鴨や白鳥をバードウォッチング

鳥の街・我孫子で、バードウォッチングする冬のお出かけ!
我孫子(千葉県)

2015/11/04 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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冬は我孫子でバードウォッチングを楽しもう!

今年の冬は、いつもと違ったアクティビィティで冬を楽しみませんか?
今回注目するのは、バードウォッチング!

というわけで、千葉県我孫子市で鳥をテーマに行くお出かけをご紹介します!

我孫子市は「鳥の街」

我孫子市のシンボル的な存在である手賀沼は、四季折々多彩な鳥を見ることができるスポットとして人気があります。

毎年11月の始めに開かれる「ジャパン・バード・フェスティバル」の舞台も、ここ我孫子なんです。

このフェスティバルは、鳥や自然環境について取り組む市民団体らの活動発表や、鳥をテーマにした芸術作品展などがある、日本最大級の鳥の祭典です。

まさに我孫子は、「鳥の街」というわけなんです。

さっそく、鳥に会いに行こう

というわけで、我孫子駅付近のカーシェアリングを利用して、いざ出発。

まずは、手賀沼のほとりにある手賀沼公園を目指します。
公園には駐車場がありますので、心配いりません。

公園に来たものの、すぐに鳥を見つけることなんてできないだろうなぁ~と思っていたら……

ベンチも多く広々した公園

おや?

遠くで毛づくろいする鳥

あっさりいました。
遊歩道近くの水面を、カモと白鳥が優雅に泳いでいます。

水面に何か食べ物があるのでしょうか。水にくちばしを付けてはむはむしながら泳ぐしぐさが何とも愛らしいです。

水面を仲良く泳ぐ水鳥たち

オナガガモの雄雌と、コブハクチョウだそうです

後で聞いた話なのですが、この白鳥は"手賀沼の主"ともいえる存在なのだそう。
冬に飛来してきたのかと思いきや、年中この手賀沼にいるんだそうです。

しかも人に慣れているようで、すいすいと寄ってきます。

近くまで寄ってくる白鳥

餌をあげる人がいるので、人に慣れてしまったそう

鳥を見つけたらもっと鳥について知りたくなりました。
絶好のスポットがあるので、訪ねてみます!

鳥を極めた博物館

手賀沼公園からクルマで5分ほどの場所にある「鳥の博物館」にやってきました。

この博物館は、全国で唯一、鳥だけにこだわった展示をしている博物館なんです。

鳥の博物館外観

手賀沼のほとりに位置する博物館です

中に入り、順路に沿って2階へ。
まず展示しているのが、四季ごとの手賀沼の鳥と水辺を再現したコーナー。
水の中や草の陰にも鳥がいて、それぞれ特徴を示しています。

空から水中の様子まで展示

水の中でカイツブリが潜っている様子まで細かく再現されています

1枚の絵のような展示

春の田んぼで鳥が遊んでいます。のどかな我孫子の春ですね

その隣は企画展コーナー。
年に3回ほど入れ替えているそうです。

訪れた時に開催していたのは、「飛んでる鳥展」
よく見かける鳥の剥製の多くは、翼を閉じて木にとまっているような形ですが、翼を広げて今にも飛び立ちそうな剥製がずらり。

ガラスケースに沢山の剥製

たくさんの鳥が飛んでいます

翼の形や長さによって、飛び方が変わるのだそうです。
種類ごとに展示してあるので、翼の仕組みをじっくり見てみてください。

カモメや白鳥の剥製

翼を広げるとまた違ったスケールに見えて、迫力があります

そういえばフクロウも飛ぶんですよね…。
木にとまっている姿とはまた違った印象です。

フクロウの正面

意外に鋭いフクロウの目

3階へ上がると、鳥の進化の起源を紹介したコーナーと「世界の鳥」を展示しているコーナーがあります。

約270点に及ぶ世界の鳥がずらりと並ぶ光景はなかなかすごいですよ~!
大型種の鳥から始まり…

飛べない鳥たち

こんなにたくさん!

大小様々な沢山の鳥たち
小鳥たちの剥製

天然記念物の「ヤンバルクイナ」や日本産の「トキ」の剥製も見ることができます。

歩いたり泳いでいる姿勢等

左上から時計回りで、日本産のトキ、ヤンバルクイナ、ペリカン、フンボルトペンギン

鳥の生態を徹底解明するコーナーもおもしろかったです。
飛ぶために骨が軽くできていること、小型の鳥ツグミでは羽が4657枚あることなど、細かく分析されています。

部位別に貼り付けられた羽

数えたスタッフの頑張りがすごいですよね

プロに教えてもらうバードウォッチング

鳥の博物館では、毎月第2土曜日に「てがたん」という自然観察会を開いています。
バードウォッチングだけでなく、手賀沼の自然全般をテーマにしているそうです。

「てがたん」では、双眼鏡の貸出もしていますので、鳥をよく観察することができますよ。

緑が生い茂るのどかな道

穴場スポットだそうです

この日は特別に、博物館のスタッフにバードウォッチングに連れて来てもらいました。

双眼鏡の使い方もおぼつかず、言われるままのぞいてみると、鳥を発見!

一見地味なバードウォッチングですが、鳥を見つけた時の「あっ!いた!」という喜びがあったり、双眼鏡で見るとまるで間近に鳥を見ているような感覚になったりとおもしろかったです!

双眼鏡を覗き込む女性

手賀沼に浮かぶ河童の像の周りで、鳥たちが羽を休めているのが見えましたよ

冬は、手賀沼に鳥たちがたくさん集まる絶好のバードウォッチングシーズン。
博物館や博物館周辺で、たくさん鳥を見つけてみてくださいね。

我孫子で食べる鳥グルメならコレ

鳥をテーマに歩いた我孫子のお出かけを締めくくるにふさわしいグルメが、JR我孫子駅構内にあります。
創業87年の老舗立ち食いそば店「弥生軒」です。

弥生軒は、我孫子駅ホームに3店舗、隣の天王台駅に1店舗を展開するほか、ホームの売店も経営しています。

弥生軒外観

入口で食券を買って注文します

ここに来たらやっぱりこれです、唐揚げそば。
見てください、この鳥もも肉の唐揚げの大きさ!
わざわざこれを食べに我孫子に来る人がいるくらい人気があるのだそう。

丼からはみ出る唐揚げ

お店の方に、「小さめで食べやすそうなから揚げを選んだからね」と優しい言葉をかけてもらいました

自社の製麺所で作る自慢のそば、丁寧にだしを取った自家製つゆ。
こだわりがたくさん詰まった一杯です。

唐揚げ1個乗せで400円。
+140円で、このビッグな唐揚げがもう一つ追加できます。
2個乗せると、ほとんどそばが見えません…(笑)。

唐揚げ2個乗せ

迫力あるメニューを電車を眺めながら食べました

お店には、サラリーマンだけでなく、女性や若いカップルなどさまざまなお客さんが来ていて、意外でした。

がっつりお腹を満たしたい方、ぜひおすすめです。

弥生軒

弥生軒看板

千葉県我孫子市本町2-4-3

(店舗はJR我孫子駅、天王台駅構内)

鳥づくしのお出かけ、おすすめですよ

水辺に暮らす鳥たちは、その自然の豊かさを示すバロメーターでもあるんだそうです。
バードウォッチングは小さな子どもでもできるので、
子どもと一緒に自然を学ぶ機会にもなりそうですね。
ぜひ行ってみてください♪

※この記事は2015/11/04時点の情報です
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