クルマで遠足

クルマに乗って、出かける気軽な旅の記録。

Vol.016

タイムズから行く、秋川~奥多摩の旅

奥多摩の玄関口とも言える東京都あきる野市の武蔵五日市。駅前には、駐車後24時間まで最大料金500円のタイムズ武蔵五日市がある。平日には通勤・通学のパーク&ライド利用者が、休日には程近い秋川渓谷や秋川橋河川公園バーベキューランドの観光客が利用する地域に欠かせない大型駐車場だ。今回は、このタイムズ武蔵五日市を起点に、奥多摩への観光スポットを紹介しよう。

秋川橋河川公園バーベキューランド
武蔵五日市駅から、歩いて5分程度。広々とした川原の中、バーベキューを楽しむ人々があふれている。道具類や燃料などは全てレンタル可能(持ち込みは不可)。必要なのは自分たちで食べる食材のみ。駐車場も完備しているが、1日1,000円。複数台のクルマで出かける場合は、食材などの荷物の運搬用に一台をこの駐車場にとめて、他はタイムズ武蔵五日市(最大料金500円)にとめるのが、お得。

秋川渓谷
バーベキューでお腹いっぱいになったら、秋川の川辺を散策しよう。田園風景と水辺の景色に心洗われること間違いなし。きっと子供たちも大喜びだろう。新緑、紅葉の季節もオススメだ。

柳屋(蕎麦屋)
バーベキューをしないなら、駅前の柳屋の蕎麦もオススメ。写真の天ざるは大盛りとはいえ、かなりのボリューム。しっかりとした蕎麦の味が楽しめるし、天ぷらも美味い。おまけに、おにぎりまで付いてる。店自体はさほど大きくはないが、なかなかセンスの良い店だ。

広徳寺
川辺から少し南側の山へ向かって歩くと、広徳寺という寺がある。一言でいうと、良い。イメージでいうと京都の銀閣寺を山寺にした感じ。重厚でありながらやさしさを感じさせる楼閣、その向こうに立ち並ぶ2本の大銀杏。そして、こちらも茅葺の本堂。緑に輝く木々の葉と薄茶色の寺。この自然と人の造形が織り成す光景は随一だ。

三ツ合鍾乳洞・大岳鍾乳洞
秋川沿いの檜原街道を上流に進み、養沢川沿いに進んでいくと鍾乳洞が口を開けて待っている。ただし、三ツ合鍾乳洞・大岳鍾乳洞ともに道は恐ろしく細い。今回はホンダのフィットだからすいすい行けたが、向こうから対向車が来たら、どこまでバックすれば良いんだろうと思ってしまうほど。鍾乳洞の中も、三ツ合、大岳ともに道が細いくて天井が低い。大岳鍾乳洞にいたっては入る前にヘルメットを渡されるほど。これで頭はカバーできたが、その代わりに何故かやたらと背中をぶつける。ちょっと背の高い人なら、出てくるときには背中がはれ上がってしまうかも。そして、鍾乳洞とは別かもしれないがともに休憩所で働くおばあさんが、親切でステキな方々なのもポイント。時間が止まったかのような、休憩所で少しおしゃべりするのも良いだろう。大岳鍾乳洞の先には、高さ10メートルほどの大滝がある。こちらも、なかなか迫力があり、オススメだ。

神戸岩(かのといわ)
鍾乳洞に続けてスリルを味わいたいなら、この神戸岩もオススメだ。神戸川にそびえる高さ100メートルにものぼる岩は、見るものを圧倒する。岩伝いにチェーンがかけられ、それに沿って歩けばちょっとしたアスレチック気分。水の美しさは、上流へ来たことを実感させてくれるし、空気も清々しい。こんな東京があるのかと驚くこと間違いなしだろう。

瀬音の湯(せおとのゆ)
帰りはゆったり、温泉で一休み。瀬音の湯はこのエリアで人気の温泉。モダンな施設に、広々とした露天風呂。リピーターも多いようだ。この日も平日にもかかわらず、館内は結構な混雑。微黄白濁の湯質はやわらかで、お湯につかるというよりは包まれているかのよう。秋川・奥多摩で楽しんだ一日を締めくくるには、うってつけだ。


秋川~奥多摩散策に便利なタイムズ
タイムズ武蔵五日市
http://times-info.net/P13-tokyo/C228/park-detail-BUK0019554/


取材協力:本田技研工業
http://www.honda.co.jp/


今回のドライブコース=武蔵五日市~奥多摩へ=


首都高→中央道八王子IC→国道411号→五日市街道→檜原街道

オオキの「これだけは言わせて!」

ホンダ フィットRS

ボディカラー:プレミアムホワイトパール
車両本体価格157万5,000円

日本カー・オブ・ザ・イヤー2007-2008を受賞し、街中でもかなり見かけるようになった新型のフィット。そのフィットのスポーツモデルがRSだ。ノーマルモデルは1.3リッターに対し、こちらは1.5リッター。マニュアルも用意されているのが特徴だ。

走りは、1.3リッターモデルと比べると力強い。ふら付きや不安定さをまったく感じさせない。加速時も切羽詰ったような加速でなく、とてもスムーズだ。この特徴は、RSの名に表されている。「Road Sports」でなくフィットは「Road Sailing」なのだ。言うなれば、高速を快適に走るためのスペシャリティカーなのだ。

走り以外も質が高い。大人4人がゆったりとくつろげる室内空間、大きな荷物も楽々載せられるラゲッジスペース、そして抑えられた価格。どれをとっても納得だ。コンパクトでありながら上質。フィットの快進撃は、これからも続くだろう。

※この記事は2008年6月03日現在の情報です

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