
もち料理に空飛ぶだんご!?岩手・一関のおすすめ観光&グルメスポット!
一関(岩手県)
2016/09/29 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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岩手県の中央にある自然豊かな街、花巻市。花巻は宮沢賢治生誕の地で、記念館や賢治作品の題材になった場所など、賢治にまつわるスポットがたくさんあるんです。
今回、出張で花巻に行く機会があったので、仕事の合間に宮沢賢治童話村・山猫軒・イギリス海岸の3カ所を巡ってきました。とても良い場所だったので、その様子を皆さまにお伝えしたいと思います。
「宮沢賢治童話村」は、JR東北線花巻駅からクルマで約20分の場所にあります。
到着すると、銀河ステーションを模した入口が目に飛び込んできました。
宮沢賢治童話村の入口、銀河ステーション
賢治の作品・“銀河鉄道の夜”では、ここから銀河鉄道の旅が始まります…!入口からワクワクしますね。
MAPを確認すると、村内には賢治の学校・賢治の教室・ふくろうの小怪・妖精の小径・山の草園と、大きく5つのエリアがありました。
童話村MAP。とても広いです
それではさっそく、順番にまわって宮沢賢治の世界を体験したいと思います!
まず訪れたのは、「賢治の学校」。こちらは、賢治の幻想的な童話の世界を観たり体感したりできる施設です。
賢治の学校。入場料は賢治の教室と共通で大人350円、高大生250円、小中生150円
だんだんのっぽになるゲートがあったり、上りなのか下りなのかわからない階段があったりと、学校のまわりもちょっと不思議な雰囲気です。
床には銀河鉄道に登場する星座が散らばっています
中に入ると、最初にファンタジックホールという場所が現れました。このホールは賢治の世界に入り込む、いわば物語のプロローグ的な場所だそうです。
美術館みたいなアーティスティックな空間です
賢治の人となりや童話の代表作などの紹介がありますので、あまり賢治を知らない方でも、ここで知ることができますよ。
そしてファンタジックホールのお隣には、“宇宙の部屋”という場所がありました。
入口の文字。どんな部屋なのでしょうか?
ドキドキしながら進むと…。中は3枚の大きな鏡で構成された幻想的な空間になっていました!
きらきらきら…。鏡に光が反射してキレイです
まるで巨大な万華鏡の中にいるようです。時折り星がきらめく音が響き渡り、宇宙の神秘が感じられました。
進んで行くと、奥には“大地の部屋”があります。ここは、“*イーハトーブに生きとし活けるものたちの世界”と題されていて、昆虫・小動物・草木など巨大ジオラマが展示されています。
*イーハトーブ…賢治の造語で、岩手をモチーフとした架空の理想郷
巨大なアリ…!賢治の童話の世界に迷い込んだようです
自分が小さな存在になったような錯覚に陥りました。昆虫の見た目はちょっと怖いですが、布製でふかふかしていて、温かみがありましたよ。
ほかにも、校内にはイーハトーブの風や雲を体感する空間や、やまなし(クラムボンはかぷかぷ笑ったよ~というフレーズが印象的な作品)の世界のような水のゆらめきを体感できる場所がありました。
セロ弾きのゴーシュなどのミニジオラマも展示されています
15分ほどでまわれる大きさでありながらも、宮沢賢治の童話の世界がこの学校に凝縮されていました。ぜひ、立ち寄ってみてくださいね!
次に訪れたのは、ログハウスが建ち並ぶ「賢治の教室」。
ログハウスの一帯が賢治の教室エリアです
ここでは、賢治の童話作品に登場する動物や植物などについて、楽しみながら学ぶことができます。
鳥の教室。窓のように見える部分に仕掛けがあります
私のおすすめは、こちらの“動物の教室”です。
動物の教室。キツネのマークがキュート!
クマやキツネなど色々な動物についての展示があるのですが、とにかく可愛らしいんです。ユニークな動物のペーパークラフトもあり、見ているだけでも楽しいですよ。
教室内には動物の鳴き声が響いていました
子どもから大人まで楽しめると思いますので、ぜひ、見てみてくださいね。
賢治の教室には、お土産屋さんも併設されています。
色々な賢治グッズが販売されています
童話村に来た記念やお土産にいかがでしょうか?ちなみに、私は雨ニモマケズ~の手ぬぐいを購入しました。これを見て、くじけそうな時は自分を鼓舞したいと思います(笑)。
展示を見たあとは、“妖精の小怪”を散策しました。
妖精の小怪には水晶のようなオブジェがところどころにあり、夢の中みたいでした。
虹色に輝いていてキレイです
“月夜のでんしんばしら”のオブジェもありました
ほかにも“ふくろうの小怪”など散策スポットがありますので、じっくり見てまわり、賢治の世界観に浸っちゃいましょう!
皆さんは賢治の作品、“注文の多い料理店”を読んだことはありますか?
2人の紳士が山で迷い、不思議な西洋料理店で変な注文を次々に受ける…という有名なお話です。
花巻には、そんな“注文の多い料理店”の作中に出てくる料理店と同じ名前のお店、「山猫軒」があるんです。
今回訪れた新花巻駅にある「銀河プラザ 山猫軒」。本店の「WILDCAT HOUSE 山猫軒」は宮沢賢治記念館駐車場内にあります
西洋料理店…ではなく、和な雰囲気です
「銀河プラザ 山猫軒」では、花巻の名物である“わんこそば”を食べることができます。宮沢賢治も“そば好き”として有名だったそうですので、花巻のおそばを食べて、思いを馳せてみてはいかがでしょうか!?
“わんこそば”は花巻が発祥の地なんだそう
わんこそばの食べ放題は、上わんこ3,300円、並わんこ2,800円。 時間は無制限ですので、心ゆくまでわんこそばを堪能したい方におすすめです!(上と並は、薬味の種類・数が異なります)
おわんが空くと、横から給仕さんがおそばをサーブしてくれますよ
そこまで食べられない…という方には、わんこそばセットがおすすめです。給仕の方はつきませんが、わんこそばの気分が味わえますよ。
わんこそばセット1,600円。かけそば2杯分だそう
食べ放題もわんこそばセットも、天ぷらやとろろいもなどがつきますので、お好みでおそばにかけて召しあがってくださいね。
大きなえび天。おそばによく合います!
私はわんこそばセットを注文しましたが、結構お腹いっぱいになりました!
なお、わんこそば食べ放題に挑戦したい場合は、必ず前もって予約するようにしてくださいね。
お時間があれば、花巻市街地の奥にある、「イギリス海岸」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
近くに駐車場もあります
イギリス海岸…といっても海ではなく、瀬川と北上川が合流する地点の西岸のことです。白い泥岩層が川に沿って露出していたため、賢治が「イギリスあたりの白亜の海岸を歩いているような気がする」といって「イギリス海岸」と名づけたんだとか。
イギリス海岸。この日は残念ながら泥岩層は見られませんでした
河川管理が進んだため、近年は川の水位が下がった時にしか泥岩層が見られないですが、ゆっくりするのにちょうど良いスポットだと思います。
散策しながら、当時の賢治に想いを巡らせてみてくださいね。
花巻の賢治にまつわるスポット、いかがでしたか?
賢治作品にそこまで詳しくなくても楽しめますが、前もって賢治作品を読んでから行くと、より一層花巻を楽しめると思います!
私は、また改めて賢治作品が読みたくなったので、少しずつ揃えて読んで行きたいと思います…!
※この記事は2016/09/29時点のものです
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