
レストランやお土産情報も!「東京タワー」の見どころを徹底ガイド
芝公園(東京都)
2020/09/10 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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東京・虎ノ門にある「気象科学館」は、気象庁が運営する天気や台風などの自然現象、火山などについて学べる科学館です。
元々は大手町の気象庁の中にあった施設なのですが、2020年7月に移転し、同年7月にリニューアルオープンしました!
気象科学館の入り口
今回は、そんな気象科学館の見どころをたっぷりとお伝えしたいと思います。港区が運営する「港区立みなと科学館」も同じ建物内にありますので、合わせてご紹介します!
気象科学館の料金は、なんと無料!同じ建物内にあるみなと科学館も無料です。大人も子どもも無料で楽しめるのは、嬉しいですね!
■入場料金(気象科学館、みなと科学館)…無料
※みなと科学館にあるプラネタリウムの利用は観覧料がかかります
1階がみなと科学館、2階がプラネタリウムと気象科学館になっています
■入場について
気象科学館もみなと科学館もコロナ感染症対策のため、入場は完全予約制になっています。事前に申し込んでから行くようにしましょう!
※WEB予約不可、電話のみでの受付。プラネタリウムの利用も予約制ですので、合わせてご予約ください
■営業時間
気象科学館…9:00〜17:00(最終入館16:30)
※2020年9月現在、コロナ感染症対策のため、閉館時間を早めています
みなと科学館…9:00〜20:00(最終入館19:30)
■休館日
気象科学館・みなと科学館ともに毎週第2月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
※臨時休館あり
■施設について
多目的トイレ、授乳室あり。車椅子やベビーカーは、1階の受付にて貸出(無料)。食事スペース無し。飲み物は1階常設展示コーナー前のソファのみ可。
気象科学館、みなと科学館では、新型コロナ感染症対策が行われています。
入館したら消毒・検温し、利用者名簿に名前と連絡先を記入しましょう。
利用者名簿は感染者が出た場合の疾病調査などに使用されます
また、入館の際は原則マスク着用ですので、マスクをしてくるのをお忘れなく!
気象科学館には、予報官の仕事を体験する展示や360度体感シアターなど、見るだけでなく楽しめる展示がたくさんあります。
館内マップ。全部で15の展示があります
それでは、どのような展示があるのかご紹介していきたいと思います!
気象科学館の入り口でまず目に飛び込んで来るのが、気象庁のマスコットキャラクター、「はれるん」!まん丸のお顔がかわいいです。
気象科学館の館長です♪
フォトスポットとしてもおすすめの場所で、フラッシュを焚いて撮影すると肉眼では見えないものが浮かび上がる仕掛けが!ぜひ、撮影してみてくださいね。
気象科学館が今の場所に移転になる際、新たな体験展示が増設されました。
それがこちらの、「ウェザーミッション」!
一度に3名まで参加できます
気象庁の新人予報官になりきって、クイズに答えていく参加型の展示です。
クイズは全部で4問。先輩予報官から、大雨や洪水、台風の発生条件や積乱雲、雪などについて出題されます。
クイズは手元のパネルで回答します
内容は小学校中学年〜大人向けのもので、私は全問正解ができませんでした(笑)。小さなお子さまにはちょっと難しいかもしれませんが、みんなで協力するミッションもあり、楽しみながら災害への対応方法が学べますよ!
■所要時間…約10分
「うずまきシアター」も、移転の際に新設された展示のひとつです。シアターでは、気象にまつわる映像作品を観ることができます。
上映作品は、「はれるんウェザーアドベンチャー」「自然とともに生きる」「ALIVE THE EARTH」の3本です。
上映スケジュールはシアターの入り口でチェック!
スクリーンはシアター名の通り渦巻き状になっていて、正面だけでなく左右と後ろにもスクリーンがあります。
今回、「自然とともに生きる」を観覧しましたが、日本の四季折々の風景に360度囲まれて、本当にキレイでした!
美しい田畑や桜、雪景色などに囲まれる体験ができます
お子さまには、はれるんが大活躍する「はれるんウェザーアドベンチャー」、臨場感のある気象映像を体感したい方は「ALIVE THE EARTH」がおすすめです。
(上)「はれるんウェザーアドベンチャー」、(下)「ALIVE THE EARTH」
また、上映していない時間帯には風景の映像が流れていて、ボタンに手をかざすと映像が変わる仕掛けも!
手をかざすと、スローモーションの映像が流れます
こちらのシアターも入場無料になりますので、訪れた際にはぜひ見てみてくださいね!
■所要時間…約10分
続いてご紹介するのは、入り口の近くにある体験展示「災害ポイントウォッチャー」。自然災害に遭遇した時に、どうすれば良いのかをクイズ形式で学べる展示です。
画面にタッチして回答します
自然災害のシチュエーションは、地震津波、台風、夕立(局地的大雨)の3つ。私は、台風にチャレンジしてみました!
ボタンを押すと台風が発生します
画面には橋を渡る人、田んぼに作業しに行く人、家の中にいる人などがいるので、それぞれ危険だと思われる人にタッチをしていきます。
うーん、明らかに危険な人が多いですね…
結果は…ひとつ見落としがありました。家の中は安全だろうと思ったのですが、よく見たら家の裏が崖になっていました。家の中だと思って、安心してはダメですね!
日常で役立つ内容ですので、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
■所要時間…約3分
災害ポイントウォッチャーのお隣には、「活火山のすべて」という、活火山に関する展示があります。
こちらもクイズ形式で楽しめます
噴火の仕組みや、火山を観測・監視するための機器などについて知ることができますよ。模型と映像で解説してくれるので、とても分かりやすいです。
マグマに火山ガスが溶け込み、軽くなると噴出します
日本は、世界有数の火山国。今静かな山も、いつ噴火するか分かりませんので、正しい知識を身に付けておきたいですね。
■所要時間…約2分
次いでご紹介するのは、「緊急地震速報トライアル」!緊急地震速報の仕組みや、緊急地震速報を見聞きした時の行動について学べる展示です。
緊急地震速報トライアル。一度に2名まで体験できます
テーブルの上に関東のマップがあるのですが、それを眺めていると…地震計が揺れを感知し、緊急地震速報が発表されました!
輪の中が速報が発表されているエリア。どんどん広がっていきます
擬似的なものだと分かっていても、音を聞くとドキドキします…!緊急地震速報は一斉に発表されるものだと思っていましたが、徐々に広がって発表されていくものだったんですね。
発表後は、会社や学校にいる時などにどのような避難行動をしたら良いのかを選択します。そして、しばらくすると…椅子が揺れました!
座っているとブルっときます!(地震をイメージした演出です)
緊急地震速報が出てから地震が来るまで、冷静に行動するようにしたいですね。
■所要時間…約3分
ちなみに、緊急地震速報トライアルのお隣には、緊急地震速報のデモが出せる「緊急地震速報デモ端末」もあります。
緊急速報デモ端末。受信ユニットや端末は実際に使用されているものです
デモではありますが、緊急地震速報を出すという貴重な体験ができますよ。
また、そのお隣には「ゆらせ!震度計」という、揺れの大きさを測る機械も。震度がどれくらいの揺れに相当するのかを体感できますので、こちらも試してみてくださいね。
「ゆらせ!震度計」※コロナ感染症対策のため、2020年9月現在は休止中です
館内には、気象庁で実際、観測に使用している気象測器を展示している「ミニアメダス」なるコーナーもあります。
左上は上空の気温などを測るラジオゾンデを吊り下げるためのゴム気球です
雨量計は、実際に水を入れて雨量を測ることも。水を入れると転倒マスという容器が傾きますので、その傾いた回数×0.5mmで降水量を計算するそうです。
水を入れたらマスの動きに注目です!
他にも、ミニアメダスのコーナーにはおもしろい気象測器が置いてありますので、お見逃しなく!
気象科学館の中央には、大きな水槽があります。それがこちらの、「津波シミュレーター」です。
細長い水槽を使用した展示です
津波シミュレーターでは、波浪(普通の波)と津波を模擬的に発生することができ、津波の仕組みなどを学べます。
津波のスタートスイッチを入れると…警報が発表された後に大きなうねりのある波が発生し、街の模型にまで水がかかってしまいました。
海面だけでなく海水全体が動きます
水槽は横からだけでなく正面からも見ることができ、水が勢いよく迫ってくる様子は脅威を感じました…!
正面からの様子
水槽には水の動きを観察できるボールもありますので、波浪と津波の時の水の動きの違いを観察してみてはいかがでしょうか?
■所要時間…約3分
続いてご紹介するのは、雨に関する体験型展示「大雨ヒヤリハット」。
ヒヤリハットとは、ヒヤリとしたりハッとしたり、重大な災害や事故の一歩手前のこと
中に入ると、公園にお出かけする人や川辺でバーベキューを楽しむ人などの映像が映し出されます。
とても晴れています
青空がキレイで、雨の気配はなかったのですが…しばらくすると、大雨になってしまいました!
局地的な大雨に!
足元にも雨が及んでいます
晴れていても、普段から防災情報を確認しておかないといけないな…と改めて考えさせられる展示でした。
■所要時間…約5分
大雨ヒヤリハットの近くには、「うずのすけ」という展示があります。
こちらの展示はボタンを押すと、竜巻と台風が発生するんです!
竜巻の様子。間近で見ると、迫力があります
台風は、下の方から徐々に水蒸気が発生し、渦を巻いて台風になります。
台風の目も確認できます
普段、なかなか見る機会のないものだと思いますので、よく観察してみてくださいね。
■所要時間…約1分
気象科学館には、気象庁が普段どのような仕事をしているのかを解説した展示や、気象庁が集めたコレクションを展示しているコーナーもあります。
気象庁の仕事が映像で分かりやすく展示されています
気象庁コレクションでは、気象衛星ひまわりや気象庁の歴史的な展示物などが展示されています。
貴重なものがいっぱい!
なかには、南極の石も展示されていました。気象庁は毎年、南極地域観測隊に参加しているそうです。
気象科学館の横には座って休憩できる場所があります。
休憩スペース。開放的な雰囲気です
座れる場所があるのは、ありがたいですよね。ひと息つきたい時に、利用してみてくださいね。
気象科学館をまわった後、同じ建物の1階にある「港区立みなと科学館」を訪れました。
こちらがみなと科学館の展示エリアです
みなと科学館は、身の周りにある科学を探究できる、参加体験型の展示がある科学館です。
中央には大きなスクリーンがあり、港区の自然や交通などの情報を知ることができます
展示コーナーは「わたし」「しぜん」「まち」「うみ」の4つに分かれていますので、それぞれ見どころをご紹介したいと思います!
「わたし」エリアは、体にまつわる科学を探究するエリアです。
ピンクが基調のエリアです
こちらで1番人気の展示が、「からだスキャナー」!からだをスキャンして筋肉や骨のつくりを見たり…
両手を広げてスキャンします
馬やチーターなどの動物と足の速さを競うことができます!
実際にその場で走った速度でシミュレーションされます
さいごには、足の速さの順位の発表もありますので、上位を目指してみてはいかがでしょうか?
また、わたしエリアでは、反射神経テストや音遊びも人気です。
反射神経テストでは、数字を1から順にタッチします
大人も子どももゲーム感覚で楽しめますので、参加してみてくださいね。
「しぜん」エリアでは、港区で見られる動植物や昆虫などが紹介されています。
スクリーン型の展示「いきものパレット」では、東京・あきる野市にある「みなと区民の森」に棲む生き物をバーチャルで発見できます。
虫に手をかざすと捕まえられます
また、「昆虫の目」という展示では、昆虫が見ている世界を体験できます。
こちらが昆虫の目です
小さな窓から中をのぞいてみると…
わー!大きなバッタが目の前に!
近くで見る昆虫の姿や草むらの景色に圧倒されました。昆虫好きの方におすすめのエリアです!
「まち」エリアでは、街中で実際に使用されている科学技術について知ることができます。
こちらのスクリーン展示「港区空中散歩」では、港区の上空を散歩体験することも!
空を散歩しながら、クイズに答えてゴールを目指します
また、まちエリアには建物の地震対策を説明した模型もあります。免震、制震、耐震構造の建物があり、それぞれ揺れの違いを見比べることができますよ。
意外と違いを知らない人も多いのではないでしょうか?
会社や自分の家などはどのような構造になっているのか、改めて調べたくなる展示でした。
「うみ」エリアでは、港区の海や川、船にまつわる科学を紹介しています。
うみエリアにもスクリーン展示があり、こちらの「水流シミュレーター」では自分がイカダになって水流を進む体験ができます。
体を傾けるとカーブします!
スクリーン展示の近くには、船が沈んでしまうメカニズムが分かる、こんな展示も。どんなに重い船でも大量の泡が発生すると沈んでしまうそうです。
ボタンを押すと船に見立てたボールが泡の中に沈んでしまいます
船が失踪する場所として有名なあのバミューダ海域も、メタンが泡になって上がってくるため船が沈んでしまうのではないかと言われているそうです。
みなと科学館では年に4回、企画展も行われています。企画展もなんと、入場無料です!
訪れた時には、「みなと昆虫展2020」が開催されていて、昆虫の標本などが展示されていました。
蝶やカブトムシの標本のほか、人気作家さんのアート作品もありました
テーマは毎回変わるのですが、基本的には科学や技術に関わるものをテーマにされているそうです。最新の企画展示情報は公式ホームページでご確認ください。
みなと科学館には、最新鋭の光学式投影機と4Kデジタル式プラネタリウムが設置されたプラネタリウムホールもあります。
建物の2階にあります
ドームの直径は、15m。大きなスクリーンで800万個を超える美しい星空と、臨場感あふれる映像が楽しめます!
ここが虎ノ門ということを忘れてしまう空間です
上映する番組は時期によって変わるのですが、毎日数本の番組が上映されています。どの番組も解説員さんが季節の話題や旬の情報を話してくれますよ。
写真では伝えきれないのですが、本当にキレイです!
小さなお子さま向けのものから大人も楽しめるものまで様々な番組がありますので、予約時に上映スケジュールをチェックしてみてくださいね。
【プラネタリウム】
◆観覧料:
一般投影…大人600円、小・中・高校生100円
年間利用券(メンバーズカード)…大人2,000円、小・中・高校生300円
◆座席数:121席(2020年9月現在、コロナ感染症対策のため1回の上映は50名までの利用)
◆要事前予約
以上、気象科学館とみなと科学館の見どころをお届けしました。これだけ充実している施設なのに、無料というのも大きなポイントではないでしょうか。
どちらも楽しみながら役立つ知識が身につく場所ですので、ぜひ2館とも足を運んでみてくださいね。
【クルマでお越しの場合】
首都高速利用の場合、飯倉IC・霞ヶ関IC・新橋ICからそれぞれ約5分です。
※桜田門通りから脇に入った場所にあります
■駐車場について
気象科学館、みなと科学館には駐車場はありません。周辺にタイムズパーキングがありますので、そちらの利用がおすすめです。
\最大料金が設定されている場所も!/
【電車でお越しの場合】
最寄り駅は日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅で、A1・A2出口より徒歩4分です。
日比谷線・神谷町駅4b出口…徒歩5分
銀座線・虎ノ門駅A2出口…徒歩10分
南北線・六本木一丁目駅3番出口…徒歩15分
※この記事は2020/09/10時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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