小江戸川越の街並み

雨の日でも楽しめる!小江戸・川越で、ものづくり体験に挑戦
川越(埼玉県)

公開日:2016/05/26   更新日:2023/10/12

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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ものづくりの街、川越

川越は昔から職人さんが多く存在する街。そんな川越には、ものづくりを体験できるお店がたくさんあり、観光で訪れる方々に人気のスポットとなっているそうです。

そこで今回は、川越のものづくり体験ができるお店をご紹介。不器用な私も実際に体験してきました!ぜひ参考にしてください(笑)

なお体験工房はすべて屋内なので、お天気を選ばないのもうれしいですね!
※体験の内容は一部変更になる場合があります

手作りの風合いが楽しめる、陶芸体験「陶舗やまわ」

最初にご紹介するのが「陶舗やまわ」。メインストリートである一番街のちょうど真ん中ほどにあります。

重厚感ある店蔵は、明治26年に造られたもので、連続テレビ小説の撮影で使用されたこともあるそう。一番街でもひときわ目を引くこちらのお店では、地元の作家さんがつくられた作品を販売しています。

陶舗やまわ外観

お店の前で記念撮影する観光客の方もいらっしゃいました

カフェも併設されていて、趣きある雰囲気のなかゆったりとした時間を過ごすことができます。大きな窓から見える景色がなんとも素敵です。

落ち着いた雰囲気の店内

川越名物さつまいもを使ったミニ懐石がおすすめ

そんなお店の奥の工房で、陶芸体験をすることができます!工房に行ってみると…なんと蔵が!そう、蔵が工房になっていて陶芸を楽しむことができるんです。

蔵を改装した工房外観

こちらの蔵を目当てに来る方もいらっしゃるのだとか

体験コースは、「おためし体験」「1日陶芸体験」などから選ぶことができます。

1日陶芸体験は午前から午後にわたって、たっぷり体験することができます。一方、おためし体験は1時間ほどで終わります。予定に合わせてコースを選べるのがうれしいですね!

今回私は、おためし体験で手びねりの器づくりにチャレンジすることにしました。

木の机が並んだ教室

蔵の中は温度や湿度が一年を通して安定しているそう

手びねり陶芸体験スタート!

まずはどんなものがつくりたいかをイメージします。茶碗、湯呑、鉢など…工房にあるサンプルやお店で販売している作品を見てイメージを膨らませましょう。

深い青や優しい緑の様々な器

素敵な作品が多く、迷ってしまいます…

だいたいのイメージが決まったら、いよいよ作り始めていきます。私は小鉢をつくることに!

こちらが手びねりで使う手動ろくろと粘土。まず粘土のかたまりを丸く練っていきます。

ろくろの上に置かれた土の玉

丸くした粘土から作る方法を「玉作り」と言うそうです

ろくろをクルクル回しながら、親指とそのほかの指で挟むようにして、粘土の真ん中にくぼみを開けていきます。

少し不安かもしれませんが、自分のイメージした形を思い出しながら、思い切って形をつくっていきましょう!たとえ失敗しても、直すことができますのでご安心を。

器の形にこねている様子

底のほうからグイグイ押していきます

くぼみができてきたら、ふちを広げて形を整えていきます。これで器のだいたいの形が出来上がっていきます!

器の形ができあがったら、模様をつけていきます!スタンプから櫛のようなものまで、さまざまな道具をつかって模様づけをします。

お花やスマイル等色々な道具

センスが問われます…

器の内側に模様をつける工程

裏側を抑えながら、しっかり模様をつけましょう

ふちの部分を先生に切ってもらい、切った部分を指できれいに整えてなじませます。

糸のこのような道具

きれいに切るのは難しそうです

模様をつけ足したり、形を直したり…最終調整をすれば完成です!

色々な模様がついた器

手びねりならではのごつごつ感がたまりません

あとは、焼き上がりの色を選びます。どれも味があっていいのですが、色によって模様がくっきり出たり、ぼんやりしたりするので、仕上がり方をイメージしながら選びましょう!

つやつやに仕上がった見本

私は「シンシャ」という色を選びました

おためし体験はここまで。時間は早ければ30分ほどで終了します。失敗しても直せるので、安心してどんどんつくることができました!

一日体験の場合は、ここから休憩を挟んだあと「削り」という、器の足の部分をつくる作業を体験することができます。

ピーラーのような道具で削る工程

その様子を見学させていただきました

電動ろくろも体験!

欲張りな私は、電動ろくろも体験してみました(笑)
電動ろくろの使い方や、粘土の扱い方を一から丁寧に教えてもらえるので、はじめての方でも大丈夫です!

電動ろくろと椅子

映画の「ゴースト」を思い出します

ただし電動ろくろの台数には限りがありますので、ご予約をおすすめします!

回転するろくろと器

こちらはツルっとした器をつくることができます

出来上がりがこちら!

焼き上がったものはこちら!体験日から1カ月半ほどで受け取ることができます。工房での受け取りのほか、宅配便でも受け取り可能です。

体験で陶芸に興味を持った!という方には、長期の陶芸教室もあります。さらに陶芸の道を究めるのもいいですね!

白と緑のお皿

それぞれ違った味のある器ができました

【営業時間】 10:00~18:00
※不定休
【おためし体験コース】 受付 10:00~16:00
※開講日:月・木・金・土・日

【料金】
≪おためし体験≫手びねり1個(500g) 2,300円
≪おためし体験≫電動ろくろ1個 3,500円
≪1日陶芸体験≫手びねり2個(1kg)4,800円 など

【作業時間】
≪おためし体験≫ 約1時間
≪1日陶芸体験≫ 約6時間
※都合により体験ができない場合もありますので、事前に工房までお問い合わせください
※その他の体験については、公式ホームページをご確認ください

オンリーワンの模様を描ける、とんぼ玉体験「川越体験工房 青い鳥」

続いてのお店は、「川越体験工房 青い鳥」です。こちらのお店も、一番街の真ん中あたりにあります。

川越体験工房青い鳥外観

一階はお箸屋さんになっています

二階へ階段を上がっていくと、なんともかわいらしい雰囲気のお店が広がっています!店内にはガラス細工のほか、キャンドルやフェルトアイテムなどがたくさん販売されています。

ランプの街灯がある店内

見ているだけでワクワクします!

作業スペースでは、1度に3~4人まで作業ができます。飛び込みでも体験可能ですが、土日は混み合うこともあるそうなのでご予約をおすすめします!

壁に向かって設置された作業机

お友だちやご家族で来ても良さそうですね!

とんぼ玉つくり体験スタート!

まずは、とんぼ玉の模様選びから。模様はさまざまありますが、体験ではマーブル・水玉・ハートの3種類のなかから選んでつくっていきます。私は初心者向けのマーブルにしました。
※種類は変更になる場合があります

マーブル水玉ハートの3種の見本

ハートもようは難しいので上級者向けだそうです

模様を決めたら、配色など…もっと具体的なイメージを決めていきます。たくさんの見本があるので、その中から選ぶのがおすすめです!

様々な色や模様の見本の玉

パターンがあって迷ってしまいます!

丸い形のとんぼ玉ですが、もともとは細長いガラス棒。このガラス棒を溶かして固めることで形づくっていきます。

見本のとんぼ玉からイメージをふくらませて、ベースや模様の色を選びましょう!

色とりどりのガラスの棒

それぞれ微妙に透明度や色合いが異なります

色が決まったら、バーナーに火をつけていよいよ作っていきます!

主に扱うのは一本の芯棒。この棒の先端には特殊なクスリが付いていて、出来上がったときにとんぼ玉を外しやすいようになっています。まずはその部分をバーナーで熱していきます。

青いバーナーの火で熱する様子

棒を水平に保ちながら作業するのがポイント!結構難しいです!

黒くなった後に赤くなってきたら、準備完了。ベースとなる色のガラス棒を溶かしていきます。

透明感のある緑のガラス棒を熱する様子

バーナーは熱いので、やけどに注意しましょう

しばらく熱しているとガラス棒がトローッと溶けてきます。下に垂れないように、ガラス棒をクルッと回しながら溶かしていきます。

溶けた部分がとんぼ玉の大きさになります。自分が作りたい大きさになるまで、その作業を続けていきます。

ガラス棒の先が赤い玉になる場面

垂れてしまわないかとドキドキします!

完成形の大きさまで出来上がったら、芯棒に巻きつけます。この作業は難しいので、先生が手を添えて一緒にやってくれます。

芯棒に赤くなったガラスを移す様子

トロッとしている様は、まるで水あめのようです

芯棒に巻きつけたら、バーナーの上で再び熱して形を整えていきます。ここでも水平に、一定の速度でクルクル回していくのがポイントです!

芯棒で丸くなったガラス

手がプルプルしてきます…

ベースが出来てきたら、模様の色を入れていきます。模様の色の細いガラス棒を溶かして、水平に線状に引きます。数や間隔など…この線の引き方で模様が変わってきます!

黒くなったガラスに白い線が入る様子

まっすぐ線を引くのはなかなか難しいです

模様の線がすべて引けたら、また芯棒を回しながら、模様を伸ばすように溶かしていきます。この溶かし方でも模様が変化するので、重要な作業です!

また赤くなったガラス

溶けて、トンボ玉の模様ができてきました!

回すスピードなどを微調整しながら自分の納得いく模様になったら、終了!バーナーからとんぼ玉を下します。

つくっているときは夢中で気が付かなかったのですが、ガラスの色が黒っぽく変化していました!温度が高いとこのような色になるのですが、ここから冷ますことで元のガラス棒の色まで戻っていくのだそうです。

すっかり黒くなったとんぼ玉

ずいぶん黒くなっています

アツアツのとんぼ玉は、徐冷剤の中に入れて冷まします。ガラスは温度差で割れてしまうことがあるので、その徐冷剤の中でゆっくり時間をかけて冷まします。

徐冷剤に棒をさす場面

1時間ほどかけて冷やします

冷めるまでお店で待つこともできますが、外に出て蔵づくりの街を散策しながら待つのもおすすめ!時間がないという方は、後日受け取りや郵送もできます。

芯棒からとんぼ玉を外してもらったら、出来上がりです!

このままでもかわいいのですが、せっかくなら持ち歩きたいですよね。なんと、オプションでネックレスやキーホルダーなどにアレンジできます。(追加550円〜)

ビーズやストラップや紐等

パーツの種類や色は時期によって違うそうです

私はストラップにすることに!

ストラップ部分のひも・ビーズ・ビーズを通すひも…それぞれたくさんの色があり、そのなかから好きな組み合わせを選びます。ビーズの種類や配置によっても雰囲気が違ってくるので楽しいですよ!

出来上がりはこちら!

悩みに悩んで出来上がったのがこちら!見た目にもさわやかなとんぼ玉ストラップの完成です!ここまでで約2時間半。

止まることなく芯棒をクルクルするのは少し大変ですが、模様が付いていく様子には感動します!比較的短時間でできるお手軽感もおすすめです。

緑と青のとんぼ玉ストラップ

あまりに楽しかったので、もう1個つくってしまいました!(笑)

【営業時間】 10:30~18:00 ※不定休
【料金】 とんぼ玉1個 1,650円〜/オプション 550円〜
【作業時間】 約45分 ※説明時間含む。冷ますのに別途1時間

ちなみに…

こちらの工房では、とんぼ玉のほかにも、ジェルキャンドルや彫り絵ガラスなど…いろいろな体験をすることができます。火や刃物を使わないものもあるので、お子さまでも安心です!

団体での利用も増えてきているそう。たしかに、お子さまを集めてのレクリエーションなどにもぴったりですね!

≪団体の方におすすめの体験メニュー≫
・彫り絵ガラス体験
・ステンドグラス風フォトフレーム体験

体験代・商品代・カフェ代が割引になる裏ワザ!

タイムズクラブ会員の皆様に、うれしいお知らせ!

「川越体験工房 青い鳥」でタイムズクラブ会員証を提示すると、体験代・商品代・カフェ代から50円割引になるんです!

私、こういうお得情報には弱いんですよね~!(笑)ぜひ会員の方は、会員証を提示してみてくださいね!

純銀の輝きと手作り感が素敵な「手づくりシルバーアクセサリー アイビー」

さいごにご紹介するのが、「手づくりシルバーアクセサリー アイビー」。その名の通りシルバーアクセサリーづくりを体験することができます。

一番街から10分ほど歩いたところにある「雑貨&カフェピースピース」の二階で体験することができます。
大通り沿いにあるので、クルマで行く方にもうれしいですね!
※「雑貨&カフェピースピース」は、2023年10月現在「Coide」というカフェになっています。なお、手づくりシルバーアクセサリー教室は開催しています

アイビー外観

さわやかな黄色い建物が目印です

明るく開放感のある店内は、楽しい気持ちにしてくれます!

大きな観葉植物がある部屋

シルバーアクセサリーづくりスタート!

まずはサンプルを見て、どんなものをつくるかを決めていきます。体験で使うのは5gの銀粘土。5gでもいろいろな形をつくることができますし、仕上げを少し変えるとかっこいい「いぶし銀」にもできます!

透明ケースに入ったシルバー見本

オプションでストーンを付けることも

形が決まったら、いよいよ作り始めていきます。こちらが今回使用する道具。体験では、お店の道具をお借りするこができます。私は四つ葉のクローバーのペンダントトップをつくります!

使う道具と銀粘土のパック

一番右の銀色のパックに銀粘土が入っています

まずは銀粘土を取り出して、丸め、薄く伸ばしていきます。厚みが均等になるように、両脇に板を敷いて伸ばします。

短い棒でころころする様子

粘土が乾かないようにテキパキと作業をしていきます

伸ばし終えたら、四つ葉の葉っぱ部分をくり抜きます。短く切ったストローの先を涙型にして使います。

型抜きをする工程

スタンプのようで楽チン!

サンプルでは茎部分もくり抜いていましたが、私はくり抜きで余った粘土を使って、茎の部分を作ることに。細長く形をつくって、乗せます。

小さな茎を指先で丸める様子

丸いストローでヒモを通す穴をあけて、形づくりは完成です!

小さな紐を通す穴

凹凸があってかわいい!

ここで一度粘土をドライヤーで乾かしていきます。ここは先生がやってくれますので、一息つきましょう。

箱の中に入れて乾燥する様子

乾燥が終わったら、形を整えていきます。
ゴム台の上で、周りや穴の中など、いびつになってしまっているところをやすりで細かく削っていきます。

棒やすりで丁寧に削る様子

この状態は割れやすいので、慎重に慎重に…

スポンジやすりで表面も削っていきます。

スポンジの角でこする工程

形ができたら、次は電気炉を使って800度で約5分焼いていきます。

青い小さなレンジのような機械

かなり熱そうです!

こちらの焼く作業は先生がやってくれますので、ご安心を!ちなみにこちらの銀粘土は焼くことで99.9%純銀になるそうです。

焼いて真っ赤になった粘土

粘土が赤く輝いています!

冷めたらステンレスブラシで表面を磨いていきます。白くくすんでいた粘土が、ピカピカになっていく様子には感動すら覚えます!

ツヤが出てくるシルバー

輝きが見えてくると、テンションも上がります!

だいたい磨いたところで、道具を変えてさらにピカピカにしてきます。輝きがさらに1段階アップ!

更にぴかぴかになるシルバー

力を入れてもいいので、大雑把な私でもできました!(笑)

ピカピカになるまで仕上げたら、できあがり。自分で一からつくりあげたアクセサリーは、愛着もひとしおです。

磨きあがったトップ

手作りならではのゴツゴツ感がかわいい!

最後にヒモの色を選んで、先生に付けてもらって、ペンダントの完成!

トップに赤い紐を通す

元気なレッドのヒモにしました!

出来上がりはこちら!

シルバーの輝きが素敵なペンダントが完成!もちろん、そのまま付けて帰りました(笑)ここまでで約2時間半。

先生とお話ししながら楽しくつくっていると、あっという間です。こだわり始めるとさらに時間がかかってしまうので、悩まずどんどんつくっていくのが良いかもしれません!

体験で気に入った方は、毎月第2・第3火曜日におこなわれるレッスンに通うこともできます。資格を取ることもできるので、さらに腕に磨きをかけてはいかが?

【営業時間】 10:30~12:30/13:00~15:00
※不定休
※要予約
【料金】 3,000円 +材料費
【作業時間】 約2時間半

ペンダントトップの完成

長さを調節できる結び方にしていただきました

手づくりシルバーアクセサリー アイビー

アイビー外観

埼玉県川越市郭町

ものづくり体験の合間に観光、というスタイルも!

いかがでしたか?川越の一味違った楽しみ方として、ものづくり体験ができるお店をご紹介しました。

メニューによって異なりますが、どれも手軽に体験できるものばかり。観光旅行で来て、その合間に体験をされる方もいるのだとか。私は逆に…ものづくり体験の合間に観光を楽しみたくなりました!

ちょっとレトロなタイムズ看板

一番街にあるタイムズパーキングもこんな落ち着いた雰囲気に

どの体験も先生が丁寧に教えてくれるので、不器用な私も素敵な作品を作ることができました(笑)はじめてで不安…という方も、安心してチャレンジしてみてください!

ずっと大切にしたくなること間違いなしの、世界にひとつだけのオリジナル作品をつくってみましょう!

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