
温泉やスパの日帰り利用も!「江の島ホテル」徹底ガイド
藤沢(神奈川県)
2024/08/29 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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これまで江の島のデートスポットや新江ノ島水族館をご紹介してきましたが、実は江の島は、“お風呂”が人気の場所でもあります。
今回は、日常を忘れてゆっくりとできる、“江の島ならでは”のお風呂をご紹介したいと思います!
はじめにご紹介するのは、弁天橋を渡ってすぐ右手にある、江の島アイランドスパ(通称えのすぱ)。
海沿いに佇む、洋風の建物がえのすぱです
こちらは、4階建ての大きな温浴施設です。お風呂だけでなく、男女一緒に利用できるプールもありますので、デートにもおすすめですよ。
館内は、リゾート感が漂う落ち着いた雰囲気。フロントもキレイで、まるでホテルのようです。
最初にフロントでチェックインします
なお、入館料にタオル・バスタオル・館内着が付いているので、手ぶらでもOK!チェックイン時に、受け取りましょう。
※タオルや館内着が付いていないプランもあります。プランや料金の詳細は公式ホームページでご確認ください
館内着。ガウンのようなリラックスできるタイプです
えのすぱに来たらぜひ入っていただきたいのが、3階にある“富士海湯”。こちらは、江の島で唯一の天然温泉なんです!
男湯。右には高濃度炭酸泉、正面奥には源泉を使用した高温湯があります
泉質は、海に近い土地ならではの“ナトリウム塩化物強塩泉”。地下1,500mから汲みあげているそうです。保温と保湿にすぐれているので、温まりやすく、冷めにくい!温泉に入ったあとは洗い流さないのがおすすめです!
そして、温泉に入ったら注目していただきたいのが、窓から見える景色!
富士山とオーシャンビューの絶景が広がります!
天候によっては、こんな素敵な景色を見ることができるんです!温泉に浸かりながら絶景を眺める…最高のひと時ですね。
富士山は男湯だけでなく、女湯からも見ることができますので、チェックしてみてくださいね。
温泉は男女別ですが、スパエリアにあるプールは水着で男女一緒に楽しむことができます。
“水着を持ってきていないけどどうしよう”…という心配はご無用!えのすぱには、水着のレンタルもあります。
レンタル料は550円~ ※写真は一例です。種類は時期により変更になります
レンタルできるので、計画をしていなくてもその場の気分で行けるのがうれしいですね!
プールは温水になっていますので、一年中常夏気分で寒くなることはありません。プール内にある浮具でプカプカと浮いたり、リラックス気分で楽しみましょう!
自然の光が差し込む、大きなプール。水深は1.2mです
そして、こちらに来たらぜひ、耳を水につけてみてください。なんと、水の中でヒーリングミュージックが流れているんです!リラクゼーション効果があり、日頃の疲れが癒されますよ。
また、プールでは夜だけのアトラクション“ウォーターパールショー”が開催されています。
※季節により上演時間が異なります
音と光と水による神秘的かつダイナミックなショーです
光によって水のさまざまな表情が浮かびあがり、見入ってしまいました!ショーの最中でも水の中に入れますので、間近で見てみてくださいね!
スパエリアの屋外には、大きな露天スパプールもあります。こちらのプールは海に面していて、抜群の眺望なんです!
シンガポールのプールみたいですね!
空気が澄んでいれば、富士山と相模湾のパノラマビューが堪能できますよ!屋外は写真撮影もでき、思い出に残ること間違いなしです!
※露天スパプールは10~3月の期間クローズになります
1階の洞窟エリアには、アロマの香りが楽しめる低温のドライサウナがあります。
中でも“アウフグース”という熱風アトラクションは、体験の価値あり。心地良く発汗することで大人気!
一日に数回、アロマオイルを溶かした水をサウナストーンにかけるイベントが行われています。華やかな香りとともに蒸気が発生し、体感温度が上がりますので、血行促進や新陳代謝にも繋がりますよ!
えのすぱには他にも海が見えるレストランや、マッサージが受けられるリラックスエリアなどがあり、一日ゆっくりと楽しめる施設になっています。ぜひ、江の島に行った際には訪れてみてくださいね!
ちなみに、1階の江の島カフェでは子どもから大人まで大人気の“江の島珈琲ソフト”も味わえますよ!
入館時、タイムズクラブ会員証を見せると、ワンデイスパ入館料が割引になります!会員証はアプリで簡単に発行できるので、ぜひダウンロードしてみてくださいね!
※利用には別途タイムズクラブ会員登録(無料)・ログインが必要
続いてご紹介するのは、50代(!)続く老舗中の老舗旅館、岩本楼。場所は、観光客で多く賑わう弁財天仲見世通り沿いにあります。
弁財天仲見世通り。さまざまなお店が軒をつらねています
通りから岩本楼の敷地に一歩入ると、空気が一変し、落ち着いた雰囲気に。建物は、老舗旅館の品格を感じさせる佇まいです。
自然に囲まれた、大人の隠れ家的存在の由緒ある旅館です
なお、クルマの場合は徒歩約5分の場所に観光協会江の島駐車場(有料)がありますので、そちらにとめましょう!
館内は、どこかノスタルジックさが漂う、和の空間。時間を忘れて、ゆっくりと過ごすのにピッタリです。
※写真は取材日時点のものです。内装などは変更になっている場合があります
1階にある広いロビー。赤じゅうたんが良い味を出しています
訪れた時は、ロビーのショーケースにガラス工芸の展示もありました
岩本楼の起源は、なんと鎌倉時代から。元は将軍や大名などが泊まる宿坊だったそう。想像できないくらい、歴史が深い場所なんです。
旅館内にあるお風呂も、岩本楼の歴史を感じる、ちょっと変わった珍しいお風呂。2種類あるのですが、まずは“岩本楼ローマ風呂”から行ってみたいと思います!
のれんをくぐり、岩本楼ローマ風呂の脱衣所に入ると…。
浴場に続くドアです
クジャクが描かれた色鮮やかなステンドグラスが目に飛び込んできました。こちらのステンドグラスは、イタリア製の最高級品だそう。割ってしまったらもう代替品はない、貴重なものなんだとか!
30cm角で約15万円、現在ではもう製造されていない…とも聞き、おそるおそるステンドグラスのドアを開けました。すると…。
映画に出てきそうな岩本楼ローマ風呂が!思わず江の島にいることを忘れてしまう、優雅な空間になっていました。
こちらの岩本楼ローマ風呂は1930(昭和5)年に造られたもので、2001(平成13)年には、国の有形文化財にも登録されたそう。改修は行われているものの、現在から90年以上前に造られたものが残っているというのは感慨深いですね。
浴場はドーム型の天井にもステンドグラスがあしらわれており、エキゾチックな雰囲気が醸し出されています。
7色の光が差し込みます
圧巻ですね!なお、壁のタイルやテラコッタは有名なタイル職人・小森忍氏が手掛けたものだそうですので、そちらにも注目してみてくださいね!
続いて、“弁天洞窟風呂”へ。
脱衣所から中庭の道を通り、浴場のドアを開けると…。縦長の洞窟に洗い場と湯船が広がっていました!
洞窟のお風呂って珍しいですよね
どこかに冒険に来たようで、ドキドキします。中は照明をおさえてあり、雰囲気抜群!
奥行20mの神秘的な絶景風呂です!
こちらの洞窟風呂は、江戸時代は悪戯をした稚児を閉じ込めていた場所だそう。その後、野菜置き場や自然の冷蔵庫を経て、電気が普及してからこちらの洞窟風呂を造られたんだとか。
お湯に浸かりながら、歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
洗い場の奥には鳥居があり、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)が祀られています。
鳥居の先に光輝く弁財天が鎮座しています
ちなみに、八臂弁財天はロビーに本物も祀られていますので、見てみてくださいね!
なお、お風呂は時間帯によって男女入れ替わります。ですので、時間を変えて、岩本楼ローマ風呂と弁天洞窟風呂、両方入浴されることをおすすめします!
※どちらも温泉ではなく沸かし湯になります
古くからある岩本楼。お風呂に入り、その歴史に興味が湧いてきた方は、1階にある資料室に足を運んでみてはいかがでしょうか?
資料室では、寺院時代の部屋に施されていた弁財天の襖絵など、約85種類の秘蔵品が展示されています。
昔の建物の一部や貴重な写真など、なかなか目にすることができないお宝が!
襖・屏風に描かれた絵や鎌倉彫など目で見て伝統美を感じるものから、古文書などじっくり見たい書物もあり、とても興味深かったです。ぜひ、ご覧になってくださいね!
岩本楼のお部屋は、全部で28室。いずれも、老舗旅館の情緒漂う和室になっています。
浴衣でゆっくりしたい、落ち着いたお部屋です
お部屋は、全室オーシャンビュー!天気が良ければ、富士山も見えます。
駿河湾と富士山の雄大な姿が
窓から湘南の景色を眺めながら、寛いでみてはいかがでしょうか?
岩本楼のお風呂は、日帰り入浴は行っておらず、基本的に宿泊者のみの利用になります。
宿泊料金は人数・曜日やシーズンにより異なりますが、一泊二食付きで20,000円以下で泊まれる日あります。宿泊してのんびりとお風呂に浸かり、歴史のロマンを感じてみてくださいね!
江の島アイランドスパも岩本楼のお風呂も趣向は違いますが、どちらもおすすめのお風呂です。
江の島はぶらぶらと散策だけして帰られる方も多いと思いますが、たまにはお湯に浸かってゆっくりしてみてはいかがでしょうか?
都内からも気軽に行ける場所ですので、私もまた、足を運びたいと思います!
江の島の海にも立ち寄ってみてくださいね!
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