横須賀の海を見るならココ!絶景スポット3選
横須賀(神奈川県)
これで無料!?横須賀の穴場「自然・人文博物館」がすごかった
横須賀(神奈川県)
2017/11/24 更新
2017/11/24 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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京急線横須賀中央駅の近くに、おすすめの穴場スポットがあります。それがこちらの、「横須賀市自然・人文博物館」!
京急線横須賀中央駅から徒歩10分の場所にあります
無料なのに展示の数が多く、貴重な資料などもあり、かなり充実した博物館なんです!今回は、数々の展示の中からポイントを絞ってお伝えしたいと思います。
横浜横須賀道路の横須賀ICもしくは衣笠ICでおりて15分ほど。専用駐車場はありませんが、隣接の横須賀市文化会館に有料駐車場があります。(1時間まで無料、4時間までは300円、4時間以降30分毎にプラス200円)
自然・人文博物館は3階建てで、自然館と歴史館に分かれています。まずは、自然館の方からご紹介したいと思います!
自然館。1階と2階に展示があります
自然・人文博物館は、開館から60年以上経つ、歴史のある博物館です。自然館では、その歳月で集まった三浦半島の自然にまつわる貴重な標本や模型がたくさん展示してあります!
自然館に来たらぜひ見てほしいのが、こちらのナウマンゾウ!
一見、恐竜に見えますがナウマンゾウ(35万~2万年前に生息していた象の仲間)です!
標本を基に復元された模型なのですが、大きくて迫力があるんです!横須賀で見つかったナウマンゾウの化石は、ナウマン博士によってはじめて科学的に研究された化石だそうです。
また、自然館で見てほしいのが、2階フロアの奥にある、大きな森林のジオラマ!
三浦半島の自然と動物が再現されています
樹木や動物が模型と剥製でリアルに再現されていて、まるで森をそのまま切り取って持ってきたかのような臨場感があります!
ほかにも、自然館には海の生き物をはじめ、鳥類や哺乳類、昆虫などさまざまな標本や模型がズラリと並んでいます。
三浦半島の生き物が大集合しています
身近な生き物から希少な生き物まで展示されていて、知的好奇心が満たされます…!
なお、展示されているのは、自然・人文博物館所蔵物のほんの一部。年に2~3回開催される企画展では、普段展示していない所蔵物が展示されますので、こちらもチェックしてみてください!
自然館には、“発光生物”を集めて展示しているエリアもあります。
うす暗い中、展示物が発光しています…!
発光する生き物と言えば蛍が思い浮かびますが、それ以外にも貝類や魚、ミミズなど発光する生き物がたくさんいるんです!
発光する海洋生物。綺麗&カッコイイ!
光る理由ははっきりと解明されていませんが、光で防衛したりコミュニケーションを図っている…と推測されているそうです。
自然館には、化石や岩石をさわれるコーナーもあります!展示を見るだけの博物館も多いので、実際にさわって体感できるのはうれしいですよね。
岩石の種類をさわって見分けるチャレンジコーナーもあります
歴史館にも本物の土器や瓦をさわれるコーナーがありますので、ぜひ、手ざわりや質感を確かめてみてください!
自然館のお隣にある歴史館には、縄文時代から近代まで、横須賀や三浦半島の歴史にまつわる展示があります。なかには、超貴重なものも…!
日本の歴史を揺るがした一大事件、“ペリーの来航”。歴史の教科書でも、大きく扱われる史実ですよね。
マッシュ カーブレイス ペリー。日本の開国に大きな影響を与えました
横須賀にある浦賀は、そのペリー率いる黒船が来航した場所なんです!歴史館には、ペリー来航の様子を知ることができる資料がたくさんあります。
応接所に入るペリー一行の図。多くの見物人がいます
なかには、ペリーが実際に座った椅子と同型の椅子も…!日本はまだ椅子のない暮らしをしていたため、大急ぎで寺の僧侶が座る“キョクロク”という椅子を用意したそう。
年季の入り具合に歴史を感じます
ちなみに…館内にはこんなペリーのスタンプもあります。
左は用紙に印刷されているペリーの写真で、右の版画がスタンプです
ペリーのスタンプ、なんだかいい味が出ています…!来館記念に押してみてはいかがでしょうか!?
ペリー来航の数年後、日本最大の造船所「横須賀製鉄所」が建設されます。
歴史館では、その製鉄所で幕末・明治初期に制作された赤れんがをさわることができます!2016年に「日本遺産」として認定された、貴重なれんがです。
国産最古級の赤れんがです。れんがの表には“ヨコスカ製鉄所”の刻印が
歴史館にはほかにも、横須賀製鉄所が手掛けた観音崎灯台の図面資料など、日本遺産に認定された貴重なものが数多く展示してあります。
観音崎灯台の図面資料。現在の灯台とは形が違います
実は、あの世界遺産に登録された「富岡製糸場」も横須賀製鉄所にいたフランス人技術者によって設計されたものなんです。
富岡製糸場では横須賀製鉄所でつくられた赤れんがが使われています
歴史館内にある大きなスクリーンで、当時の富岡製糸場を映した貴重な写真を見ることもできます。
たくさんの繰糸機が並んでいます
ほかにもいくつか写真がありましたので、ぜひ、見てみてください!
歴史館には、昔の人々の暮らしを知ることができる展示もあります。
歴史館の1階では三浦半島に人が住みついた頃から中世までの展示があります
縄文時代、海に囲まれた三浦半島では、海産物に恵まれた暮らしをしていたそうです。
海の生活の様子がジオラマで再現されています
三浦半島から出土された土器・埴輪などもたくさん展示してあります。時代によって形やデザインが変化していくのがおもしろいです!
大きさもさまざまで、それぞれ個性があります
また、2階の展示室では江戸時代の漁師の家や着物が展示してあり、村での暮らしを知ることができます。
家は横須賀市の佐島から移築した本物なんだとか!
さらに、こちらの博物館では近代の展示もあり、戦中や戦後の資料も展示してあるんです!
こちらは昭和初期の観光用リーフレット。フォントや色使いなどに時代を感じます
色々な展示を見ていると、タイムスリップしたような気分に。どの展示も、当時の人々の暮らしぶりがよく分かる展示でした!
横須賀市の自然・人文博物館、いかがでしたか? これだけ展示が充実しているのに、無料というのが驚きです!
歴史館はお子さまには少し難しいかもしれませんが、さわれる展示もあり、老若男女楽しめる博物館だと思います!
ちなみに、館内はすべて写真撮影OK!ブログやSNSなどにアップする場合は許可が必要ですが、家庭内で楽しむ分には撮り放題です(笑)。記念に撮ってみてはいかがでしょうか?
館内には眺めの良い休憩所もありました!
横須賀市自然・人文博物館
自然・人文博物館のすぐ横には、「中央公園」という広い公園があります。
平和のモニュメントがシンボルです
高台には展望台があり、東京湾を一望することができます。天気の良い日は、対岸の房総半島を見ることも!
横須賀の無人島・猿島も近くに見えました!
展望台のほか、遊具もあり、お子さまと一緒に楽しめる公園です。博物館と合わせて、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
中央公園
※この記事は2017/11/24時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
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