
日吉の熱気あふれる朝市と幻のいちじく
日吉(神奈川県)
2017/01/26 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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横浜市の北側にある「綱島」という場所を聞いたことがありますか?綱島はかつて“東京の奥座敷”と呼ばれ、多くの温泉宿が軒を連ねた温泉街だったんです!
新幹線の開通など交通の便が良くなったことから、箱根や熱海へ日帰りで行けるようになり、綱島の温泉街としての姿は次第に薄れていきました。しかし、今も見どころはたくさんある街なんです!
今回はそんな綱島で楽しめる散策コースをご紹介します。それでは駅前にあるタイムズ綱島東第7にクルマをとめて出発!
タイムズ綱島東第7
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【1】商店街が美術館に!?「綱島商店街」
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【2】古き良き文化と自然を残す「綱島市民の森」
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【3】散策の疲れも吹き飛ぶ!「綱島源泉 湯けむりの庄」
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タイムズ綱島東第7
温泉街だった当時から続く老舗もある、綱島商店街
まず注目したいのが駅前の商店街のいたるところに展示されている彫刻!日本を代表する一色邦彦氏など多数の彫刻家の作品が展示されています。街に点在するアートを眺めて楽しみましょう!
銀行や店の前に日本を代表する彫刻家・一色邦彦氏らの作品が展示されています
散策のおともにおすすめなのが、綱島駅東口前にある「パンの田島」。地元の方を中心に人気のコッペパン専門店です。
少しレトロな店構えがかわいい!
“コッペパン”と言うと…給食のメニューというイメージがありますが、パンの田島のコッペパンは惣菜系・甘い系など種類は20以上!いろいろなコッペパンを楽しむことができるんです。
定番のジャム&マーガリンから厚切りとんかつまで…多種多様なメニューがずらり!
コーヒー牛乳のポスターや木枠の格子窓など、お店の中もどこか懐かしい雰囲気。自然とテンションが上がってきてしまいます!
白熱電球風のあたたかみある照明も素敵です!
パンの田島のこだわりは、もちろんコッペパンにも。
いつでも焼きたてが食べられるようパンをこまめに焼き、さらに作りたてのおいしさを味わえるよう注文を受けてから作られます。
揚げものメニューももちろん揚げたてでいただけます!
数あるメニューの中でもとくに私のおすすめが、「厚切りハムカツ(350円)」。たっぷりのキャベツと分厚いハムカツがサンドされたボリュームのある一品です。
できたての様子。おいしそう!
紙袋に包んでいただいてテイクアウト。お店近くを流れる鶴見川まで来てみました!それでは清々しい空のもと、早速いただきます!
一口いただくと驚くのが、そのパンのやわらかさ!給食で食べたコッペパンではありません!ほのかに甘みも感じられてパンだけでも食べたくなるほど。
サンドされたサクサクとしたハムカツの衣は程良い厚さ、脂っこくなくハムの旨みを引き立ててくれます。薄く塗られたマスタードと、甘めのソースが絶妙なおいしさ。シャキシャキとしたキャベツとの食感も楽しいコッペパンです。
パンと侮るなかれ!男性でも満足できるコッペパンです
持ち歩きもできて、片手でも食べられるので散策のおともにぴったりなコッペパン。お弁当として、おやつとしても食べたい一品です。
※メニューは季節などにより変更になる場合があります
お腹も満たされたところで散策に戻りましょう!
綱島の散策におすすめのスポットが「綱島市民の森」。綱島駅の北側は「綱島台」と呼ばれる丘陵地帯になっていて、その丘陵にある森のことなんです。
森へ向かう途中住宅街を歩いていると、何やら歴史を感じる日本家屋が…。この建物は「飯田家住宅」。飯田家は江戸時代から続く旧家で、荒地の開墾から鶴見川の改修などに尽力していました。
外観のみ見学可能です
横浜市の有形文化財にも指定されているこの住宅は茅葺屋根と白壁、きれいに剪定された植木が素晴らしく、ずっと眺めていたくなりますが…ぐっと気持ちを堪えて先へ進みましょう!
飯田家住宅から少し歩いたところに、綱島市民の森への入口を発見!
住宅地にひっそり佇む綱島市民の森への道しるべ
一歩足を踏み入れると、そこは完全に森!住宅地の隣とは思えないほど、たくさんの木々が茂っています。
丘陵という地形上、階段も多いので歩きやすい靴がおすすめ!
入口近くにあるのが、「ひのきの森広場」。その名の通りひのきが生い茂る場所です。
そういえば…何となくいい香りがする!
ひのきのあの香りは切った木材から香るもので、立木から香るものではないのですが、この日は偶然にも木材が積まれていたため、いい香りを楽しむことができました。
こちらの広場にはベンチやテーブルがあるので、たくさんのひのきに囲まれながら一息ついてみてはいかがでしょうか?
あ~、コッペパンを残しておけばよかった…!(笑)
ひのきの森広場少し西へ降りたところに、小高く開けた場所が。かつてこちらには飯田家によって建てられた「大北谷神社」と呼ばれる神社があり、開墾や新田開発などを司る神様が祀られていたんだそう。
老朽化のため1990年に社殿は取り壊されてしまいましたが、今も当時の面影を残す狛犬や石板が残されています。
春には五穀豊穣祈願、秋には収穫祭がおこなわれていたそうです
またしばらく進むと展望台も。ここから綱島の街並みを見渡すことができます。のんびり眺めていると、ここまで歩いてきた疲れも忘れてしまいます。
お天気が良ければ、富士山も見られるのだとか!
展望台からしばらく歩いた先に見えてきたのが、「桃の里広場」。実は明治後半から昭和初期にかけて、綱島は桃の栽培が盛んにおこなわれ、産地として知られていました。
そんな歴史もあってかこの桃の里広場には、たくさんのハナモモが植えられていて、春になると一面に鮮やかなピンク色の花が咲きわたります。
毎年3月にはこの広場で「綱島桃まつり」がおこなわれ、桃ジャムの販売などがあるそう
住宅地の中にいることを忘れるほど、自然あふれる「綱島市民の森」。マイナスイオンたっぷりな上、適度にアップダウンがあるので、日頃運動不足という方にはおすすめの散策スポットです!
たっぷり散策を楽しんだら、温泉でひと汗を流したくなるもの。そこでおすすめなのが、「綱島源泉 湯けむりの庄」。今では数少ない綱島温泉を楽しめるスポットです!
綱島駅からクルマで約10分、鶴見川を越え国道140号線沿いに行ったところにあります。
200台以上とめられる大型駐車場も完備!(ご入浴の方は3時間まで無料)
館内はとてもきれい!広々と開放感あるロビーは、まるでホテルのような高級感も兼ね備えた佇まいです。
中央でゆらめく暖炉の火は本物!見ているだけで安らぎます
湯けむりの庄で楽しめる温泉は、もちろん綱島の地に湧き出る天然温泉!黒褐色の温泉はナトリウムをたっぷり含んだ炭酸水素塩泉で、美肌効果があると言われています。
露天エリアには6種類、内風呂は4種類のお風呂と、2種類のサウナを楽しむことができます。露天エリアにも内風呂にも、盆栽や滝など目でも楽しめる工夫が凝らされています!
日本初!天然温泉に炭酸ガスを溶かし込んだ炭酸浴が楽しめる「炭酸琥珀湯®」
露天エリアには本御影石を使った「つぼ湯」も
岩盤浴も充実しています!関東最大級の広さの岩盤浴エリアには、岩塩からつくられた「塩」や超微粒子ナノスチームが楽しめる「潤」など効用の異なる6種類の岩盤浴があります。
中でも注目なのが、水蒸気のマイナスイオンと2種類の石の発汗作用でデトックス効果が望まれる岩盤浴「風」。米村でんじろう先生監修の、目でも楽しめるロウリュイベントがおこなわれているんです!
※2022年9月現在、ロウリュイベントは休止しています
イベントは毎日12:00~/16:00~/20:00~開催されています
休憩スペースには100席以上のリクライニングチェアを完備。なんと全席テレビ付き・リクライニングシートになっています!女性には嬉しい専用スペースもあります。
コミックや雑誌も充実していて、読み放題です!
ほかの温浴施設ではあまり見かけないポイントが、フィットネススペースがあること!最近筋トレに目覚めた私には、うれしい設備です。
広いスペースにはイタリアのテクノジム社製の本格的な機材が取り揃えられていて、ウォーキングから筋肉トレーニングなど様々なトレーニングが可能。ヨガやエアロビのレッスンもあります。
トレーニングでひと汗かいて、天然温泉で汗を流す…最高の贅沢ですね!
会員制ですが、その日だけのビジター利用もOK!
※2022年9月現在、ビジター利用はできません
小腹が空いてきたという方におすすめなのが、館内にあるお食事処「とうふ旬菜 心音」。落ち着いた空間で、和・洋・中さまざまなお食事をいただくことができます。
テーブル席のほか、ご家族でくつろげる個室も!
こちらで絶対に食べていただきたいのが、「手合わせ 引き上げ掬い豆冨(702円)」。
豆乳とにがりをその場で合わせ作られるご自慢の豆冨です。1日2回12:00と19:00に作られ、無くなり次第終了の数量&時間限定メニューなんです。
※2022年9月現在、こちらのメニューは販売終了していますが、心音には名物の豆冨を使ったメニューが他にもあります。最新のメニューは公式ホームページをご確認ください
できたての豆冨を目の前で取り分けてくれます
塩やしょう油がついてきますが、まずはそのままいただいてみましょう。まだほんのり温かく口当たりは、とてもなめらか!豆冨本来の甘みと大豆の豊かな風味が口いっぱいに広がります。
普段食べている豆冨との味の違いに驚き!感動すら覚えるおいしさです。出来立ての豆冨を食べるチャンスはあまりないとと思いますので、ぜひ一度お試しください!
一杯でも大満足の贅沢なこだわり豆冨です
綱島の天然温泉、多様な岩盤浴、フィットネススペースに絶品手作り豆冨と…見どころ満載!ついつい長居してしまうこと間違いなしのおすすめスポットです。
◇入館料金:おとな平日1,296円/土日祝1,512円
こども平日972円/土日祝1,188円(※小学生以上入館可)
◇岩盤浴料金:平日864円/土日祝972円(※岩盤浴のみの利用不可)
営業時間やその他詳細は公式ホームページをご確認ください
※2022年9月現在、入館料金が変更になっています。最新の情報は公式ホームページをご確認ください
いかがでしたが?綱島のおすすめ散策ルートをご紹介しました。
こんな温泉あり自然ありの綱島ですが…最近ではアップル社の研究開発所や、相鉄・東急直通線の新駅など再開発が進められています。
これからさらなる進化を遂げるであろう綱島に、ぜひ足を運んでみてください!
※この記事は2017/01/26時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
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※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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