石手寺三重塔と本堂

地元民がおすすめ!松山の観光スポット6選
松山(愛媛県)

2025/08/21 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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松山に来たら外せないスポットをご紹介!

愛媛県の中部に位置し、県庁所在地である松山市。歴史的な建造物や偉人にまつわる場所、温泉などがあり、多くの人が観光に訪れています。

今回は、そんな松山在住の私が、おすすめ観光スポットを厳選してお伝えしたいと思います!

松山のアクセス&駐車場情報

クルマで行く場合

松山の市街地までは、松山ICから約20分。松山空港からも約20分で到着します。

今回ご紹介する観光スポット同士は少し距離があるので、クルマでまわるのがおすすめです。松山市駅周辺などにタイムズカー(カーシェア)もありますので、利用してみてはいかがでしょうか?

■駐車場
各観光スポットには専用駐車場または周辺に市営や民営の駐車場があります。あらかじめ場所などを確認しておくとスムーズに観光できますよ!

電車で行く場合

松山は市内電車(路面電車)が走っていますので、JR松山駅または松山市駅(伊予鉄道)から市内電車で各観光スポットに移動するのがおすすめです。

松山空港からJR松山駅・松山市駅・道後温泉駅前まではリムジンバスの利用が便利です。

① 天守が現存する難攻不落の城!「松山城」

まずご紹介するのは、松山のシンボル的存在である「松山城」!標高132mの山頂にあり、麓から徒歩30〜40分ほどかかるので、ロープウェイかリフトで行くのがおすすめです。

リフトのすぐ横を走る青いゴンドラ

ロープウェイ・リフトともに往復520円、片道270円

松山城は、1602(慶長7)年に武将・加藤嘉明が築城を始めたお城。日本全国に12カ所しかない「現存12天守」の1つで、現在でも天守の姿を見ることができるんです!

連立式構造の天守

国の重要文化財に指定されています

天守は、中に入ることも!格子窓や狭間など防御設備が見られる他、槍や刀剣、加藤嘉明が使用していたといわれる甲冑などを見ることができますよ。

甲冑が試着できるコーナーもあります(写真右下)

甲冑が試着できるコーナーもあります(写真右下)

そして標高約161mの天守最上階からは、パノラマの景色が楽しめます!ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの1つ星にも選定された素晴らしい眺めなので、ぜひ見てみてくださいね。

天守から見た景色

城主になったような気分が味わえます!

なお、松山城の麓には二之丸と三之丸の跡地があり、庭園や公園として整備されています。

二之丸史跡庭園には、藩主邸宅の間取りを水の流れで再現したユニークな場所もありますので、合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

四角く区切られた庭園

時期により花やライトアップのイベントも開催しています

【松山城】

◆営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
※8月は9:00〜17:30(最終入館17:00)、12〜1月は9:00〜16:30(最終入館16:00)
※ロープウェイ・リフトなどの営業時間は公式ホームページをご確認ください
◆定休日:12月第3水曜(ロープウェイ・リフトは運行)
◆天守観覧料金:大人520円、小学生160円
◆所要時間目安:約1時間半(庭園除く)
◆駐車場:専用駐車場あり(有料)
◆アクセス(ロープウェイ・リフト乗り場まで):松山ICからクルマで約20分、大街道駅より徒歩約5分

②おしゃれカフェも併設!「坂の上の雲ミュージアム」

松山城の近くには、司馬遼太郎氏が書いた歴史小説『坂の上の雲』をテーマにした「坂の上の雲ミュージアム」があります。

小説はドラマ化されていて、ドラマファンの方からも人気のスポットです!

ガラス張りの近代的な建物

2007(平成19)年に開館したミュージアムです

『坂の上の雲』の主人公は、松山出身で軍人の秋山好古・真之兄弟と近代俳句の先駆者・正岡子規。館内には、明治期に活躍した3人にまつわる資料が展示されています。

模型などさまざまな展示

秋山好古が率いた騎兵隊の騎馬の高さを体験できるコーナーも(写真右下)

ミュージアムは、建物も見どころの1つ。世界的建築家・安藤忠雄氏が手がけたもので、コンクリートに自然光がふりそそぐ、独特の空間が広がっているんです!

コンクリート打ち放しの内観

中間の支柱がない「空中階段」は必見!

なお、ミュージアムに隣接する図書室「こども本の森 松山」も安藤氏の設計です。楕円型の開放的な空間で自由に本に親しめる施設になっていますので、利用してみてくださいね。

開放的な明るい図書室

利用は事前予約枠と当日枠があります※詳しくはこちら

館内には、ミュージアムや松山にちなんだドリンクやスイーツが味わえるカフェもあります。今回、青空ソーダ(500円)と「坂の上の雲」という小説と同じ名前の銘菓(194円)をいただきました。

青いソーダとお菓子

緑を眺めながらカフェタイム!

ソーダはさっぱりとした、爽やかな甘さ。お菓子は小豆の上に伊予柑の皮が入った蒸しカステラが乗っていて、柑橘の風味豊かで美味しかったです。

ちなみに、カフェの近くには正岡子規像と一緒に写真を撮れるスポットも!隣に座って2ショットを撮ってみてはいかがでしょうか?

真っ白な正岡子規の像

親しみが感じられる像です

坂の上の雲ミュージアムの展示室は有料ですが、それ以外の場所は無料で入館できます。

カフェ利用や建築見学としても楽しめますので、『坂の上の雲』を知らない方も、ぜひ気軽に訪れてみてくださいね。

【坂の上の雲ミュージアム】

◆営業時間:9:00〜18:30(最終入館18:00)
※カフェは10:00〜17:00(L.O.16:30)
◆定休日:原則月曜
※詳細は公式ホームページでご確認ください
※毎年2〜3月は展示入替で休館の期間あり
◆展示室観覧料:一般500円、65歳以上・高校生250円、中学生以下無料
※2階フロアへの入館は無料
◆所要時間目安:約1時間〜1時間半
◆駐車場:専用駐車場なし(車椅子使用者用あり)。周辺にタイムズの駐車場などあり
◆アクセス:松山ICからクルマで約30分、大街道駅より徒歩約2分

坂の上の雲ミュージアム

③ 歴史を感じる日帰り温泉!「道後温泉」

続いてご紹介するのは、松山市の中心部東側にある道後温泉。その歴史は、なんと約3000年!日本三古泉の1つとして知られています。

共同浴場は、「本館」「椿の湯」「飛鳥乃湯泉」の3つ。初めて訪れる方には、温泉情緒あふれる1894(明治27)年改築の本館がおすすめです。

レトロな3階建ての木造建築

本館。『千と千尋の神隠し』のモデルになったともいわれています

本館には気軽に入れる大衆向けの「神の湯」と、格式のある「霊の湯」が用意されています。どちらも源泉かけ流しで、泉質はアルカリ性単純泉。刺激の少ない、なめらかなお湯です!

青いタイル絵のある浴室2つ

上:神の湯、下:霊の湯(共に女子浴室)

本館では温泉に浸かるだけでなく、畳敷きの休憩室で寛ぐことも。和の風情を感じながら、のんびりしてみてはいかがでしょうか?

座布団などが並ぶ畳の大広間

神の湯二階席の休憩室。昔の旅館のような雰囲気です

また、館内では皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」、昔の来訪帳などが並ぶ「展示室」、夏目漱石ゆかりの「坊っちゃんの間」を見学することも!貴重なものを拝見できます。

豪華な浴室や展示など

又新殿(写真上)の見学は別途料金がかかります

本館は複数の入浴コースがあり、コースにより利用できる浴室や休憩室が異なります。お茶とお茶菓子が付いてくるコースもありますので、お好みで選んでみてくださいね。

緑茶と楕円の形をしたお煎餅

お茶はおかわり自由です!

【道後温泉本館】

◆営業時間:入浴のみ6:00〜23:00(札止め22:30)
入浴・休憩室6:00〜22:00(札止め21:00)
※コースにより異なります。又新殿や貸切室などの営業時間は公式ホームページをご確認ください
◆定休日:無休(12月に1日臨時休館あり)
◆料金:大人(12歳以上)700円〜、小人(2〜11歳)350円〜
※コースにより料金が異なります。詳細は公式ホームページでご確認ください
◆所要時間目安:1時間〜1時間半
◆駐車場:近隣に市営駐車場あり(有料)
◆アクセス:松山ICからクルマで約30分、道後温泉駅より徒歩約5分

④ お遍路を身近に感じる!「石手寺」

道後温泉から徒歩20分ほどの場所に、創建約1300年の古刹「石手寺(いしてじ)」があります。

ご本尊は、薬師如来。心身の健康や病気平癒にご利益があるといわれ、多くの参拝客が訪れています。

金色の五鈷杵がある本堂

愛媛屈指のパワースポットです!

石手寺は、四国八十八ヶ所霊場(第51番札所)として有名なお寺。弘法大師を探して四国を巡った“お遍路の元祖”と呼ばれる衛門三郎の伝説も残されていますよ。

衛門三郎の像と玉の像

伝説がお寺の名前の由来にもなっています。詳しくはこちら

境内には、国宝や重要文化財に指定されている貴重な建造物、仏様を巡礼するマントラ洞窟や八十八ヶ所の霊場から集められた砂を撫でてご利益を願う「お砂撫で」などがありますので、ぜひ、お参りしてみてくださいね。

二王門やマントラ洞窟など

マントラ洞窟(写真左下)は修行を体験できる場にもなっています

石手寺では、御朱印の授与も。御朱印は3種類あり、書き置きの紙と直書きが選べます。ご朱印帳もありますので、お持ちでない方はこちらで入手してはいかがでしょうか?

石手寺の御朱印

薬師如来の御朱印(500円)

また、石手寺では名物「やきもち」をいただくことも。薄めのお餅にこしあんが入ったお菓子で、表面がカリッと香ばしく、あんが甘過ぎず美味しいです!

袋に入った緑と白のお餅

よもぎ餅と白餅があります。各100円

なお、石手寺は初詣の時期は多くの参拝客で混み合います。1時間くらい並ぶこともありますので、その時期は時間に余裕を持って行かれるのがおすすめです。

【石手寺】

◆拝観時間:納経所8:00〜17:00
マントラ洞窟・第二洞窟8:30〜16:30
◆拝観料:マントラ洞窟・第二洞窟100円
※お寺自体の拝観は無料
◆所要時間目安:約30分〜1時間
◆駐車場:専用駐車場あり(無料)
◆アクセス:松山ICからクルマで約23分、道後温泉駅より徒歩約16分

⑤ 原寸大レプリカも!「坊っちゃん列車ミュージアム」

1888(明治21)年、愛媛県で最初に鉄道を開通した伊予鉄道。その伊予鉄道グループの本社1階に、「坊っちゃん列車ミュージアム」があります。

オフィスビルの1階

松山市駅のすぐ近く。入場は無料です

実はこちらのミュージアム、スターバックス コーヒーに併設しているんです!焙煎機のあるリザーブロースタリー店なので、特別な豆で淹れたコーヒーを味わいながらミュージアムを楽しめますよ。

スタバ側から見たミュージアム

スターバックスの奥にミュージアムがあります

ミュージアムの一番の見どころは、伊予鉄道第1号機関車「坊っちゃん列車」の原寸大レプリカ!細部まで再現されていて、ボイラーなどの迫力ある姿が間近で見られます。

実物大の坊っちゃん列車

緑色の車体に金色の装飾がレトロでおしゃれ!

なお、「坊っちゃん列車」という名前は夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で登場したことからそう呼ばれるようになったそうです。

ミュージアムには、レプリカの他に運行当時の写真や部品などの展示も。愛媛の名産品がPRされた吊り革など、おもしろい展示がありますよ。

ジオラマや吊り革などの展示

昔の松山市を再現したジオラマも!(写真左上)

坊っちゃん列車は明治〜昭和に運行していた列車ですが、実は2001年に復活し、現在でも松山市内で乗ることができるんです!
※現在は蒸気機関ではなく、ディーゼル機関

松山市駅や道後温泉駅などから乗車できますので、ぜひ、実際に乗車してみてくださいね。

【坊っちゃん列車ミュージアム】

◆営業時間:7:00〜21:00
◆定休日:なし
◆入場料:無料
◆所要時間目安:約15〜30分
◆駐車場:専用駐車場なし。周辺にタイムズの駐車場などあり
◆アクセス:松山ICからクルマで約15分、松山市駅より徒歩約3分

⑥ 100店超のお店が集まる商店街!「大街道」

さいごにご紹介するのは、地元の方からも観光客からも親しまれている商店街「大街道(おおかいどう)」

駅から松山城に続くロープウェイ街の手前にあり、観光の合間などに立ち寄りやすい場所にあります。

大街道の出入り口

松山の中心部に位置しています

大街道には、百貨店や複合商業施設、飲食店などさまざまなお店がズラリ!地元銘菓を扱うお店があり、お土産探しにもおすすめです。

屋根のある商店街

アーケードに覆われているので、雨の日でも快適♪

例年6月末から8月の第1週にかけて、「土曜夜市」も開催。夜市ではヨーヨー釣りや金魚すくい、かき氷やたこ焼きなどの屋台が出店し、お祭りの雰囲気が味わえます!

出店が並ぶ通り

夜市ですが、昼頃から楽しめます

大街道では夜市の他にも、時期によりハンドメイドマーケットや季節のイベントなどが行われていますので、チェックしてみてくださいね!

【大街道】

◆営業時間:店舗により異なる
◆駐車場:専用駐車場なし。周辺にタイムズの駐車場
などあり
◆アクセス:松山ICからクルマで約15分、松山市駅より徒歩約15分、大街道口駅からすぐ

大街道とその周辺のおすすめ店

なお、今回ご紹介した周辺のおすすめ店でのお会計は、タイムズクラブアプリに搭載のQRコード決済サービス「Times PAY」がおすすめ!Times PAYで支払うと、タイムズポイントがたまるんです。もちろん、たまったポイントを使うこともできますので、ぜひ、利用してみてくださいね。

\アプリダウンロードはコチラ/

  • AppSroreからダウンロード
  • GooglePlayで手に入れよう

※ドライバーの飲酒は法律で禁じられています

さいごに

以上、松山のおすすめ観光スポットをご紹介しました。見どころいっぱいの松山、ぜひ訪れてみてくださいね!

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※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

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