お団子と渓谷

もち料理に空飛ぶだんご!?岩手・一関のおすすめ観光&グルメスポット!
一関(岩手県)

2016/09/15 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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自然が織りなす景観など見どころいっぱいの一関

岩手県の最南端にあり、宮城県の県境に位置する一関(いちのせき)市。山や美しい渓谷、世界遺産に登録された平泉などがあり、観光資源が豊富な街です。

今回は、そんな一関で見つけた、個人的におすすめの観光&グルメスポットをご紹介したいと思います。

絶景&珍景が楽しめる「厳美渓(げんびけい)」!

一関市に来たらぜひ訪れて頂きたいのが、JR一関駅からクルマで20分ほどの場所にある、厳美渓。

厳美渓は、磐井川沿いに約2キロにわたって広がる渓谷です。甌穴(水流の浸食によりできた穴)などがあり、自然がつくり出すダイナミックな絶景を楽しむことができます。

荒々しい岩の渓谷

厳美渓。国の“名勝・天然記念物”に指定されています

古くから景勝地として親しまれており、あの仙台藩主であった“伊達正宗”も、この美しい景観を褒めたたえたんだそう。

ゴツゴツした岩と川の水

綺麗なエメラルドグリーンの水流です

木々が茂る岩の淵

崖のギリギリまで歩いて行けるので、迫力も満点!

上流は荒々しい急流地ですが、下流は穏やかで静かな流れになっています。上流と下流で違う雰囲気が楽しめますので、ぜひ、どちらも散策してみてくださいね。

そして、厳美渓にきたら外せないのが、郭公屋の「かっこうだんご」!

年季の入ったお店の看板

郭公屋(かっこうや)。明治11年創業の老舗です

こちらは、世にも珍しい“空を飛ぶだんご”として有名なんです!

お店の対岸にある籠に代金を入れ、合図の板をたたくと…。

木づちで板を叩く様子

“カンカン”

籠がグングンと空にのぼって行きます…。

ロープをつたって上がっていく籠

対岸に吸い寄せられていきます

しばらくすると、お茶とおだんごが入った籠が空を飛んでやってきました。

素早く戻ってくる籠

ビューン!写真では伝わりにくいですが、結構速いです

籠に入ったお茶とお団子

お茶とおだんごを無事に入手しました

かなりのスピードで飛んでくるのですが、お茶が一滴もこぼれていませんでした…!

おだんごは一人前400円で、あんこ・ごま・みたらしが入っています。美しい景色を見ながら食べるお団子は格別ですよ。

3本のお団子とお茶

やわらかくモチモチで美味しいです

なぜおだんごが空を飛ぶかというと…。お店から高低差のある対岸にもおだんごを販売するために、このユニークなシステムが生まれたそうです。

お店の2階からは、おだんごを対岸に飛ばす様子を見学することもできます。

籠を操作する人

ここからおだんごを飛ばします。籠の昇降はすべて手動!

ロープをつたう籠

絶妙な角度とロープさばきで対岸におだんごを届けます

また、おだんごはお店の中でも頂くことができます。店内で渓流を眺めながら、のんびりとするのもおすすめです。

テーブルと椅子がある店内

店内は開放感があり、景色がよく見えます

厳美渓は、秋は紅葉、冬は雪景色…と季節によって違う風景になります。どの季節に行っても楽しめると思いますので、ぜひ、訪れてみてくださいね。※郭公屋さんは冬季休業(11月秋分の日の頃から翌年3月初め頃)なのでご注意を

紅葉する渓谷の景色

秋は紅葉が観賞できます

雪で真っ白になった渓谷

冬の雪景色も美しいです

一関のソウルフード、もち料理が食べられる「三彩館ふじせい」

実は一関市は、“もちの聖地”と呼ばれている場所でもあるんです。お正月のみならず、冠婚葬祭、季節の行事、おもてなしなど、あらゆる節目でおもちを食べる文化が根付いているそう。

現在一関には、もち料理が食べられるお店がたくさんあります。そんな数あるもち料理屋さんの中から私がおすすめしたいのが、こちらの「三彩館ふじせい」。

ふじせい外観

三彩館ふじせい。JR一ノ関駅のすぐ近くにあります

木のテーブルと椅子がある店内

店内は落ち着いた雰囲気です

「三彩館ふじせい」では、伝統のもち料理をアレンジしたオリジナルの“ひと口もち膳”を頂くことができます。“色々な味が少しづつ楽しめる!”“見た目が可愛い”など、人気のメニューです。

箱膳とお雑煮

ひと口もち膳(お雑煮付き)1620円。上には説明書きが

ひと口もち膳は、お重に入って提供されます。お重の蓋をあけてみると…。

中が9個に仕切られた箱膳

真ん中の大根おろし以外は、ぜんぶもち料理です

ひと口サイズのもち料理がぜんぶで8種類(中央は箸休めの大根おろし)。それぞれ可愛らしい小鉢に入っていて、目にも楽しいです!

おもちは、あんこ、ずんだなど定番の味つけのほかに、納豆、海老などちょっと変わったものも入っていて、どれも美味しいです。

ちなみに、セットのお雑煮はきめ細かいおもちによく合う、ゆず風味の優しい味わいでした。

もちがのびる様子

つきたてのお餅なので、よくのびます

ひと口もち膳の他に、おもちの一品料理もあります。こちらのおろし揚げ餅は、外はカリッ、中はもちっとした食感が楽しめ、おすすめですよ。

揚げ餅に醤油をかける場面

おろし揚げ餅430円。大根おろしをたっぷり絡めて頂きます

さまざまなもち料理が楽しめる「三彩館ふじせい」で、ぜひ、一関のもち文化に触れてみてくださいね。

岩手県産の絶品お肉がいただける「ミートレストラン 格之進」

岩手県には「いわて南牛」などブランド黒毛和牛がいくつかあるのですが、こちらの「ミートレストラン 格之進」では、そんな岩手県産黒毛和牛の絶品お肉料理を味わうことができます。

格之進外観

ミートレストラン格之進。国道4号沿いにあります

店内は古民家のようなどこか懐かしい雰囲気で、お子様から年配の方までくつろげる空間になっています。

暗めの照明の店内

奥には焼肉ができる個室もあります

おすすめは、こちらの“いちのせきグリル”!ひと皿でハンバーグ、熟成黒毛和牛ステーキ、一関ミートソーセージが味わえる、贅沢な逸品です。

鉄板皿にのった料理

いちのせきグリル3542円。ボリューム満点です

ハンバーグは黒格ハンバーグといって、黒毛和牛が100%使用されています。挽肉と塩麹を一緒に練り込んで味つけをすることで、お肉本来の旨味をさらに引き出しているそう。

半分に割ったハンバーグ

肉汁たっぷりのジューシーなハンバーグです

肉の味がしっかりとしてコクがあり、美味しいです!ステーキ、ソーセージも肉本来の味が生かされていて、お肉好きにはたまりません。お肉好きな方はぜひ、食べてみてくださいね。

「ミートレストラン 格之進」はお肉の他に、“地産地消”にもこだわっているお店なんです。サラダなどのサイドメニューも、一関や岩手県産のものを中心に使用しています。

肉とにんにくがのったサラダ

野菜とお肉がたっぷり!MR格之進サラダ950円

地元の野菜を使用していますので、どれもフレッシュです!サラダはひとつで2~4名分ありますので、ご家族やグループでいらした時にいかがでしょうか?

また、“地産地消”のモットーはドリンクメニューにも反映されています。陸前高田で製造されたサイダーや一関のカシスを使用したソーダなど、ご当地ドリンクも味わえますので、ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね!

透明なサイダーと赤いサイダー

どちらも炭酸がきいていて爽やか!

ミートレストラン 格之進

格之進外観

観光にグルメに、一関は魅力がいっぱい!

一関の観光&グルメ情報、いかがでしたか?

一関には他にも、平泉世界遺産群や一関温泉など、ご紹介し切れなかったおすすめスポットがたくさんあります。ソースかつ丼やおそばなどまだまだ美味しいものもありますので、ぜひ、訪れてみてくださいね!

※この記事は2016/09/15時点のものです

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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