クルマで遠足

クルマに乗って、出かける気軽な旅の記録。

Vol.043

タイムズから行く、天王寺公園

タイムズから行く、天王寺公園

私にとって天王寺公園は初めて。仕事では大阪に来たことはあっても、このエリアを楽しむのは全くの未体験です。早速、天王寺公園地下駐車場にクルマをとめて散策開始です!
100年にも及ぶ歴史を誇る天王寺公園には、動物園、植物園、茶臼山古墳、日本庭園、市立美術館などなど、見どころがいっぱい。さらに、公園のすぐ隣は大阪のシンボルともいえる通天閣のある新世界が広がっています。この界隈だけで、十分に丸一日楽しめること間違いなしの観光地なのです。


ゲートをくぐると、広がる花のお出迎え。ライオンやシマウマのオブジェの周りに、季節の花が色とりどりに咲いています。ちょっとレトロな感じがするのもグッド。初めて来たにも関わらず、どこか懐かしさを感じます。さらに歩を進めると、慶沢園という日本庭園や茶臼山公園という緑のオアシスが。茶臼山公園は、大阪夏の陣で徳川家康と戦った豊臣方の真田幸村が陣地を張った場所。古墳とはいえ、こんな小さな丘に深い歴史があるなんて、ちょっと驚きでした。


緑の空間を抜け、橋を渡るとその先にあるのが天王寺動物園です。阪神高速14号線のすぐ隣にある、まさに都市型の動物園です。こちらもちょっとレトロな雰囲気が漂っています。それもそのはず、1915年に開園された日本で3番目の動物園という歴史を持っているのです。動物の展示は、なるべく野生に近い状態で来園者に観察してもらう生態展示が実施されているのが魅力的です。


アフリカサバンナのゾーンでは、まさにアフリカの大草原のごとく広い空間にライオンやキリンなどが放されています。そんな自由な環境のせいでしょうか。ライオンは秋の日差しのもと、ゴロリと腹を出して寝転がり、ゆったりとくつろぎっぱなし。カメラを向けるとペロリと舌を出し、もろにカメラ目線です。このサービス精神旺盛なのは、大阪だから?と思ってしまうほどでした。
一方、2頭のキリンは、仲睦まじく身を寄せ合っています。おそらく黒っぽい模様のカラダの大きい方がオス、茶色い方がメスなのでしょう。オスがメスの後ろにぴったりと体をつけ、他の動物から大切なメスを守ろうとしているかのよう。そして時には、長い首をメスに絡みつけ愛の言葉を囁いているかのようです。こんなラブラブの関係、見ているこちらの方が嫉妬してしまうほどでした。


この動物園は、ライオンのほかにもジャガーやピューマなどネコ科の大型動物がたくさんいます。かれらはみな、揃いも揃って午前中にも関わらずお昼寝中。その寝顔は、猫好きの私にとってはたまりません。きっといい夢見てるんだろうなと、容易に想像がつきます。できることなら、猫のようにアゴの下をくすぐって、ゴロゴロ鳴らしたいほど。いやぁ、これはたまりませんです。


他にも天王寺動物園には見どころが満載です。アジアの熱帯雨林ではゾウがのんびり暮し、コアラ舎では、こちらもみんなお昼寝の真っ最中。ペンギンは日なたぼっこと、みんな思い思いのスタイルです。ところがそんな中で唯一精力的に動いているのが、ホッキョクグマのゴーゴくん。

愛らしい顔立ちと、元気いっぱいのキャラクターで関西のみならず、全国的にもファンを持つ人気者です。今日も遠足でやってきた子供たちの視線を集め「ゴーゴくん!」と大声援を受けています。そのゴーゴくんは、何でかな?ずっと右へ行ったり、左へ行ったりと落ち着かない?それとも、運動の時間なのか早足で歩き回っています。でも、それが何とも愛らしい感じ。なんか一生懸命なんです。しばらく見ていても飽きないその動き。残念ながら、今日はちょっと涼しいからか水遊びはしてくれませんでしたが、充分に癒されました。


天王寺動物公園の後は、通天閣に行きました。大阪のシンボルともいえる、高さ100mのタワーです。もちろん、展望台にのぼりました。うわ~高い!大阪市内のビルを真下にし、遠く生駒山、六甲山も望めます。そして、足下の方を見るとさっきの天王寺動物園の2頭のキリンが見えました。お熱い関係は、相変わらずでさっきと同じように身を寄せ合っていました。キリンさん、いつまでもお幸せに!


天王寺公園の最寄タイムズ

天王寺公園地下駐車場



※この記事は2009年10月06日現在の情報です

  • 特典いっぱいのタイムズクラブは
    入会金・年会費無料!
    入会はこちらから!
    会員登録(無料)