
200点の現代アートに彩られた街・宇部
宇部(山口県)
2015/10/29 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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地域の魅力がつまったドライブスポットとして、最近人気の「道の駅」。
地元のグルメやレジャー施設など、ファミリーもカップルも楽しめるスポットです。
タイムズの営業担当がおすすめする注目の道の駅をご紹介します!
下関市豊田町はホタルで有名です。町内を流れる木屋川はゲンジボタルの生息地として国の天然記念物に指定されており、毎年6月になると町内でホタルを見ることができます。
ホタルの時期に開催されるホタル舟
昭和初期に乱獲されて一時、数が激減したホタルですが、今は昔のピーク時に戻っているのでは、というほど数が増えているそうです。
今回は、そんな自然溢れる豊田町にある道の駅「蛍街道西ノ市」を「豊田ホタルの里ミュージアム」と併せてご紹介します。
道の駅「蛍街道西ノ市」は、昔の農村の集落をイメージした駅舎になっています。中心には大きな櫓(やぐら)があり、時代劇の撮影も行えそうなほど立派な造りです。
昔の集落が見事に再現されています
駐車場の入り口には、蛍街道の名にふさわしくホタルのモニュメントが立っています。
それでは、施設内を紹介していきましょう。
道の駅の看板といえるのが温浴施設・西ノ市温泉「螢の湯」です。
天然温泉(源泉)です
アルカリ性でトロりとした泉質はまるで化粧水のよう。古くから美人の湯として多くの人に親しまれてきました。
トロトロです
そんな名湯に気軽に入れるということで、この温泉目当てに道の駅を訪問する方がたくさんいるそうです。
温泉の後のくつろぎ処も充実してますよ。
湯上り処 川床(かわしょう)
「ふるさと野菜市」では、地元の取れたて野菜や旬な果物が豊富に取りそろっています。
平日にも関わらずオープン前から行列が
新鮮な朝取れ野菜が並びます
豊田町は梨が有名。贈答にも良く使われる高級品です。おいしいですよ~。
20世紀に加えて、最近は豊水も有名に
物販も充実しています。主力はやはり梨関連商品。
どれもおいしそう
梨の大福(540円)。
試行錯誤の上、やっと完成したそうです
人気の梨ジュースは常に入荷待ち状態。
行ったときに売っていたらラッキー♪
もちろん、梨を使った商品ばかりではありません。近くにある西市高等学校の生徒さんが作ったジャムも大人気。
梨、リンゴ、イチジク、ブドウ
種類が豊富で迷います
そんな中、個人的におすすめしたいのは、施設内にある手づくり工房「夢ほたる」で作られている手作りのあんころもちや桜もち。
目の前で作られています
作っているのは地域の女性たちで組織された「のぞみ会」。おばあちゃんが作っていた昔ながらの味が再現されています。
つきたてのあんころもち(450円)
さくら餅(270円)
お取り寄せでは味わうことができない作りたての味をぜひご賞味ください。
下関といえばふぐですが、実はくじらも有名なんです。なので、道の駅ではくじらのお刺身が売られています。
お刺身はちょっと・・・、という方はパン工房「月招堂」のくじらの竜田揚げやくじらカツはいかがでしょう。
くじらの竜田揚げ(480円)
くじらカツ(480円)
バスツアーで立ち寄った年配の方たちが、昔を懐かしんでよく買っていくそうです。
本格的にお食事を楽しみたい方は「万作」へ。
ランチバイキングは大人1500円
地元の食材にこだわった旬な料理が提供されていて人気です。
どれもおいしそう
デザートも豊富♪
休日ともなると長蛇の列ができますので、なるべく早い時間にご訪問ください。
そんな道の駅の向かいにあるのが「豊田ホタルの里ミュージアム」。
ホタルをイメージした立派な建物
ホタルや豊田町の自然などを楽しく学ぶことができる施設になっています。
館内に入る前に、まずは入口の無料ゾーンへ。
入口すぐには、豊田町近辺で採れる石の展示ゾーンが。こちらの石は持ち帰ることができます。
石はすぐに無くなってしまうそうです
その奥にある標本展示コーナーには、植物から昆虫まで、豊田町で見られる生物がほとんどそろっています。近くの子ども達が捕った虫を調べに来るそうです。
こんな環境にある子どもは幸せですね
豊田町では化石もたくさん採れるそうで、化石も展示されています。
ジュラ紀の海洋生物の化石ではアジア最大規模とのこと
親子で楽しめるコーナーも充実。
毛を触って何の動物かあてるゲーム
こちらの無料ゾーンだけで3~4時間は楽しめますよ♪
それでは館内へ入ってみましょう。入館料は大人200円です。
展示室への道
こちらではゲンジボタルの世界をホタルと同じ目線で体感することができます。
ホタルの幼虫
どれも精巧にできていて、すごくリアル。
カタツムリ
それだけに、小さなお子さんにはちょっと怖いかもしれません。
迫りくるクモ。大人でもちょっとたじろぎます
こちらでは、ホタルの生態や生息地、発光などについて学べます。展示が工夫されて、見ごたえがあります。内容も充実。
みなさん、日本には何種類ぐらいのホタルがいると思いますか?
その数、なんと約50種類。その内の半分ぐらいは沖縄にいるそうです。沖縄にホタルのイメージはなかったのでちょっと意外でした。
他にもホタルのオス・メスの光の違いなど、さまざまなことが学べます。
このゾーンでは、豊田町にいる生物が展示されています。
ニホンアマガエルは青や黄色など、色々な色がそろっています。
黄色いカエルっているんですね
このゾーンの一押しはこちら!
川を横から切断したようなレイアウトになっていて、幼虫から成虫までのホタルの生活環境が再現されています。実際、この中でホタルが飼育されていて、成虫になるころには草のところにおおいがかかるそうです。
中の幼虫は残念ながら見つけられず・・・
ちなみに、幼虫はこんな感じです
その他にも、昆虫の展示や企画展など、展示物がもりだくさん。もはや自然史博物館です。
昆虫の展示
岩石の展示
入口の無料ゾーンをはじめとした展示資料は、ミュージアムのスタッフが作っているとのこと。これだけのボリュームを作るなんて、すごい熱意です。
カブトガニの展示説明も秀逸
そんなミュージアムには、地元のみなさんからいろいろな生物が持ち込まれるそうです。前述のいろんな色のアマガエルもその1つ。その結果、新種が発見されるなんてことも!
正式名称には発見者の主婦・松田さんの名前が
そんな地元の方にも親しまれている「豊田ホタルの里ミュージアム」は、親子で一緒に自然を学ぶもよし、一人でじっくり展示資料を見て回るもよし、いろんな楽しみ方ができる施設です。本当におすすめ!!
道の駅「蛍街道西ノ市」と「豊田ホタルの里ミュージアム」、いかがでしたでしょうか。両施設とも、ホタルの時期に限らず楽しめる施設になっています。秋の味覚を味わいに、温泉につかりに、ボリューム満点のミュージアムを見学に、ぜひ一度下関市豊田町を訪れてみてください。豊田町は新下関駅から1時間かかりません。
※この記事は2015/10/29時点のものです
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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