
「おふろcafé bivouac」でグランピング体験をしてきた!
熊谷(埼玉県)
2016/11/17 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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深谷は埼玉県の北西部に位置する、熊谷市のお隣にある市です。“深谷ネギ”が有名ですが…深谷はネギだけではありません!
旧中山道沿いに趣のある建造物が残っていたり、町のところどころに“ふっかちゃん”がいたりと、見どころの多い町でもあるんです!
東京駅みたいな深谷駅も見どころのひとつ!深谷は煉瓦の町としても知られています
駅には可愛らしいふっかちゃんのからくり時計も…!
今回は、そんな深谷にある知る人ぞ知るスポット、「七ツ梅酒造跡」と「ふっかちゃん横丁」を散策してご紹介したいと思います!
深谷駅から10分ほど歩いた中山道沿いに、「七ツ梅酒造跡」という場所があります。
煉瓦造りの煙突が目印です
こちらは、田中藤左衛門氏が創業し、以来300年以上続いた歴史ある酒造の跡地です。現在はその建築群を活かした、さまざまな施設が運営されています。
七ツ梅の案内図。約950坪の敷地の中に色々な施設があります
一歩足を踏み入れると、そこはもう、別世界!独特のレトロな雰囲気が漂っています。
この雰囲気がたまりません!
映画やドラマのロケ地にもよく使われているそう
それではまず、七ツ梅でもひと際目立つ存在の、「深谷シネマ」に行ってみたいと思います!
深谷シネマは、“県北にミニシアターを!”という深谷市民の声を集めてできた施設で、全国で唯一の酒造を改装してできた映画館です。
民家のように見えますが、映画館です!
上映作品は、邦画から洋画、ファンタジーからドキュメントまでさまざま。主に観客からのリクエストやアンケートで作品を決められているんだとか!
料金は一般1100円。入口や受付で上映スケジュールが観られます
客席は全部で60席ほど。前後の客席間が広く、リラックスして映画が観られる劇場です。親子ルームもあるので、小さなお子さま連れでも気軽に映画が楽しめますよ!
キレイで快適な劇場です
また、深谷シネマの館内には、作品を観ない人でも自由に利用できる交流スペースが併設されています。
市民交流スペース。柱は酒造跡のものをそのまま使用されているそう
交流スペースには本も置いてあり、自由に読むことができますよ。コーヒーの自動販売機もありますので、寛ぐのにもおすすめのスポットです。
ちなみに、深谷シネマはデジタルだけでなく、フィルムの上映も行っているそう。35ミリの映写機がある、現代では貴重な映画館でもあります。
大きなシネマコンプレックスにはない、温かみが感じられる映画館でした…!
※「シネマかふぇ七ツ梅結ぃ房。」は、2019年8月に閉店しました
映画の後は、「シネマかふぇ七ツ梅結ぃ房。」でひと休み。
シネマかふぇ七ツ梅結ぃ房。味のある建物です
お店の中は、おばあちゃん家に来たかのようなノスタルジックな空間が広がっています。
家具などはオーナーさんの友人から自然と集まってきたんだとか
マニア垂涎の仮面ライダーグッズも…!
名物は、こちらのシネマカレー。お値段はなんと300円と格安です!
シネマカレー300円。人気の一品です
このカレーは、オーナーさんの祖父が経営していたレストランのレシピを受け継いでいるそう。当時のレシピそのままに再現されていて、どこか懐かしい、優しい味でした!
なお、店内には映画のポスターが貼ってあったり、映画に関するグッズの販売コーナーがあったりと、オーナーさんの映画愛にあふれていました。
映画好きの気さくなオーナーさんがいるシネマかふぇ七ツ梅結ぃ房、ぜひ、立ち寄ってみてくださいね!
※「とうふ工房 七ツ梅店」は、大谷店と統合し東方に移転しています。跡地は雑貨屋「なんでも屋mog」になっています(2020年11月現在)
カフェで休憩した後は、中山道に面した場所にある、「とうふ工房」におじゃましました。
昔の風情があり、素敵です!
とうふ工房では、消泡剤を使用していない昔ながらの手作り豆腐が販売されています。本店は深谷の大谷にあり、地元で愛されているお豆腐屋さんです!
木綿豆腐とおぼろ豆腐のほか、とうふのもろみ漬などもありました
お豆腐など店頭で販売されている飲食物は店内で食べることも可能で、イートイン用のスペースもあります。
イートインスペース。畳敷きで落ち着きます
私は豆乳入りヨーグルトムースを頂きましたが、さっぱりとした甘さで美味しかったです!
また、こちらではお豆腐屋さんでありながら、雑貨などの販売もされているんです。
アーティストさん手作りのバッグやお皿など、可愛い雑貨がズラリ!
独自にセレクトされたセンスの良いものがたくさん置いてありますので、ぜひ、雑貨も見てみてくださいね!
お店の雰囲気にピッタリなスタッフさんが出迎えてくれますよ
とうふ工房の向かいには、「深谷宿本舗」というお店がありました。
深谷宿本舗。立派な扉です…!酒造の蔵にあった扉だそう
こちらでは、BOXごとにアーティストさんの手作りの品が展示販売されています。
陶器から布製品、アクセサリーまで、バラエティ豊富で見ているだけでも楽しいですよ!
ぜんぶで69BOXあります。お気に入りを探してみてください!
店内は女性の方でにぎわっていて、憩いの場にもなっているようでした。
ちなみに、1BOXにつき1カ月1,200円(小は800円)で手作りのものであればどなたでも出店することができるそうです。最長6カ月展示販売することが可能だそうですので、興味のある方は出店してみてはいかがでしょうか…!?
深谷シネマの近くに、「鬼瓦工房 鬼義」という工房があります。
窓に飾ってある鬼瓦が目をひきます
こちらは、鬼板師(鬼瓦をつくる職人)である塚越氏の工房です。普段は一般公開をしていないのですが、扉が空いている時は工房に飾ってある鬼瓦などを見学することも可能です。
工房内には所狭しと迫力のある鬼瓦やしゃちほこなどが並んでいます
精密ながらも大胆で力強い作品です…!
寺社の鬼瓦やお城のしゃちほこなどの制作がメインですが、オーダーすれば個人向けの制作も行っているそうです。
なお、鬼瓦は深谷市のふるさと納税のお礼品にもなっているとのこと。深谷市に納税すれば、制作してもらうことができますよ!※お礼品は金額によって変わります
ふるさと納税のお礼の品々。なかにはふっかちゃんも…!
鬼瓦はその力強さにより邪気を払うことから、魔除け・厄除けの意味があるそうです。お家の守り神として、いかがでしょうか…!?
今回ご紹介したほかにも、七ツ梅酒造跡には古書店やコーヒーショップなどもあります。個性的な店舗が多く、現代の埼玉にいることを忘れてしまう素敵な空間でした。ぜひ、散策してみてくださいね!
※定休日などはお店によって違うのでご注意を
すぐ近くに商店街の無料駐車場がありますので、クルマでお越しの際にはそちらの利用がおすすめです。
七ツ梅酒造跡の帰り際、「ふっかちゃん横丁」という横丁に立ち寄りました。
ふっかちゃん横丁。七ツ梅酒造跡から徒歩約3分の場所にあります
ふっかちゃん横丁では、大衆酒場的なお店からフレンチのお店まで、個性豊かなお店が軒を連ねています。
どこのお店も広さは一緒なのですが、雰囲気や提供しているお料理などがお店によって違います。気分やお好みに合わせて選んでみてくださいね!
左上から時計回りにロー・クレール、バー・トリトマ、一笑、花ぐるま
左上から時計回りに大八、味彩、百花舞、あっぷるじゃっく
どこに入るか迷った時は、横丁内ではしごするのも良いと思います!
おすすめのお料理は、魚料理が自慢の「大八」のお刺し身盛り合わせや…
お刺し身盛り合わせ1,000円。珍しい“くじら刺し”が食べられます
「百花舞」の花園黒豚を使用したメンチカツ・ハムカツやホルモン焼きです。カツに特製のからしみそをつけて食べると、またひと味違った美味しさが味わえますよ!
メンチカツ・ハムカツ各450円、ホルモン焼き500円。黒豚の旨味が詰まっています!
横丁の中には、ジンギスカンを出しているお店もあります。
「味彩」のジンギスカン900円。ラム肉がお好きな方はぜひ!
それぞれのお店で、オーナーさん出身地の名物や自身が好きなお料理など、思い思いの料理を提供しています。ほかにも横丁には“深谷煮ぼうとう”などの深谷名物もありますので、食べてみてくださいね!
なお、市場の入口には、深谷市のゆるキャラ“ふっかちゃん”のグッズを販売している「ふっかちゃん市場」があります。
“ふっかちゃん”グッズがいっぱい。ちなみに、頭の角は深谷ねぎらしいです…!
お土産にいかがでしょうか?また、毎月24日にはふっかちゃんの来店もあるそうです!ふっかちゃんに会いたい方は、この日に横丁に行ってみてくださいね!
(時間は不定期です)
※ふっかちゃん横丁の店舗情報は掲載時点のものです。最新の情報は公式ホームページをご確認ください
今回、七ツ梅酒造跡とふっかちゃん横丁をご紹介しましたが、深谷には中山道もありますので、そちらと合わせて1日過ごすのもおすすめです。
週末などにぜひ、足を運んでみてくださいね!
※この記事は2016/11/17時点の情報です
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