明月院の悟りの窓

あじさいと紅葉が彩る名刹!「明月院」を完全ナビゲート
鎌倉(神奈川県)

2021/10/07 更新

※お出かけの際は、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、3密を避け、手洗い・アルコール消毒・咳エチケットを心掛けましょう。また遠方へ行かれる場合は、移動手段の選択にもご配慮ください。
※お住いもしくはお出かけ先の地域で緊急事態宣言や移動自粛要請が出されている場合は、不要不急の外出、都道府県をまたぐ移動は控えましょう。

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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自然豊かなお寺、「明月院」へ行ってみよう

北鎌倉の線路沿いの通りから、少し奥に入った場所にある臨済宗建長寺派のお寺「明月院(めいげついん)」。

あじさいが有名なことから「あじさい寺」として名高く、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

境内に咲く階段側のあじさい

6月頃の様子。境内が青いあじさいで溢れます

そんなあじさいが有名な明月院ですが、他の季節には花菖蒲など四季折々の自然が楽しめ、「花のお寺」とも呼ばれています。また、秋〜冬にかけては紅葉が美しく、紅葉の名所としても知られているんです!

明月院には他にも、うさぎがいたり、枯山水庭園があったりと見どころが色々とありますよ。今回は、実際に明月院に行ってきましたので、見どころなどを詳しくご紹介したいと思います!

アクセス&駐車場情報

【クルマでお越しの場合】
横浜横須賀道路利用の場合、最寄りのICは朝比奈ICで、そこから20分程度です。

■駐車場
明月院に駐車場はありません。タイムズなど周辺のパーキングを利用しましょう。

【電車でお越しの場合】
最寄り駅はJR横須賀線・北鎌倉駅で、そこから徒歩10分です。

JR横須賀線・鎌倉駅からは徒歩30分と少し遠いですが、散策がてら鎌倉駅から歩いて向かうのもおすすめです。

■バスについて
鎌倉駅、大船駅、上大岡駅、本郷台駅などから路線バス(江ノ電バス)が出ています。
(バス停「明月院」下車)

料金など基本情報

明月院の拝観料などは、下記の通りです。

■拝観料

区分 料金
高校生以上 500円
小中学生 300円

※本堂後庭園(花菖蒲と紅葉の時期のみ公開)の入園は別途500円かかります

拝観口全体

拝観料はこちらの拝観口で納めます

■開門時間
9:00〜16:00(完全退出16:15)
※6/1〜6/30の期間は平日のみ開門(土日は終日閉門)

■定休日
無休

■施設について
ベビーカー置き場あり、授乳室なし、おむつ替えシートあり、飲食物の持ち込み不可、再入場可、犬などペットはペットカートやキャリーバッグに入れて顔を出さなければ同伴可

木造りのベビーカー置き場

ベビーカー置き場。拝観口を入り、左に進んだ場所にあります

新型コロナウイルス感染症対策

明月院では、消毒液の設置、混雑時の入場制限、御朱印を書き置きの紙朱印にするなど、新型コロナウイルス感染症対策が行われています。

お地蔵様のイラストと消毒液

入り口などに消毒液が置かれています

行かれる際は必ずマスクを着用し、境内では他の方と密にならないよう、距離をとって参拝しましょう。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、悟りの窓の部屋に上がることはできません。また、あじさいのシーズンは密回避のため悟りの窓は閉鎖しています

明月院ってどんなところ?

明月院は今から約860年前の平安後期に、武将・山内俊通の供養のため、息子の經俊が「明月庵」を建てたのが始まりです。その約100年後に、その地に鎌倉幕府第5代執権・北条時頼が「最明寺」を建立しました。

最明寺跡を示す石碑

境内には最明寺があったことを示す石碑があります

時頼没後、最明寺は廃寺になりましたが、息子の時宗により「禅興寺」として再興。禅興寺はその約100年後に関東管領・上杉憲方が拡大し、その時に禅興寺の支院だった明月庵は「明月院」と改められました。

明月院入り口外観

境内は国の史跡に指定されています

その後、禅興寺は明治初年の廃仏毀釈によって廃寺となり明月院だけが残り、今に至っています。

まずは本堂を参拝しよう

明月院に来たら、まずは本堂にお参りを。入り口に本堂の場所などが書かれた看板がありますので、はじめにチェックしておくのがおすすめです。

境内に掲示してあるマップ

明月院の境内案内図。右側の本堂後庭園は花菖蒲と紅葉の時期のみ公開

入り口を進んで行くと、総門が見えてきます。こちらの門はあじさいのシーズン以外は閉鎖されていますので、通常時は総門の左側にある拝観口から奥に進みましょう。

正面からの総門

花頭窓が目を引く総門

本堂へは、桂橋の階段を通って向かいます。右奥には本堂まで行ける坂道もありますので、ベビーカーや車椅子の方はそちらを通るのがおすすめです。

本堂へ続く桂橋

桂橋。足元に気をつけながら渡りましょう!

桂橋を渡ると、本堂へと続く表参道に出ます。緑があふれる自然豊かな参道で、歩いていると心が落ち着きますよ。

草木に囲まれた参道の階段

あじさいのシーズンは両脇にあじさいが咲き乱れます

表参道の先には、年季が入った木製の山門があります。敷居を踏まないように気をつけてくぐりましょう。

正面から見た木製の山門

山門には「福源山」の文字があります(お寺の正式名称は福源山明月院)

山門を通り進んで行くと、いよいよ本堂(方丈)に到着します。参拝方法は、合掌一礼。お賽銭をして、心静かにお参りをしましょう。

本堂の外観

御本尊は、聖観世音菩薩。苦しみから救ってくれるご利益があると言われています

悟りの窓(丸窓)は必見!

本堂の右側には、有名な「悟りの窓」があります。大きな丸窓には、禅の心と真理の意味が込められていて、さらに宇宙をあらわしているそうです。

丸窓から見える緑の景色

見ていると厳かな気持ちになります

窓から見えるのは、本堂の裏手に広がる後庭園(通常非公開で入園不可)。窓越しに見える緑の景色は、まるで絵画のようです。ぜひ、本堂を訪れたら見てみてくださいね。

趣深い、枯山水庭園

本堂の目の前には、見事な枯山水庭園が広がっています。一面に敷かれた白砂には水流をあらわす砂紋が描かれていますので、よく見てみてくださいね。

本堂前の枯山水庭園

白、緑、青のコントラストが美しいです

御朱印、お守りをチェック!

明月院では、本堂の横にある寺務所で御朱印やお守り、絵馬の授与が行われています。

御朱印代は300円で、明月院のご本尊である聖観世音菩薩の御朱印がいただけます。

聖観世音菩薩と書かれた御朱印

明月院の御朱印。通年でこちらの御朱印になります

御朱印帳もありますので、まだ御朱印帳をお持ちでない方は、こちらで入手して御朱印集めをはじめてみてはいかがでしょうか?

うさぎ柄などのご朱印帳

御朱印帳。うさぎのイラストが素敵です!

お守りは、開運や勝負守、健康守などがあります。あじさいや花菖蒲、うさぎのお守りなど、明月院を象徴するようなものが揃っていますよ。

お守りや絵馬

どれも魅力的で、迷います

私は今回、「宇宙まもり」という健康を守るうさぎのお守りをいただきました。うさぎの後ろには満月が描かれていて、風情を感じるお守りです。

うさぎと満月が描かれたお守り

バッグにつけて持ち歩きたいと思います!

なお、寺務所で入手した絵馬は、お願いごとを書き、宝物庫の近くにある「絵馬堂」に納めます。

あじさいが描かれた絵馬

絵馬にはあじさいが描かれています

お願いごとが叶った暁には、また改めてお参りに訪れましょう!

■御朱印、お守り、絵馬の授与時間
9:00〜16:00

可愛いうさぎに会いに行こう

先ほど「うさぎのお守り」をご紹介しましたが、実は境内には、本物のうさぎもいるんです!

朝9時〜15時頃の間、山門を出た右側にある「宇宙ステーション」という場所で見ることができますよ。
※天候や体調によって見られない場合もあります

うさぎ小屋の外観

宇宙ステーション。こちらにうさぎがいます

白いうさぎの撮影パネル

記念撮影ができる顔はめパネルも発見!

訪れた時には、モモ、サラ、ネロの3羽が宇宙ステーションにいました。どのうさぎもモフモフで可愛いです!

境内で飼っている3匹のうさぎ

それぞれ個性があります

ちなみに、なぜ境内にうさぎがいるかというと、お寺の名前である明月院に「月」が入っていることから由来しています。

宇宙ステーションでは、月とうさぎのお話を読むこともできますよ。

神話が書かれた扁額

うさぎはお釈迦様の前世の姿だったそうです

なお、入り口付近の「茶々橋」や「月の広場」にはうさぎをモチーフにした石像などもありますので、こちらも探してみてくださいね。

石造りの橋とうさぎの石像

茶々橋の石像。奥には亀の姿も!

うさぎだけじゃない!?明月院の仲間たち

明月院は自然豊かな場所にあり、タイワンリスや野鳥、蝶や昆虫など様々な生き物がやってきます。猫ちゃんもいますので、猫好きの方はお見逃しなく!

お寺で撮った動物などの写真

宇宙ステーションには、お寺の方が撮った写真が貼ってあります

明月院やぐらなど、境内を散策

明月院には、さまざまな見どころがあります。参拝をした後は、境内を散策してみてはいかがでしょうか?

本堂の左奥にある「開山堂」は、禅興寺の隆盛期に建立した宗猷堂(そうゆうどう)を、のちに開山堂としたものです。

からぶき屋根作りのお堂の外観

茅葺屋根と花頭窓が特徴的なお堂です

堂内には中央に中興開山密室守厳禅師の木像、左に最明寺、禅興寺、歴代住持の位牌が祀られていて、明月院の歴史が感じられますよ。

また、開山堂の左側には、上杉憲方が祀られていると伝わる「明月院やぐら(羅漢洞)」があります。間口7m、奥行き6m、高さ3mで、鎌倉市内現存で最大級のやぐらです。

仏像が祀られているやぐら

釈迦如来や十六羅漢と思われる像が彫られています

開山堂の右側には、「瓶の井(つるべの井)」と呼ばれる井戸があります。こちらは、水質があまり良くなかった江戸時代に、良質な水が湧いたと伝えらえる「鎌倉十井」の内のひとつです。

屋根付きの井戸

現在も使用できる、貴重な井戸です!

開山堂の入り口に鎮座しているのは、「花想い地蔵」というお地蔵様。優しい表情のお地蔵様で、見ていると心が癒されます!

花を抱えたお地蔵様

お地蔵様のお花や装身具は、季節ごとに変わります

なお、明月院の境内には他の場所にも六地蔵様や子宝のご利益があるお地蔵様などがいますので、訪ねてみてくださいね。

境内の様々なお地蔵様

笑顔の可愛らしいお地蔵様もいます(右下)

北条時頼のお墓

明月院の入り口から左に進んだ場所には、明月院の前身である最明寺を建立した北条時頼の廟所(先人の霊を祀る建物)があります。

木造の廟所

廟所。北条時頼は30歳で出家し、37歳で生涯を終えました

近くには、北条時頼が眠るお墓も。宝篋印塔・五輪塔などの部材を組み合わせた石塔のお墓です。

北条時頼の墓

毎年、命日には法要が営まれています

なお、明月院の本堂には県の重要文化財である「北条時頼坐像」があり、参拝時に拝見することができます。この像は明月院の寺宝として、代々守り続けているそうです。

明月院のあじさいについて

明月院は「あじさい寺」としても有名なお寺で、毎年5月下旬頃から境内のあじさいが咲き始めます。

あじさいが咲く表参道

見頃の時期の境内(山門前の表参道)

品種は、日本の古来種であるヒメアジサイ。その美しい青色から、「明月院ブルー」と呼ばれて親しまれています。

境内に咲く青いあじさい

見頃になるにつれて、青が濃くなっていきます

あじさいの数はなんと、約2,500〜3,000株!なぜあじさいが多いかというと、戦後すぐに住職が「人々の心をなぐさめたい」と挿し木で増やしていったからだそうです。今でもそのアジサイが受け継がれているのは、感慨深いですね。

ちなみに境内には紫や白のあじさいや、ガクアジサイなども植えられていますので、合わせて見てみてくださいね。

※あじさいの時期は多くの方が訪れ、混雑します。混雑情報は後半のパートをご参照ください

◆見頃:6月上旬〜6月下旬頃
◆剪定時期:7月上旬頃
◆見られる場所:表参道、中参道、渓谷道、絵馬堂、車道、苔庭周辺など

花菖蒲と紅葉など季節の見どころ

明月院は、花菖蒲と紅葉の名所としても知られているお寺です。

花菖蒲の見頃は、毎年5月下旬〜6月上旬頃。この時期は特別に本堂後庭園に入ることができ、そこで花菖蒲を見ることができます。
※拝観料とは別に入園料500円が掛かります

咲き乱れる紫の花菖蒲

約3,000株の花菖蒲が植えられています

紅葉の見頃は、毎年11月下旬〜12月上旬頃。イロハモミジやカエデなどが紅葉し、境内が黄色や赤色に染まります。

オレンジや黄色に染まる紅葉樹

拝観口周辺の様子

紅葉は、悟りの窓から見ることも!緑の季節も素敵ですが、紅葉の時期はまた違った美しさがあります。

円形の窓から見える紅葉

目を見張る美しさです

なお、紅葉の時期も本堂後庭園が特別に公開されていて、通常は入れない庭園を散策することができますよ。

赤が鮮やかな紅葉の景色

本堂後庭園の紅葉

紅葉の時期に行かれる方は、ぜひ本堂後庭園も散策してみてくださいね。

明月院には自然がいっぱい!

明月院は「花のお寺」とも呼ばれていて、あじさいや紅葉の時期以外でも、四季折々の花や植物を楽しめます。

■見られる花や植物の一例
【春】ボケ、モモ、ヤマツツジ、シダレザクラ、シャクナゲ
【夏】ナツツバキ、サルスベリ、ヤマユリ、フヨウ
【秋】キンモクセイ、ハギ、ススキ、ヒガンバナ
【冬】ロウバイ、ツバキ、ウメ、クリスマスローズ

鮮やかなピンクのシダレザクラ

シダレザクラは枯山水園周辺に植えられています

他にも、拝観口の近くにある「月の広場」では、庭師の方が手入れをされている様々なお花を見ることができます。

月の広場の様々な花

訪れた時はケイトウやシュウメイギクなどが咲いていました

また、明月院の境内には「苔庭」や「竹林」もありますので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね!

苔庭と竹林

和の情緒が感じられます

気軽に抹茶が楽しめる「月笑軒」

明月院の境内には「月笑軒(げっしょうけん)」という茶室もあり、お茶を飲んでくつろぐことができます。

木々に囲まれた茶室の外観

月笑軒。苔庭の近くにあります

店内は、和風ながらもモダンな雰囲気。大きな窓からは、境内の緑がよく見えます。晴れた日は、赤い毛せん敷きの縁台でお茶を楽しむこともできますよ。

メニューは抹茶をはじめ、甘酒やジュース、コーヒーなどがあります。どれもホッとひと息つきたい時に、ピッタリなメニューです!

ぜひ、参拝の帰りなどに立ち寄ってみてくださいね。

◆営業時間:9:30〜15:45(L.O.)
◆定休日:無休
◆予約不可

混雑など気になる疑問

ここでは、明月院に行く前に知っておきたい情報をご紹介します!

混雑する時期は?

一年を通して、6月のあじさいシーズンが一番混雑します。紅葉の時期も多くの方が訪れ、土日は入場待ちが発生することもありますが、あじさいの時期ほどの混雑はありません。特に本堂後庭園はそこまで人が多くないので、落ち着いてまわれると思います。

あじさい、紅葉のシーズン以外であれば、並ぶことはほとんどなく、スムーズに入場できます。

■あじさいシーズンの混雑について
6月のあじさいシーズンは入場するのに行列ができることも。朝早くから並ぶ方もいるため、開門前は特に列が長くなります。

開門中は拝観口が3つ開いていますので、参拝客が多い土日の11時〜13時頃でも、拝観受付で待つのは10分〜30分程度だと思います。ゆっくりまわりたい方は、比較的混雑が少ない平日を狙って行くのがおすすめです。

また、御朱印をいただくのに15分以上待つこともありますので、時間には余裕を持って行きましょう。

※あじさいのシーズンは周辺駐車場が満車になることが多いので、クルマで行く場合は大船駅周辺にクルマをとめて、そこから電車で行くのがおすすめです

ベンチはある?

境内の一角に休憩所があり、テーブルと椅子が設置されています。また、本堂の近くや本堂後庭園などにベンチがありますので、座って休憩できます。

ベンチのある境内の休憩所

休憩所は屋根があるので雨もしのげます

周辺にランチができる場所はある?

明月院の周辺には、カフェの他に日本料理店やイタリア・フランス料理店、カレー屋さんなど様々な飲食店があります。あじさいの時期は周辺のお店も混雑しますので、予約して行くのがおすすめです。

さいごに

以上、北鎌倉にある明月院の見どころなどをご紹介しました。

明月院は自然豊かな寺院で、心が落ち着きますよ。平日の日にひとりで訪れてゆっくりする…というのもおすすめです。ぜひ、あじさいのシーズン以外にも訪れてみてくださいね。

※この記事は2021/10/07時点の情報です
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