
小江戸、川越の「表」と「裏」
川越(埼玉県)
2015/02/19 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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千歳烏山エリアの駐車場サービス提携店様へのご訪問を予定より早く終え、次のアポイントまで1時間少し時間が空きました。今日伺った店長さんに千歳烏山の北部の住宅街に小京都があるというお話をお聞きし、どんな場所なのか、調査も兼ねて確かめに行ってみることにしました。
まずは地図で予習をしてみます。千歳烏山駅の北側にお寺の記号が集中して表記されています。これは確かに寺町といえます。しかしなぜ千歳烏山にこれだけ多くの寺院が存在しているのでしょうか?調べてみると、その理由は関東大震災が影響しているようです。元々都心部にあった寺院が被災のため、復興の地としてここ烏山の地へ移転してきたことが始まりとなりました。
寺町にある26の寺院のうちの1つ。徳川家康がまだ浜松城主だった頃、その祖母の発願により、その城下に建立されました。その後家康の江戸入府とあわせ、江戸に移転。神田湯島、浅草を経て、大震災後(昭和二年)に現在地に移転してきたそうです。江戸時代は御朱印寺でもありました。
門前も厳かな雰囲気です。
幸龍寺
この幸龍寺の境内には、国歌にも歌われ、皆さんも名前は聞いたことのあるであろう、「さざれ石」が鎮座しています。
想像していた通りでしょうか?
幸龍寺からさらに北に進むと、専光寺があります。
こちらのお寺は浅草から移転してきたとのことです。一見すると旅館のようにも見えますが、奥に本堂があります。
入らせていただくと、ここには日本史の教科書で一度は見たことのある、美人画で有名な、江戸時代の浮世絵作家「喜多川歌麿」のお墓があります。よく見ると「喜多川」ではなく「北川」となっています。
こちらのお墓も都心から移転してきました。
寺町通りから少し離れ、北烏山九丁目のほうに行くと、緑に囲まれた旧家を見つけることができます。この場所は市民緑地として、その屋敷林と離れや蔵のある一部を開放していただいている場所となります。樹齢150年くらいの大きなケヤキの木が出迎えてくれることでしょう。
静寂とはまさにこの場所!
北烏山九丁目屋敷林市民緑地
烏山寺町にほど近く、烏山弁天池特別保護区のすぐ北側、歩いて5分ほどの場所に位置する緑地です。古くからの梅林は残念ながら枯れてしまいました。現在は、新しいウメやカキ、クリなど、実を楽しめる樹木を補植し、梅林の風情を感じつつ、花と実と香りを楽しめる緑地として、育てていく予定とのことです。楽しみですね。
烏山の未来に向けた場所です。
北烏山四丁目梅林市民緑地
実際に行ってみると、寺町は想像以上に落ち着いた雰囲気・伝統を感じることができました。また静寂に包まれた森も近くにあり、1時間くらい散策しただけですが、いつもと違う環境に触れることでリフレッシュすることもできました。
訪れるまでは、千歳烏山駅周辺の活気のある商店街のイメージしかありませんでしたが、良い発見でした。寺町エリアの散策と、駅周辺のカフェ巡りとあわせ、1日楽しんでみてはいかがでしょうか?
※この記事は2015/02/19時点のものです
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