
カメラを持って、秋のひたちなかへGO!
ひたちなか(茨城県)
2017/02/09 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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今の時期ちょうど見ごろを迎える花と言えば…そう、梅です!水戸には“関東三大梅林”にも選ばれる梅の名所があるのをご存知ですか?
その名も「偕楽園」!
偕楽園では毎年梅の見頃にあわせて「梅まつり」が開催され、いろいろな催しものもおこなわれているんです。
今回はそんな梅の名所で知られる偕楽園の様子を少しだけご紹介したいと思います!
偕楽園は天保13年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって造られた庭園。“領内の民と偕(とも)に楽しむ場”として、藩主や藩士だけでなく庶民にも開放されました。
広い園内にある梅の花は約100品種、3,000本!そして入園料は無料です!美しい梅の花が無料で楽しめるとあって、この時期はとくにたくさんの観梅客でにぎわいます。
園内には白やピンクの梅の花が咲きわたります
偕楽園へのアクセスは、常磐自動車道 水戸ICや北関東自動車道 茨城町東ICや北関東自動車道 水戸南ICを降りて、それぞれ約20分。
園内には大型駐車場が3つもあり、全部でなんと約500台も収容可能。それでも梅まつり期間中の土日は混み合うので、早めの来園をおすすめします!(※梅まつり期間中は有料、期間外は無料です)
駐車場は市道見川114号線沿いにあります
電車でお越しの方は通常JR常磐線水戸駅で降りてバスで約20分で行けますが、梅まつり期間中は偕楽園前に臨時の駅が開設されるので、そちらの利用が便利です!
偕楽園には好文亭表門など5つの門があります。どちらの門から入っても園内をぐるりと回ることができますので、最寄りの門から入りましょう!
私は東門から入園しました!
東門すぐそばにあるのは、「見晴亭」。
数寄屋造りの趣きある佇まいの建物です
中はお土産物も購入できる観光案内所になっています。授乳室やちょっと珍しい個室タイプの無料休憩室もあるので、ぜひ利用しましょう!
偕楽園の歴史も学ぶことができます
店頭には偕楽園のパンフレットやマップが。偕楽園はとっても広いので、園内を歩く前にゲットしておくのがおすすめです!
「梅まつり」のパンフレットもこちらでゲット
園内には見渡す限り…梅、梅、梅!ピンクや白、いろいろな梅の花が咲きわたる様子は圧巻です。
上空から見るとまるで薄ピンク色のじゅうたんのように広がっています
青空とのコントラストがとても綺麗!
近付いてみると、桜や桃とは違うほんのり甘くさわやかな香りが!写真では伝わらないと思うので、ぜひ実際に香ってみてくださいね。
この時期だけの貴重な香りです
ここで注目したいのが、こちらの名札。園内あちらこちらの梅の木に掛けられていて、その梅の品種や特徴を知ることができるんです!
きれいな梅の花を見つけたら、この名札もチェックするのがおすすめですよ。
こんなに種類があったのかと驚きます!
園内を歩いていると目を引くのが、囲いで覆われた木。これは「水戸の六名木」と呼ばれ、偕楽園・弘道館にあるすべての梅の中でもとくに花の形・香り・色が優れている梅なんです!
「神セブン」ならぬ「梅シックス」の証!
花の部分を見てみると、それぞれに花びらの枚数や色合いなどが微妙に違っていて…実に個性豊か!その名の通り園内に6本あるので、探してみてはいかがでしょうか。
左上から時計回りに「列公梅」「白難波」「虎の尾」「柳川しだれ」「江南所無」「月影」
偕楽園の南・桜川沿いの「田鶴鳴梅林(たづなきばいりん)」や「猩々梅林(しょうじょうばいりん)」などがある偕楽園拡張部は、1000本もの色鮮やかな梅の花が見られるおすすめのスポット。ぜひ合わせてご覧ください!
歩きやすく整備されています!
そんな梅の見頃にあわせて開催されるのが「水戸の梅まつり」。屋外で野点茶会や水戸納豆の早食い大会などイベントが多数おこなわれ、たくさんの人でにぎわう一大まつりです!
「観梅芸能まつり」では美しい舞を見ることができます
夜はこんなライトアップも!
今年2017年は、2月18日(土)~3月31日(金)まで開催されます。美しい梅の花とイベントが両方楽しめる絶好の機会!ぜひ足を運んでみてくださいね!
【第121回 水戸の梅まつり】
◆期間:2017年2月18日(土)~3月31日(金)
◆会場:偕楽園・弘道館
◆休園日:無休
◆入園料:無料(好文亭・弘道館は有料)
イベントスケジュールやその他詳細は水戸観光協会ホームページをご覧ください。
梅の名所でありながら、実は金沢の兼六園・岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつでもある偕楽園。梅以外の見どころもたくさんあるので、いくつか紹介したいと思います。
“陰と陽の調和”を重んじていた斉昭。偕楽園も園全体を通して、その陰と陽の世界を表現したと言われています。
好文亭表門から一の木戸を抜けると幽遠閑寂な「陰の世界」が広がっています。
左には「孟宗 (もうそう) 竹林」と呼ばれる竹林、右には「大杉森」と呼ばれる杉林。木々がつくりだす日陰が心地良く、心が自然と落ちついてきます。
マイナスイオンたっぷり!日頃のイライラも消えていくようです
歩みを進めると見えてくるのが「吐玉泉(とぎょくせん)」。常陸太田市の真弓山の大理石を使ってつくられていて、周辺の湧き水を集められ噴出しています。
この水は眼病に効くといわれ、茶の湯にも使用されました。
流れ出る水の音が心地良く響きます
吐玉泉の隣にそびえ立つのは、「太郎杉」。さきほどから見ていた杉より1回りも2回りも大きく、樹齢はなんと約800年といわれています!
根元に立ってみると、その大きさをより実感できます!
華やかな梅の花が“陽”。その対となるエリアとして斉昭がつくりだした「陰の世界」、心静かに歩いてみてはいかがでしょうか。
偕楽園の大きな見どころのひとつが、陰の世界を抜けた先にある「好文亭」。この場所で文人墨客や家臣、領内の人々を集めて詩歌や管弦の催しがおこなわれました。
杮葺き・茅葺きの屋根が風情ある、素敵な建物です!
好文亭は2層3階建ての好文亭本体と、平屋建ての奥御殿で構成されています。奥御殿には部屋が10室、藩主夫人などの休養の場として使用されました。
それぞれの部屋には、部屋の名前にちなんだきらびやかな襖絵が施されています。金箔をあしらった梅の花や青々とした竹など、趣向の異なる襖絵は見ていてまったく飽きません!
こんな部屋で過ごしてみたい!
好文亭の最上階からの眺めは、また絶景!偕楽園の園内はもちろん、隣の千波湖を一望することができます。
風が心地よく吹き抜けていきます!
個人的に気になったのがこちらの空洞…なんだと思いますか?なんとこちらは“エレベーター”なんです!
エレベーターと言っても人が乗る訳ではなく、料理を運搬するために使われていたもの。空洞の上に滑車があり、紐を引いて動かしていました。
江戸時代にもこんな画期的な仕組みがあったのですね!
風情があるだけではなく、斉昭の創意工夫が随所に見られる「好文亭」。春休み・夏休み・冬休み以外の土曜日は、小中高生はなんと入館無料。ぜひお子さんと一緒に訪れてみてくださいね!
◆開館時間
【2月18日~9月30日】 9:00~17:00
【10月1日~2月17日】 9:00~16:30
◆入館料
大人:200円(中学校の生徒を除く15歳以上の方)
小人:100円(小学生・中学生)
※詳細は公式ホームページをご覧ください
いかがでしたか?梅まつりで有名な偕楽園の見どころを少しだけご紹介しました。
「桜のお花見はするけど…」という方!今年は梅のお花見も楽しんでみませんか?
もちろん偕楽園は梅の時期以外に訪れても楽しめます。一日のんびり過ごせば、日頃のストレスもすっきり!リラックスできること間違いなしのおすすめスポットです。
川が流れる美しい庭園も楽しめます
※この記事は2017/02/09時点のものです
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