クルマで遠足

クルマに乗って、出かける気軽な旅の記録。

Vol.063

マツダレンタカーで行く、沖縄

マツダレンタカーで行く、沖縄

やっぱり沖縄は暑かった!

日の出とともに家を飛び出して、飛行機に飛び乗ってから2時間半。飛行場を出ると頬を包む暑い空気。ウッ、東京でもすでに真夏日を何日か体験したのに、やっぱり本場の南国はレベルが違います。曇りで湿度が高いのか、もっと重たい暑さです。でも、これでこそ沖縄。暑いのは嫌ですが、この空気の違いを嬉しく感じます。
旅のお供は、ちょっと贅沢に白いロードスター。助手席にバッグを積んで、いざ出発です。目的地は那覇から75kmほど離れた沖縄本島中部の名護地方。今回は美ら海水族館をはじめ、観光スポットをぐるりと巡ります。

OKINAWAフルーツランドでパンの木を発見!

名護へは沖縄自動車道を使って、1時間半くらい。本当にあっと言う間です。許田インターチェンジを降りると、今まで気づかなかった虫の声に驚きました。都心では、まず聞くこともない虫の声。セミではないと思うのですがジージー、ジージーと延々と鳴き続けています。それならさらに、沖縄の自然を満喫しようと思い、向かったのはOKINAWAフルーツランド。南国の陽射しを浴びたフルーツ、珍しい鳥や蝶を見学できる施設です。中に入ると、やっぱりウワッ、暑い。沖縄なのに、天井がビニールで覆われているんです。それだけに中にある植物はかなり珍しいものばかり。中でもすごく惹かれたのが「パンの木」。たしか、ドラえもんで読んだことがあります。パンみたいな味がする実がなるという、とても不思議な木です。ただ実際に目の当たりにしてみると、葉っぱの形は手の平みたいで、幹はつるつる。背はそんなに高くないかな。見た目の印象は意外と普通です。へー。下にある解説を読むと、さらに意外な事実が。「太平洋諸島では煮たり、蒸し焼きにして主食にしていたため、「パンの木」という名前がついた。味はパンというよりも、ジャガイモや甘みの無いサツマイモに似ている」。なんだ、ちょっとがっかり。ただ、これで子供の時から持っていた疑問は解消されました。他にもドラゴンフルーツは、実はサボテンの一種だったことを発見したり、久しぶりに見た大きな蝶「オオゴマダラ」に感動したりと、なかなかのものでした。

私史上トップクラスのアグーの肉そば

フルーツランドでも、パイナップルを頂いたりしたのですが、やはりそれだけでは満腹にはならず、近くにある沖縄料理の専門店「大家(うふやー)」で、沖縄そばを食べました。こちらは、明治時代の後期に建てられた古民家を移築したお店です。中に入ると驚きました。テーブル席の向こうには、緑豊かな植栽と小さな滝まで流れているんですから。水の流れる音に耳を澄ませ、待つことしばらく…。目の前に出されたのは「アグーの肉そばセット」です。口の中でとろけるような豚肉は、まさに絶品。今まで食べた豚肉の中で、間違いなくトップです。そして沖縄そば独特のだしがたまらない。そばもやはり絶品。今まで食べた沖縄そばの中で一番なのはもちろん、麺類というくくりでも私史上トップレベルでした。

メガネモチノウオの愛嬌のある風貌に釘付け

続いては、沖縄に来たら絶対に立ち寄りたい沖縄美ら海水族館です。豊かな沖縄の海を再現した巨大水槽は本当に圧倒されます。悠々と泳ぎまわるジンベエザメは、まるで潜水艦のよう。それに負けず劣らず存在感のあるグライダーのようなエイ。他にも大小無数の魚たちが泳ぎ回っています。その中でも私が気に入ったのは、「熱帯魚の海」水槽を泳ぐメガネモチノウオ。頭の上にボコッとこぶがあり、それがまるでナポレオンの帽子のようで、ナポレオンフィッシュとも呼ばれるそうです。良く見ると、色もキラキラとしたブルーで唇は肉厚。海のお笑い芸人さんにも思える愛嬌のある風貌に、すっかり釘付けになってしまいました。
彼らが悠々と泳ぐ姿を見ると、とっても癒されます。私が見た感じでは、沖縄美ら海水族館の魚たちは、みなとっても仲が良さそう。争いのない、穏やかな世界に思えました。

沖縄の原風景のような、フク木並木

美ら海水族館から数キロほどのところにあるのが、備瀬のフク木並木です。フク木は青々とした肉厚の葉をつけえた木で、防風林、生垣として植えられたものです。ここ備瀬ではこのフク木の中に点々と民家があり、さながら森の村といった趣を楽しめます。数メートルにも及ぶフク木は、陽の光を遮ってくれるだけでなく、爽やかな風を運んでくれます。道は舗装されておらず、聞こえるのは風の音と波の音だけ。時が止まってしまったかのような空間が広がっています。昔の沖縄は、ずっとこんな風景が広がっていたのだろうと想像されました。

古の歴史に思いを馳せる今帰仁城跡

最後に訪れたのは、首里城と共に世界遺産に登録されている今帰仁城跡(なきじんじょうあと)です。残っているのは、美しいカーブを描きながら延々と続く石垣だけで、まさしく「夏草や兵どもが夢のあと」といったところです。先の戦争で破壊されてしまったのかと最初は思ったのですが、そうではなく17世紀ごろには廃城となったそうです。石垣は良く見ると、本土で見るような大きな石を使っておらず、一抱えほどのものが無数に積み上げられています。それがどうにも素朴に感じられ、周りの緑と溶けあい、まるでヨーロッパの古城のようでした。
ゆっくりと草の上を散歩気分で歩くと、あれだけ暑かった午前中とは打って変わり、気持ちの良い風が頬をなでてくれます。気づけばもう夕方。陽の長い沖縄ですが、今日の旅はこの辺りでおしまいにします。実はまだまだ紹介したいスポットもあったのですが、それはまた別の機会に。



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※この記事は2011年7月13日現在の情報です

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