富士山が描かれたタイル

スカイツリーが望める銭湯も!本所吾妻橋で、ディープな東京の下町文化を体験!
本所吾妻橋(東京都)

公開日:2015/09/10 更新日:2023/09/28

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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東京の2大観光地に挟まれた住宅街

東京スカイツリーまで歩いて10分、浅草まで徒歩15分ほどの場所にある、東京の下町の住宅街「本所吾妻橋」。

スカイツリーが見える道

にぎやかな観光地と対照的に、閑静な住宅街でもあるこのエリアには、長年庶民に親しまれたディープな日本文化を体験できるスポットがあります。

今回は、日々のタイムズ営業を通して私が発見した通な人しか知らない、東京の下町文化の魅力をご紹介します。

日本を代表する下町文化、銭湯を体験!「御谷湯」

日本の下町文化といえば「銭湯」。富士山が描かれた大浴場に浸かると、体も心もリラックスして「はぁ~いい気分♪」。

近年は、訪日外国人だけでなく若い人にも密かな銭湯ブームが起こり、銭湯でイベントが開催されることもあるそう。

そんな下町情緒ただよう銭湯が本所吾妻橋にもあります。こちら、「御谷湯(みこくゆ)」です!

暖簾がかかった入り口

おしゃれすぎるぜ、銭湯!

1947年に創業された御谷湯。長年地域に愛された銭湯が、2015年の5月にリニューアルオープンしました。こんなにきれいでおしゃれに変身しています。

木を基調とした内装
男湯と女湯の入り口

男風呂と女風呂へはこちらのエレベーターでむかいます。男風呂と女風呂が入れ替わるタイミングで止まる階が変わるシステムです。

畳のベンチが並ぶ場所

大きな壁時計と金魚がお出迎えしてくれる休憩所

味のある古びた銭湯もいいけれど、お休みの日に友達とおしゃれな銭湯へお出かけなんていうのも粋です。

庶民の心をガッツリ掴んで離さない!

入浴料金は、大人520円。…良心的すぎる。これぞ庶民に愛される銭湯です。

お待ちかねの浴室へ向かいましょう。銭湯と言えば、富士山。眺めるだけで懐かしい気分になります。御谷湯にも、5階の浴室に立派な富士が描かれています。

富士山が描かれたタイル

ペンキ絵師の丸山清人さん作。とっても美しい富士山です

この富士山を描くペンキ絵師さんは、もう少ないそうです。銭湯から富士山の絵が消えないように継承者が出ることを願います。

続いて、4階のお風呂。黒を基調とした落ち着いた雰囲気。銭湯建築で知られる今井健太郎さんデザインのモザイクタイルがとってもシックです。

間接照明の洗い場
花と川が描かれた壁

東京の天然温泉の湯質、黒湯をご存じで?

浴室にはぷーんと温泉のいい香り。湯船を眺めると、黒みがかったお湯が溜まっています。実は黒湯という湯質の天然温泉なのです!

黒っぽいお湯の浴槽

古生代に埋もれた草木の有機成分が溶け込んでできた天然温泉「黒湯」。まろやかな湯質でお肌がうるおいます。

湯船につかりながらスカイツリー鑑賞

さらに半露天風呂で湯船に浸かりながら、スカイツリー鑑賞も。今度はスカイツリーがライトアップされる時間に来てみたいです。

自然光が入る浴槽

こちらが半露天風呂

スカイツリーがのぞく窓

湯船からスカイツリーが見えます

家族もOK!さぁ御谷湯へ行ってみよう!

こんなに素敵な御谷湯には、福祉型家族風呂があり、介護が必要な方とそのご家族が貸し切り入浴を楽しむこともできます。

和の趣がある浴室

ユニークな福祉型家族風呂(1人90分1,500円、混浴不可)

銭湯なのにおしゃれで、家族で楽しめる御谷湯。ぜひ足を運んでみてください!

銭湯帰りにプハ~。最高の1本!「明治屋酒店」

御谷湯で長湯をした後の立ち寄りスポットしておすすめなのが、「明治屋酒店」。地元民に愛される酒屋さんです。

スカイツリーとお店の外観
お酒が並ぶ店内

※外観・内装は公開日時点のものです。2018年にリニューアルしています

こちらのお店では、墨田区内限定発売の「トーキョーサイダー」を購入できます。1947年から東京下町の地サイダーとして地元に愛されています。
※2023年9月現在、「トーキョーサイダー」の販売は終了しています

お洒落なサイダー瓶

左端がオリジナルバージョン(250円)、スカイツリーバージョン(380円)、あづちゃんサイダー(250円)

炭酸がきつすぎない昔懐かしいサイダーの味が、乾いた喉を潤してくれて最高です。また、吾妻橋のゆるキャラ「あづちゃん」がデザインされた、「あづちゃんサイダー」(写真右)は、お土産にも最適。

他にも、いろいろなドリンクが揃っていますので、チェックしてみてくださいね!

肉汁ジュワ~のフライを堪能!「駒形軒」

ぎゅるぎゅるる~。「長湯をしているうちに小腹が空いてしまった!」という時に立ち寄りたいのは「駒形軒」。1949年に創業された地元密着型のお惣菜屋さんです。

レトロな雰囲気の外観

おすすめは、「メンチカツ(170円)」「カレーコロッケ(110円)」。
※価格は変更になる場合があります

窓に貼られたメニュー表

注文して待つこと数分。ソースをたっぷりかけた2種類の揚げたてフライをゲット!

手に持ったメンチカツ

肉汁がジュワ~と出てくるメンチカツは、病みつきになってしまいそう。全て100円前後で低価格なのも嬉しいですね。

かじったメンチカツ

さいごに

日本の下町文化を体験できる本所吾妻橋、いかがでしたか?今回ご紹介したもの以外にも、もつ焼きやうなぎなども本所吾妻橋の名物です。この週末にはぜひ、本所吾妻橋へ行ってみてください。

今回ご紹介したスポットは、それぞれが離れているので、クルマでのお出かけがおすすめです。御谷湯の駐車場は満車の場合もあるので、その際にはお近くのタイムズパーキングをチェックしてくださいね!

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