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太秦(京都府)
「春の京都禅寺一斉拝観」で話題!京都のおすすめ禅寺5選
京都(京都府)
2016/04/28 更新
2016/04/28 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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春は桜、秋は紅葉…と一年を通して楽しめる京都。
京都には数多くのお寺がありますが、なかでも臨済宗や曹洞宗など禅宗の寺院を「禅寺」と呼びます。
その京都の禅寺で、臨済宗を開いた臨済義玄禅師の1150年遠諱、日本臨済宗中興祖である白隠慧鶴禅師の250年遠諱を記念して「春の京都禅寺一斉拝観」が2016年5月22日(日)まで実施され、いま京都で話題になっています。
一斉拝観では、普段公開されていない襖絵や寺宝が特別公開されていたり、座禅会など特別な催しものがおこなわれていたりします。国宝に指定されているものもある貴重な展示です。
今回は特別におすすめの禅寺5選と、参拝とあわせて訪れたい周辺のスイーツ店をご紹介します!
天龍寺は、世界遺産にも登録されている、言わずと知れた嵐山の観光スポット。広い庭園には桜や紅葉があり、年中観光客でにぎわうお寺です。
この日もちょうど桜が見ごろの時期だったため、多くの方がいらしていました!
天龍寺の枝垂れ桜は有名です
玄関に入ってすぐ、大きな達磨図がお出迎え。こちらは禅宗の開祖・達磨大師を描いたと言われ、「天龍寺の顔」になっています。
平田精耕「達磨図」
そのまま堂内に入ると、今度は大きな襖絵がお目見え。襖には何枚にもわたって力強い龍が描かれ、睨みをきかせています。見る人を圧倒する迫力です。
物外道人「雲龍の襖絵」
天龍寺の見どころと言えば、やはり庭園。
嵐山と亀山をバックに、夏には新緑、秋には紅葉が彩ります。冬になると雪に覆われ、また一味違った雰囲気を感じられるそうです。
心静かに鑑賞しましょう
こちらに加え今回の一斉拝観では、法堂の天井に描かれた「雲龍図」など貴重な寺宝や庭園が期間限定で公開されています。
少し変わった見どころとして私がおすすめしたいのが、その名も「愛の泉」。
かわいらしいカエルさんが並んでいます
この泉は地下80mから湧き出ているそう。この水を飲むほか、カエルさんの前のお皿にお金を投げ見事入ると幸せになれるんだとか。ぜひお試しあれ!
天龍寺に参拝する際に訪れたいのが、「嵐山のむら」です。
渡月橋から徒歩1分の場所にあるこちらのお店。
お庭の緑を眺めながら、おいしい和スイーツやねぎ焼きをいただくことができます。
私のおすすめは「うす茶ぜんざい(750円)」です。
抹茶のやさしい薄緑色が見た目にも美しいぜんざい。点てた抹茶と、甘さをおさえた自家製あん、そしてほんのり温かくやわらかな白玉との相性は抜群です!
疲れた身体にしみわたるおいしさ!
嵐山のむら
南禅寺はその広い敷地内に、国宝の方丈や「日本三大門」のひとつとの言われる三門、水路閣などあり、人気のお寺です。また桜、紅葉の名所としても知られています。
境内に桜の木は100本ほどあるそうです!
まず階段を上ると見えてくるのが、高さ22mもある「三門」です。その楼上からの景色は素晴らしく、大泥棒の石川五右衛門も「絶景かな、絶景かな」ともらしたと言います。
その絶景は、ぜひその目でお確かめください!
こちらのお寺でも見逃せないのが、やはり庭園。
中でもこちらの小方丈庭園は、別名「如心庭」と呼ばれ、その名の通り「心」という漢字の形に石が配置されていることで有名です。
枯山水と緑のコントラストがきれいです
境内を歩いていると一風変わった建物が見えてきます。それが「水路閣」です。水路閣は明治時代に建設されたレンガ造りの水路橋で、この橋の上には今も琵琶湖の湖水が流れているそうです。
よくサスペンスドラマの撮影にも使われています!
この橋の全長はなんと90m!その奥まで続く様子を撮影できるスポットがあるので、おすすめです。
こんな感じに雰囲気ある写真が撮影できます!
南禅寺では、一斉拝観で長谷川等伯が描いた襖絵(複製)などが期間限定で公開されています。毎週第二・四日曜日以外におこなわれている座禅・写経体験も、ぜひお試しください!
南禅寺
南禅寺参道に面した場所にあるこちらのお店。
2階から京都の山々を眺めながら、旬の京野菜を使ったおばんざいや、フレッシュフルーツを使った創作スイーツをいただくことができます。
私のおすすめは、自家製生麩まんじゅうとフルーツ八つ橋(580円)。自家製の生麩で包まれたおまんじゅうは、もっちりとしてツルンとした食感がさわやかな味わいです!
甘酸っぱいフルーツなど様々な味わいが楽しめます!
八つ橋庵しゃなり
東福寺は境内に2000本ものモミジがあり、京都屈指の紅葉の観光名所として知られています。
秋の紅葉も素敵ですが、春夏の「青もみじ」も美しく、ゆったり見ることができるのでおすすめですよ!
通天橋からの眺めは最高です
東福寺を訪れて最初に見えてくるのは、大きな三門。こちらの日本最大の三門の楼内には、仏像が安置されているそうです。
楼上から見守ってくださっているのでしょう!
東福寺の本坊庭園は昭和初期につくられました。東西南北それぞれに庭園が配置されていて、モダンな雰囲気漂う庭園として知られています。
中でも目をひくのが、こちらの北庭「小市松の庭」。
現在で言うところの「チェック柄」です。
春夏は緑と石とのコントラストがより美しく見えます
この東西南北の庭園、ひとつひとつ楽しむこともできますが、ぐるりと一周するとストーリーが繋がるようにつくられています。お越しの際は、ぜひ一周してみてくださいね!
東福寺の境内にある「芬陀院」も見逃せないスポットです。芬陀院は別名「雪舟寺」とも呼ばれ、水墨画で知られる雪舟が手掛けた庭があります。
丸窓からの情景は、ずっと座って眺めていたくなるほど落ち着きます
東福寺には、浴室や当時の禅僧の生活を垣間見られる様々な建物があることでも有名です。
私がとくに印象的だったのが、国の重要文化財にも指定されている、日本最古のトイレ「東司」です。
何とも面白い光景です!
地面にたくさんの穴が開いていて、それぞれ瓶が埋められています。ひとつひとつが便器なのだそうです。
東福寺では一斉拝観期間中は、天井画「蒼龍図」や毘沙門天像など寺宝を見ることができます。予約制で東福寺の座禅体験・東福寺塔頭 勝林寺の写経体験もできますので、ぜひお試しください!
タイムズクラブ会員の皆様に、うれしいお知らせです!
拝観料ご精算時にタイムズクラブカードを提示すると、東福寺通天橋 新緑ポストカード1枚がもらえるんです!
お土産にもなる、うれしいプレゼント。ぜひカードを忘れずお持ちください!
東福寺を参拝した際に立ち寄りたいのが、「竹情荘」です。
日本画家の平井楳仙さんの邸宅を改装してつくられた古民家カフェ。美しい庭園を眺めながら飲み物やお菓子をいただくことができます。
飲み物とお菓子はセットで1,000円。抹茶やコーヒー、和菓子や洋菓子などから組み合わせを自由に選べます。
私のおすすめは、ホットコーヒーと抹茶バームのセット!京都の宇治茶専門店の抹茶を使った「抹茶バーム」は、ほんのりバターの風味がして珈琲とよく合います。
お菓子と飲み物のセット(1,000円)
建仁寺は京都最古の禅寺で、日本に臨済宗を伝えた栄西が開いた臨済宗建仁寺派の大本山。こちらのお寺では、美しいアートの数々を堪能することができます。
そのアートのひとつがこちら。
俵屋宗達「風神雷神図屏風」(複製)
今でも様々なところでモチーフとして使用でされているこちらの屏風は、国宝に指定されています。
建仁寺の部屋はほとんどが開放されているため、たくさんの美しい襖絵を自由にゆっくり見ることができます。
海北友松「琴棋書画図屏風」(複製)
法堂の天井に描かれた「双龍図」も見逃せません。
こちらは2002年に建仁寺創建800年を記念して描かれた水墨画ですが、昔からのものにも匹敵するほどの迫力を感じることができます。
小泉淳作「双龍図」
建仁寺の魅力はアートだけではありません!
建仁寺にはいつくかの庭園が点在していますが、中でもおすすめが「○△□乃庭」です。
一見変わった名前のこちらの庭園では、その名の通り○△□という3つの図形を見ることができます。あなたは○△□を見つけられますか?
宇宙の根源的な形態を表していると言われています
建仁寺を開山した栄西は、日本にお茶を伝えた僧としても有名です。境内には茶室はもちろん、お茶の石碑やお茶の木があるほど、お茶と深いかかわりがあります。
そんな建仁寺には、桑の葉を使ったお茶や和菓子を販売しているお店も。せっかくなので、一杯いただいてみました。
京都産の桑の葉を使っていて、健康にいいそうです
建仁寺では、一斉拝観期間中「龍虎図」「松鶴波図」や毘沙門天立像などの寺宝を期間限定で見ることができます。建仁寺塔頭 両足院では、座禅のほかヨガ体験もできるそうです!
建仁寺へ参拝に行った際に立ち寄りたいのが、「祇園きなな本店」です。お店の名前にもなっている「きなな」とは、丹波黒大豆など厳選した天然素材を使用してつくられた、こだわりの「きなこアイスクリーム」のこと。
こちらのお店では工房を併設しているので、作りたてのきななや、きななを使ったスイーツをいただくことができます。
私のおすすめは、やはり「できたてきなな」(600円)。
口に入れた瞬間に広がるきなこの香りと、なめらかな口どけのアイスクリームとのバランスが絶妙な一品です!
味は日替わりです!(こちらはプレーン)
祇園きなな本店
高台寺は豊臣秀吉の正室・ねねが夫の冥福を祈るために建てたお寺で、春は枝垂れ桜、秋は紅葉のスポットとしても有名です。
まず私からお伝えしたいのが、「参拝はスニーカーで!」ということです。高台寺は坂道を上ったところにあるのですが、なかなか大変な坂道なのです…。
坂道にはお店がたくさん!寄り道しても楽しそうです
高台寺の見どころと言えば、美しい庭園。「臥龍池(がりゅうち)」「偃月池(えんげつち)」という2つの池を中心につくられています。
その偃月池の上につくられているのが「観月台」。ここから、ねねが秀吉を偲びながら月を眺めたと言われています。国の重要文化財にも指定され、偃月池との相性が美しい渡り廊下です!
檜皮葺きの屋根が何とも趣深い雰囲気!
方丈の前庭「波心庭」も、ずっと眺めていたくなる美しさです。
まるでアートのよう!
高台寺の広い敷地のなかには、庭園のほかに茶室も多くつくられています。
私のおすすめは「傘亭」。茶室の中から見上げると、屋根がカラカサを開いたように見えることからその名前が付いたそうです。どこか懐かしい落ち着いた雰囲気に癒されます。
特別茶席を開催することもあるそうです
境内の中に少し変わったものを発見しました。その名も「マニ車」です。
「マニ」とは宝石のことで、マニ車はチベットのお寺で多く見られるそう。筒の中には般若心経が入っていて、一度回すと大蔵経を読むのと同じご利益があると言われています。
なんだかお得な気分がします
高台寺では一斉拝観で、開山堂「天井龍図」のほか、夜には勅使門に映し出されるプロジェクションマッピングを見ることもできます。昼間とはまた違う雰囲気を楽しめそうですね!
タイムズクラブ会員の皆様に、うれしいお知らせです!
拝観受付時にタイムズクラブカードを提示すると、ポストカード(非売品)がもらえるんです!
通常では買えないレアなアイテムです!ぜひカードを忘れずお持ちくださいね。
高台寺へ参拝に行った際に立ち寄りたいのが、「cafe 我楽苦多(がらくた)」です。
「二年坂」の入口にある、3つ並んだ白い番傘が目印のお店です。和風な外観とは一転、店内は落ち着いたモダンな雰囲気。そのなかで、こだわりの紅茶やスイーツをいただくことができます。
私のおすすめは、豆乳ぷりん(450円)。
大豆の風味をしっかり感じられるプリンもおいしいのですが、その上にトッピングされた抹茶シロップとあんこが豆乳プリンのおいしさをさらに引き立ててくれます!
なんと原材料の半分以上を豆乳で占めています!
cafe 我楽苦多(がらくた)
京都のおすすめのお寺と見どころをご紹介しました。思い思いにお寺を巡るのももちろん楽しいのですが、せっかくならこんなイベントに参加するのはいかがですか?
期間中は「春の京都禅寺一斉拝観スタンプラリー」を開催中!対象のお寺や施設(全65カ所)でスタンプを集めると、お得な特典が受けられたり、プレゼントが当たる抽選に応募できたりします。
まずは関西交通各社の駅、観光案内所、一斉拝観寺院等(一部非対応)で配布されているリーフレットをゲットしてくださいね!
※このイベントは2016年5月に終了しました。
こちらの表紙が目印です!
お寺巡りの際に便利なのが、こちらのスマートフォンアプリ。その名も「京都禅寺巡り」です!
京都とその付近にある禅寺の参拝情報やアクセス情報はもちろん、各寺院の歴史や寺宝なども見ることができるすぐれものアプリです。
72以上の禅寺の情報が網羅されています!
京都禅寺巡りアプリで、無駄なく&さらに楽しくお寺を巡りましょう!
※この記事は2016/04/28時点の情報です
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