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• 「シートベルトちゃんと着用したし、エンジンかけるぞーって、あれ？博士ー。このクルマ、鍵をさすとこがないよ」

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• 「ほう。このクルマはボタンを押せばエンジンがかかるタイプじゃな」

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• 「ほんとだ！教習車で鍵をさしてたとこに、ボタンがある
  じゃあ、さっそくボタンを押してエンジンかけよっと...。
  
  あれ、メーターのところにランプがいっぱいついた！」

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• 「そのランプたちは、警告灯というのじゃ。エンジンをかけると全部つき、しばらくしたら消えるぞ」

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• 「へー！...あれ、ずっとついたままだよ？」

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• 「ふむ。正しくエンジンをかけれてないようじゃな。
  では今回は、ボタンでのエンジンのかけ方と警告灯について説明しようか」

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• 「なんでエンジンをかけるときは、ブレーキを踏みながらなの？」

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• 「車が誤動作をおこしてしまった際に、動き出さないようにするためじゃ」

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• 「誤動作にそなえてなんだ。
  じゃあ、どんな車でもエンジンをかける時は、ブレーキを踏みながらかけないとだね」

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• 上で紹介した以外の警告灯については、下の表を確認してね。

警告灯の種類	原因	対処法
	エンジン始動後、エンジンオイルの圧力に異常がある。	安全な場所にただちに停車。 エンジン停止後15分ほどたってから、エンジンオイル量を確認。 オイル量が十分なのに、点灯する場合は販売店に連絡する。
	エンジン始動後、充電系統に異常がある	そのまま走行するとバッテリーがあがる可能性がある。 安全な場所にただちに停車し、販売店に連絡する。
	エンジン始動後、エンジン制御システムに異常がある。	なるべく走行をひかえ、販売店に連絡する。
	燃料の残量が規定位置以下。	ただちに燃料を補給する。
	バッテリー残量が低下。	充電施設で充電する。
	どこかのドアが、半ドアになっている。	安全な場所に停車し、しっかりとドアを閉める。
	ウォッシャー液の不足。	ウォッシャー液を補充する。
	エンジン冷却水の温度が低い。	エンジンを暖めても消灯しない場合は、販売店に連絡する。
	エンジン冷却水の温度が高い。	ただちに安全な場所に停車し、販売店に連絡する。
	エンジン始動後、ABSシステムに異常がある。	販売店に連絡する。

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• 「ところで、なんでエンジンをかけると、全部の警告灯が一度点灯するの？」

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• 「エンジンをかける時に必ず点灯することによって、ランプ切れが分かりやすくなるのじゃ。警告灯は異常時だけついておったら、ランプ切れに気づきにくいからの」

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• 「どうして今回、警告灯が消えなかったんだろう？」

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• 「エンジンがかかりきっていなかったのじゃ。ブレーキを踏みながらボタンを押して、エンジンをかける。この際に、ブレーキの踏みが甘かったんじゃな」

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• 「もし警告灯がついても、今回勉強した対処法を実践すれば大丈夫だね！」

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• 「クルマに不調がおきんように、日ごろから点検しておくことが大事じゃぞ」

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• 「走ってる途中に警告灯がついたら、びっくりしちゃうもんね」

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• 「うむ、その通りじゃ。車種により、操作方法が違う場合がある。 そんな時は、運転するクルマの取扱書やクルマのご利用動画集を確認するとよいぞ」

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• 「分かった！
  一人前のドライバーになるため、これからもがんばるね！」