
50円プリンに108円絶品豆富!北千住の工場直売店へ行ってみた
北千住(東京都)
2016/10/06 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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以前に北品川の「品川宿」が紹介されていましたが、実は北千住界隈にも宿場町があったんです。ご存知でしたか?
東北地方への交通の拠点である日光街道の江戸からの最初の宿場町が「千住宿」。幕末には1万人が住む江戸近郊の最大の宿場だったと言われています。
千住宿には大名や役人が宿泊する本陣もありました
今でも活気あふれる北千住の街。今回はその街並みを歩いてみることにします!
「タイムズ北千住駅前第2」にクルマをとめて、さあ出発!
千住宿の宿場町周辺は、今では「宿場町通り」という商店街になっています。
地元の方々で賑わう活気あふれる商店街です!
通りの街灯をふと見ると、一本一本に千住宿を通った大名の名前と家紋、簡単な説明書きが書かれています。のんびり読みながら、当時に想いを馳せてみては?
こんな家紋もあるのかと見るだけでも楽しい気持ちになります!
宿場町通りを歩いていると見えてくるのが、昭和レトロな雰囲気漂う「千住 街の駅」。
無料でお茶をいただけたり、トイレを貸していただけたりするので休憩所として利用できるほか、スタッフさんから北千住の街歩きに役立つ情報を聞くこともできます!
この日も観光で訪れた方や地元の方で賑わっていました
黄色い法被を着たスタッフさんが丁寧にお話ししてくれますので、「どこを歩こうか迷っている」なんて方もぜひ相談してみてください!
北千住周辺スポットのパンフレットから、千住宿が描かれた浮世絵までずらり!
映画にもなった「お化け煙突」の写真の展示もありました
実はここ、元は大正12年創業の魚屋さん。中をよく見渡すと、お魚を保存していた冷蔵庫などがそのまま残されています。そんなところに注目してみるのもおすすめです!
大きな氷を入れてお魚を冷蔵していたそうです!
おみやげコーナーもあります!「奥の細道」で日光街道を歩いた松尾芭蕉にちなんだグッズがたくさん。お土産におひとついかがでしょうか?
「芭蕉インソール(1足 各3,500円)」というものまで!たくさん歩けそうです!(笑)
訪れる人たちを明るく優しくもてなしてくれる「千住 街の駅」。散策のはじめにまず訪れてみてくださいね!
「千住 街の駅」でたっぷりとお話をうかがったら、いざ散策へ!
旧日光街道を歩いていると、宿場町として栄えていた当時を彷彿とさせる光景に出会うことができます。
こちらは公園の入口。宿場町を彷彿させるようなつくりになっています
代々千住絵馬を作り続けている「吉田屋」、彰義隊が斬りつけた跡など多くのドラマを残す商家「横山家住宅」をはじめ歴史を感じる建物が、現代の街並みの中に突如姿を現します。
時代が移り変わっても、このように昔からの建築物が今も大切に残されているのは素敵ですね!
外観だけは見学できるので、じ~っくり眺めましょう!
現・日光街道沿いにある「旧千住郵便局電話事務室」もぜひ見ておきたいスポット
近くの神社には吉田屋の絵馬が奉納されていました
旧日光街道を歩き続けて突き当たるのが、荒川。土手沿いの道はきれいに整備されているので、爽やかな風を感じながら歩くと気持ちがいいですよ!
「金八先生」を思い出してしまいます
旧日光街道は一旦荒川で遮られます。この先もほぼ直線に、足立区と草加市の境まで続いているそうですが、今回は来た道を引き返すことにしましょう。
たっぷり歩いて少し小腹が空いたころ。そこでおすすめしたいのが、「喫茶 蔵」。旧日光街道を逸れ、北千住駅方面に行ったところにあります。
その名の通りこちらは、昭和元年からある蔵を改装してつくられたお店なんです。
大倉屋質店の文字が見えますか?そこが蔵です
お店に足を踏み入れるとバーのようなカウンター席。そのうしろに、なんと蔵の入口が!
数段ある階段をのぼって中に入ります
蔵の中は、ログハウスのような木のぬくもり感じる内装。個室のような落ち着いた空間が広がっています。
昔ながらの電話機、アイロンなど散りばめられたインテリアにもぜひ注目してみてください
蔵ならではの天井高が心地良い開放感です
「喫茶 蔵」のおすすめメニューは、たいやきセット(700円)。飲み物はコーヒーと紅茶から選ぶことができます。
たい焼きは注文を受けてから、ひとつひとつ鉄板でじっくり焼き上げられます。そのため生地は、外はさっくりと中はもっちりとした食感を味わうことができます。
気品を感じるカップもお店のこだわりです
薄目の生地の中には、頭から尻尾まであんこがぎっしり。上品な甘さのなめらかなあんこは、苦味の少ないスッキリとした味わいのコーヒーとよく合うんです!
型からはみ出た生地もカリカリとしてたまりません!
このお店の魅力は、何と言ってもその雰囲気。この日も「暑いから」とバラを氷で凍らせたものを持ち寄っていたり、帰りには手作りの楊枝入れをお土産に持たせてくれたり…ご主人の心遣い感じる素敵なおもてなしがたくさんありました。
常連さんはもちろん初めての方でもくつろげる、人情味あふれる「喫茶 蔵」。北千住へ散策に来たら、ぜひ立ち寄っていただきたいお店です!
一息ついたところで、歩き回ってかいた汗を流しませんか?「銭湯王国」とも呼ばれるほど、銭湯が建ち並ぶこのエリアですが、中でもおすすめなのが「梅の湯」です!
昭和2年創業の老舗銭湯。改装などを経て、昭和30年から今のかたちのまま営業されています。
趣のある破風が貫録を感じる佇まいです
のれんをくぐると、“鯉の滝登り”を描いた粋なタイル画がお出迎え!その両脇はロッカー式の傘入れになっています。
雨の日にはこちらに傘をしまいましょう
番台で料金を支払い、脱衣所へ。脱衣所は天井が高く、心地よい風が通りぬけていきます。
どこか懐かしさを感じます
脱衣所の片隅には、今ではほとんど見かけなくなった昔ながらの身長計や体重計、ぶら下がり健康器も…!
昭和世代にはたまらなく懐かしいアイテムです
浴室に入って目に飛び込んでくるのは、壁一面に描かれた大きな富士山!最近ではスカイツリーを描く銭湯もあるそうですが、やはりこの富士の絵が一番落ち着きます。
浴室はきれいに磨き上げられています
こちらのお風呂は「岩盤泉」。湯船は遠赤外線とイオン効果の高いタイルでつくられていて、お肌をしっとりツヤツヤにしてくれるほか、体を芯から温めてくれる効果があるんだとか!
湯船の深さは2種類。深めのものと浅いものの2つが並んでいます。どちらにもジャグジーがついていて、凝り固まったカラダをほぐしてくれます。
少し熱めに入れられたお湯は湯冷めしにくいと評判です
長年変わらないスタイルに常連さんも多く、連日地元の方で賑わうのだそう。銭湯に行ったことがないという方にもぜひおすすめです!
いかがでしたか?「千住宿」の雰囲気を感じられる散策ルートをご紹介しました。
北千住エリアを歩くと感じるのが…至る所にある狭い路地、狭い路地、狭い路地!人ひとり通れるくらいの、この狭い路地も宿場町の名残なんだとか。
狭い道を見ると、ついつい通りたくなるのは私だけでしょうか?
この狭い路地沿いにも見どころが隠れているかもしません。道に迷うのも一興!ぜひ実際に歩いて、いろいろなところを探索してみてください!
※この記事は2016/10/06時点の情報です
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