機関車

歴史的な鉄道車両が一堂にそろう姿は圧巻!

ここ、「ヒストリーゾーン」には、明治初期から現代までの車両が展示されています。2階から見渡す風景は、ものすごい迫力です。

毎日12時と15時からの約10分には、転車台が回転し、解説員の解説とともに汽笛が鳴らされます。今ではあまり聞くことのない汽笛に、子どももびっくりするはず!
※2015年12月14日より、転車台回転実演はC57形式蒸気機関車に替わりました。

奥まで続くヒストリーゾーン

全長75mもあります

2階をぐるりと回って、いろんな角度から車両を眺めつつ、鉄道歴史年表もチェック!自分の生まれた年など、気になるポイントを見るだけでも楽しめます。

窓際に並ぶベンチ

飲食も可能なので、興奮気味の子どもにお茶でも飲ませたいところ

ベンチもたくさんあるので、途中で疲れたら休憩もできますよ。

2階に上がった流れで訪れたいのは、「模型鉄道ジオラマ」。

模型鉄道ジオラマ

約25m×8mとプール1個分もの大きさです

国内最大級のHOゲージのジオラマで、在来線車両1/80、新幹線車両1/87で縮尺された世界を楽しめます。

風景や建物などがリアルに再現された街中を、さまざまな車両が行き交う姿は一見の価値あり!

ジオラマを走る列車を見る人々

たくさんの列車が走っているので、目で追うのが大変です

各車両の特長や、時間帯によって変わる景色など、ついつい惹き込まれて見入ってしまいます。

体を動かしたくなったら、運転体験

展示やジオラマばかり見ていると、子どもから「見るだけじゃなくて運転したい!」と言われそう…。

はいっ!では1階に降りて、入館ゲート左手の「シミュレーターホール」へ向かいましょう。

シミュレーターホール

何線を運転しようかな?

ここは、京浜東北線や山手線、新幹線などの車両の運転台に座って疑似運転体験ができるシミュレーター。本物さながらの運転体験ができるとあって、子どもから大人まで人気のコーナーです。

D51形式蒸気機関車のシミュレーターのみ有料(1回500円、10時より整理券配布、先着順)ですが、貴重な車両なので毎回すぐに整理券がなくなってしまうとか。

D51形式蒸気機関車の運転席内部

蒸気機関車の運転はかなり難しそうです…

「あっ行きすぎた!」なんて、子どもと一緒に盛り上がれること間違いありません。

鉄道車両を間近で見てみよう!

次は、先ほど2階から眺めたヒストリーゾーンの1階へ行ってみましょう!

茶色のEF55形式電気機関車

先ほど回転していたEF55形式電気機関車です

上から見ても迫力がありましたが、地上から見ると、その大きさに驚きます。そういえば車両って、下から間近で見ることってないですよね。

真っ黒なC57形蒸気機関車

かっこいい!

レトロなものから、比較的最近まで活躍していたものまで、さまざまな車両が展示されています。

中には、車両を下から見たり…

下から見上げた車両

車両を下から見ることもできます

車両の時代に合わせてプラットホームが再現されていたり、中に入ることができる車両もありますよ。

車両が活躍していた時代にタイムスリップした気分で、見学を楽しむ工夫が随所にされています。

客席に配置された乗客の人形

当時の人々の会話が聞こえてきそうです

約37もの車両が展示されているので、一つひとつの車両を満喫していると、あっという間に時間が過ぎます。

お好みのスタイルでお昼休憩を

たくさん動いたら、そろそろお腹が空いてきました。

鉄道博物館には館内に2つのレストランがあるほか、飲食可能な休憩スペースが何カ所かあります。子どもの食べたいものや年齢などに合わせて、お好みのスタイルでお昼休憩ができるのが嬉しいポイントです。

ランチトレイン外観

電車で食べるご飯って何で美味しいんでしょうね

私のおすすめは、「てっぱくひろば」のランチトレインでお弁当を食べるスタイル!電車の中で手作り弁当を食べれば、つかの間の旅行気分を味わえます。

すぐ近くに駅弁を売っている「駅弁屋」もあるので、我が家はもっぱら駅弁を購入していますが…(笑)。

てっぱくひろばで楽しむ人々

子どもたちがたくさん!

ご飯を食べたら、子どもは同じ敷地内にある遊具に直行!E5系スライダーや京浜東北線ジャングルジムなど、電車の世界で遊べて大満足です。

はやぶさデザインのアスレチック

本物を忠実に再現しています

その他にも、屋上のパノラマデッキや、飲食可能なフレンドリートレインでお弁当を食べたり、館内のレストランでお好みの味を楽しんでも良いですね!

夕陽に染まるパノラマデッキ

夕焼けや夜景も綺麗に見えるんですよ

読んで、乗って、鉄道を満喫!

お昼休憩後は、ちょっとゆったり過ごしたいですよね。そんな時に訪れたいのは、ノースウィングの「てっぱく図書室」。

てっぱく図書室

貴重な本もたくさんあります

小学生以下の子ども向けの絵本や、外国語の鉄道図書などがそろう図書室です。

白い棚にずらりと並ぶ絵本

靴を脱いでリラックスして読書できます

すべての絵本が鉄道関連なので、鉄道大好きな息子は大喜び!夢中で読みふけってくれます。

フロアに並んだ鉄道車両の座席

電車の中で本を楽しんでいる気分を味わえます

実際に使用されていた鉄道車両の座席もあります。ここから奥のスペースが見渡せるので、上の子には静かに本を読んでもらいながら、下の子は抱っこで寝かしつけ…。ママも一緒に小休憩…(笑)。我が家ではそんな使い方をしています。

パークゾーンのミニ運転列車

車両はJR東日本の電車や電気機関車をデフォルメ

下の子の寝かしつけに成功したら、図書室隣のパークゾーン「ミニ運転列車」へ(1台200円、10時より整理券配布、先着順)。1周約300mの線路をミニ車両で運転できます。

小学生以上の運転なので、小さなお子さんはパパに運転をお願いすると良いですね。

イルミネーション点灯時の様子

この時期だけのお楽しみ!

冬季限定で16時30分からはイルミネーションが点灯するので、キラキラ光るコースを運転することができますよ(2016年2月15日まで)。

貴重な鉄道車両を見られるチャンスも?!

ちなみにパークゾーン横には、近くにある大宮総合車両センターの試運転線が通っています。修繕や補修が行われた車両が走ることもあり、この日は偶然、現役の蒸気機関車が通りました!

煙をあげて走る蒸気機関車

大きな汽笛の音と煙が迫力満点!

学芸員の奥原さんによると、年に1、2回しか見ることができないそう。皆さんも訪れた際には、貴重な鉄道車両に出会えると良いですね!

キッズスペースやベビーコーナーも充実

いかがでしょうか。まだまだ紹介したい箇所はたくさんありますが、ぜひ訪れてチェックしてみてください!

最後に、子ども連れでも安心の施設であることも併せて紹介しますね。

可愛らしい水色のベンチ

広くて清潔なベビーコーナー

広い館内ですが、おむつ替えが可能な多機能トイレや授乳室、ベビーコーナーが点在しています。

キッズスペースと貼り紙

3歳以下の子どもと保護者限定です

また3歳以下の子どもと保護者が利用できる「キッズスペース」は、巨大なプラレールを再現したプレイルーム。

窓から見える模型鉄道ジオラマ

小さな男の子が食い入るように見ていました

初めの方に紹介した「模型鉄道ジオラマ」を見られる特設エリアもあるので、「赤ちゃんが泣いてしまいそうで心配」という方におすすめです!

鉄道博物館駅までも楽しめます

子どもと回る鉄道博物館、いかがでしたでしょうか。

ラーニングゾーン

小学生くらいから楽しめそうです

模型やシミュレーションを触って、体験することで鉄道について深く学べる「ラーニングゾーン」など、まだまだご紹介したい所はありますが、ぜひ訪れてチェックしてみてください!

お菓子等が並ぶお土産コーナー

お土産コーナーも忘れずにチェック!

最後に、鉄道博物館を出てからも、お楽しみは続きます。

鉄道博物館とニューシャトル「鉄道博物館駅」の間のプロムナードには、D51形式蒸気機関車先頭部や車両の輪軸など、さまざまな展示や装飾が施されています。

朱色と橙色の可愛いなかよし号

修学旅行専用車両として活躍していた「なかよし」号

普通に歩けば徒歩1分の道のりですが、見どころが多くてなかなか駅に着かないと思います(笑)。クルマで訪れた方もぜひチェックしたいところです。

子どもから大人までじっくり満喫できる、鉄道博物館。ぜひ、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

※この記事は2015/12/24時点の情報です
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