クルマで遠足

クルマに乗って、出かける気軽な旅の記録。

Vol.049

タイムズ&マツダレンタカーで行く、春の京都vol.2(未公開)

タイムズ&マツダレンタカーで行く春の京都 vol.2

京都1日目の疲れもすっかり取れた翌朝、テレビをつけました。初めてみるニュースのアナウンサー。全国の天気予報の後に出てくる近畿地方の地図。自分が昨日から京都にいることを実感します。ところが気になる予報は曇り時々雨。うわぁ、ついてないなと思い窓の向こうをみると、あれ?青空に白い雲が浮かんでいます。ちょっと不思議に思ったのもつかの間、この晴れ間を逃しちゃいけないと思い、慌てて昨日からマツダレンタカーで借りているデミオに飛び乗って清水寺を目指しました。

最寄りの「タイムズ清水道」までは順調そのもの。まだ午前9時前と時間が早いからか、特に大きな渋滞に巻き込まれることもありませんでした。ところが、清水寺の参道にはすでに私も含め観光客の姿が。平日の午前中なのにやっぱり京都は凄いですね。お店もすでに開店済み。名物の八ツ橋などを売る声が聞こえてきます。清水坂を登ると朱色の三重の塔が目の前に現れ、さらにその向こうに見えてきました!あの清水寺の本堂が!数十本の柱に支えられた舞台は、正面部分では高さ約36メートル。1633年に建てられたものですから、当時としては異例の巨大建築物だったのではないでしょうか。

舞台だけでなく屋根のラインも美しいです。舞台の上から眺める足下の桜や向こうに見える京都の町並みも感動的。とはいっても、さすがにこの舞台から飛び降りようとは思いませんでしたが。

お寺は本来、お坊さんが修業したり、信者の方がお参りをするところですが、現代になっても人が来たくなる建築物を造ったそのセンスの良さを改めて実感します。今日もこうして、日本はもとより世界中からの観光客を舞台の上に載せているんですから大したものです。これぞ普遍的存在ですね。清水寺でもう一つオススメなのが寺名の由来になった音羽の滝。黄金水、延命水とも呼ばれ今日も多くの人が行列を作っています。私も列に並んでその御利益豊かそうな水で、喉を潤しました。

清水寺の後は、周辺の京風情あふれる街を歩きました。この界隈はイメージ通りの京都といった感じです。石畳のゆるやかな坂道が続き、その脇に純和風の家や商店が軒を連ねます。どこにカメラを向けても絵になります。そんな中でも人々の注目を集めるのが舞妓さん。もしかしたら観光客の方がお化粧をして、着物を着ているのかもしれませんが、やっぱりキレイ。金髪の男性と舞妓さんが肩を並べて仲睦まじく歩く姿を見かけたりすると、ちょっと嫉妬を感じたりしますが、何とも素敵な時間を過ごすことができました。

「ここの庭園は絶対にオススメ!」と聞いていた平安神宮。でも、私が修学旅行の時に行った記憶では、確か朱色の本殿の印象しかなく、そうだったかなとちょっと疑問でした。ところが、それは無料で拝観できる場所の印象で、しかるべき拝観料を払うと、それは優雅な神苑が拝観者を迎えてくれるのです。しだれ桜が豊かな花を咲かせ、池へと枝を伸ばす1本のソメイヨシノ。さらに歩を進めると現れる、池に浮かぶ泰平閣(平たくいえば屋根つきの橋)。途中、腰掛けて池を眺めるとなんともぜいたくな気分に浸れます。風に揺れる水面、優雅に泳ぐ鯉。向こうには、またさっきとは別のしだれ桜が雪のような花を咲かせています。平安貴族ってこんな素晴らしい風景を眺めながら毎日を送っていたんですかね。

お次は銀閣寺から金閣寺まで一気に巡りました。まずタイムズ銀閣寺第2にデミオをとめます。ここになって天気予報が当たり始めます。雨です。それもいきなりのザーザー降り。コートのフードをかぶり哲学の道の桜を足早に撮影していきます。本当は思索しながら歩くのが似合うはずなのに…。桜の美しさに足をとめて感動する暇もなく、駆け足で銀閣寺へ向かいました。列にならんで拝観料を支払って門をくぐれば、ハイここは室町時代。雨に濡れるとこげ茶色の壁は、さらに深みを増して趣を豊かにしてくれます。銀沙灘という砂の上にラインが引かれた庭には、不思議な円筒形の砂盛りが。砂は雨に濡れてしっとりとしています。これぞ「侘・寂(わび・さび)」ですね。

金閣寺に行くには、そのまま金閣寺の駐車場にとめるのがベストでしょう。歩いてすぐです。ここに来て雨も上がってくれました。銀閣寺には雨、金閣寺には晴れが似合います。陽光が金箔に当たりキラキラと輝きを放ち、きらびやかさを増します。屋根の上の鳳凰が誇らしげに辺りを睥睨するのを見ると、今も足利義満の威光を感じます。いやはやアッパレ足利義満です。

今回の京都の旅、最後に訪ねたのは龍安寺です。あの有名な石庭があるところです。大きな池をぐるっと回り、しだれ桜に手招きをされて石庭を目の前にしました。お~、私は造園の知識は皆無ですが、それでも何やら訴えかけられるものがあります。砂利の上に配置された大小15の石。海に浮かぶ島のように思えます。砂利が波、苔は草木、そして苔の無い石は岩らだけの島。ひと気のない穏やかな春の海の朝。一人でそんな景色をみつめているような気分になります。きっと人それぞれ感じ方は色々なのでしょうが。

気づけば、もう日も暮れかけて京都から離れる時間のようです。千年を超える歴史を持つ京都。きっと今の世に残っているのはその中でも選りすぐりの良いものだけなのでしょう。だからこそ、私のような一観光客が見ても感動できる。そんな素敵なスポットが数えきれないほどある街なんて、世界広しと言えどもここだけなのでは。



※この記事は2010年5月12日現在の情報です

お得なキャンペーン情報

もっと見る

[an error occurred while processing this directive]