クルマと一緒に渡船で巡る"尾道"3代続くこだわりのお店を訪ねて
尾道(広島県)
格別の夜景で締める、高知市をめぐる大人の観光プラン
高知(高知県)
2015/07/27 更新
2015/07/27 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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四国南部の中央に位置し、北は四国山地、南は太平洋を臨む高知市。坂本竜馬や板垣退助を輩出した歴史的にも重要な地であり、人気の観光地でもあります。今回は営業活動の中で見つけた、高知市をゆっくり楽しみたい方向けにおすすめのスポットを紹介します。
「高知県立牧野植物園 牧野富太郎記念館 本館」
高知市の中心街に位置する「高知城」。土佐24万石を襲封した山内一豊(やまうちかずとよ)によって創建されて以来、約400年余りの歴史を有する南海の名城と名高い城です。
最大の魅力は、国内で唯一、追手門と天守が一枚の写真にきれいに収まる城である事です。そのため、撮影スポットとしても人気です。
人気撮影スポットからの一枚です
追手門をくぐり、複数の階段を登ってようやく本丸が見えてきました。ここからは天守閣も綺麗に見えます。
敵兵の侵入を防ぐために入り組んだ造りになっています
利用料420円を払って本丸に入ります。中はスリッパもあり、足が冷える事はありません。一段一段が大きいですが途中、椅子で休憩することもできます。
展示品も多くあります
頑張って、天守閣の3層6階建構造の6階部分まできました。最上階となっており、四方から市内を一望できます。ここからの景色は格別です。
殿様もここから市内を眺めていたのでしょうか?
高知城のもう一つの特徴としては、現存十二城のなかで、唯一、本丸御殿を残す城である事です。藩の正式行事が執り行われていた由緒ある部屋は凛とした空気が張りつめていました。
藩主の御座所「上段ノ間」
高知城
続いては、大人のための癒しスポットを紹介。高知市内の南東、五台山の山頂付近に「日本の植物分類学の父」といわれる植物学者「牧野富太郎」博士の功績を顕彰するため開園した「高知県立牧野植物園」です。植物は1500種以上、収集した標本は数約40万点。94年の生涯で日本の植物学に多大な業績を残された偉人です。
五台山の起伏を活かした約6ヘクタールの園内には、博士ゆかりの植物など約3000種類が四季を彩り、温室や東洋の伝統園芸植物が観賞できる南園、展示館、温室など見どころが多くあります。また植物園の役割である保全・研究・教育普及・憩いの場の全てを備えた総合植物園としても国内有数のスポットです。
風情のある展示も見られます
正門から入ると早速、「土佐の植物生態園」が出迎えてくれます。一種一種にラベルがあり、普段は見過ごしてしまうような植物もじっくり眺めて観賞できます。
受付で入園料720円を支払い、本館から回廊を下ると展示館にたどりつきます。建物は建築家・内藤廣氏によるもので、木のぬくもりを活かし自然と調和する設計が施されています。
美術館のようなモダンな外観
展示館中庭では、博士ゆかりの植物が観賞できます。
牧野博士が学名を発表した「オウゴンオニユリ」
博士の人生を4つの時代に分け、実物資料や映像を展示。日本植物分類学の基礎を築いた博士の功績を学ぶことができます。
植物研究一筋に生きた博士は、生涯で1700枚ほどの植物図を描き残しています。緻密性はもちろん、美的センスも優れています。
まるで写真のような植物図
自己資金などで手に入れた書物は、4万5千冊にのぼります。
牧野博士の晩年の書斎を再現
植物の進化や形態の多様性、生活史などをパネル、写真、模型やゲームなどで紹介する「植物の世界」というコーナーには、博士が微笑んで待っています。
熱帯花木、熱帯果樹などが観賞できる、8つのトロピカルゾーンに分かれた温室です。
植物が生い茂り、熱帯ジャングルさながらです。
迫力のある丸いサボテンがありました!
金鯱(きんしゃち)という名のサボテン
大迫力の滝や美しい姿のヤシ、果樹や花木が生い茂る様子はまるで、ジャングルに迷いこんだかのよう。熱帯の世界を満喫できます。
熱帯の色鮮やかなスイレンのなかまも見応えあり
園内で休憩できるのは、本館の「レストラン アルブル」と展示館の「カフェ アルブル」の2施設があります。今回は本館の「レストラン アルブル」を紹介します。打ちっぱなしの柱と園内の緑の調和が気持ち良いレストランです。目当てのお客さんもいらっしゃるほど、スイーツの種類も豊富です。
緑いっぱいの木々に囲まれた和みの空間です
こちらが名物の大納言小豆入りロールケーキ「まきのロール(400円)」です。甘さ控えめのクリームにしっとりとしたスポンジが美味しい絶品デザートです。晴れた日は是非、テラス席をご利用ください。
まきのロール(左)と博士のサインをモチーフにした「くるくるまきの」オリジナルスケッチブック(580円)
まるでリゾート地のようです
※カフェのみの利用には入園料が必要です。レストランのみの利用の場合は、入園料は不要です。入園時に本館窓口で申し出て下さい。
高知県立牧野植物園
高知市で最も人気の夜景スポットは、市街からクルマで15分ほどの五台山展望台です。連日、カップルからファミリーまで訪れています。撮影時も若いカップル2組に、年配のご夫婦1組が観賞していました。
日が落ちる前が一番好きです
今回は観光地の中でもゆっくり楽しむプランを紹介しました。その土地の歴史を学び、自然と触れ合い、景色を眺める。是非、高知へお出かけしてみてください。
※この記事は2015/07/27時点のものです
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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