クルマで遠足

クルマに乗って、出かける気軽な旅の記録。

Vol.013

タイムズから行く、東京ドーム約39個分の公園~昭和記念公園

笑っちゃうくらいデカイ。それが昭和記念公園だ。東京ドーム約39個分といわれても、なおさら想像がつかないだろう。すみからすみまで歩くと、楽に1時間はかかる。さらに、色々見て回ると3時間はかかる。さらに、次の日には筋肉痛になる。そんな広さだ。
もともとは、国が戦前に飛行場として整備し、戦後、米軍が接収。そして1973年に全面返還。1983年に昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、「昭和記念公園」としてオープンし、二十数年。公園内は限りなく、緑があふれている。

それでは、昭和記念公園のスポットを順に紹介しよう。
まず総合案内所で、案内図を貰っておくのは鉄則。本当に敷地内は広いため、ちょっと公園に寄るかと言う軽い気分では、園内で迷うことは必至。さらに、季節によって園内で咲く花なども変わってくるので、お勧めスポットを聞いておくのも良いだろう。
案内所周辺は、ゆめひろばという原っぱなのだが、ここからしてすでに広い。東京ドーム2個分くらいはあるんじゃないだろうか。この原っぱの向こうにあるのが、昭和天皇、香淳皇后のご遺品を展示した昭和天皇記念館と花と緑の文化センター。ここから、入園料などがかかる。

そして、しばらく歩き橋を渡ると向こうに見えるのが長~い銀杏並木と大きな噴水。きっと遠近法を使っているのだろう。手前の木を高くし、噴水側の奥にある木を短くしているはず。まるで、フランスのベルサイユ宮殿のよう。秋の紅葉の時期は、黄色く染まり見事だろう。
ここから、さらに奥へ入ると、水鳥の池が広がっている。湖と言っても怒られないくらいだ。アヒルやカルガモが、種類を問わずに仲良く泳いでいる。もちろん、この池では釣りなどは禁止されているので、きっと餌も豊富なはず。毎日、こんなステキな環境で暮らせるなんて、うらやましい限り。

ここからは、北へと公園は広がっている。ハーブ園などを覗きながら、木々の中を歩くと、一気に視界が広がる。恐らく人生の中で見た一番広い原っぱ「みんなの原っぱ」が現れた。どこまでも、芝生が広がり、その中に人々がぽつんぽつんと見える。本当に広いから、手前ほど人が多く、奥に行くほど人が少ない。あまりに広くて、どうやって遊べば良いのか迷うほどだ。
この広場をつっきるのには、10分以上かかる。芝生の心地が気持ちよい。ところどころで、ちょっと座って回りを見渡すと、鳥たちも羽を休めていた。

原っぱをつっきると、木々の向こうに小さな山小屋が見えてくる。ここが「こどもの森」だ。週末には木工の体験教室などが開かれるそう。すると、子供たちの歓声が聞こえてきた。「何だこれ?」と言いたくなるような白い丘が見えた。裸足になって、飛び跳ねている。その名も「雲の海(ふわふわドーム)」だ。これは広さなんと、1,600m2のトランポリン。こりゃ、大喜びなのも納得。遊具というより、夢の世界のよう。子供のときに、来たかった。他にも想像を超えた大きさの「虹のハンモック」やドラゴンの彫刻が大口を開けているドラゴンの砂山など、夢中になれそうなものでいっぱいだ。

しかし、子供だけでなく大人も楽しめるのが、昭和記念公園の良いところ。本格的な日本庭園と盆栽苑もあるのだ。日本庭園は、数寄屋造りの「歓楓亭(かんぷうてい)」を中心とした池泉回遊式庭園で、まるで京都・奈良にいるかのよう。盆栽苑も想像以上に面白い。丁寧に形作られた梅や松の木を見ると、ここまで植物をコントロールできるのかと本当に感心してしまう。結構、若者も真剣に見ている。帰りに植木屋さんにでも寄ってみようかと思ってしまった。

そんなこんなで、あっと言う間に一日が経ってしまった。もうしばらくすれば、菜の花やポピー、桜の季節がやってくる。四季それぞれの自然を楽しめる昭和記念公園。のんびり一人歩きも気持ち良いし、家族で行くのももちろんおススメ。きっと素敵な休日を過ごせるだろう。


昭和記念公園近くのタイムズ


タイムズ西立川駅北口
http://times-info.net/map/parkdetails/BUK0018104.html

ここ昭和記念公園には、駐車場が併設されているが、最寄りのタイムズ(タイムズ西立川駅北口)にとめると、お得。時間貸だから、とめた時間だけの料金で済むのはもちろんのこと、最大料金を適用してもタイムズの方が割安。ぜひ、ご利用ください。

※この記事は2008年3月04日現在の情報です

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