すみまめカフェのオブジェ

京島の下町商店街にあるユニークカフェ3選
京島(東京都)

2016/10/27 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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下町人情キラキラ橘商店街

スカイツリーのお膝元、東京都墨田区にある京島は戦災を奇跡的に逃れ、戦前の街並みが残る稀少なエリアです。そんな京島に「下町人情キラキラ橘商店街」はあります。

下町人情キラキラ橘商店街の看板

正式名称「向島橘銀座商店街協同組合」

お惣菜屋さんなどが軒を連ね、その名の通り下町の方々の人情を色濃く感じることができる商店街です。

おでん種大国屋外観

私もよく焼き鳥やおでんを買いにきます

焼き鳥も売っている精肉店

どこの惣菜もはずれがありません

今回はそんな下町商店街にあるユニークなカフェを3店舗ご紹介します。下町商店街といってあなどるなかれ、ユニークなだけでなく、お洒落ですよ。行ってみたくなること間違いなし!

【1】15人の店長がいるカフェ「爬虫類館 分館」

※爬虫類館 分館は、2021年4月より「Share cafe 分館」に名称変更し、マスターが代わりました。また店長の人数や店舗数も変更になっています

まず初めにご紹介するのは「爬虫類館 分館」。「爬虫類!?」と驚かれるかもしれませんが、お店に爬虫類はいませんので、ご安心を。

木製の家具が多い店内

店名の由来は「響きが良かったから」だそうです

こちらのカフェは、なんと店長が15人もいるんです!

カップや観葉植物が並ぶカウンター

このカウンターの奥に店長が15人も!?

といっても、実際にお店にいる店長は1~2人。実は、日替り店長というユニークな制度をとっているんです。

単に店長がかわるだけではありません。店長に合わせてお店もかわるんです。“昨日は洋食屋だったけど今日は和食のお店”という感じです。

木製フレームにクリップで名刺

日替り店長の名刺の数々

「ほとんどの店長が本業を持たれていて、稲庭うどんの店長が社交ダンスの先生だったり、お蕎麦を出しているのがお肉屋さんだったりするんですよ」と語るのは、15人の店長を取り仕切る2代目マスターの吉田宰さん。

プレートを盛り付ける吉田さん

吉田さんは「自然派Cafe&Bar ふらんか」の日替り店長でもあります
※2022年12月現在、「自然派Cafe&Bar ふらんか」は営業終了しています

店長になるにはマスター吉田さんの面接のみだそう。「気軽にチャレンジしていただけるよう、敷居はすごく低くしています」とのことですので、カフェに興味がある方は一度相談してみてはいかが?

色々な楽しみ方ができます

お店(店長)は日ごとだけでなく、昼・夜でもかわります。それに合わせてメニューがかわるので、色々なメニューを楽しめるのがこのお店の魅力。

丸いプレートにたっぷり野菜

この日のメニュー「自然派Cafe&Bar ふらんか」のプレートランチ 850円

お気に入りのお店(店長)を見つけて通うもよし、日替わりの変化を楽しむもよし、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

おまけ:ペレサインが!

店内には有名なペレサインがあります。

白い壁紙に書かれたサイン

あの有名芸能人の方が書かれた本物です

訪問時にはぜひ探してみてください。

爬虫類館 分館

爬虫類館分館外観

※爬虫類館 分館は、2021年4月より「Share cafe 分館」に名称変更しています

【2】介護の相談もできるミニ墨田カフェ「すみまめカフェ」

続いてご紹介するのは「すみまめカフェ」。こちらは介護の相談ができるカフェです。

木の机と椅子

お店の一角にある介護相談スペース

「若い方に介護を身近に感じて欲しかった」と話すのは店長の渡邉さん。

笑顔の店長の渡邉さん

15年の介護現場での経験をお持ち

商店街のお年寄りだけでなく、学生や小さな子どもを連れたお母さん方も利用するコミュニティカフェになっています。

パンの陳列棚とカウンター席

オープンで入りやすい雰囲気の店内

このように紹介するとカフェは片手間なのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

コーヒーは曳舟「Cafe Sucre(シュクレ)」にお願いしたオリジナルブレンドをフレンチプレスで抽出。

ケーキとコーヒー

こだわりの1杯

他にも押上「しげの珈琲工房」の紅茶や曳舟「LE PATISSIER T.IIMURA」のケーキ、東向島「Tomtom」のパンなど、墨田区の名店メニューがずらり。

白い棚に並べられたパン

「Tomtom」は私も大好きなパン屋さん

食べ物だけでなく工芸品も取り扱っています。

カラフルな革製品

革製品は墨田区の伝統工芸品の1つ

店名の「すみまめ」は「すみ=墨田」+「まめ=小さな」で「小さな墨田」という意味もあるそうです。まさに墨田がギュッとつまったカフェです。

壁の一面が使われた黒板

店内にある商品提供店マップ

商店街散策とあわせて、墨田区の名店の技と味を味わってください。
※メニューや商品のラインナップ、価格は変更になる場合があります

【3】けん玉で埋めつくされたカフェ「MUU MUU COFFEE」

さいごに紹介するのは「MUU MUU COFFEE」。京島の長屋を改装して作られた店内は、新しさの中に懐かしさも感じる、居心地の良い空間です。

手作りの飾りで賑やかな店内

ほっこりする空間

そんな「MUU MUU COFFEE」の特長が“けん玉”です。

ガラス越しに並べられたけん玉

カフェにけん玉???

店内の至る所にけん玉が飾られていて、販売もされています。

天井から吊り下げられたけん玉

天井にもけん玉

以前、友達がけん玉をお店に置き忘れていったのがきっかけで、店長の灰谷さんがハマってしまい、ついに販売するまでに至ったそう。

首からけん玉を下げた店長の灰谷さん

店長の灰谷さん。コーヒーはカフェの街メルボルン仕込み

今では噂を聞きつけて、けん玉好きの人たちが集まる交流の場にもなっているそうです。

実は店長が2人います

実はこちらのお店にも店長が2人います。「サテライトキッチン」というお店とシェア営業を行っていて、そちらのお店の焼き菓子と「MUU MUU COFFEE」のコーヒーなんていう楽しみ方もできちゃいます。

焼き菓子とコーヒー

「サテライトキッチン」ではスコーンやキッシュ、パスタなどが提供されています

なんだか「爬虫類館 分館」と似ているな、と思ったらそれもそのはず、こちらは「爬虫類館 分館」のオーナーに店舗を紹介してもらってオープンしたのだそうです。
※爬虫類館 分館は、2021年4月より「Share cafe 分館」に名称変更しています

店舗前の可愛いディスプレイ

「爬虫類館 分館」の分館、といえますね

こじんまりとした店内で一見入りにくい感じですが、けん玉の見学だけでも大丈夫ですので、気軽にのぞいてみてください。灰谷さんもとても気さくな方ですよ。

サテライトキッチン

サテライトキッチンロゴ

おわりに

京島はいかがでしたでしょうか?1店舗を複数人でシェアしていたり、他店の商品を扱っていたり、競うのではなく共存し、寄り添う姿は、下町の商店街と相通じるところがあるように感じました。

京島は、今後もシェア型店舗が増えていくような話も耳にしています。まだまだ目が離せません!

京島へのアクセス

今回ご紹介したキラキラ橘商店街へはタイムズ京島3丁目第2が便利です。

※この記事は2016/10/27時点のものです
※表示価格は更新日時点の税込価格です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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