日替わり母めし定食

国立の旧家敷地跡を改修した「やぼろじ」にあるカフェで母めしを味わってみた♪
国立(東京都)

2015/12/17 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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国立でシェアリング

最近よく耳にする「シェアリング」という言葉。シェアハウスなんていう言葉も、ずいぶん一般的になってきました。

今回は、シェアリングをテーマに、東京・国立市のおすすめスポットを紹介したいと思います!

楽しい体験をシェアする「やぼろじ」

国立駅からクルマを走らせること15分程度。
タイムズダイエー国立店・イオンフードスタイルにクルマを停めて、5分ほど歩くとちょっと気になる看板が目に入ります。

看板の中央には「やぼろじ」の文字が。

やぼろじの看板

シンプルですが人を惹きつける看板ですね

さらに看板の奥に目をやると、懐かしい気持ちにさせてくれる木造の建物が見えます。

やぼろじ外観

昔の映画に出てくる学校のようです

門も塀もないため、簡単に中の様子をうかがえます。

庭の作業台で活動する人々

実は、ここ「やぼろじ」は、2010年にスタートした「谷保の家再生プロジェクト」のもと、10年以上空き家になっていた民家と、敷地を改修してできた施設。
地域活性の場として、さまざまなイベントが行われています。

庭は緑にあふれ、自然に囲まれた感じがします。周辺は住宅街ですが、ちょっとしたオアシスのようです。

木々や草花が生い茂る庭

木が高いので周りの風景から独立した感じもあります

庭の中央に作業台

庭もかなりの広さです

不定期にワークショップが開催されており、いろんな方々が、いろんな企画を持ち込んで行われています。

この日は、ワークショップ前の予行練習としてスタッフの皆さんが「ウッドガスストーブ」の試作品を作っていました。みんなで作って楽しむタイプのワークショップも行われているんですね!

筒状のウッドガスストーブ

一見すると普通の金属製の筒に見えなくもないのですが、筒の下の部分に木質の燃料を入れると小型のストーブになります。
実際、火力も強く長続きするそうです。

できあがった「ウッドガスストーブ」にマシュマロをかざして、焼きマシュマロを作っています。

ストーブの上部で炙るマシュマロ

私も参加させてもらいました!

スタッフの方々も和気あいあいとしていて、楽しさが伝わってきました。
実際のワークショップでは、様々な参加者をつのってにぎやかに行っているそうです。

改修した庭をシェアし、イベントを開催することで、思い出までもシェアできてしまう。そして、またイベントが行われると、いろんな人が集まってくる。そんな、好循環が起こっているとのことでした。

おふくろの味をシェアする「やまもりカフェ」【閉店】

※「やまもりカフェ」は、2016年12月に閉店しました

また敷地内にある古民家では、「やまもりカフェ」という名の食堂を運営しており、体に優しい「母めし」を食べさせてもらえます。

やまもりカフェ外観

平屋建てで歴史を感じさせる建物です

店内は、日本の和を感じさせてくれる空間です。畳の部屋に床の間があると、やっぱり落ち着きますね。

和室に置かれたテーブルやちゃぶ台

部屋に入った途端、畳と木のいい匂いがしました

庭に面した縁側と板の間。ここから眺める景色を見ながら、お茶を飲むなんてのもいいかもしれません…。

全面の窓から見える庭

庭に面した縁側と板の間。光がやさしく入ってきます

そんなことをぼんやり考えながら、さっそく料理を注文します。
看板メニューの「日替わり母めし定食」(1,130円)は、私のイチオシです。

日替わり母めし定食

まさに、お母さんが作ってくれるようなごはん!

栄養のバランスを考えて、主菜1品、副菜2品、香の物、味噌汁、玄米で構成されています。
主菜は魚料理と肉料理から選ぶことができます。この日は、「ぶりの照り焼き」と「もち豚の白菜ロール」でした。今回は、「ぶりの照り焼き」を注文です。

ぶりの照り焼きアップ

薄めでヘルシーな味付けのため、ぶりの美味しさがよく分かります。普段食べているぶりの照り焼きより、ぶりそのものの味を楽しんでいる感じがします。

副菜アップ

副菜は「小松菜のおひたし」と「煮しめ」でした。
小松菜のおひたしには、ごちそうふりかけと呼ばれる、かつおぶし、網エビ、ゴマがふりかけてあります。網エビがポイントで、小松菜の味が引き立ちます。普段、醤油をかけすぎているのを反省しました。

煮しめは、にんじん、しいたけ、サトイモなど定番の食材なのですが、味は別格です。シンプルながら、丁寧な仕事に愛情を感じる一品です。

驚くのは「母めし」は身近にある調味料を使い、簡単な味付けだけでこのような美味しいご飯をつくっていること。
ここで美味しい料理を食べてくれた方が、「家で作る料理をもう少し工夫してみよう」とか、「食材にもう少しこだわってみよう」とか、何か料理について感じてもらうことが、やまもりカフェの目的の一つであるからだそうです。

食後に運ばれてくるのは、「まめ茶」。聞いたことのない方もいるかもしれません。

薄茶色のまめ茶

一口飲んでみると、今までに飲んだことのない味が!まめ茶は山口県岩国市では非常にポピュラーなお茶なのだとか。マメ科のカワラケツメイ(豆ではありません)からできたお茶で胃腸にやさしい成分を含んでいます。爽やかな香りと味は食後にぴったりです。

世代や性別を越えて、料理方法や料理へのこだわりがシェアされていく。こういった料理文化の継承も面白いですね。

やまもりカフェ

やまもりカフェ看板

さいごに

他にもやぼろじでは、古い蔵を改造したギャラリー・書店スペースである「circle」や、手入れのされたガーデンスペース、作物を育てることをシェアする「みんな畑」など見どころが盛りだくさん。

お散歩でもカーシェアでも、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

営業部長の「ポー」ちゃんも待ってますよ!

伏せをしてこちらを見るポーちゃん

※この記事は2015/12/17時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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