
飛行機整備の様子も格納庫で見られる!JAL工場見学スカイミュージアムに行ってみた
羽田(東京都)
公開日:2019/12/26 更新日:2024/05/23
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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崎陽軒といえば、横浜名物「昔ながらのシウマイ」をはじめ、「シウマイ弁当」などお弁当も大人気の食品会社です。
そんな横浜を代表する企業のひとつ「崎陽軒」で、工場見学ができることはご存知ですか?実はこの工場見学、大人気で予約が殺到しているのです。
今回は、崎陽軒工場見学で何が見られるのかをレポート!ほかにも予約の裏ワザや、崎陽軒の歴史を知ることができるプチミュージアムショップなど、崎陽軒大好きな私がその魅力をレポートします!
※展示内容、ショップの商品ラインナップや価格は変更になる場合があります
崎陽軒の工場見学予約は、ウェブの専用サイトで申し込みます。毎日午前0時に予約スタート。見学希望日の3カ月前の同日から申し込むことができます。あっという間に埋まってしまうので、午前0時のタイミングで申し込みましょう。
※画面は公開日時点のものです。最新情報は公式ホームページでご確認ください
同じページで、キャンセル待ちも申し込むことができます。キャンセル待ちが100人超えということもあるそうですが、それでも人数や駐車場利用の有無などを入力し、待ちましょう。参加できる場合のみ、メールで連絡が届きます。
※2024年5月現在、キャンセル待ち不可になっています
崎陽軒の工場見学予約のおすすめ方法!
パソコンやスマホであらかじめ工場見学の予約ページを立ち上げておき、見学希望日の3カ月前・夜中0時ちょうどにウェブ予約すると手続きがスムーズです。
工場の建物に入ったら、まず室内履きに履き替えます。
工場内専用上履きに履き替えます
工場見学は、オリエンテーションからはじまります。案内ガイドさんから崎陽軒のシウマイの原材料についてお話が聞けたり、製造工程を近距離撮影した大迫力の動画を見たりすることができました。
企業秘密なので動画は撮影禁止!実際に行って見てみてください
崎陽軒のシウマイの原材料は、豚肉、玉ねぎ、干帆立貝柱、グリーンピース、塩、こしょう、砂糖、でんぷん。たったこれだけ!
保存料や化学調味料は一切使われていません。シンプルな原材料で安心して食べられるから、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方に愛されるんですね。
オリエンテーションを受けた部屋の横には、シウマイに入っているしょう油入れの「ひょうちゃん」になりきれる顔出しパネルや、シウマイ弁当パズル、崎陽軒の掲載誌なども。ぜひチェックしてみてください!
※2024年5月現在、顔出しパネルの展示はありません
案内ガイドさんの誘導にしたがい、先へ進みます。
シウマイの製造現場に行く途中の廊下では、しょう油入れのひょうちゃんについて、色々と知ることができます。壁にずらりと並ぶのは、磁器製の歴代ひょうちゃん。ここは写真撮影OKです。
ひょうちゃんの歴史がわかります
最初に登場したしょう油入れは、ひょうたんの形をした真っ白な入れ物でした。
そこに、昭和に国民的人気を博した漫画『フクちゃん』の生みの親・漫画家の横山隆一氏が「顔を描いてあげよう」と、描いてくれたのだそう。ひょうちゃんの名づけ親も、横山氏なのです。
いろは48文字に合わせて、ひょうちゃんも48種類
あれ?猫?これは劇団四季とコラボした特別製作の「キャッツひょうちゃん」です。ファンにはたまらないですね。
表情が豊かな「キャッツひょうちゃん」
下の写真は、地元横浜のサッカーチーム、Jリーグ「横浜F・マリノス」とコラボして作られた限定ひょうちゃん。
限定ひょうちゃんがいっぱい!
よく見るとキャップが赤い色をしています。マリノスのチームカラーに合わせて、赤(キャップ)、白(磁器のボディ)、青(プリント)のトリコロールカラーなのだそう!
他にもひょうちゃん生誕60年を記念した金色のものや赤いちゃんちゃんこを着た「還暦記念ひょうちゃん」など、激レアなアイテムがいっぱいです!
ひょうちゃんを観た後は、シウマイを製造している場所へ!ガラス越しに、スタッフの方がシウマイを作っている様子を見ることができます。(状況によっては機械が停まっている場合もあります)
こちらは、「シウマイ」の製造です。ここで1日約80万個のシウマイが製造されているんですって!
シウマイの餡は、機械が重量を感知して少なくなったら足されます
こちらは「真空パックシウマイ」の製造です。この機械でぐるりと一周する間に、シウマイの袋の空気が抜かれて真空になります。
機械にもひょうちゃんが!
その後、高温・高圧でレトルト殺菌され、常温で製造日から5カ月も日持ちするシウマイが完成です。
「真空パックシウマイ」にひょうちゃんが入っていない理由や商品ごとの消費期限の違いなど、なるほど!と思うお話を聞くこともできますよ。
なお、人数が多い回はいくつかのグループに分かれて回るため、工場見学の紹介の順番はその時で違うそう。また、工場の生産ラインがお休みの場合は、ビデオで工場の様子を知ることができますよ。
※許可を得て撮影しています。普段は工場製造ラインとVTR映像の撮影は禁止です
続いては、お弁当の箱詰めラインを見学。その前に、VTR映像を観て崎陽軒の歴史や駅弁について学びます。
駅弁のはじまりについては、諸説あること。昭和30年代、大きな街や駅には名物の食べ物があるが、横浜は新しい街で名物といえる食べ物がまだなかったこと。
そして、崎陽軒創始者である野並茂吉氏が、揺れる電車の中でも食べやすいように、一口サイズのシウマイを開発したことを知ることができました。
VTRを観終えて、いよいよライン見学に進みます。
すると、目の前には、お弁当にごはんやおかずを手作業で詰めている光景が!
あの俵型のごはんは、人の手で入れられていました
「え!これって手作業だったんですか!?」と驚くほどの鮮やかな手さばきで、ごはんやおかずが詰められていきます。
両手で別々のおかずを同時に入れる熟練者もいるそう
見事な手さばきに見惚れつつ、お弁当の見学が終わったら、いよいよ試食!楽しみです!
試食のお部屋に入るその前に。
お部屋の手前には、レトロな電車のフォトスポットがあります。シウマイ娘の制服や崎陽軒の法被(ハッピ)を着た人形と写真を撮ることができますよ。
フォトパネルの裏側は、電車の座席になっています!
そして同じ場所に、歴代シウマイ娘の制服がずらりと並んでいます。向かって左が初代、右にいくにしたがって新しくなり、一番右が現在の制服です。
シウマイ娘制服の歴史
どれも可愛いですが、現在の制服はシウマイの赤いパッケージと合っていてとても素敵ですね!
シウマイ娘の登場は1950年。容姿端麗で身長が高いことが条件でした。華やかな制服を着たシウマイ娘たちが籠に入れたシウマイを販売し、大人気になったといいます。
横浜駅に立ち並ぶ、シウマイ娘たち
当時は新幹線のない時代。駅舎での列車停車時間も長く、乗客は窓から顔を出して、シウマイ娘からシウマイを買っていたのだそうです。
当時のシウマイ販売の様子がわかりますね
シウマイ娘の爆発的人気とともに、崎陽軒のシウマイも横浜を代表する名物として知名度をあげていきました。
崎陽軒創始者である野並茂吉氏は、言葉の発音に少しだけ訛りがあったそうで、シュウマイではなくシウマイと言っていました。
ところが、その発音を聞いた中国の方から野並氏の言う「シウマイ」が現地の発音に似ていて良いと褒められ、それから崎陽軒ではシウマイと表記するようになったのだそうです。
他にも、工場見学では崎陽軒の歴史やシウマイのなるほど話がたくさん聞けますよ~!
試食~!!とテンションが上がってしまいますが、試食の前に、もう一つ。崎陽軒の衛生対策について体験します!
試食の部屋の手前にあるのは「製造現場の手洗い体験コーナー」。私も実際に手洗いを体験させてもらいました。
製造現場に入る前の準備の一つとして、なんと2種類の水石けんを使って手洗いが行われます。
手洗い器に手をかざすと、自動で水石けんが出てきた!
緑の水石けんを手に受けると、手を洗う時間がランプで表示されます。丁寧に洗えたことが確認できたら水が出るしくみです。同じ手順で、次は透明な水石けんで洗います。
こんなに長い時間をかけて手を洗ったのは久しぶり!崎陽軒の食の安全への姿勢や衛生対策を、身をもって感じることができました。
試食スペースへやって来ました。給茶機もあるのがうれしい!
待ってました!こちらで試食します
今日の試食は「昔ながらのシウマイ」、「特製シウマイ」、「筍煮」、「横濱ひょうちゃんサブレ ~金ごま~」です!
※試食メニューは時期によって変更する可能性があります
崎陽軒のシウマイが、可愛い小皿にのせられています。
小皿は“ひょうちゃん小皿”といって、1階のプチミュージアムショップで購入可能
崎陽軒の「昔ながらのシウマイ」や「シウマイ弁当」は、一度は食べたことがあるという方が多いと思います。試食では、いつものおいしさはさながら、温かなできたてで、旨みが倍増しているように感じました。
特製シウマイ(左)と昔ながらのシウマイ(右)
「横濱ひょうちゃんサブレ ~金ごま~」は、個包装をあけた瞬間から金ごまの香りがふわっと広がり、口に入れるとごまの風味が香ばしい逸品。あっという間に食べてしまいました…!
試食が終わり、帰りがけに見せてもらったのは、ずらりと並んだしょう油入れのひょうちゃん。これだけギュギュッと集合すると、一つひとつ表情が違って、とぼけた表情やひょうきんな表情が愛らしいですね!
現役のひょうちゃんたち
コレクターも多いという、崎陽軒のシウマイのしょう油入れ、ひょうちゃん。集めたくなるファンの心理がわかった気がします。
崎陽軒の工場の中には、見学の予約をしていなくても、一般の方が入れる所があります。それが、工場入口すぐ横にある「プチミュージアムショップ」です。
見てください。入口から、まるで駅舎に停車している電車みたいです!
工場の玄関を入って右手がプチミュージアムショップです
ミュージアム内には、工場見学がプチ体験できる場所や、購入したものを食べられるイートインスペースがあります。
タッチパネルでプチ工場見学が体験できる
ここでしか味わえない「工場できたてアツアツメニュー」はぜひ食べていただきたいです。もちろん私も、いただきます!
レジで先に食券を購入し、販売コーナーで食券を提示します。
せいろから湯気があがっています!
私は、シウマイまん3個110円をいただくことにしました。お店で購入すると10個530円なので、とてもお得ですよね。見た目は一口サイズの肉まん、中身は崎陽軒のシウマイにも使われている餡です。
お得な価格で食べられます
できたてメニューは、プチミュージアムショップでイートインが可能です。せっかくですから、できたてのおいしさをどうぞ!
工場見学の予約をとるのは待ちきれないけれど、雰囲気だけでも味わいたいという方には、プチミュージアムショップがおすすめです。
ここで電車風の座席に腰掛け、アツアツメニューをいただきながら、崎陽軒の歴史を映像で見て当時の様子に思いをはせたり、崎陽軒横浜工場見学の雰囲気を味わったりしてみてはいかがでしょうか。
車内をイメージした椅子で食べれば旅気分
蒸したてで皮がふんわり、ほっかほか!おいしくいただきました。
シウマイまんを食べ終わり大満足!続いてお土産も見てみましょう。
これぞ崎陽軒!真っ赤なパッケージが目を引きます
おなじみの銘柄が並んでいます。真空パックシウマイは常温保存ができ、製造日から5カ月も日持ちするので、遠方の方への手土産にも買いやすいですね。
真空パックシウマイのサイズは4種類あります
崎陽軒のシウマイは種類が多くて、食べ方や賞味期限、保存方法に迷うことはありませんか?
こちらのショップには、シウマイの商品ごとの保存や食べ方について、わかりやすく書かれた表がありました。これがあると、食べるときに迷いませんね。
商品ごとの違いがハッキリわかります
崎陽軒といえばシウマイ、というのはよく知られているところですが、取り扱っている商品のなかには、実は大規模店舗のみで販売しているものもあります。
シウマイシリーズは、実はこんなにたくさん
シウマイとカレーのセットにシウマイ麻婆、シウマイチリにお粥まで、ここではちょっと珍しいものも購入することができます。
シウマイの歴史がわかる一角も
そして、お土産はお弁当やシウマイだけではありません!崎陽軒グッズもたくさんありました。
ひょうちゃん小皿は3色
ひょうちゃん小皿やマグカップなど、食に関するグッズはもちろん、シウマイ弁当クッションや昔ながらのシウマイブランケットまで!
クッションやブランケットは初めて見ました
初代のシウマイ弁当掛け紙のデザインも飾られていて、見ているだけで楽しい!
左は初代シウマイ弁当の掛け紙です。緑を基調としていたんですね!
お買い物が終わって店内をじっくり見てみると、「プチミュージアムショップ」の内装は、本当に細かいところまで電車を再現していることに気づきました。こちらは出口専用の自動ドア。
細部まで電車を再現
プチミュージアムショップを出て振り返ってみると、表側も電車になっていましたよ。
崎陽軒のこだわりが垣間見えます
ショップからの出口専用(一方通行)で、こちら側からショップに入ることはできませんが、ここで記念写真を撮ってもよさそうですね!
横浜名物シウマイが大人気の、崎陽軒 横浜工場見学をレポートしました。お出かけすると、崎陽軒がさらに身近に感じられると思います。ぜひ予約して行ってみてください!
【崎陽軒 横浜工場】
◆工場見学日:火・水・金・土曜(毎月末日と年末年始はお休みです)
◆開催時間:9:00~10:30、10:30~12:00、12:30~14:00、14:00~15:30
◆事前WEB予約制
崎陽軒予約申し込みサイトから予約。見学希望日の3カ月前の0時から予約申し込み可能。
◆無料
【プチミュージアムショップ】
◆営業日:火・水・金・土曜
◆営業時間:10:00~16:00(毎月末日と年末年始はお休みです)
◆入場無料
【クルマで行く場合】
最寄りのICは第三京浜道路・港北ICで、そこから5分ほどで到着します。(ICを降りた後は、新横浜元石川線を新横浜方面へ)
■駐車場:数台(無料・要予約)
【電車とバスで行く場合】
JR・横浜市市営地下鉄「新横浜駅」で降り、駅前バスターミナル「5番乗り場」から300系統の仲町台行きバスに乗り「港北インター」で下車。徒歩約5分。
横浜市市営地下鉄「新羽駅」で降り、バスターミナル「2番乗り場」から41系統の川向町折返場行きバスに乗り「新開橋」で下車。徒歩約15分。
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