緑に囲まれた絶景露天

貸切個室露天風呂も!森の中の日帰り温泉「箱根湯寮」で極上のひと時を
箱根(神奈川県)

公開日:2017/10/05 更新日:2023/09/14

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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気軽に行ける日帰り温泉施設、「箱根湯寮」

以前、箱根園をご紹介しましたが、今回は箱根湯本駅の近くにある、「箱根湯寮」をご紹介したいと思います。

古民家のような外観

箱根湯寮。箱根湯本駅からクルマで3分の高台にあります

箱根湯寮は、“古民家風の里山温泉”をコンセプトにした、日帰り温泉施設です。

実際にどのような場所なのか体験してきましたので、その様子を皆さまにお伝えしたいと思います!

まずは帳場(フロント)で受付を

入口の門をくぐって古民家風の建物に入ると、すぐに“帳場”と呼ばれるフロントがあります。

趣きのある受付

こちらが帳場。お香の良い香りがしました

まずはこちらで、利用料金を支払います。

◇利用料金:「本殿 湯楽庵」(大浴場・サウナ・休息房・うたたね房)
・大人(中学生以上)平日1,600円、土休日1,900円
・こども(小学生)900円
※小学生未満のお子さまは大浴場の利用不可

プラス300円で浴衣のレンタルもありました。なお、タオルのレンタルはありませんが、ここでバスタオル450円、フェイスタオル250円を購入できますよ。

受付を済ませて帳場を出ると…。
和の趣がある、素敵な庭園が目に飛び込んできました。

竹などがある庭園

中央ではナラの木が燻されていて、どこか懐かしい里山の香りが漂っています

この日は雨が少し降っていたのですが、それもまた風情があり、良い雰囲気でした!

箱根湯寮は建物全体が古民家のようなつくりになっていて、廊下などには日本の原風景を想わせるようなものが飾られています。

干したトウモロコシ

湯楽庵に行く途中の廊下に、本物のとうもろこしが干してありました

なんだか、田舎の祖母の家に来たようで心が落ち着きます。時期によって飾られているものが変わりますので、チェックしてみてくださいね。

本殿 湯楽庵の大浴場で、いざ入浴

湯楽庵に到着し、さっそく大浴場の女湯へ。

脱衣所は広々としていて、とても清潔感があります。

木のロッカーが並ぶ様子

女湯の脱衣所。洗面台にはドライヤー・綿棒・コットンパフが置いてありました
詳しいアメニティはこちらを参照

個人的にうれしかったのが、瓶入り牛乳の自動販売機があったこと。

フルーツ牛乳など

お風呂あがりの定番ですよね…!
※商品のラインナップは変更になる場合があります

お風呂を出たあとに、こちらをいただくことに決めました(笑)。

洗い場でカラダを流し、まずは露天エリアへ。

開放的な露天エリア

露天エリア。左右と奥にお風呂があり、洗い場もあります

露天エリアは広く、とても開放的!箱根の山々に囲まれていて、自然の空気を肌で感じられます。

岩造りの露天風呂

こちらは岩風呂。森林浴を楽しみながら温泉に浸かれます

箱根湯寮のお湯はすべて、自家源泉から汲みあげたアルカリ性の単純温泉。神経痛や関節痛に効くと言われているほか、“美肌の湯”としても人気なんです。

温泉に浸かってみると、お湯は無色透明で匂いはなく、肌あたりがとてもやわらか!気持ち良くて、思わず長風呂してしまいました。

露天エリアにはほかに、ひとりで入るのにちょうど良い大きさの「信楽(しがらき)風呂」もあります。

丸いしがらき風呂

信楽風呂。滋賀県甲賀の伝統的な焼き物“信楽焼(しがらきやき)”でつくられた壺風呂です

広々としたお風呂も良いですが、たっぷりのお湯をひとり占めできる小さなお風呂も魅力的ですよね。

そして露天エリアの奥には、こんな絶景風呂も…!

緑に囲まれた絶景露天

高台からせり出した位置にある見晴湯。湯船のすぐ目の前には緑のパノラマが

温泉に浸かりながら見る景色はまた格別です…!この時は緑が綺麗でしたが、訪れる時期によっては湯坂山の紅葉や雪景色など、四季折々の風景が楽しめますよ。

露天エリアを満喫したあとは、内湯へ。内湯はジェットバスになっていて、全身の筋肉がほぐれました…!

窓から緑が見える内湯

内湯。旅の疲れも吹き飛びますよ!

なお、大浴場には“ロウリュウ”が楽しめる熱ノ室(サウナ)もあります。

ストーンに水をかける様子

ロウリュウの様子。サウナストーンにアロマ水をかけて水蒸気を発生させ、その風を送ります
※女湯は女性スタッフが担当

ロウリュウは毎日11時半から1時間ごとに実施。アロマの良い香りと心地良い熱波でスッキリしますよ!

また、熱ノ室のすぐ横には塔ノ沢の水をはった「沢水風呂」があり、ロウリュウの熱を冷ますのにおすすめです。

男湯もちょっとご紹介!

男湯もお風呂の数や構成は基本的に一緒なのですが、配置が少し違います。

和の情緒漂う露天

男湯はほぼ同じ高さにすべてのお風呂が配置されています

また、男湯の見晴湯は女湯と違って囲いが無く、お風呂と景色が一体化しているんです…!

緑のインフィニティ風呂

見晴湯。まるでお風呂がそのまま森に続いているようです

箱根湯寮の方によると、“寝転がって空を見ながら入ると最高!”とのこと。

下から見た木々

このような景色を見ながらお湯に浸かれます

このあたりは明かりが少ないので、夜は星空も綺麗だそうです。男性の方はぜひ、試してみてくださいね。

休息房、うたたね房でちょっと休憩…

湯あがり後、湯楽庵にある休憩所「休息房」へ。

休息房は畳敷きになっていて、素足でゆっくりと寛げます。

畳が並ぶ様子

落ち着く和のつくりです。梁は本物の古民家の古材を使用しているそう

窓からは、箱根の景色が!緑を眺めながらのんびりとできます。

窓から見える緑

至福の時間ですね!

なかには仕切りのある場所もありますので、人目をはばからず思い切り寛ぐこともできますよ。

また、休息房の近くには「うたたね房」もあります。うたたね房は照明が落としてあり、静かな雰囲気です。

薄暗い室内

うたたね房。正面では無声映画が流れています

リクライニングシートでボーッとしたい時や、仮眠をとりたい時などにおすすめのお部屋です。
※2023年9月現在、うたたね房は畳敷きになっています(リクライニングシート・無声映画はありません)

貸切個室露天風呂もあります

箱根湯寮は、個室の貸切風呂の数が多いということも特長のひとつです。

ほかの温泉施設ですと貸切風呂は1~2室くらいのところが多いですが、箱根湯寮にはなんと19室もあるんです!

3タイプあり、それぞれ利用人数や広さが違うのですが、今回、特別に2~4名で利用できる“紫陽花(あじさい)”というお部屋を見せていただきました。

木の札がついた鍵

帳場でこのような鍵を受け取ります

貸切風呂「離れ湯屋 花伝」は湯楽庵とは反対の場所にあり、こちらの廊下を通って向かいます。

屋根のある廊下

廊下も風情があります

庭園の見える丸窓

こんな素敵な丸窓がありました

貸切風呂はすべて離れにあり、個室の露天風呂になっています。

紫陽花の部屋に到着し鍵を開けると、そこには旅館の一室のような空間が広がっていました…!

応接間のような設備

老舗旅館のような佇まいです

湯あがり後にゆっくりと寛げる、贅沢な仕様です。

そして、部屋の奥には露天風呂が!

岩造りの露天

紫陽花の露天風呂。4人入ってもゆとりのある大きな浴槽です(浴槽は部屋によって異なります)

こちらも大浴場同様、森の中にいるような景色が楽しめますよ。

大浴場は小学生未満は入場できないのですが、貸切風呂には年齢制限がありません。家族水いらずで、ゆっくりと温泉に浸かれますよ。

電話予約も可能ですので、あらかじめ予約をしてからの来店がおすすめです。(利用日の一カ月前から予約可)※利用料金など詳しくはこちら

食事処「囲炉裏茶寮 八里」で囲炉裏料理を堪能!

休憩後は、お腹が空いたので箱根湯寮内にある食事処、「囲炉裏茶寮 八里」におじゃましました。

ノスタルジックな店内

囲炉裏席、座敷席、テラス席など合わせて140席もある広い食事処です

こちらでは、うどんやおそばのほか、本格的な“囲炉裏料理”が食べられるんです。今回は、2,900円の日向というコースを注文しました。
※2023年9月現在、コースの価格や内容が変更になっています。最新のメニューは公式ホームページをご確認ください

小鉢などに盛られた料理

コースでは、囲炉裏料理のほか、季節の小鉢2種、お刺身2点盛りがつきます

時期によって内容は変わるのですが、この日は最初に小鯵の南蛮漬け、水菜のおひたし、マグロ・鯛のお刺身を出してくれました。

お刺身のアップ

お刺身は身厚で、とても新鮮!

囲炉裏で焼くのは、スルメイカの一夜干、厚揚げ田楽、季節野菜3種(この時の野菜はしいたけ、甘長とうがらし、里芋)。

卓上に囲炉裏があり、そこで自ら焼くことができます。

網で焼く様子

炭火で焼くと美味しさが違いますよね!

味噌・ゆずこしょう・塩を用意してくれますので、焼けたらお好みでそれをつけていただきます。

焼き立ての野菜は素材の旨味がギュッと凝縮されていますので、塩だけでも美味しいです!厚揚げは、味噌をつけて食べると素朴かつ深い味わいになりました。

そして本日のメインは、こちらのお魚!

串にささったヤマメ

ヤマメの塩焼きです※時期によって魚は変わります。また、若鶏の串焼きにも変更可能

お魚は焼くのに時間がかかるため、焼いた状態で提供してくれます。カウンターにある焼き場で、炭火でじっくりと焼いているそう。

食べてみると、皮がパリッとしていて、身はふっくらアツアツ!炭火の遠赤外線効果で骨まで軟らかく、頭から尻尾まで丸ごと味わえました。

なお、魚は単品もあります。注文してから焼くので、頼まれる場合は最初に注文されるのがおすすめです。

締めのお料理

コースの締めにはこちらの五穀米とお味噌汁、漬物をいただきました

普段なかなか味わえない囲炉裏料理を、思う存分堪能できました。古き良き日本の料理が味わえる八里、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

囲炉裏茶寮 八里
平日11時~20時(L.O.19時)、土休日11時~21時(L.O.20時)
※八里のみの利用も可能

レストラン売店もあります

お食事処のすぐ横には、ドリンクやアイスなどを販売している売店もありました。

売店の外観

「八里茶屋」。食事処のすぐ隣にあります

“黒みつきなこパフェ”が美味しそうだったので、食後のデザートとしていただくことにしました。

黒蜜がかかったソフト

※公開日時点の情報です。最新のメニューは公式ホームページをご確認ください

ソフトクリームは思いのほか、さっぱりとした味わい。ほど良い甘さで、黒みつやわらび餅とよく合います!

食べ進めると、ソフトクリームの下から黒ゴマアイスやスポンジが出てきました。ひとつのパフェでさまざまな味が楽しめ、大満足な一品でした!

八里茶屋
※営業時間は八里と同様

さいごに

帰り際、帳場にあるお土産売り場でお菓子を買い、帰路につきました。

箱根の緑に囲まれての温泉、里山の風景、美味しい囲炉裏料理…。箱根湯寮は日常を忘れる、癒しの空間でした!

都心からのアクセスも良好ですので、ぜひ、週末などに足を運んでみてくださいね。

クルマでのアクセス

都心からは高速利用で90分ほど。小田原厚木道路・箱根口ICより約10分、東名高速道路・御殿場ICより約45分です。
◇無料駐車場92台あり

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