日本の伝統文化と歴史を感じられる街、つくばみらい
つくばみらい(茨城県)

2015/09/10 更新

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過去と未来が共存するまち

市名に「みらい」という言葉が入り、市内を通るつくばエクスプレスの駅名も「みらい平」であるつくばみらい市。その名前とともに、都内で働く人たちのベッドタウンであることからも、常に未来を感じさせる街です。

そんな街の雰囲気の中、日本の歴史と伝統を感じさせてくれる施設もあるので、ご紹介します。
伝統と「みらい」の共存する街の意外な一面をお楽しみください。

大迫力の稽古と、絶品のちゃんこ鍋「立浪部屋」

日本の伝統文化を感じさせてくれるものを一つあげるとしたら、皆さんはなにをイメージしますか?
能や歌舞伎、茶道や華道。人によってその答えは様々かと思います。

その中に、「大相撲」をあげる人も多いのではないでしょうか。実は、つくばみらい市と大相撲は、深い縁があるのです。
なんと、ここつくばみらい市には、角界の名門「立浪部屋」が居を構えているのです。

モノトーンのシックな外観です

立浪部屋は2007年に、両国から移転してきました。現在の親方は7代目で、元小結の旭豊関が務められています。(2015年9月現在)

格式を感じさせる看板です

今回は特別に朝稽古を見学させて頂きました。

道路に面した稽古場。歩いている方からも稽古の様子が見えるようになっています

ふだん目にすることのない風景はとても新鮮です

実際の稽古の様子は、「大迫力」の一言です。普段テレビで見ることの多い大相撲ですが、実際に見てみると大違い。その迫力に圧倒されました。

「ゴツン」という鈍い音がする立ち合いと、その後の両力士の攻防は目を離せません。
何番も連続して行われるので、力士の体からは汗が立ち上り、息遣いが伝わってきました。

迫力のある稽古を見学した後は、ちゃんこの時間です。力士の方が作られたちゃんこは…。

直径40cmは優にある大きさ。立浪部屋の文字が目を引きます

驚いたのは鍋の大きさと深さ、具の多さ!まさにお相撲さんの食べるちゃんこ鍋です。量だけでなく、栄養にも十分に配慮されているため、力士の方々は安心して体を大きくできるようです。

特別に食べさせていただいたのですが、味は絶品の一言です。力士の方によって味付けは変わるようですが、味噌がしみ込んだつくねや野菜はいくらでも食べられるかと思ったほどです。思わず、おかわりをしてしまいました。
力士にとっては、食べることも仕事と言います。
より栄養価が高く、より美味しく食べるという工夫を感じました。

江戸時代にタイムスリップ!「ワープステーション江戸」

次は、「ワープステーション江戸」の紹介です。その名が示すとおり、実際に江戸時代にワープした気分を味わおうという趣旨のロケ施設でつくばエクスプレス「みらい平」駅からクルマで10分ほどの距離にあります。
映画やドラマの撮影に使われるというだけあって、建物の一つ一つが時代考証に基づいて作られています。エンターテイメント性に加え、学術的な側面からみても楽しめる施設となっています。

江戸時代にタイムスリップした気分です

上の写真は、「武家通りと大店通り」。向こうに見える太鼓橋や両側の家並みを見ると、映画やドラマのワンシーンを思い出す方もいるかもしれません。

通りの脇に目をやると積まれた桶が。これは火事があった時に、すぐに消火を行えるようにするためのものだそうです。当時の家は木造ですから、火事になったら住民総出で消火をしたんですね。

大きな桶と小さい桶。手分けして消火した姿が思い浮かびます

「武家通りと大店通り」を抜けると、目の前に現れる風景がこちら。

柳の木も風情を醸し出しています

堀に浮かぶ二艘の船と、奥には「蔵」の連なりがみえます。江戸時代の物流は海運が主流でした。当時の商人たちは、海運を駆使して富を築いたようです。
そう思って見てみると、蔵から様々な荷物を出し、船に積み込み、船が出発する風景が目に浮かんでくるようです。江戸時代の生活感がよみがえってきますね。

この建物の脇には、江戸の集合住宅である「長屋」があります。

家と家の間にある木で覆われた通路は下水道です!

当時の町人や職人などが借家住まいをしていたところで、今で言うアパートのようなものです。
この長屋の並びには、井戸もあります。よく、何人かで話をすることを井戸端会議と言いますが、当時の井戸は長屋の脇などの生活に密着した場所にありました。井戸に水をくみに集まった人たちが、よもやま話をしたことに由来があるそうです。

井戸の水をくみながらいろんな話をしたんですね

また、当時の江戸は世界一といわれる水道システムを持っていました。一般に井戸というと地下水をくみ上げるイメージがありますが、江戸時代、玉川上水から引かれた上水道が完成されていたため、この井戸もその上水道からくみ上げるだけでよかったのです。

同時に、下水道も発達しており衛生面も完備されていたとか。こんなに水道システムが発達していたのは世界でも珍しいとのことです。

別の場所には「宿場街」も再現されています。

施設内で最も庶民的な景観と言われており、うらぶれた雰囲気をだすために、ところどころ障子が破れていたりしています。

そこで目にしたのが上の写真。一見ベンチのようにも見えますが、こちらは今で言う折り畳み式のデスクになっています。昼間は商品を置いて商売をしていたようです。
夜になると、台を持ち上げることで…。

パタンと上に持ち上がります

ご覧になると分かると思いますが、折りたたんだ台が窓をふさぐことにより、雨戸の役割を果たしているのです。こんなところにも当時の生活の知恵を垣間見ることができました。

ワープステーション江戸には、まだまだ見どころが沢山あります。スペースの都合でご紹介できないのが、とても心苦しいです。ぜひ一度足を運んでみて下さい。

街中にも撮影スポットが!「小目沼橋」

「つくばみらいフィルムコミッション」というプロジェクトが展開されているつくばみらい市。
ワープステーションばかりでなく、街中にも撮影スポットがもりだくさんです。
時代劇などの撮影に適した寺社・仏閣に加え、古民家や邸宅等々。味のある建築物が数多くあります。
今回は、その中の一つ「小目沼橋(おめぬまばし)」をご紹介。市内にある小貝川にかかる橋です。

時代劇でよく目にする木組みの橋です。ワープステーションでも川に模した撮影場所はありましたが、実際の川にかかる橋はリアリティがあります。

行ってみると分かりますが、結構長いです

周りを草木に囲まれているため、衣装を身にまとった役者さんがこの橋を渡るとリアリティのある時代劇が撮影できそうです。
自然も残されており、都内からのアクセスも良いため、重宝されている撮影スポットということです。

小目沼橋(おめぬまばし)

さいごに

つくばみらい市の歴史と伝統を感じられる見どころのご紹介でした。
都心から1時間程度のつくばみらい市で体験できる日本の伝統文化。ニュータウンのイメージが強かった方には意外かもしれません。

仕事で、プライベートで、つくばみらい市を訪れる機会がありましたら、こんな観点から街を眺めてみてはどうですか?

※この記事は2015/09/10時点の情報です
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