古い日本家屋が続く街並み

小江戸、川越の「表」と「裏」
川越(埼玉県)

2015/02/19 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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川越には「小江戸」がある

よく「小〇〇」という言葉は聞くが、だいたいがっかりしてしまうパターンが多い。しかし、私が担当する川越はがっかりしない「小〇〇」である!もしかしたら皆さんは疑っていらっしゃるかもしれないが…この小江戸、けっこうすごいのでぜひ紹介したい。

小江戸、川越ってどんな街?

色々説明しようと思ったのだけど、うまく伝わらない気がしたのでまずは写真をご覧あれ。たぶん川越のこの通りを知らない人は、けっこうビックリすると思う。

昔ながらの日本家屋が並ぶ道路
漬物屋の外観
高くそびえる木造の塔

京都にもたくさん古い建物ってあるけど、1つの通りにこんなにズラリと並んだものは少ないと思う。私が初めて川越に来た時は本当にビックリしてしまったので、ぜひ来て見てほしい。

川越の歴史について

天正18年(1590年)、幕府が江戸の北の守りとして川越藩を設置。大名の松平信綱が城下町を整備し、船による運送で江戸との交流が始まった。この舟が江戸の最新の文化を川越に持ち帰ったことにより、川越は小江戸と呼ばれるようになったそう。

大きく発展した川越だが、明治26年(1893年)に、火事で町の3分の1を失った歴史がある。その後、川越の商人たちは耐火性を重視した土蔵造りの店舗を建設。その時の建物を保存したいという声が上がり、市民の自主的な活動によって、今でも当時の貴重な建築物が多く残っている。

古めかしい土蔵作りの店

今だとこのような保存運動は盛んなので理解はできる。しかし、それを昔からやっていたというのだから驚きだ。古い建物って、冬は寒いし修繕費用もかかるし、何より色々な規制がある。当時、彼らにそこまでメリットがあったと思えないのだけど、それでも古い歴史を残したいという思いはとても素晴らしい。
私のデスクの上にも大量の書類が放置されていて、よく片付けろと指摘を受けるが、彼らを見習い、歴史保存を続けようと思う。

書類が散らかったデスク

この書類も百年後には貴重な資料になるに違いない。

駅徒歩圏の代表的なスポットをご紹介

小江戸蔵里(川越市産業観光館)

白い土蔵造りの建物

川越の名物ってなに?

1、ウナギ

川越はウナギの産地らしい。川越という名前からも分かるように、川があってそこでウナギが釣れる。実際に街を歩いていると、やけにウナギ屋さんを見かける。そんな数あるウナギ屋の中で私がおすすめするのが「いちのや」さん。給料日などお昼を少し贅沢にと思ったらここに行くことが多い。

無料でデザートがもらえる!

注文時にタイムズクラブ会員証を提示すると、なんと無料でデザートがもらえるサービスが!行く際には、ぜひ、利用してほしい。

2、江戸菓子

関東大震災で被害を受けた東京に替わって、川越が全国に向けてお菓子を製造・出荷していたという歴史がある。今でも、当時お菓子屋が栄えていた場所が観光地として残っている。表通りから少し入ったところにあるのが、この「菓子屋横丁」。

歴史を感じるお菓子屋

千歳飴、金太郎飴、水ようかん、かりん糖などの江戸菓子が今でも置いてあり、観光客でごった返している。石畳がまたいい雰囲気を出している。

店頭に並べられた駄菓子

3、さつまいも

川越はさつまいもの産地である。といっても生産量は多くないので、ほとんどを川越内で消費している。この街を歩いているとさつまいものお菓子をよく見るのだが、狭いエリアで「地産地消」が実現できているということがよくわかる。

亀屋と書かれた看板

菓子屋横丁で2種類のお菓子を購入。

黄色と紫色の小さな和菓子
輪切りのさつまいもを使った和菓子

どちらも甘く柔らかい濃厚な芋の味を楽しむことができた。他にも色々なお芋のお菓子があるので、ぜひ食べてみてほしい。

4、オシャレなカフェ

川越には、古い建物をオシャレに改装したカフェがたくさんある。外観も内装もクラシカルでとても素敵なのでおすすめ。

小江戸の「裏」をご紹介

ここまででだいたい小江戸川越の紹介はできたと思う。でも、川越にはもう一つの顔がある。駐車場開発にはメイン通りからそれた路地も重要なのだ…いざ、調査。

さっそく謎のオブジェクトを発見。

店頭に置かれたパンダのオブジェ

薬局前にある、鼻と口をふさがれたパンダ。

パンダのオブジェの顔のアップ

このような過酷な状況でもなお、癒し系動物キャラよろしく、かわいらしく媚を売った手足のポージングから、プロ意識を感じるのは私だけ??

パンダのオブジェの体

彼(彼女)の今後やいかに…。

別の通りを歩いていると、また謎のオブジェクトを発見。

大きなパンダのオブジェ

ここでもパンダである。川越とパンダ、一体その間にどんなつながりがあるのかは分からないが、とにかく川越はパンダが好きな街なんだな、と(たぶん)。

その足元に何か看板があったので、見てみると…。

パンダの前はパン屋だと書かれた看板

「パンダの前は、パン屋だ!」

そのひょうきん者の店主が経営するパン屋がこれだ。

和風モダンな店の外観

言いたいことは色々あるけれども、一番の被害者は、なんか滑ったみたいになっているパンダであるのは間違いない。

古い日本家屋が並ぶ様子

結局、川越とパンダの間の関係性はわからなかったし、2体しか見つからないという中途半端な結果になってしまったものの、小江戸川越のもう一つの顔をお見せできたのではないかと自負している!
※2015年2月時点の情報です。現状とは異なる可能性があります

川越にクルマでいく場合

ところで、蔵造りの建物が並ぶ通りに実はタイムズの駐車場がある。

広い駐車場

このタイムズ川越幸町第2は、景観に配慮して看板が落ち着いた色使いになっている。

黒と金色を基調とした看板

バスでの観光もいいけれど、クルマで自由に川越を楽しむのもおすすめである。

※この記事は2015/02/19時点の情報です
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