ねんどではにわを作る様子

古墳群に囲まれて…さきたま古墳公園ではにわ作りを体験してみた!
行田(埼玉県)

2018/05/24 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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行田で、はにわ作り体験ができる!

“にわか歴女”の私。私の中で、今空前のはにわブームが来ています!(LINEのプロフィール画像をはにわにしたら、友人から引かれました)

近くではにわ作りができるところがないか調べていたところ…ドラマ「陸王」のロケ地として知られる埼玉県行田市の、「さきたま古墳公園」ではにわ作り体験ができるとの情報を発見。

実際に行ってきましたので、その様子をご紹介したいと思います!

【さきたま古墳公園】アクセス&駐車場情報

クルマでお越しの方

高速道路を利用する方は、東北自動車道・加須IC/関越自動車道・東松山IC/首都圏中央連絡自動車道・桶川加納ICで降りましょう。30分前後で到着します。

さきたま古墳公園内に200台以上とめられる無料駐車場があるので、利用しましょう。

▼行田の観光スポットも一気に巡れる!▼

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電車でお越しの方

最寄り駅は秩父鉄道・行田市駅。歩くと30分ほどかかるので、バスかタクシーを利用すると楽チンです。

「行田市はにわの館」で、はにわを作ってみた

そんなこんなでやってまいりました、「行田市はにわの館」!

行田市はにわの館の外観

勝手に竪穴式住居的な館を想像していましたが、洋風でした

館の軒先に並んでいたのは、はにわはにわはにわ…おびただしい数のはにわでした!

そしてはにわたちの、あまりのハイクオリティぶりに驚き…。「私もこれらと並んでも引けを取らないはにわを作るぞ!」と意気揚々と中に入ります。

様々な表情のはにわ

どのはにわもかわいくて悶えます

はにわの館の中は、長机の上にろくろが並び…まるで陶芸工房のような雰囲気です。

作業台と椅子が並んだ館内

どことなく土の香りが漂っています

はにわの館で使われているのは、群馬県の大泉町で採掘した土。その土から、昔ながらの手法で粘土を作っているのだそうです!

容器に入った黒い粘土

黒っぽい色ですが、鉄分を多く含んでいるため、焼くと赤茶色に変化します

こちらが制作前の粘土。使う粘土の量を、1kg(600円)と2kg(1,000円)で選ぶことができます。

ブロック状に成形された粘土

私は1kgにしました。これで1kgです

まずは、先生のお手本を拝見。

粘土を柔らかくなるまでこねたら、ヒモをつくり、ドーナツ型にしてろくろの上で重ね…つなぎ目が無くなるように、手でならしていきます。

粘土を筒状にしていく様子

何回か繰り返すと高さが出てきます

なるほどなるほど、結構シンプルですね。ヒモを太めにするのがポイントだそう。

私もやってみます。

粘土にさらに粘土を重ねる様子

ここまでは、なかなか良い感じです

好みの高さになったら、ヘラを使って平らにならし、穴を開けて手を付けます。

あれ?手が思ったように付かないな。

どうやら手を太くしすぎたようです!重さで下がってきてしまいます…。

胴体部分に腕のパーツを合成

それでも、太さを調整してなんとか付けました!

上の部分にさらに粘土のヒモを重ねて、頭を作っていきます。

おやおや、ずいぶんはにわらしくなってきましたね!

ヘラで形を整えつつ頭部を制作

ヘラで丁寧にならします

目と口の穴を開け、鼻・まげなどのパーツを作って取り付ければ、はにわの完成です!

制作時間、およそ2時間…苦戦してできあがったはにわがこちら!!

長い鼻が特徴的なはにわ

ジャーン!!オバQではありませんよ

つなぎ目の目立たない円柱型にするのが難しく、胴体がちょっとだけ歪んでしまいましたが、“躍動感のあるはにわ”ということにしました(笑)

なお、はにわの焼き上がりには、1カ月前後かかります。「完成予定日」が来たら、受け取りに行きましょう。
(※自宅配送も可能ですが、箱代140円+着払い料金がかかります)

完成予定日が印刷された利用券

受付時にもらった利用券が、はにわの引換券になっているので、無くさないよう注意!

そして後日受け取った完成版はにわがこちら!

赤茶色になったはにわ

味のあるレンガ色に!1割くらい縮みました

焼くと丈夫になり、湿度も気にしなくていいそう。汚れても水洗いができるので、お庭や玄関に置く方が多いとか。私も玄関に飾ってみました!

もれなく宅配業者さんにガン見されますが、家を守ってくれているようで気に入っています!

はにわの他にも…

このはにわ作り体験、実はとくに形に規定はありません。“ひとつの粘土で1作品”のルールを厳守すれば、はにわ以外に土器やオブジェなどを作ってもOK!

館内に飾られていた作品の中にも、もはや“はにわ”の概念を超えたクリエイティブな作品がたくさんありました。

器やユーモア溢れる作品の数々

す、すごい…

小さなお子さまでも粘土遊び感覚でできるので、ぜひご家族で気軽に体験してみてください!(ベビーカーもOK)

ただし、土日祝日…とくに夏休み・ゴールデンウィークは平日でも混み合うので、事前に問い合わせをした方がベターです。

◆行田市はにわの館
【利用時間】
9:30~17:00
※はにわ作り受付は9:30~15:00
【休館日】
・月曜日
(祝日の場合は開館、その翌日が休館)
・祝日の翌日
(土日に当たる場合は開館)
・12月29日~1月3日
※埼玉県立さきたま史跡の博物館に準ずる
【料金】
粘土1kg 600円
粘土2kg 1,000円

【はにわの館周辺情報①】さきたま古墳公園は散策に最適

はにわ作りを満喫し、周りを散策することに。

ちなみにはにわの館がある「さきたま古墳公園」は、およそ37万㎡・東京ドーム約8個相当の広さを誇る公園です。

その広~い公園の中に、なんと9基もの大型古墳があります!

さきたま古墳公園の地図

公園にはレストラン・遊具等は無いですが、のんびり歩くにはピッタリです

円墳の場合、丘のような形なのでわかりにくいのですが、実は古墳です。

広場のあちこあちに存在する古墳

ちなみに円型の植木に見えるものも古墳です(写真右下)

なかには、登れる古墳も。

なんと、歴史の教科書でお馴染みのあの「稲荷山(いなりやま)古墳」にも登ることができます!

稲荷山古墳の階段下

畏れ多い気もしますが、ありがたく登らせていただきましょう

稲荷山古墳のお隣にある、丸墓山古墳では行田市街を一望できます。よ~く見ると、“のぼうの城”で知られる「忍城(おしじょう)」もチラリ。

行田市街の風景

視力1.0に満たない私でも確認できました

ちなみに石田三成は忍城水攻めの折、この丸墓山古墳に陣を張ったと言われています。三成様と同じ場所に立っていると考えてだけでも興奮です…!

さきたま古墳公園の「古墳×桜」は要チェック!

さきたま古墳公園内には約200本の桜があり、毎年3月下旬から4月上旬までお花見を楽しむこともできるんだそう。

先ほどご紹介した丸墓山古墳にも桜が植えられているので、春には古墳と桜のコラボレーションが楽しめますよ!

桜が満開の丸墓山古墳の様子

多くの人でにぎわいます

なお、稲荷山古墳も稲荷山古墳も高さが10m以上。その高さを階段で登ることになるので、歩きやすい靴で来ると良いかもしれません。

さきたま古墳公園

さきたま古墳公園の看板

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【はにわの館周辺情報②】行田名物「ゼリーフライ」が食べられる

さきたま古墳公園近くを歩いていると、こんな看板を目にしました。

道路沿いに設置された大きな看板

ん?ゼリーフライ?

ぷるんぷるんのゼリーをフライにした“とんでも料理”を想像していましたが…

小判型であることから「銭フライ」→「ゼリーフライ」となまったのだそうで、実際はジャガイモにねぎ・ニンジン・おからなどを入れて揚げたものでした。

薩摩揚げのような見た目と色

テイクアウトして、公園の休憩所でいただいてみました

衣の薄いコロッケのような感じで、ふわっとした食感と甘辛のタレがおいしい!ちょっとしたおやつにピッタリな一品です。

ふわっとした中身のゼリーフライ

なんとも後引く味!もっと買っておけばよかった!

ゼリーフライを扱うお店はいくつかありますが、私が買ったお店は1個100円でした。手ごろな価格も魅力ですね!

行田に来たら、名物「ゼリーフライ」をぜひ食べてみてください!

【はにわの館周辺情報③】博物館で古墳について学べる

さきたま古墳公園内には、博物館もありました。
※「埼玉県立さきたま史跡の博物館」は、2023年9月から2024年3月ごろまで工事のため休館予定です。詳細は公式ホームページをご確認ください

埼玉県立さきたま史跡の博物館の外観

埼玉県立さきたま史跡の博物館

館内では周辺の古墳にまつわる資料の展示や、考古学に関する企画展をおこなっています。

土器やはにわなどの展示品

接写・三脚使用は禁止ですが、館内は撮影OKです

中でも注目していただきたいのが、稲荷山古墳から出土した国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」という鉄剣です。

展示されているのは、レプリカではなくなんと本物なんだそう!!(大興奮)だれもが教科書で一度は見たことがある貴重な逸品を、ぜひ間近でご覧ください!

厳重に展示されている金錯銘鉄剣

近寄って見ると、刻まれた文字がくっきり残っているのがわかります

さきたま史跡の博物館には、古墳を展示館にしたという驚きの別館もありました!

古墳のまわりには、たくさんのはにわが並んでいて、いかにも“古墳”な感じを漂わせます。

丘の上に並ぶ無数の埴輪

将軍山古墳。博物館本館から歩いて10分ほどの場所にあります

中には石室を再現した空間も!

馬具や太刀などの副葬品まで細部にわたり再現されているので、じっくり見てみてください。

将軍山古墳内にある石室の展示

薄暗さも相まってか、すごくリアルな感じがします!

古墳に登ってもっと詳しく知りたくなった方は、ぜひ立ち寄ってみてください!中学生以下は無料で観覧できます。

◆埼玉県立さきたま史跡の博物館
【開館時間】
9:00~16:30(入館16:00まで)
※7月1日~8月31日は、9:00~17:00(入館16:30まで)
【休館日】
・月曜日
※ただし国民の祝日、振替休日、県民の日(11月14日)は開館
・12月29日~1月3日
【観覧料】
・一般 200円
・高校生、学生 100円
・中学生以下 無料
※上記料金で博物館本館・将軍山古墳展示室を観覧可能

埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館の展示品

行田で古代ロマンを堪能しました!

はにわ作り体験と、さきたま古墳公園をご紹介しました。あなたも、さきたま古墳公園ではにわ作りをしてみたくなったのではないでしょうか?

「忍城」や「古代蓮の里」まではクルマで10分ほど、クレーンゲーム数世界一の「エブリデイ行田店」に5分ほどで行けます。ぜひこちらの名所もあわせて足を運んでみてくださいね!

※この記事は2018/05/24時点の情報です
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