蒲田の古タイヤリサイクルでできた、おもしろ公園に行ってみた
蒲田(東京都)
更新日:(公開日:2015/05/14)
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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羽田空港に向かうモノレールに乗車すると、平和島、流通センターの倉庫やモノレールの車庫、加工工場などが目に映ります。大森は日本の物流・工業を支える街といえるでしょう。
しかし、そんな”物流・工業の街”の間に一息つける空間があります。今回はそんな大森のオアシス「大森ふるさとの浜辺公園」と「大森 海苔のふるさと館」をご紹介したいと思います。
最初に大森 海苔のふるさと館がある、大森ふるさとの浜辺公園をご紹介します。
広い大きな砂浜に行ってみましょう
※マップは公開日時点のものです
駐車場から歩いて10分くらいかかり、砂浜に到着しました。白い砂浜です!パラソルも設置されており、トロピカルムードを感じることができます。青い空と青い海、そして白い砂の向こうには東京を感じさせる倉庫と羽田空港に離着陸する飛行機が見えます。
リゾート地に来たような錯覚に陥りそうな景色です
波打ち際に行ってみましょう。砂を拾ってみると本当に白い砂です。写真ではうまく撮ることができませんでしたが、海水の透明度も高く、とてもきれいな印象でした。
サラサラの白い砂。貝殻も少し混じっていました
波打ち際から橋を渡り、施設に向かいたいと思います。訪れたときは、公園の土手の菜の花が満開でした。その向こうの丘の上には、大きな青い滑り台があり、子どもたちが行列を作っています。
暖かな春の日差しの中、菜の花の鮮やかと子どもたちの歓声が響いていました
続いては「大森 海苔のふるさと館」に向かいます。建物は駐車場のすぐ近くです。
後ろには倉庫が顔を覗かせています
それでは建物に入ってみましょう!これだけ立派な外観なので、入園料はいくらかと心配ですが、なんとこの施設の入館料は無料です。
※展示内容は変更になっている場合があります
入館無料の看板が入口にあります
建物に入ると大きな船の展示に圧倒されます。この船は昭和30年代に造船された大森の海苔船として現存するさいごの海苔船で、全長は13mもあるそう。この海苔船を母船とし、上に載っている小型船「ベカブネ」を利用して海苔を採る作業を行っていたとのことです。
船と大きなスクリーンの映像にノスタルジーを感じます
船の展示の向かいには、乾海苔と呼ばれる、おなじみの形の海苔を作るための作業部屋「海苔付け場」が再現展示されています。作業をしている人形も展示されており、とても分かりやすい展示です。
手前には手押しの井戸用ポンプも。昔の建物の雰囲気も知ることができます
裸電球の下、手作業で一枚ずつ海苔を作っていたとのことです
続いて2階に移動します。道具の展示だけではなく、体験できる展示が多くあります。例えば、大田区沿岸における海苔産業の歴史をドラマ仕立てで見ることができる「大田海苔劇場」という小さな劇場装置や、「海苔下駄体験コーナー」では、海苔の養殖作業の一つである、「ひび建て」という海苔下駄を履き、振り棒で海底に穴をあける作業の体験ができるコーナーもあります。体験をしてみると、思った以上に重労働で水面に立って作業する怖さを感じました。
実際に使われていた道具たち。本物の道具ならではの重みを感じます
ちょっと懐かしい動きをする「大田海苔劇場」。こちらの展示を含め、3つの劇場がありました
本当の水の上に立っている感覚になります。下駄の高さがちょっと怖いです
海苔に関わる豆知識が増えていくクイズ。子どもたちが多く集まっていました
続いては展望台に出てみましょう。展望台からは先ほど歩いた公園、砂浜を見渡すことができます。
広く抜けた空の向こうに砂浜が、そして青い海が広がっています。
園内は豊かな自然がいっぱい。季節ごとの変化が楽しみです!
大森 海苔のふるさと館では展示だけではなく、「海苔つけ体験」など親子で体験できるイベントも多く開催されているそうです。入場無料で気軽に楽しめるので、公園散策とあわせて、行ってみてはいかがでしょうか?
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