雲海に包まれた吉野山

桜や紅葉の見頃も!吉野山のおすすめ観光徹底ガイド
吉野山(奈良県)

2026/02/26 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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吉野山観光の見どころをエリア別にご紹介!

奈良県の中央部・吉野郡にある吉野山。桜や紅葉の名所として、名高いスポットです。今回は、そんな吉野山の見どころや桜・紅葉情報などをエリア別にご紹介します!

吉野山の4つのエリア

吉野山は、大峰連山の北端から約8km続く尾根一帯のエリアで、大きく下千本・中千本・上千本・奥千本の4エリアに分かれています。

吉野山全体のマップ

歴史的建造物や史跡、飲食店やお土産店が点在しています※詳しい地図はこちら

標高の低い下千本からスタートし、そこから中千本の方へと進んで行くのが定番の観光ルートです。
(下千本・中千本を中心に観光する方が多いです)

なお、下千本中心部〜奥千本の金峯神社周辺までは、徒歩2時間程度。時間や体力をふまえて、どこに行くか事前に決めておくのがおすすめです。
※土日や観桜期は下千本から奥千本までバスも運行

アクセス&駐車場情報

クルマで行く場合

南阪奈道路・葛城ICから約1時間、京奈和自動車道・御所南ICからは約40分で到着します。

■駐車場について
吉野山で最も広く、よく利用されているのがこちらの吉野山観光駐車場(下千本駐車場)。下千本にあり、散策の拠点にピッタリな駐車場です。

駐車場と和風な建物のトイレ

約300台とめられます。トイレもあって便利!

なお、交通規制が行われる桜の開花時期は、こちらが桜や金峯山寺に一番近い駐車場となります。

電車で行く場合

最寄り駅は近鉄線・吉野駅で、そこから徒歩約20分です。ただし、上り坂なので吉野駅からロープウェイの利用がおすすめです。

■ロープウェイについて
吉野駅のすぐ近くにロープウェイ乗り場があり、「吉野山駅(下千本)」まで運行しています。

オレンジの模様が入ったケーブル

機械遺産にも認定されている、昭和4年開業のロープウェイです

観光はここからスタート【下千本エリア】

下千本は標高が最も低く、“吉野山の玄関口”と言われるエリアです。

下千本にある吉野山観光駐車場またはロープウェイの吉野山駅から、中千本方面へと歩いて行きましょう!

【見どころ】金峯山寺の門と鳥居

下千本の見どころは、吉野山のシンボル的存在のお寺・金峯山寺(きんぷせんじ)の黒門と銅鳥居です。

こちらの黒門は金峯山寺の総門で、昔はたとえ公家大名であっても槍を伏せ、馬をおりて通ったという格式の高い門です。

年季の入った木製の門

関所のような役割の場所だったそう

黒門から坂を上ると、銅鳥居(かねのとりい)が見えてきます。創立年代は不明ですが、奈良の大仏の余銅で造られたと伝わる歴史の深い鳥居です。

階段の上に建つ鳥居

修験者が最初に通る「発心門」でもあります

お寺なのに鳥居があるのは、珍しいですよね!吉野山は仏教・神道・山岳信仰が融合した修験道のため、鳥居もあるそうです。

■下千本その他の見どころ

吉野神宮、村上義光・村上義隆の墓など

【おすすめグルメ】柿の葉寿司

下千本から中千本に向かう道中には、飲食店やお土産店などがところどころにあります。

幟やお店が並ぶ通り

どこか懐かしい街並みです

こちらのエリアで人気なのが、「柿の葉すし ひょうたろう」!繁忙期は行列ができる、柿の葉寿司の持ち帰り専門店です。

古民家のような建物

昔ながらの製法で作られています

柿の葉寿司とは柿の葉で包んだ押し寿司のことで、吉野地方の郷土料理です。ひょうたろうでは鯖と鮭のお寿司があり、8個入りから購入できます。

箱詰めのお寿司

こちらは鯖・鮭10個入り1,750円

買ったらすぐに食べたくなるところですが…実はひょうたろうの柿の葉寿司は作った翌日が一番おいしいんです!翌日は柿の葉とネタとシャリの風味が一体化し、塩味もまろやかになりますよ。

なお、桜のシーズンなど繁忙期は予約で売り切れてしまうことも。確実に入手したい方は事前予約をしてから行かれるのがおすすめです。

【柿の葉すし ひょうたろう】

◆営業時間:9:00〜16:00(品切れ次第終了。観桜期は変動あり)
◆定休日:月曜(3〜5月、10〜12月)月・火曜(1〜2月、6〜9月)
※祝日の場合は翌日。その他、不定休あり。最新情報は公式ホームページをご確認ください
◆予約可

公式サイトを見る

下千本の桜・紅葉の見頃

■桜
吉野山には約200種3万本の桜が植えられていて、シロヤマザクラが大半を占めています。ソメイヨシノよりも、少し白っぽいのが特徴です。

下千本の桜の見頃は、3月下旬~4月上旬頃。標高が低いため、吉野山で最も早く桜が咲き始めます。下千本展望所や七曲坂などから桜がよく見えますよ。

ピンクの桜と緑の山の景色

吉野山観光駐車場近くの下千本展望所からの景色

■紅葉
下千本の紅葉の見頃は、10月下旬〜11月下旬頃。桜とは逆に、紅葉期は下千本が一番さいごに色づきます。吉野神宮、吉野山観光駐車場付近、七曲坂などで楽しめます。

山の中の紅葉

七曲坂の紅葉。カエデが見事です

金峯山寺がある【中千本エリア】

下千本のお隣にある中千本は、吉野山の中心地。下千本エリアで金峯山寺の門と鳥居をご紹介しましたが、本堂は中千本にあります。

【見どころ】金峯山寺の仁王門と本堂など

中千本から上千本方面へと歩いて行くと、金峯山寺の仁王門があらわれます。500年以上も前に建立されたもので、高さは20.3m。国宝・世界遺産の中核資産にも登録されています!

屋根が2層になっている建物

門の両脇には仁王像が鎮座しています※令和10年度まで修復工事中。工事以前の写真です

仁王門をくぐって境内へと進むと、金峯山寺の本堂である蔵王堂(国宝・世界遺産)に到着します。木造古建築としては、東大寺大仏殿に次ぐ大きさ!迫力と威厳が感じられます。

金峯山寺の本堂

蔵王堂内にはご本尊である金剛蔵王大権現像3体(通常非公開)が祀られています

金峯山寺には本堂の他にも、観音堂や愛染堂、脳天大神龍王院などがありますので、合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?

境内の景色や建物

脳天大神龍王院(右下)は頭の病気や学業などにご利益があると言われています

また、金峯山寺では御朱印やお守り、お寺の行事にちなんだ蛙おみくじなども授与されています。

蛙のおみくじや御朱印など

通常の御朱印(500円)は3種類。直書きと紙が選べます

桜の時期には桜をモチーフにした特別御朱印が授与される場合もあるそうなので、公式ホームページなどをチェックしてみてくださいね。

【金峯山寺】

◆拝観時間:8:30〜16:00
◆お休み:無休
◆蔵王堂拝観料:大人800円、中高生600円、小学生400円(ご開帳期間中は別料金)
※境内無料

公式サイトを見る

■中千本その他の見どころ

勝手神社、吉水神社、東南院など

【おすすめグルメ】吉野本葛スイーツ

吉野といえば、「吉野葛」が有名な場所でもあります。中千本の「葛屋 中井春風堂」では、吉野本葛(葛澱粉100%の葛粉)を使用した甘味などが味わえますよ。

和風のモダンな建物

店内で食べることも持ち帰りもできます

おすすめは、吉野本葛・水のみで作られた「吉野本葛餅」「吉野本葛切り」。注文が入ってから作りはじめ、できたてを提供してくれます!

木のボードに盛られた葛餅と葛切り

吉野本葛餅880円、吉野本葛切り880円

葛餅も葛切りも、みずみずしく弾力があり、喉越しがよく格別なおいしさ。ぜひ、中千本に来たら食べてみてくださいね。

なお、中井春風堂は電話・メールでの予約はできませんが、当日店頭で予約をすることができます。吉野山散策の前に、希望の時間を予約しておくのがおすすめですよ。

【葛屋 中井春風堂】

◆営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
◆定休日:水曜、第2・4木曜
※4・11月は無休。冬期は平日休業
◆店頭で当日のみ予約可

公式サイトを見る

中千本の桜・紅葉の見頃

■桜
中千本の桜の見頃は、3月下旬~4月上旬頃。下千本に続いて桜が咲き始めます。中千本にある吉水神社からは、一目で桜がたくさん見える“一目千本”と呼ばれる桜の絶景が楽しめますよ!

桜の風景を撮影する女性

吉水神社境内からの春の景色

■紅葉
中千本の紅葉の見頃は、10月下旬~11月下旬頃。上千本より少し早く色づきます。金峯山寺の境内やその周辺などが紅葉スポットです。

後醍醐天皇導之稲荷社近くの紅葉

蔵王堂入り口の紅葉の様子

標高が高く絶景が望める【上千本エリア】

中千本の奥にある上千本は、下千本の中心部から徒歩30分ほどの場所にあるエリアです。

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下千本・中千本よりも落ち着いた雰囲気

標高が高く坂が多いですが、その分眺望は抜群!より吉野山の自然が満喫できる場所です。

【見どころ】上千本展望台と花矢倉展望台

上千本には、高台から景色が見られるところがいくつかあります。上千本展望台からは蔵王堂を中心に、宿坊街を俯瞰する景色が楽しめます!

白い霧に包まれた吉野山

時期によっては霧がかかった幻想的な景色が見られます

上千本展望台は広く、休憩をしたりお弁当を食べたりする方も多いスポットです。レジャーシートを持参するのがおすすめですよ。

上千本展望台からさらに先に進むと、花矢倉展望台があります。こちらの展望台からは、吉野の街並みや龍門山塊・葛城・金剛の山並みが一望できます!

吉野山の道や建物や山々

標高約600m。吉野山随一の展望スポットです

遠くまで見渡せ、開放感のあるスポットです。

■上千本その他の見どころ

櫻本坊、竹林院、吉野水分神社(子守宮)など

上千本の桜・紅葉の見頃

■桜
上千本の桜の見頃は、4月上旬~中旬頃。下千本から3~4日遅れで満開を迎える事が多いエリアです。

先ほどご紹介した上千本展望台や花矢倉展望台周辺からは、吉野山の桜の全景が見られますよ。

白やピンクの桜と山々

花矢倉展望台近くからの桜の風景

■紅葉
上千本の紅葉の見頃は、10月中旬~11月下旬頃。紅葉も、上千本展望台や花矢倉展望台周辺から見られますよ。

一部が紅葉している山

花矢倉展望台周辺からの紅葉

吉野山の最奥部【奥千本エリア】

吉野山の最も奥深い場所にある奥千本は、お花見のシーズンでも時間帯によっては人が少なく、静かな雰囲気の場所です。

なお、奥千本には飲食店やお土産店はありません。飲み物などは事前に用意しておきましょう!

【見どころ】西行庵と高城山展望台

奥千本に来たら訪れてほしいのが、山の奥にある西行庵。こちらは『新古今和歌集』で有名な西行法師が、俗世を離れて約3年過ごしたと言われている場所です。

三角屋根の小さな建物

四畳半程度の小さな庵です

西行が吉野山で詠んだと言われる和歌も掲示されていますので、合わせて見てみてくださいね。

ちなみに、西行法師を師と仰いだ松尾芭蕉もこちらを訪れたそう。芭蕉の句碑もありますので、お見逃しなく。

水が湧き出ている場所

西行庵から約200mの「苔清水」に句碑があります

奥千本でもうひとつ訪れてほしいのが、高城山山頂にある高城山展望台。吉野全山はもちろん、晴れていれば大阪の方まで見渡すことができるんです!

緑と青空と遠くに見える山々

山道を10分ほど登りますが、登った甲斐のある景色ですよ

なお、南北朝時代には、この場所に吉野城の詰城(最終防衛拠点)があったそう。吉野山には南北朝時代の軍記『太平記』に出てくる史跡も多く遺っているので、歴史好きの方はチェックしてみてくださいね。

■奥千本その他の見どころ

金峯神社、閼伽井不動明王、四方正面堂跡など

奥千本の桜・紅葉の見頃

■桜
奥千本の桜の見頃は、4月中旬~下旬頃。標高が高く気温が低いので、下千本の桜が散る頃にこちらのエリアでは咲き始めます。

素朴な色の桜の木々

西行庵近くの様子。ひっそりとしていて、趣があります

■紅葉
奥千本の紅葉の見頃は、10月中旬~11月下旬頃。吉野山では奥千本〜下千本の順に紅葉していきます。奥千本の高城山展望台付近は鮮やかな紅葉が密集していて、写真撮影にもおすすめです。

紅葉に囲まれた道

高城山展望台に続く坂道の紅葉

行く前に知りたい!気になる疑問

いつ混雑する?

桜のシーズンが一番混み合い、ロープウェイやバス乗り場、飲食店やトイレなどに行列ができます。平日休日問わず混みますが、平日の早い時間はやや落ち着いている傾向です。

紅葉の時期もたくさんの人で賑わいますので、時間に余裕を持って行かれるのがおすすめです。

トイレはある?

吉野山には吉野駅・吉野山観光駐車場・吉野山駅・金峯山寺・高城山展望台周辺など、各所に公衆トイレがあります。

犬は連れて行ける?

吉野山は、建物内以外であれば犬も一緒にお散歩できます。ただし、桜のシーズンなどは人が多く混雑しますので、ご注意ください。

どんな服装で行けば良い?

下千本〜中千本までであれば基本は街と同じ服装でも大丈夫ですが、それより奥へ行く場合は運動や山歩き用のレイヤードスタイルで行くと良いと思います。

足元はいずれのエリアも、スニーカーやトレッキングシューズなどがおすすめです。

宿泊施設はある?

吉野山には、下千本〜上千本にかけてホテルや旅館、ゲストハウス、宿坊などがあります。詳しくは観光協会の公式ホームページなどをご確認ください。

さいごに

以上、吉野山の見どころなどをお伝えしましたが、いかがでしたか?

桜や紅葉の時期はもちろんのこと、それ以外の時期も楽しめますので、ぜひ訪れてみてくださいね!

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