
国立の旧家敷地跡を改修した「やぼろじ」にあるカフェで母めしを味わってみた♪
国立(東京都)
2025/01/16 更新
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国分寺市内を歩いている時、いつも気になっていた場所がありました。それが、上の写真。街中に突如として新幹線が現れるのです。
国分寺と新幹線?すぐに繋がりは思い浮かびませんが、ちょっと調べてみると2つには意外な関係が。散歩コースの案内も兼ねて、「国分寺と新幹線(電車)の意外な関係」をご紹介します!
まずは、国分寺駅北口から徒歩7〜8分のところにある「電車開通記念碑」から。
※写真は取材日時点のものです
「なぜここに電車の開通記念碑が?」と思う方も多いかと思います。もともと蒸気を動力としていた鉄道が電化されたのが1904年。甲武鉄道(現在の中央線)が、飯田町駅~中野駅で開通したことに始まります。
やがて1922年に中野駅から国分寺駅まで電化が延長しました。それを記念して同年の11月21日に建てられたのがこの「電車開通記念碑」なのです。初めて電車が通ったのが中央線であることに驚くとともに、現在の生活には欠かせない電車の歴史を味わってください。
一旦国分寺駅へ戻り、西へ10分ほど歩くと「都立武蔵国分寺公園」があります。1周500mの円形広場を中心に、桜や藤などの木もあるとても広い公園です。その公園にあるのが、こちらの写真の左側にある「中央鉄道学園記念碑」。
中央鉄道学園は旧国鉄の教育施設で、多数の「国鉄マン」を世に送り出しました。この公園は、その中央鉄道学園の跡地なのです。
当時野球場やテニスコートもあり、年間1,000人の学生が学んでいた時期もあったようです。広い公園で元気に遊んでいる人たちをみると、当時の活気がよみがえってくるようです。
一休みしたら、少し歩いた先にある西国分寺駅から一駅お隣の国立駅に向かいましょう。
国立駅から10分ほどの距離にあるのが、「鉄道総合技術研究所」。リニアモーターカーの研究など鉄道技術の最先端の研究がおこなわれています。
鉄道総合技術研究所の向かいにある「ひかりプラザ」には新幹線の車両をそのまま使った「国分寺市新幹線資料館」が。こちらが、冒頭で紹介した新幹線になります。
見どころは運転席。在来線と違って新幹線の運転席はなかなか覗くことができませんが、ここでは実際に運転席に座ることができます。運転手気分を味わってみてはいかがでしょうか。客室には、パネル・模型などが展示され、新幹線の歴史を知ることもできます。
※展示の内容は変更になる場合があります
ひかりプラザ内にはこんなジオラマも。レバーで列車を動かすこともできます。
ジオラマの周りには、鉄道の歴史に関するパネルが数多く展示されています。
ちなみに新幹線資料館のある「国分寺市光町」の名称は新幹線「ひかり号」に由来してつけられたとのこと。こんなところにも、国分寺と新幹線のつながりが感じられます。
さいごにご紹介したいのが、「史跡の駅 おたカフェ」です。先ほどご紹介した都立武蔵国分寺公園を南下したところにあります。散歩の後に寄ってみるのもいいかもしれません。
国分寺エリアは史跡が多く、その史跡の「総合案内所」になっているため「史跡の駅」と呼ばれています。鉄道の駅も人の乗り降りだけでなく、人々の交流の場でもあり、情報の集まる「総合案内所」でもありました。そんなことを思い出させてくれます。
2階建ての建物は、開放感のある大きな窓で囲まれており、明るい陽射しが入ってきます。楽しそうに会話をしている家族づれやカップル。店内には国分寺市の見どころを紹介したパンフレットも設置してあります。
目の前に広がる公園の緑を楽しみながら、おいしいカレーやケーキを食べることもできます。店内には国分寺果実を使ったジャムやピクルスが販売されており、お土産として買っていくこともできます。
国分寺駅から西国分寺駅、国立駅間にある電車にゆかりのあるスポットのご紹介でした。
毎日のように電車には乗っているものの、電車の歴史について考えたり、運転席をのぞいたりする機会はほとんどないと思います。ご紹介のルートで国分寺を散歩したら、明日からの通勤電車もいつもと違ったものにみえるかもしれません。
※一部の画像は武蔵国分寺跡資料館から借用したものです。
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