
かまぼこ作り体験ができる!「鈴廣かまぼこの里」に行ってみよう
小田原(神奈川県)
公開日:2016/06/02 更新日:2024/01/11
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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小田原には、その昔“難攻不落の城”と呼ばれた小田原城があります。天守閣が見学できたり、館内では小田原北条氏誕生500年の歴史が学べる展示があったりと、見どころが満載なんです。
今回は、そんな小田原城と、その周辺のおすすめスポットをご紹介したいと思います!
都心方面からは小田原厚木道路を荻窪ICで下り、そこから約10分ほど。小田原は都内からもアクセスが良く、日帰りでちょっと遊びに行くのにピッタリの場所です。
なお、小田原城がある小田原城址公園には一般駐車場がないので、近隣のコインパーキングにとめましょう。
天守閣へは、城址公園の広場から階段を上って行きます。※天守閣の下まではスロープがありますが、天守閣の内部は階段のみ。ベビーカーの方などはご注意ください
小田原城の本丸に乗り込みます
入場券(大人510円、小・中学生200円)を購入し、いざ1階の展示室へ!
1階では、江戸時代の小田原城の役割や、歴代の城主たちの足跡が展示してあります。
江戸時代の小田原の様子を描いた屏風が出迎えてくれます
館内の展示はグラフィックを使用したものが多く、解説つきで分かりやすくなっています。
小田原城は500年以上の歴史が。時代によって城主が変わっています
シアターもあり、“よみがえる小田原城”“北条五代百年の夢”を交互で上映。映像で見ると、より歴史が分かりやすいです。
映像の上映時間は約7分ほど
2階は、小田原城を本拠地とした戦国大名・小田原北条氏の展示がメインになっています。
小田原城と言えば小田原北条氏!
小田原北条氏は、初代早雲に始まり5代・約100年にわたり関東各地を支配していました。乱世の中、約100年続いたのはすごいですよね…!
そして…その100年を終わらせた世紀の合戦が“小田原合戦”です。
小田原北条氏VS豊臣秀吉
小田原合戦では、15万とも言われた豊臣秀吉の軍に小田原城を包囲されてしまいます。小田原北条氏最大のピンチです!
ちなみに、小田原合戦については、映像でも見ることができます。
豊臣軍は経済力があり、武器や食料の調達にも長けていました
上杉謙信や武田信玄からの攻撃にも耐え、“難攻不落の城”と呼ばれた小田原城でしたが…。小田原北条氏は3カ月の籠城の末、豊臣秀吉に降伏し、小田原城を開城します。
小田原城の歴史の一番のターニングポイントなので、お見逃しなく…!
他にも2階には、小田原北条氏にまつわる逸話や品々が展示されており、見ごたえがありました。
小田原北条氏ゆかりの品々
3階と4階は企画展示室になっており、時期によって展示が変わります。
私が訪れた時期は、3階にはクイズがあったり、美術工芸品や甲冑などが展示されていました。
甲冑。生で見ると迫力があります…!
刀剣類の展示も。鋭く光っています
4階は“その後の小田原城”と題し、明治時代から現代にいたる小田原城の歴史紹介が。
近代の歴史が紹介されています
小田原城址に御用邸が建てられていた時期もあったんだとか。昔の貴重な写真とともに近代史が解説されていて、興味深かったです。
最上階である5階では、江戸時代の天守にまつられていたとされる“摩利支天像”の安置空間が再現されています。
3つの顔と6本の腕を持つ摩利支天像
小田原の木で作られた安置空間は、おごそかな雰囲気が漂っていました。摩利支天は昔から、武家の守護神として信仰されていたそうです。
そして、5階には展望デッキがあり、外に出て景色を眺めることができます。
回廊形の展望デッキ。屋根があるので雨の日でもOK
残念ながらこの時は視界があまりよくありませんでしたが、真鶴・伊豆半島などを見ることができました。
南方面の景色。他の方面からは箱根や丹沢も見えます
時代も町並みも変わっていますが、天守閣から見る景色は感慨深いものがありました。
天守閣の内部には、小田原城の500年の歴史が凝縮されていました!ストーリー性のある展示が多いので、歴史に詳しくない方でも楽しめると思います。じっくり見るのであれば、一時間以上は時間をとることをおすすめします。
※展示内容は変更になる場合があります
小田原城のある小田原城址公園には、実はほかにも見どころがたくさんあるんです。個人的なおすすめを、ピックアップしてご紹介したいと思います!
城址公園では鎧兜や着物の貸出しをしており、気軽に扮装体験ができます。料金もリーズナブルなので、思い出にいかがでしょうか?
外国の方にも喜ばれそうです!
※「ニホンザル舎(小田原動物園)」は、2023年12月に閉園しました
天守閣のある広場には、サル舎があるんです。ぜひ、立ち寄って可愛いおサルさんを見てみてください。
以前はゾウやクジャクなどもいました
天守閣から下った場所に、“こども遊園地”があります。さほど広い場所ではないのですが、豆汽車など子どもが喜ぶ乗り物があるので、お子さま連れの方におすすめです。
こちらの乗り物(自動遊器具)は一回30円!
久しぶりに小田原城に訪れましたが、かなり楽しむことができました。今週末のお出かけに、いかがでしょうか?
小田原城と合わせて、ぜひ立ち寄って欲しいのが「一夜城 ヨロイヅカファーム」。
小田原城址公園からクルマで約10分の場所にあります。
山を上がった高台にあります
こちらは、あの有名パティシエ・鎧塚俊彦氏がつくった、パティスリーやレストラン、マルシェや農園が一体となった施設です。
ここでぜひ食べていただきたいのが、季節によって変わるソフトクリーム!
季節のソフトクリーム(400円)
訪れた時に販売していたのは、小田原産のライムを使用したライムフロマージュ。ほど良い酸味があり、さっぱりとした味でした!
テラス席でいただいたのですが、テラス席から見える景色がまた絶景なんです…!
目の前には相模湾が広がっています
海を見ながら食べるソフトクリームは格別でした。
そして、鎧塚氏と言えばやはりケーキなどのスイーツですよね。
色とりどりのケーキがショーケースに並んでいます
東京にも鎧塚氏のお店がありますが、ここでしか販売していないというケーキもあるので、お見逃しなく!
時期によってメニューは変わりますが、このときは地元産のフルーツを使用したタルトがありました
なお、12~15時前後はお客様が多く、ケーキの種類が少なくなってしまうことも。色々と選びたい方は、すべてのケーキが揃っているオープンの10時から行くのがおすすめです。
ケーキはテイクアウトのほか、テラス席かレストランでいただくことができます。
※レストランでのカフェ利用は、10:00〜10:50(L.O.10:30)/15:00〜17:00(L.O.16:00)。イートイン料がプラス150円かかります
自然光が差し込むレストラン。11時15分〜15時はランチメニューも
レストランではお得なケーキとドリンクのセット(1,200円)もあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
ヨロイヅカファームではケーキのほかにパンや焼き菓子、小田原の農産物も購入することができます。散策できる農園などもあり、食べるだけでなく楽しめるスポットになっています。
ちなみに、なぜ名前に“一夜城”がつくのかというと…。実はこちら、石垣山一夜城跡のすぐそばにあるんです。※豊臣秀吉が小田原征伐の際に築城した城。一夜にして城ができたかのように見せたのが由来
お時間がある方は、ぜひ、目の前の石垣山一夜城公園にも足を延ばしてみてくださいね。
※「清閑亭」は、2022年4月より当面の間休館しています
次におすすめしたいのは、小田原城址公園からクルマですぐの場所にある、こちらの「清閑亭」。
小田原城址公園から徒歩約10分の場所にあります。
清閑亭は、黒田長成侯爵(貴族院副議長)の別邸だった邸宅と庭園です。現在は小田原市の所有になっており、無料で一般公開されています。
11〜16時まで自由に見学することができます(火曜休館)
首相も務めた山縣有朋愛用の座卓が置いてある客間や…
雪見障子からは庭の景色が
当時のままの室内灯が残されている廊下や…
趣のある廊下です
江戸時代後期のものと考えられる杉の板戸絵など、歴史を感じるものが残されています。
狩野派の絵師の作と言われています
また、こちらにある食堂とお居間はカフェになっており、コーヒーやお茶などを飲みながらくつろぐことができます。
洋と和が合わさった情緒ある“お居間”
窓からは庭園の青々とした緑を眺めることができ、心が洗われました。
天気が良ければ海も見えます
今回いただいたのは、こちらの侯爵の紅茶。
スコーンと小田原産のジャム(時期によって変わります)も付いてきます
黒田侯爵が英国ケンブリッジ大学に留学していたことにちなんだメニューだそう。クセがなく、飲みやすいイングリッシュティーでした。
清閑亭はとても静かな落ち着く空間で、おすすめのスポットです。小田原城の帰りなどに休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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