春本番、バイクツーリングが気持ちいい季節です。
久しぶりに遠出をしよう！と予定を立てているライダーさんも多いのではないでしょうか。
快適なツーリングのためのお役立ち情報をお届けします。

バイクシーズン到来！でもその前に...

寒い冬がようやく終わりバイクに乗る機会が増える春...と同時にバイクによる事故が増える季節でもあります。
死亡事故も例年4月が1番多くなります。

安全運転はもちろんのこと、整備不良による故障やトラブルにも気をつけたいものです。

ロードサービスへの依頼で多いのは...
・タイヤのパンク
・搬送
・バッテリー上がり
となっています。

パンクは落ちている金属片を拾ってしまうなど避けられないことも多いですが、事前点検で空気圧や摩耗を確認しておくことで防げることもあります。
乗車前には必ず点検をしてトラブル予防に努めましょう。

乗る前に！自分でできる日常点検

プロによる定期点検以外にも、日ごろの点検・メンテナンスでも走行中のトラブルを予防できます。自分でできる日常点検のポイントをご紹介します。

タイヤ

●空気圧
タイヤの接地部のたわみの状態により空気圧が不足していないかをチェック。
※ロングツーリングの場合は普段より高めにしておきましょう。

●亀裂・損傷・摩耗
タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷がないか、クギや石、その他の異物が刺さっていたり、噛み込んでいないかを確認。また、タイヤ接地面の摩耗や溝の深さに不足がないかをチェック。

バッテリー

●バッテリー液
バッテリーの各槽の液量が、規定の範囲（アッパレベル～ロアレベルの間）にあるかをチェック。バッテリー液が減っている場合は、バッテリー用補充液もしくは精製水を補充しましょう。

ブレーキ

●ブレーキレバー・ブレーキペダルの遊び
ブレーキレバーやブレーキペダルを手で抵抗を感じるまで引いて/押して、先端部の遊びの量が既定の範囲にあるかをチェック。

●ブレーキ液
リザーバキャップ上面が水平となる状態にして、ブレーキリザーバタンク内の液量がロアレベル以上の範囲にあるかをチェック。また、ブレーキ液は定期的に交換することも必要です。

他にも...

●エンジンのかかり具合や異音がないか。エンジンオイルの量は適切か
●冷却水の量は適切か
●チェーンのたるみ、ボルトの緩みはないか
●ブレーキパッド・点火プラグは摩耗してないか

なども大事な点検ポイントになります。
少しでも異常を感じたらバイク屋さんでプロに見てもらってくださいね。

ロングツーリング時の心得

ロングツーリングに出かける際には、日常点検＋αの準備が大切です。
メンテナンス以外に気をつけたいことをご紹介します。

●防寒はしっかりと
日中は汗ばむような日もある季節ですが、薄着は厳禁！
1日のうちでも寒暖差があったり予期せず雨が降ることも...。特に東北や高地では10度くらいに冷え込むことも珍しくありません。
脱ぎ着ができる服装にして、レインウェアやレイングローブもあると安心です。

●こまめな給油
地方や見知らぬ土地を走るときは、給油のタイミングに気をつけてください。
まだ大丈夫...と思っていたらガソリンスタンドが見つからなくて最悪山道でガス欠...なんてことも。

ツーリングの予定が立ったらガソリンスタンドの場所と営業時間も確認しておくとよいでしょう。

●走行は休憩をとりながら
悪天時や長時間の走行では、無理は禁物。疲れを感じたら、こまめに休憩を取りましょう。
また同じ姿勢での走行は、全身の筋肉を使うため、ストレッチなどで体をほぐすのも良いですね。

点検と準備をして、安全にバイクのお出かけを楽しみましょう。