人で賑わう道路

食べ歩きも!「勝浦朝市」のおすすめ店など徹底ガイド|駐車場情報あり
勝浦(千葉県)

2025/09/11 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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“日本三大朝市”のひとつ「勝浦朝市」をご紹介!

千葉県南東部に位置し、海と山に囲まれた街・勝浦市。温泉やグルメ、マリンスポーツなどを楽しむため、県内県外問わず多くの人が訪れる人気のエリアです。

今回はそんな勝浦で開催される、“日本三大朝市”のひとつ「勝浦朝市」をご紹介。その歴史からおすすめのお店、お役立ち情報まで、詳しくお伝えします!

勝浦朝市とは?

もともと勝浦朝市は、1591(天正19)年に漁師と農民との物々交換の場として開設されたのが始まり。

当時は10日ごとに上本町・仲本町・下本町と会場を移して開かれていましたが、現在では月前半(1日~15日)を「下本町通り」・月後半(16日~月末)を「仲本町通り」で開催しています。

勝浦朝市の案内看板

水曜を除く毎日開催していますが、週末の方が多くのお店が並びます

地域の方々が日々の暮らしに必要な物を販売・購入するための“生活朝市”がベースとなっていて、地元産の野菜や魚・手作りの加工品などが多く出品されるのが特徴です。

野菜や魚が並ぶ露店

アットホームな雰囲気で、あたたかく迎えてくれます

中には、試食をさせてくれるお店も。お店の方との交流を楽しみながら、自分好みの一品を探してみましょう!

ハチミツの試食をもらう人

気になる商品があれば、声をかけてみてください!

アクセス&駐車場情報

勝浦朝市周辺の地図

勝浦朝市マップ

クルマで行く場合

高速道路を利用する場合、圏央道・市原鶴舞ICで降り、約40分です。

■駐車場情報
勝浦朝市に専用駐車場はありません。徒歩約5分のタイムズ墨名(とな)駐車場を利用しましょう。

広々とした駐車場

148台とめられる、カメラ式の広い駐車場です

満車の場合は、勝浦朝市まで徒歩8分の場所にあるタイムズ出水(いでみず)駐車場もおすすめです。

駐車場の空車表示

それぞれの空車情報がわかるようになっていて便利!

電車で行く場合

最寄りはJR勝浦駅で、そこから徒歩10分ほどで到着します。時間帯によっては1時間に1本しかないので、あらかじめ時刻表をチェックしておくと良いでしょう。

勝浦朝市おすすめのお店

ここでは、勝浦朝市で見つけたおすすめのお店を厳選してご紹介!「下本町通り」または「仲本町通り」と、時期により会場が異なりますが、両方に出店するお店もあれば、いずれかのみというところもあります。

また、すべてのお店が毎日出店する訳ではありません。どんなお店に出会えるかは、当日のお楽しみです!

①キサブロー

まずご紹介するのは、「キサブロー」。食べ歩きにもぴったりな、イカメンチを販売するお店です。

イカメンチとは、細かく刻んだイカと野菜を混ぜて揚げたホットスナック。青森県津軽地方に伝わる家庭料理ですが、房州のソウルフードとしても親しまれています。

イカメンチと書かれた看板

「房州名物 イカメンチ」の赤い看板が目印

注文を受けてから揚げるので、サクサク!イカの旨みや歯応え、野菜の味わいも感じられて美味しいです。2個セットなので、お友達やご家族とシェアもできますよ。

揚げ物を手に持つ人

イカメンチ(2個500円)

②菜海華(なみか)

もうひとつ食べ歩きにおすすめしたいのが、こちらの「菜海華(なみか)」。カラッと揚げた厚切りのカツオを甘辛中華風に味付けし、ふかふかのパンで挟んだカツオまんじゅうを販売しています。

水色のTシャツを着たスタッフ

店頭のせいろで蒸し上げられていて、ホカホカの状態で食べられます!

凝縮したカツオの旨みと、甘辛い味付けが相まって美味しい!食べるラー油が効いていて、良いアクセントになっています。

ホットスナックを持つ手

カツオまんじゅう(500円)

なお菜海華の営業は、土日祝日のみ。最新の出店予定は、公式SNSからご確認ください!

③南蛮屋

勝浦朝市の中でも一二を争う人気店なのが、わらび餅の「南蛮屋」

わらびもちを販売する男性と女性

朝6時から営業しています

わらび餅は、その場で食べる舟皿(300円)とお土産用パック(3人前750円)で提供。舟皿には定番のきなこに加え、曜日限定で黒ゴマやミルクがあり、 “相盛り”も可能です!

わらびもちを盛り付ける様子

わらび餅は氷水の中に浸けられています

よく冷えたわらび餅は、ひんやりプルプル!つるんとした喉越しで、わらび餅自体にもほんのり甘みがあり、本当に美味しいです。

商品がなくなり次第終了となるので、早めに訪れるのがおすすめです。

舟型の皿に盛られたわらびもち

歩き疲れた身体に染み渡りました…

④umihana base

海鮮好きな方におすすめなのが、いすみ産の地だこ料理を販売する「umihana base」

蛸とかかれた横断幕を掲げる露店

店頭からは美味しそうな匂いが…!

いすみ産のたこは、実は明石たこと並び“日本2大たこ”と称されるブランド品。その貴重なたこを、串焼きやたこ飯で味わうことができるんです!

身が柔らかく甘みがあるたこは絶品!ぜひ味わってみてください。

蛸の串焼きや蛸飯

写真上:大原の地だこ串(350円)、写真下:いすみ地だこ飯(650円)

⑤SPAiCE COFFEE

「SPAiCE COFFEE」は、ちょっと珍しい自転車屋台で出店するコーヒー店です。ご主人が厳選したこだわりの豆を、焙煎からドリップ、ドリンクの提供までおこなっています。

カラフルなパラソルを差す自転車型屋台

赤い車体の自転車が目を引きます

ドリンクメニューはブラックのブレンドコーヒー、甘みのあるコーヒー、そしてコーヒー以外にもココアやレモングラスティーから選べます。

注文後に豆を挽き、丁寧にハンドドリップされるブレンドコーヒーは、バランスの取れたすっきりとした味わいで飲みやすいです。

コーヒーを淹れている人

平日の落ち着いた時間帯には、好みに応じて淹れてくれるサービスも!

SPAiCE COFFEEは屋台の他に、近隣に実店舗が2軒。屋台とは違うドリンクを味わえるカフェスペースや、アパレルや雑貨を販売するスペースなどがあるので、合わせて立ち寄ってみてくださいね!

趣きある日本家屋とおしゃれな店内

こちらは築100年のお煎餅屋さんをリノベーションしたオシャレなお店です

⑥御食事処 いしい

勝浦を代表するご当地グルメといえば、勝浦タンタンメン。勝浦朝市の近くには、ぜひおすすめしたいタンタンメンの名店があるんです!それがこちらの「御食事処 いしい」

赤いシェードのタンタンメン屋

下本町通りの遠見岬神社前にあります

ちなみに勝浦タンタンメンは、1950年代に誕生した勝浦のご当地ラーメン。醤油ベースのスープにラー油をたっぷり加えた辛さが特徴で、海で冷えた身体が温まると地元の漁師さんたちが好んで食べていたそうです。

赤いスープのタンタンメン

タンタンメン(800円)。辛さ控えめも可能です

こちらのお店のタンタンメンの美味しさの秘密は…数種のにんにくと、自家製ラー油を使ったコクの深いスープ!そのスープが、細麺によく絡んで最高なんです。

炒めた玉ねぎや生の玉ねぎ、豚ひき肉などと合わせていただくと、また違った味わいが感じられます。

タンタンメンを食べる女性

至福の一杯でした!

醤油ベースの他に、塩・味噌・とんこつ・カレーもあります。何人かで行かれる方は、いくつか注文して食べ比べするのもいいですね!

・営業時間:7:00~スープが無くなり次第終了
・定休日:水曜

今回ご紹介したお店は、勝浦朝市のごく一部。他にも、さまざまなお店が出店しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

いろいろな露店

ガーゼタオル専門店もありました!(写真右下)

〜平日限定!ワークショップに参加しよう〜

勝浦朝市では、出店されているお店の方と会場を巡る「ワークショップ」を実施しています。
※平日限定。1日1グループ3名まで

参加費用として1人1,000円かかりますが、当日使える1,100円分のお買い物券が付いているので…実質+100円!詳細は、あさいちの会公式Instagramをご確認くださいね。

行く前に知りたい!気になる疑問

行くなら何時ごろ?

お店ごとに営業時間は異なりますが、勝浦朝市自体は6:30頃~11:00頃まで開催しています。ただ一番多く出店するのは8時頃なので、その時間帯に訪れるのがおすすめですよ。

お休みはある?

毎週水曜と元旦は、お休みです。(ゴールデンウィークやお盆期間中は臨時開催あり)台風などの荒天でない限りは、雨の日でも開催しています。

保冷バッグや氷はある?

保冷剤や保冷バッグを販売するお店は少ないので、持参するのがおすすめ。とくにお魚など生ものをご購入予定の方は、忘れずに持っていきましょう。

保冷剤の入ったクーラーバッグ

大きめの保冷バッグがおすすめ!

現金しか使えない?

勝浦朝市では、PayPayなどキャッシュレス決済に対応しているお店も一部ありますが、現金対応のみのお店が多いです。訪れる際は、多めに現金を用意しておくと安心だと思います。

勝浦朝市周辺の観光スポット

勝浦市の地図

■【徒歩約5分】遠見岬神社(とみさきじんじゃ)
「遠見岬神社」
は、毎年2月下旬~3月上旬まで開催される「かつうらビッグひな祭り」のメイン会場にもなっています。境内にある60段の石段に約1,800体のひな人形が並ぶ様子は圧巻ですよ!

ライトアップされた石段に並ぶ雛人形

期間中はライトアップも!幻想的な景色が楽しめます

■【徒歩約15分】勝浦中央海岸
勝浦湾の中央、市街地近くに位置する「勝浦中央海岸」は、遠浅で波も穏やか、白い砂浜が人気のビーチです。

海水浴はできませんが、毎年7月上旬~8月末頃には「勝浦ウォーターアイランド」がオープンし、海上アスレチックを楽しめますよ!

広々とした砂浜

砂浜にはフォトスポットにぴったりな鳥居やブランコも!

■【クルマで約7分】勝浦灯台
「勝浦灯台」
は太平洋に面した“ひらめヶ丘”に立つ、高さ約21mの灯台です。通常灯台内部には入れませんが、毎年11月1日の灯台記念日のみ特別公開され見学が可能に。ぜひ時期を合わせて訪れてみてください!

海辺に建つ白い灯台

見る人を惹きつける白亜の灯台です

■【クルマで約15分】かつうら海中公園
勝浦市の海岸沿い、鵜原地区にある海域公園「かつうら海中公園」。周辺は黒潮と親潮が交わる豊かな漁場で、沖合約60mに立つ展望塔の海中展望室からは、年間を通して約90種の生き物を見ることができます。

窓から外を眺める女性

イシダイやハコフグ、運が良ければドチザメに出会えることもあるんだとか…!

さいごに

以上、勝浦朝市の歴史やおすすめのお店、周辺の観光情報などをお届けしました!

美味しい発見と、地元の方との素敵な出会いが待っている勝浦朝市。周辺の観光スポットも巡れば、1日たっぷり楽しめますよ!早起きして足を運んでみてはいかがでしょうか?

※この記事は更新日時点の情報です
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