
ランチ情報も!箱根“彫刻の森美術館”の見どころ5選
箱根(神奈川県)
2025/04/17 更新
※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。
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今回ご紹介するのは、箱根の仙石原にある「箱根ガラスの森美術館」。
美術館といってもただガラスの作品を鑑賞するだけでなく、庭園散策やガラスづくり体験、グルメやお買い物が楽しめる、充実のスポットなんです!
SNS映えするスポットもいっぱい!
それでは、実際に行って体験してきましたので、見どころをご紹介したいと思います!
※展示内容は変更になる場合があります
受付でチケットを購入し、庭園へと進むと…こんな素敵な景色が飛び込んできました!
ここはホントに日本…!?
庭園はイタリアの水の都・ヴェネチアをイメージした造りになっていて、まるで海外旅行に来たかのような気分に浸れます。この日は曇りだったのですが、晴れの日とはまた違った幻想的な雰囲気で素敵です!
庭園の中でひと際目立っていたのが、橋にかかる高さ約9mのガラスの作品、「光の回廊」!
小さなクリスタル・ガラスが約16万粒も使用されています
写真では伝わりにくいのですが、クリスタル・ガラスひとつひとつが光に反射して七色に輝き、とてもキレイなんです!橋を渡ると、キラキラの世界に包まれます。
こちらのクリスタル・ガラスはほかの作品でも使用されていて、クリスタル・ガラスを使用した水上花火や…
水上でガラスがキラキラと美しく煌めきます
訪れた時はクリスタル・ガラスでできたススキのオブジェもありました。
こちらは秋頃限定の展示。仙石原といえばススキが有名ですよね!
季節により、クリスタル・ガラスでできたサクラ、あじさい、クリスマスツリーなども登場するそうですので、お見逃しなく!
庭園の一角では、ヴェネチアン・グラスとクリスタル・ガラスのバラが咲き乱れていました。ガラスとは思えない、柔らかな表現の花びらに注目です!
ヴェネチアン・グラスは赤いバラのほか、青や黄色、白のバラもありました
箱根ガラスの森美術館では、屋外展示も屋内展示も撮影が可能ですので、ぜひ、写真におさめてみてくださいね。
※企画展は撮影不可の場合あり
実は箱根ガラスの森美術館は、芦ノ湖に続く「早川」という川に面した場所にあります。
庭園の奥には散策コースがあり、早川のせせらぎを聞きながらゆったり過ごせます。
緑の木々に癒されます
散策コースには、ヴェネチアで制作された「誓いの鐘」もありました。鐘は幸せを呼ぶ意味を持ち、幸福の象徴とされているそうですよ。
大切な人と、鳴らしてみてください
箱根ガラスの森美術館には、「ヴェネチアン・グラス美術館」と「現代ガラス美術館」、2つの屋内美術館があります。
まず訪れたのは、“ヴェネチアの貴族の館”をイメージしたヴェネチアン・グラス美術館。足を一歩踏み入れると、豪華絢爛な内装に圧倒されます!
アンティークの豪華な調度品が飾られています
中央にあるホールの天井では、「最後の晩餐」などの天井画を見ることも。非日常的な煌びやかな空間が広がっています。
シャンデリアがまぶしいです!
思わず内装に夢中になってしまいましたが、こちらのメインは「※ヴェネチアン・グラス」。館内には、貴重な歴史あるヴェネチアン・グラスが約100点展示されています。
※ヴェネチアン・グラス…イタリア・ヴェネチアにあるムラーノ島産のガラス工芸品。優美なデザインが多い
こちらの青いゴブレットは、1500年頃にヴェネチアで造られたもの。美術館に来る前は、あのロスチャイルド家で所蔵されていたそう。
点彩花文蓋付ゴブレット。裏から見ると、青が透き通って見えます
レース模様が施されたグラスも、見どころのひとつ。ムラーノ島のガラス職人たちが試行錯誤を重ねて完成した技術だそうです。
細かいレース模様がガラスの中に描き出されています
館内の奥には、近代の作品も展示されています。こちらの「風にそよぐグラス」は、1895年に制作されたもの。今にも折れそうな細い脚に注目です!
ここまで細く造るのはかなりの技術がいるそう
続いて、ミュージアムショップの近くにある「現代ガラス美術館」を訪れました。
こちらは19世紀以降の作品が展示されていて、先ほどのヴェネチアン・グラス美術館とはまた違う、モダンなガラス作品を観ることができます。
内装もこちらはシンプルです
ビビッドな色使いの作品もありました
伝統を受け継ぎつつも、進化を続けているヴェネチアン・グラス。今後も目が離せませんね!
美術館のあとは、イタリア料理が味わえるレストラン「ラ・カンツォーネ」でランチをいただくことに。
※「ラ・カンツォーネ」は、2022年に「カフェ テラッツァ ウカイ」としてリニューアルオープンし、メニュー・価格などが変更になっています。最新の情報は公式ホームページをご確認ください
庭園内にあるレストラン「ラ・カンツォーネ」
店内は広く、おしゃれで落ち着いた雰囲気。窓が大きく、庭園の緑を眺めながら食事ができます。
全部で100席。晴れている日はテラス席もおすすめ!
メニューは、季節の食材を使用したパスタ・リゾットが中心。今回は、サルシッチャとナスのピリ辛ソースパスタを注文しました。
サルシッチャとナスのピリ辛ソースパスタ
パスタはアルデンテで、ナスとお肉、トラ豆が入ったトマトソースとよく合いおいしいです!
なお、こちらでは生演奏を聴くこともできます。国内外で活躍するアーティストによる生演奏は迫力満点!
生演奏は毎日開催されていますので、ぜひ聴いてみてくださいね。
ランチのあとは、クラフト体験ができる工房へ。今回、私はガラスに砂(研磨剤)を吹きかけてガラスに模様を浮かび上がらせる「サンドブラスト」を体験しました!
まずは、ベースになるグラスと、グラスに入れる絵柄を選びます。
※グラスや絵柄は時期により異なります
グラスは1,600円~
絵柄が細かいほど難易度が高くなります
私は、キレイなグリーンのグラスと、太陽と月の絵柄を選びました!
わかりにくいですが、青いのが太陽と月のシールです
作り方は、とても簡単。ピンセットでシールを丁寧にはがしたら、透明シール(転写用フィルム)を使ってグラスにシールを貼り付けます。その後、絵柄シール以外の部分をマスキングテープで覆い、サンドブラストの準備完了です!
大きく4STEPで準備ができます
続いて、いよいよサンドブラストの工程へ。スタッフの方に教わりながら、専用の機械でグラスに砂を吹きかけていきます。
砂をかけた部分がスリガラスになります
砂をかけたあと、マスキングテープとシールをはがして完成!30分ほどで、スリガラスの模様が入ったマイグラスができあがりました。
不器用な私でも素敵にできました!
箱根ガラスの森美術館では、「フュージング」が体験できる工房もあります。
フュージングとは、さまざまなガラスのパーツを熱で溶かし合わせる技法のこと。組み合わせや溶け具合で、色々な表情が楽しめます。
完成品はペンダントヘッドやキーホルダーなどにできます※季節によりモチーフは異なります
サンドブラストもフュージングも初心者でも気軽に体験できますので、旅の思い出に参加してみてはいかがでしょうか?
◆体験料:サンドブラスト1,600円~
フュージング2,000円~
※選ぶパーツによって変動あり
◆所要時間:サンドブラスト:約40~60分
フュージング:約15~20分(作品の受け取りは体験終了から約70分後)
◆年齢制限:特になし
さいごに、ガラスのお土産が買える「ミュージアムショップ」を訪れました。
※取材日時点の情報です。ラインナップや商品仕様が変更になっている場合があります
イタリアの街並みを彷彿とさせる店内
ショップ内にはガラス製品がたくさんあり、その数なんと約10万点!食器やインテリア雑貨などがあり、見ているだけでもワクワクします。
なかには、庭園にあるクリスタル・ガラスのオブジェと同じガラスが使われたミニツリーもありました!
オリジナル・クリスタル・ツリー。これがあれば家でも美術館の気分が味わえます
ミュージアムショップは、アクセサリーも充実。ヴェネチアン・グラスでできたこんな豪華なものから…
アーティストによるオリジナルアクセサリー
普段使いできそうなデザインのものまで揃っています。
ネックレスのほか、ピアスやイヤリングも豊富!
私の個人的なおすすめは、こちらのミルフィオリ(イタリア語で千の花を意味するガラス)のペンダント。さまざまな模様やサイズがあり、お好みで選べます。
カラフルでキュート!
ミュージアムショップはとにかく商品数が多く、宝探しをするような感覚でショッピングが楽しめますよ。多めに時間をとっておくのがおすすめです!
別館の水車小屋「アチェロ」では、ジャムやお菓子など食品も販売しています。
ジャムは、イチゴやブルーベリー、オレンジなどがあります。甘さ控えめで果実そのものの味や風味が活きていて、おいしいですよ!
そのほか、見た目も素敵な商品がたくさん揃っていますので、チェックしてみてくださいね。
箱根ガラスの森美術館では、時期によりイベントも開催されています。
最新のイベントは公式ホームページでチェックできますので、行かれる際にご確認ください。
毎週水曜日はセーンジャー氏による馬頭琴の演奏が聴けます
冬~春頃にはヴェネチアのカーニバルにまつわる企画を開催(写真はイメージ)
見どころいっぱいの箱根ガラスの森美術館。入館料などは下記の通りです。
■入館料:
大人1,800円、大高生1,300円、小中学生600円
■営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
※12/30、31は16:30
■定休日:毎年成人の日の翌日から11日間
■ペットの入館不可
タイムズクラブ会員なら、入館時、タイムズクラブ会員証の提示で入館料が割引になります!
会員証はタイムズクラブアプリで簡単に発行できるので、ぜひダウンロードしてみてくださいね!
※利用には別途タイムズクラブの会員登録(無料)・ログインが必要
箱根ガラスの森美術館は屋内施設も充実していますので、雨の日もおすすめです。訪れた日もパラパラと一時的に雨がふっていたのですが、多くの方が楽しんでいました。
所要時間は、食事とクラフト体験をするなら2~3時間、庭園散策と展示鑑賞だけなら1~1時間半ほど見ておくと良いと思います。
美しいガラス作品の数々に囲まれて、夢のようなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
【クルマで行く場合】
最寄りのICは東名高速道路・御殿場ICで、そこから国道138号線を箱根方面へ進み、約20分で到着します。(国道138号線沿いにあります)
■駐車場
有料駐車場(1日500円)が隣接しています。第1Pはタイムズパーキングなので、タイムズポイントもためられますよ!
【電車で行く場合】
近くに鉄道の駅がありませんので、バスを利用しましょう。
■バスについて
小田原駅から箱根登山バスで40分、箱根湯本駅から箱根登山バスで25分、強羅駅から観光施設めぐりバスで20分です。
※バスタ新宿から箱根ガラスの森への直通バスもあり
※この記事は更新日時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください
※Apple、Apple のロゴ、iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です
※iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています
※App Storeは、Apple Inc.のサービスマークです
※Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google LLC の商標です
※アプリのダウンロードおよびご利用の際の通信料は、お客様のご負担となります
※本文中では、TM、(R)マークは明記しておりません
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