2016.3.29
超小型電気自動車COMS(コムス)で、お台場まで行ってみた
○○してみた vol.33
2016.3.29
○○してみた vol.33
東京有楽町、イトシアビル地下2階にある、このクルマ。
一体なんなのだろうとジロジロ見ていたら、
「COMSに興味があるんですか?」とM氏に声をかけられた。
M氏は、このCOMSという小型電気自動車の広報をしているのだという。
COMSはタイムズカープラス会員なら
誰でも借りることができ、けっこう人気があるのだとか。
ちなみにこのサービスの名称は「Times Car PLUS × Ha:mo(ハーモ)」。
対象ステーション間で自由に乗れてどこでも返せる、新しいワンウェイ(乗り捨て)サービス。
※「Times Car PLUS × Ha:mo」について詳しくはこちら
「へー、でも都内だったら電車があるからなぁ」と私。
「いやいや、都内こそCOMSですよ! 今、人気なんですから!」とM氏。
例えばお台場に行くときは、電車よりもCOMSを借りる方が効率的らしい。
しかも、このCOMSは、指定の駐車場であれば乗り捨てできるのだという。
「でも、やっぱり電車の方が普段使ってるしなぁ」と私がいうと、
「それじゃあ、一度乗って、試してみてください!」とM氏。
そんなわけで、私がCOMS、M氏が電車でお台場まで行ってみることになった。
果たして、どうなることやら!
・利用料金206円/15分。
・充電費用無し
詳しくはこちら
①タイムズカープラス会員登録
②Times Car PLUS × Ha:mo 利用規約のご確認・同意
③アプリダウンロード・利用登録
詳しくはこちら
当日、イトシア地下2階に行ったら、
「あ、やべー、予約してなかった!」といきなりおっちょこちょいのM氏。
しかも、すべてすでに予約済み!
なんでも、COMSを借りる時は事前に専用のアプリで予約する必要があるらしい。
「じゃあ、この企画、終了ということで」と去ろうとしたら、
「いやいや、COMS、都内にたくさんあるんで、
別の場所に行きましょう!」と必死のM氏。
COMSは、都内30か所に設置されているのだ。
というわけで、有楽町近くに設置されているCOMSを借りることに。
COMSのドアは、ビニールみたいな素材でできている。
ジッパーを開いて中に入る。
小さなクルマだけど、1人で乗るので、まったく狭く感じない。
エンジンをかける前に、タイムズカープラスカードを
フロントガラス上部リーダーにタッチ。
後はブレーキを踏みながら、黄色いレバーをONにする。
「あれ、まったく音しないけど、これエンジンかかってるの?」と私。
「電気自動車なので当然です!」とM氏。
不安になりながらも、ハンドブレーキを下げ、アクセルを踏んでみる。
ウィィィーンと低い音を出し、COMSが動き出した。
「やばい、ゴーカートみたいで楽しい!」
興奮した私は、無意味に地下駐車場を一周してみた。
操作は簡単だし、ブレーキもしっかり効く。
今回の目的はお台場にあるCOMSを返却できる指定のタイムズ駐車場。
地図アプリで調べてみると21分で到着する予定。
一方、M氏は、有楽町駅からお台場に出発!
24分で到着する予定。
【ルート】有楽町→新橋→青海
まず地下駐車場から脱出!
駐車料金の精算は、COMS内、右上にある
カード入れの中にある『出口専用カード』と『駐車券』を使う。
精算機に駐車券を入れ、次に出口専用カード。
駐車する時は、駐車券をこのケースの中に入れればOK。
駐車料金を支払う必要はない。
駐車場から大通りにでる。
当然のように、大きなクルマでいっぱい。
COMSは小さいが、60キロは出る。
バイクよりも安定しているので、小回りのきくクルマ、といった感じ。
大きな十字路での右折、車線変更など試してみたが、まったく問題なかった。
また、COMSにはエアコンがついていないが、3月初旬でも全然寒くない。
むしろ、天気がいいと暖かい。
ちなみに今回は、COMSを追いかける撮影車が同行していたのだけど、
「こりゃ、快適だぜぇ!!」とガンガンお台場に向かって走っていたら、
なんか撮影班のクルマが消えてた。
後で聞くと、側面からCOMSを撮ろうと夢中になるあまり、
いつの間にか右折専用レーンに入ってしまったらしい。
そんなことは露知らず、颯爽と去っていくCOMS。
撮影車がいなくなったことに気づき、
一旦停車して、撮影班に電話したが出ない。
「......」となった私だが、まあなんとかなるだろ!
とポジティブに考え、とりあえずお台場方面へ向かうことに。
そして、ようやく目的のタイムズ駐車場に到着!
「やった!けっこう早くついた!」と思って
専用の駐車スペースに行ったら、
電車チーム、M氏、なんかもういた。
待ち構えていたM氏に激写された私のCOMS
「ギリギリで電車が勝ちましたよ!」と大喜びのM氏。
M氏、もはや完全に自分がCOMSの広報だということを忘れている。
しかも青海駅から、全力ダッシュしたらしく、めっちゃゼエゼエいってた。
COMSは途中、何度か迷ったので、 普通に走っていれば若干COMSの方が早くついていたはず...!
予約した返却駐車場のCOMS専用スペースに駐車。
電源をフロントに挿す。
最後にタイムズカープラス会員カードを
リーダーにかざすと返却完了!
30分ほどCOMSに乗ってみて感じたのは、
「COMS、乗るの楽しい!」ということである。
目的が『早く着くこと』であれば、他にもよい手段があるのかもしれない。
しかし、COMSは、自分で自由に移動でき、
目的地まで運転を楽しむことができる。
また、電車やバスの路線がない場所へは、
さっと借りて、乗り捨てできるCOMSは力を発揮できるのだ!
――とか感想を書いてたら、
COMSの名前の意味が、
『Chotto(ちょっと)、Odekake(おでかけ)、Machimade(街まで)、Suisui(スイスイ)』
だと知り納得!
バスやタクシー、電車などの交通手段に加わった新しいジャンル『COMS』。
ぜひ、一度お試しあれ!
※この記事は2016年3月29日現在の情報です
Times Car PLUS × Ha:moについて詳しくはこちら