梨狩りにハイキングに親子カフェ!子どもと一緒に藤沢におでかけ♪
藤沢(神奈川県)

2025/11/20 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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全国にはいろいろな企業ミュージアムがありますが、藤沢市にトラックで有名な「いすゞ」のミュージアムがあるのをご存知でしょうか?
その名も、「いすゞプラザ」!今回、実際に行って見学してきましたので、お隣にあるPLAZA
annexと合わせて詳しくご紹介したいと思います。
大人も子どもも楽しめる施設です!
いすゞプラザは、いすゞ自動車創立80周年記念事業の一環として、2017年に藤沢工場の近くに開館。地元の方をはじめ、市外からも多くの人が訪れています。
2階建ての大きなミュージアムです
ミュージアムといっても堅苦しいものではなく、実際に乗車できる車両があったり、ドライブシミュレーターがあったりと、体験しながら楽しく学べますよ!
気になる入館料は…なんと無料!ただし、来館2営業日前までの完全予約制なので、必ず公式ホームページで予約をしてから行きましょう。
※当日および前日の予約不可
■開館時間
10:00〜16:30(受付は15:30まで)
■休館日
日曜・月曜(祝日の場合は翌平日)・GW・夏季休暇・年末年始
いすゞプラザは、大きく3つの展示エリアに分かれています。まずは、「運ぶ」を支えるいすゞのエリアからご紹介したいと思います!
いすゞの創業は、1916(大正5)年。前身の東京石川島造船所が自動車生産に乗り出したことが始まりです。現存する国内自動車メーカーとしては、最も古い歴史があるそうです!
壁に年表が書かれています
エントランスには、いすゞが最初に作ったトラックの展示が!近代化産業遺産にも登録されている、貴重なトラックです。
1924(大正13)年製の「ウーズレーCP型トラック」
現代のトラックとはだいぶ形が違いますね。荷物の積載量は今より少ないですが、クラシカルなデザインで趣があります。
足を進めると、架空の街をイメージした1/87スケールの大きなジオラマがあるコーナーに出ます。
これだけ大きいと、見応えがあります!
ジオラマには、トラックやバスなど“いすゞの働くクルマ”のミニチュアが各所に配置されていて、“運ぶ”ことでみんなの暮らしを支えているのがわかります!
ジオラマは精巧にできていて、見入ってしまいます
1時間に1回(毎時15分)、15分間のジオラマショーも開催。クルマのミニチュアが走っている様子を解説付きで鑑賞できます。
ショーでは夜明け〜深夜の街が再現されています
ショーの観覧は1回毎に人数制限があり、土日祝日はすぐに埋まってしまうことも。先着制になりますので、早めに行かれるのがおすすめです!
いすゞプラザでは、トラックやバスなどの実物車両に乗ることができるんです!
こちらにある車両全部に、乗車が可能です!
大量の荷物が積める「大型トラック ギガトラクタ」に乗ってみましたが、シートの座り心地がよく、視界が広くて運転しやすそうでした。
トラックなので座席が高いです!
続いて、全国で活躍している「大型路線バス エルガ」に乗車。こちらでは、降車ボタンが押し放題!お子さまは喜ぶのではないでしょうか?
誰もいない静かなバスは、なんだか新鮮な感じがします
そしてこちらのコーナーでは、陸上自衛隊で使用されている大型トラックに乗ることも。滅多にない機会に興奮しました!
災害時に活躍する、耐久性の高い車両です
なお、陸上自衛隊の大型トラックの車両はすべていすゞが製造しているそうですよ。ご存知でしたか?
続いて、2階のいすゞのくるまづくりの展示エリアへ。こちらでは、いすゞのクルマがどのような工程で作られているのか、体験しながら知ることができます!
僕も興味津々です!
トラックはまず、調査・企画からスタート。その後、粘土で模型を作成したり、プレゼンをしたりして、デザインが決定します。
粘土の模型を実物大で作るのに驚きました!
デザイン決定後、大まかですが設計→試作・実験→エンジン生産→外装部分生産・組み立て→塗装→内装取り付け→車両組み立て→検査という流れを経て、車両が完成します!
組み立てる前のパーツも見られます
こちらのコーナーでは、トラック造りの一部が体験可能。デザイン体験では、タッチパネルで好きなクルマを選び、車体やガラス、タイヤなどに好きな色をつけられますよ!
色の組み合わせを考えるのが楽しい!
塗装体験では、スプレーガンで車体に塗装していきます。実際の塗料ではなくデジタルですが、色がついていく感覚がリアルに感じられました。
均等に塗るのがなかなか難しい!
生産工程はジオラマでも!
展示エリアの一角には、藤沢工場の車両生産ラインを再現したジオラマがあります。緻密な作りで、生産の流れがわかりやすいです!
ジオラマは動く様子も見られます
こちらのエリアには、トラックの運転が体験できるドライブシミュレーターも設置されています。トラックのシミュレーターは珍しいのではないでしょうか?
初めての体験です!
画面にはトラック仕様のサイドミラーやアンダーミラーも表示されていて、本格的!運転の感覚も乗用車とはちょっと違い、交差点を曲がるのにも苦労しました(笑)。
街並みや道路は藤沢市がモデルになっています
シミュレーターは特に年齢制限がありませんが、小さなお子さまはアクセルやブレーキに足が届かないので、大人がサポートしてあげてくださいね。
他にもこちらのエリアでは、いろいろな素材にさわったり、自分がカスタマイズしたクルマをスクリーンに走らせたりすることも!
体験展示がたくさんあります
お時間の許す限り、ぜひ、いろいろと体験してみてください。
次にやって来たのは、いすゞの歴史の展示エリア。これまでいすゞが生み出してきた名車の数々がズラリと並んでいます!
撮影スポットとしても人気のエリアです(乗車は不可)
こちらは、昭和初期に生産されていた「スミダM型バス」。国産初の乗り合い自動車で、日本のバス産業の出発点とも言えるバスです!
レストアされていて、なんと今でも実走可能だそう
レトロなデザインや色合いが良い味を出しています。お子さまと一緒に撮影するのにピッタリな小さなサイズの“コスミダ”もありますので、お見逃しなく。
こちらは自転車(ペダルカー)なんだとか!
なお、トラックや大型車のイメージが強いいすゞですが、1990年代初頭までは乗用車の生産もしていました。1980年代には、「ジェミニ」が大ヒット!おしゃれなクルマの代名詞だったそうです。
1974(昭和49)年製のジェミニ。鮮やかなイエローが目を引きます
歴代車両のミニカーも!
クルマは、実物だけでなくミニカーでも展示されています。多種多様な車両があり、いすゞの長い歴史を感じました!
これだけ並んでいると圧巻です!
展示を楽しんだ後は、お土産を探しにプラザショップを訪れました。
こちらには、アパレルから雑貨まで、いすゞのオリジナルグッズがいっぱい!
どれにするか迷います
大人向けのスタイリッシュなものから子どもが喜ぶトミカまで揃っていて、あれもこれも欲しくなってしまいました。
ここでしか手に入らないものも!
ぜひ、お気に入りを見つけてみてくださいね。
いすゞプラザをたっぷりと満喫した後は、お隣のPLAZA annexへお邪魔しました!こちらはいすゞが運営する、7階建てのホテルです。
いすゞプラザの真横にあります
まずは、1階にあるカフェからご紹介します。カフェは、ホテル宿泊者以外も利用可能ですよ!
「SAKURA cafe」は、約80席ある広々としたカフェです。屋内席とテラス席があるので、お好きな席を選びましょう。
テラス席はガーデンにあり、自然豊か!
メニューは、カレーやパスタなどの洋食や、スイーツがあります。僕は今回、ランチにボロネーゼをいただきました。
完熟ドライトマトと茄子のボロネーゼ(サラダ付き)1,080円
ボロネーゼは、ひき肉のうま味と風味がソースに溶け出していて、濃厚!深みのある味わいでした。
そしてデザートには、ケーキとフラッペをオーダー。甘党の僕にはたまらない組み合わせです(笑)。
苺ショートケーキ550円、和紅茶フラッペ600円
ケーキは軽めのスポンジで、甘さ控えめ。何個でも食べられそうです!フラッペは茶葉の味がしっかり出ていて、ホイップやマカロンとの相性もバッチリでした。
※フラッペは季節により内容が変わります
外に展示されているトラックを眺めながら、優雅なひと時を過ごしました
なお、こちらのカフェにはお子さま向けのメニューもあります。おまけもついてきますので、お子さま連れの方は注文してみてはいかがでしょうか?
キッズプレート800円。おまけは時期により変わります(この日は写真下のリストバンド)
続いては、PLAZA annexのホテルをご紹介します。ホテルのロビーと受付は1階にありますので、まずはそちらでチェックインをします。
モダンで清潔感のあるロビー
部屋は、ツインルーム・キングベッドルーム・ワイドキングベッドルームの3種類。おひとり様からファミリーまで、対応しています!
こちらはツインルーム。壁にはいすゞの名車の写真が!
ちなみに、ベッドは世界の高級ホテルでも採用されている「シモンズ」のもの。ポケットコイルが体圧を分散し、快適な睡眠をサポートしてくれるそうです。
適度な硬さがあり、腰にも良さそう!
部屋には、頭上からのオーバーヘッドシャワー・横からのボディシャワー・ハンディシャワーの3つが完備。全身リフレッシュできます!
水流はお好みの強さや向きに調整できます
部屋にシャワーがついていますが、ホテルの7階には大浴場もあります。足を伸ばして大きな浴槽に浸かれるのは、うれしいですね!
大浴場(男湯)。窓からは藤沢工場が見えます
■アメニティについて
フロントの前にアメニティバイキングがあり、歯ブラシ・カミソリ・化粧水・クレンジングなどがもらえます。
充実の品揃え!スティックコーヒーや紅茶もあります
PLAZA annexは、1名1泊(素泊まりで2名利用の場合)6,000円〜。この設備でこの価格はリーズナブルではないでしょうか?こちらを拠点にして湘南や鎌倉観光をするのもおすすめですよ。
宿泊プランは、夕食や朝食ビュッフェ付きもあります。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
【PLAZA annex】
◆営業時間:
SAKURA
café10:00〜16:30(L.O.16:15)
※ランチメニューは11:00〜14:00
※いすゞの社員食堂も兼ねているため、平日11:30〜13:15は混雑する場合あり
ホテルチェックイン15:00〜、チェックアウト10:00
◆定休日:無し
人にもよりますが、30分〜1時間程度滞在される方が多いそうです。
小学生以上だと展示の理解が深まり、全体を楽しめると思います。ただ、ジオラマを見たりバスに乗ったりと体験型の展示がいろいろあるので、未就学児でも楽しめますよ!
授乳室やおむつ替えシートもあり安心
1階エントランスホールや2階のテラスにベンチがあり、そちらで休憩ができます。1階には自動販売機も設置されています。
2階のテラスは開放的な雰囲気で気持ち良いです
藤沢工場の見学は小学校の社会科見学(授業の一環)のみの受付で、一般の方は見学できません。
圏央道を利用の場合、最寄りのICは海老名ICで、そこから約15分で到着します。なお、右折入場はできないのでご注意を。
■いすゞプラザ駐車場
臨時駐車場含め140台あり(無料)
■PLAZA
annex駐車場
ホテル正面に6台(無料)・いすゞプラザ裏手にタイムズパーキング27台あり
(宿泊者は無料、カフェ利用者は割引あり)
タイムズPLAZA annex
最寄り駅は小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーラインの湘南台駅です。歩くと約17分かかりますので、バスの利用がおすすめです。
■バスについて
湘南台駅の東口から無料送迎バスが出ています。湘南台駅から約10分でいすゞプラザに着きます。
以上、いすゞプラザとPLAZA
annexをご紹介しました。
いすゞプラザは無料とは思えないほど、展示が充実していて、あっという間に時間が過ぎてしまいました!
PLAZA
annexに宿泊し、いすゞプラザ見学と合わせて鎌倉などを観光するのもおすすめです。ぜひ、ご家族などで訪れてみてくださいね!
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