“すみだ北斎美術館”に“-両国- 江戸NOREN(のれん)”!両国の話題スポット
両国(東京都)

2016/12/08 更新

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両国が変わってきています

両国と言えば国技館があり“相撲”のイメージが強いですが、ここ数年、それ以外にも日本の文化を感じられる新たなスポットが増えてきているんです。

今回、両国駅周辺にある「すみだ北斎美術館」と「-両国- 江戸NOREN」に行ってきましたので、その様子を皆さまにお伝えしたいと思います。

「すみだ北斎美術館」で天才絵師・葛飾北斎の世界に浸ろう

雑誌“LIFE”の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で日本人で唯一選ばれるなど、世界的な画家としても評価の高い葛飾北斎。

そんな北斎の作品を一堂に集めた「すみだ北斎美術館」が、2016年の秋に北斎通り沿いにオープンしました。

設計は妹島和世氏。シャープで現代的な建物です

アクセスは大江戸線両国駅から徒歩5分、JR総武線の両国駅からは徒歩9分。なぜこの場所にできたかというと、実はこの近辺は北斎生誕の地であり、生涯の多くを過ごした場所でもあるからなんです。

美術館は4階建で、4階が常設展示室と企画展示室、3階が企画展示室になっています。それではまず、常設展示室からご紹介していきたいと思います。

あの名作も!北斎の生涯を辿る常設展示

常設展示室の入口には大きなタッチパネルとプロジェクターがあり、地図を見ながら、北斎と交流があった人物などを知ることができます。

また、入口には北斎晩年最大級の傑作「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみことやくじんたいじのず)」が展示されています。

北斎が86歳の時に描いた肉筆画のレプリカです

こちらは最新技術を駆使し、一枚の白黒写真から推定復元されたそうです。細かい箇所まで緻密に復元されていますので、ぜひ、じっくりとご覧頂きたいです。

常設展示室内では、およそ90歳まで生きた北斎の各時代の代表作品(実物大高精細レプリカ)が、エピソードを交えて紹介されています。

室内は黒で統一されており、モダンな雰囲気です

年代によってタッチや色使いなども違いますので、見比べてみてくださいね。

こちらは北斎18歳の時の絵(高精細レプリカ)。すでに才能が発揮されています

なかには、北斎の代表作とも言える富士山を主題として描かれた“冨嶽三十六景”(高精細レプリカ)も展示されていますので、お見逃しなく。

西欧の画家にも多大な影響を与えた「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(高精細レプリカ)

そして、常設展示室内には晩年の北斎のアトリエを再現した一角もあります。

手前が葛飾北斎、奥が娘の阿栄(おえい)です

人形ですが、まるで本人がそこにいるかのようなリアルさです。散らかっていても気にせず、こたつに入りながら絵を描くことに没頭していたそうです。

常設展示室にはほかにも、浮世絵作品の制作過程を紹介した展示も。1つの浮世絵作品が完成する様子を、順を追って見ることができますよ。

コレクションを活用した、多彩な企画展示

企画展示室では、墨田区が収集したコレクションに加え、ピーター・モース氏と楢﨑氏のコレクションなど館蔵品を生かした企画展示が開催されます。

企画展示は時期によって内容が変わるのですが、この日は「北斎の帰還」という展示が行われていました。

3・4階企画展示室

こちらの企画展の見どころは、海外に流失して100年余り行方の知られていなかった幻の絵巻、「隅田川両岸景色図巻」。

全長約7メートルの絵巻。新吉原での遊興の様子などが描かれています

北斎の肉筆画の中で最長とされている作品で、両国橋~山谷堀あたりまでの隅田川両岸と吉原の様子が細緻な筆遣いで描かれています。端から端まで、ゆっくりとご覧になってみてくださいね。

ほかにも、企画展示では北斎の名品が数多く紹介されており、こちらには実物の冨嶽三十六景がありました。

「冨嶽三十六景 山下白雨」

すみだ北斎美術館のシンボルマークは、右下に描かれている稲妻を基に作られたそうですよ。

企画展示室内にはほかにも、北斎の肖像画や肉筆画、版本、摺物などの墨田区のコレクションなどが展示されていました。最新の展示情報はHPでチェックしてみてくださいね。

浮世絵美術情報が集積された図書室

1階の離れには、浮世絵に関する本を収蔵している図書室もあります。館外への貸出しは行っていませんが、開架スペースで自由に読んだり、複写することができますよ。

閉架書庫のものを合わせると1万8千点あるそう

なお、図書室は誰でも利用でき、入館料はかかりませんので、気軽に立ち寄ってみてくださいね。

レアな北斎グッズが揃うミュージアムショップ

館内にはミュージアムショップもあり、北斎や浮世絵に関するグッズが販売されています。

入口の脇にあるミュージアムショップ。書籍からお菓子まで幅広い品揃え

なかには、ここでしか買えない美術館所蔵品をモチーフにしたオリジナルグッズもあり、お土産にもおすすめですよ。

北斎パッケージの榮太郎飴やお茶。遊び心があっておしゃれです

入館料は常設展示一般400円、企画展示は企画展ごとに変動になります。なお、開館時間は9時30分~17時30分(入館は17時)までです。

有名な作品が多数あり、北斎に詳しくない方でも楽しめる美術館だと思いますので、ぜひ、足を運んでみてくださいね。

「-両国- 江戸NOREN(のれん)」で江戸の食文化に親しもう

続いてご紹介するのが、JR両国駅旧駅舎をリニューアルした施設、「-両国- 江戸NOREN」。

JR両国駅西口に直結しています

こちらは、「粋な江戸の食文化を楽しむ。」をコンセプトにした和食店が集合する施設です。

館内は江戸の町屋を意識した造りになっており、“和”な雰囲気が醸し出されています。

両国らしく土俵の展示もあります※あがることはできません

お店の数は全部で12軒。寿司・深川めし・蕎麦など、江戸から伝わる和食を堪能できるお店が揃っています。

風情漂うお店が軒を連ねています

こちらの「つきぢ神楽寿司」は椅子席のほかに立ち食い席もありますので、ちょっと立ち寄るのにもおすすめですよ。

つきぢ神楽寿司店内。道路側には立ち食い席もあります

「つきぢ神楽寿司」では、天然赤酢を使用した、昔ながらの本物の江戸前寿司が味わえます。

オープン記念限定「江戸前握りセット」3,240円。伝統の江戸前仕込みにこだわる、おすすめの内容です

シャリは赤酢がきいているのですが、ツンとする感じはなく酢の風味が豊かで、奥深い味わいです。築地から仕入れた新鮮なネタともよく合いますよ。

館内の奥には、両国ならではのお料理、ちゃんこ鍋を味わえるお店も。

「ちゃんこ霧島」。元大関・霧島氏のお店です

紙鍋を使用した、ひとり用の“ちゃんこ御膳”もありますので、少人数でも気軽に立ち寄れますよ。

食事処だけでなく、館内には甘味処もあります。

甘味処「両国橋茶房」。和スイーツが揃っています

こちらの「両国橋茶房」では、徳川家康も愛したという高級茶“本山茶”を使用した甘味や抹茶が味わえます。

おすすめは、本山茶を使用したソフトクリームがのった抹茶のパフェ。

両国橋抹茶パフェ1,200円。ソフトクリームには金粉がかかっており、見た目も豪華

甘さ控えめで、香り高いお茶の風味を堪能できます。白玉・栗・杏・抹茶寒天・バニラアイスなど具沢山なので、色々な味や食感がこれひとつで楽しめますよ。

店頭では抹茶ソフトクリーム・ほうじ茶ソフトクリームのテイクアウトの販売もしていますので、両国散策のお供にもおすすめです。

館内にはほかにも、さまざまな和食店があります。美味しい和食に舌鼓を打ちながら、江戸の文化に触れてみてはいかがでしょうか?

観光案内所も併設しています

-両国- 江戸NORENには、飲食店以外に両国観光案内所もあります。

両国の観光情報がここで入手できます

両国散策の参考になるものがたくさん置いてありますので、ご覧になってみてくださいね。また、入口付近には両国について案内してくれるスタッフもいますので、なにか分からないことがあれば聞いてみてください。

両国だけでなく、墨田区の観光スポットも教えてくれますよ

ちなみに、観光案内所の横のスペースでは、お土産も販売されています。なかには葛飾北斎が好きだったという長命寺の桜もちなどもありますよ。

墨田・両国の名品が揃っています

-両国- 江戸NORENはJR両国駅西口直結ですので、行きがけや帰りがけに立ち寄るのにもピッタリのスポットです。ぜひ、訪れてみてくださいね。

散策にもおすすめの街です

いかがでしたか?

両国にはほかにも、以前ご紹介した隅田川テラスをはじめ、江戸東京博物館や旧安田庭園など、散策&観光にピッタリなスポットが色々あります。

江戸情緒がところどころに残っていますので、ぶらぶらしながら歴史を感じてみてはいかがでしょうか?

※この記事は2016/12/08時点の情報です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

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