いちごのかき氷

江戸切子から老舗甘味、水陸両用バスまで…江戸風情を感じられる亀戸を親子で散歩!
亀戸(東京都)

公開日:2015/07/10 更新日:2025/06/26

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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下町の魅力あふれる亀戸を散策!

私が営業を担当しているのは、東京東部に位置する江東区の亀戸エリア。下町の人情と歴史を感じさせる場所が点在する、魅力的な街です。気になるスポットがたくさんあるので、今回は週末に子どもと散策してみました!
※取材日時点の情報です。施設の外装や内装、商品のラインナップなどは変更になる場合があります

まずは、下町の天神様にお参り

まずは亀戸天神社にお参りします。古くから天神様として亀戸の人々に拝められ、1936(昭和11)年に現在の亀戸天神社となりました。ご祭神は、学問の神様・菅原道真公。藤や梅、菊の名所としても知られ、それぞれの季節には多くの参拝客で賑わいます。

神社の社殿とスカイツリー
幼年時代の菅原道真の像

菅原道真公は5歳の時には、すでに和歌をたしなんでいたそう

我が家の子どもにも少しでもご利益が…いや、「学校で楽しく勉強できますように!」と最低限のお祈りをしてきました(笑)。

朱色の太鼓橋

今日はうっすらですが、晴れている日にはくっきり太鼓橋からスカイツリーが見えます

江戸時代から愛される老舗甘味処

朝早くから散策して小腹がすいたので、ちょっと休憩をしたいと思います。訪れたのは、亀戸天神社のお隣にある「船橋屋」。

緑あふれる店頭

入口の藤棚が風情を感じさせます

創業はなんと、江戸時代!1805年より続く老舗甘味処です。

和の趣ある店内

落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくり甘味をいただきます

創業当時から亀戸の地で営業を続ける本店には、かつては芥川龍之介や永井荷風ら文化人も足しげく通い、くず餅の味わいを堪能していたそう。

店内に掲示されたモノクロ写真

注文後に店内を見渡すと、何やら歴史を感じさせる看板が…。店員さんに聞いてみると、作家の吉川英治氏によるものとのこと。船橋屋の黒蜜が好物だった縁で、書いてくれたんだそうです!それほどまでに愛された味なんですね。いただくのが楽しみです。

古めかしい看板

もちもちの食感、黒蜜ときな粉のハーモニー♪

私は、看板メニューの「くず餅(790円)」を迷わずチョイス!ぷるんとした弾力のあるくず餅に、厳選された黒蜜ときな粉をたっぷりつけてほおばると、黒糖ときな粉の味わいが口いっぱいに広がり、身も心も癒されます。江戸時代の人も、この美味しさを楽しんでいたんだな…と思うと不思議な感じがしますね。

葛餅と緑茶

黒蜜もきな粉もたっぷりかかっているのが嬉しい!

ところで、皆さんはくず餅がどうやって出来ているかご存知ですか。船橋屋では、小麦粉の澱粉(でんぷん)質を15カ月ほど乳酸発酵させた小麦澱粉を原材料としているそう。じっくりと熟成させることで、もちもちとした食感が味わえるんですね。

暑かったので、子どもは「かき氷 苺みるく(1,250円〜)」を選んでいました。味は「いちごソースと練乳の味がして美味しかった!」とのこと(笑)。

山盛りのいちごのかき氷

ふわふわの氷なので、写真を撮っているうちに溶けてきちゃいました…

黒蜜ときな粉がかかった「天神」や甘酸っぱい「甘夏蜜柑」など、いろいろな味があったので悩んでいました。例年5~9月までの期間限定なので、夏の散策にぜひ味わってみてください。(※詳しい販売期間はお店までお問い合わせください)
お腹も気持ちも満たされたところで、もう少し亀戸散策を進めます!

船橋屋 亀戸天神前本店

船橋屋ののれん

観光情報に土産、下町の味を探すなら

亀戸天神から蔵前橋通りを東に進むと、昔ながらの風情を感じさせる建物が見えてきます。

街中にある櫓

交差点に出ると火の見櫓が見えてきます

亀戸周辺の観光案内所や特産品のお店、無料休憩所、多目的ホールなどが入った「亀戸梅屋敷」です。

日本家屋風の建物

2013年に、亀戸地区の5つの商店街が結成して誕生しました

観光案内所コーナー

亀戸エリアの観光情報をゲットするならココ!

カメや藤の花をはじめとする、亀戸を象徴するようなデザインのお菓子・雑貨・地元の特産品などが揃っています。

いろいろな商品が並ぶ様子
亀と大根をモチーフとした煎餅

可愛いカメの形のお煎餅は、食べるのがもったいないですね

施設名の由来は、江戸時代に亀戸にあった呉服商の別荘の庭。見事な梅の木々が並び、「亀戸梅屋敷」の名前で梅の名所として知られていました。

その美しさは、浮世絵師・歌川広重が「名所江戸百景」に描いたほど!江戸っ子たちの賑わいの場所を再現すべく、「亀戸梅屋敷」の名前が付けられたそうです。

商品を手に微笑む男性と女性

楽しい商品が集まっているので、ぜひ遊びに来てください!

道路も川も走る“スカイダック”に乗車!

いよいよ次は、子どもが楽しみにしていた水陸両用バス「スカイダック」に乗車します!席に余裕があれば当日券を購入できますが、確実に乗車するなら事前のWEB予約が安心です。

スカイダックと書かれたバス

結構大きいです。高さは2階建てバスに相当するそう

バスのバック部分

普通のバスでは下の方についているマフラーですが、スカイダックは水中に入るので上部に取り付けられています

バスに取り付けられたスクリュー

車体後部についているのが、水中で使用するスクリュー

出発前にバスを一通りチェックしたら、シートベルトを締めてさっそく出発!

亀戸エリアの魅力や近辺の美味しいお店など、アテンダントのお姉さんが見どころを楽しく説明してくれるので、飽きることがありません。子どもたちはプレゼントされたアヒルの口の形の笛を吹いたり(持ち帰ってお土産にできます)、まるで遊園地のアトラクションに乗っているような気分です。

笑顔で話すバスガイド

「皆さんどこからいらっしゃったんですかー?」など、お姉さんが盛り上げてくれます

亀戸から大島と下町エリアを進んで、スカイダック一番の盛り上がりをみせる「旧中川」に到着しました。ここで陸上用のバスから船へと顔を変え、水しぶきをあげながら川に入ります。

川沿いに佇む男性

入水の前にはスタッフが風の強さを測定。風量によっては川に入ることが出来ない場合もあります

バスの車内の様子

「3、2、1!」の掛け声とともに川へザブン!運転席のガラス全面に水しぶきが!

「東京スプラッシュツアー」と言われているだけあって、スプラッシュポイントはすごい盛り上がり!「そんなに大したことないだろう」と油断していた私ですが、「うわあっ」と大きな声を出して子どもに笑われてしまいました(笑)。

バスから見る川の景色

陸から一転、川の上では穏やかな時間が流れます

旧中川に入水したスカイダックは、ゆっくりと進みます。
「旧中川につながる小名木川は、江戸時代に○○を運ぶ道だった」など、勉強になるガイダンスをたくさん聞くことができました。子どもも「へー」なんて真面目に聞いていましたよ。ネタバレになってしまうので、○○の部分は乗車して確認してみてください!

川の駅の建物など

スプラッシュ後は川の駅で休憩。足湯もありました

笑顔のバス運転手

運転手さんも確かな技術で安心・楽しいツアーを提供してくれました

スカイダックの運転手は、バスを運転できる大型免許の他に、船舶免許も持っていないといけません。スカイダックを運転するために、2~3カ月の研修を受けて船舶免許を取得することもあるんだそう。

「川の水の流れや風を読まないといけないので、水上から陸に上陸する時が一番大変ですね。でもお客さんが楽しんでくださっているのが、何よりも嬉しいです」とお話してくれました。

バスを整備する人たち

旧中川は海水を含んでいるので、入水後は錆びないようにしっかり洗車します

陸路では気持ちの良い風に吹かれ、スプラッシュポイントでは涼しげな水しぶきを体験。スカイダックの東京スプラッシュツアーは、初夏のお出かけにぴったりでした!

※ご紹介した「スカイダック 亀戸コース」は、2016年3月で終了しました。最新の運行情報は、公式ホームページをご確認ください

スカイダック(亀戸コースのりば・亀戸梅屋敷)

バスの側面

さいごに

いつも営業で歩いている亀戸ですが、こんなに江戸風情を感じられるとは思いませんでした。観光スポットとしてはもちろんですが、お店や街で会う人たちがとっても気さくで楽しい街でした!江戸風情や人情味を感じられる亀戸散歩、おすすめです。

亀の形をしたお菓子

この日、亀戸梅屋敷でお土産に買ったカメのメレンゲ菓子は、優しい甘さでおいしかったです♪

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