ご飯が丸く盛られたカレー

【道の駅特集】「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」はココが凄かった!
富浦(千葉県)

2015/11/13 更新

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

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都心から90分!「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」に行ってきた

地域の魅力がつまった場としてドライブに欠かせない「道の駅」。
地元グルメや体験レジャーなどを楽しめる、ファミリーもカップルも楽しめるスポットです。
タイムズの営業担当がおすすめする、いま注目の道の駅をご紹介します。

全国モデルに選ばれた道の駅

富浦は都心からクルマで約90分、千葉県南西部に位置する南房総市の中心地。3つの漁港と大房岬などを持つ、自然豊かな町です。
そんな富浦には、ぜひ行ってもらいたい「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」があります。

こちらの施設は、全国1059カ所ある道の駅のうち国土交通省が選んだ6カ所の「全国モデル」の一つなんです。(2015年11月現在)

「全国モデル」とは、規模や売り上げではなく、地域活性化の拠点として、特に優れた機能を継続的に発揮していると認められた道の駅のこと。
「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」は6次産業化(※)や地域固有の観光資源をパッケージ化し、観光ニーズを呼び込みしていることなどが評価され、全国モデルに選ばれました。

※「道の駅」が中心となり特産のビワを加工、オリジナル商品(約50種類)を開発、販売する取り組み。

道の駅の外観

風景に馴染んだ緑の屋根。内部も後程ご紹介します!

さらにこちらの道の駅、2000年の「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞を受賞している駅なのです!全国から視察で訪れる関係者も多くいます。

そんな枇杷倶楽部の凄いところを、さっそくご紹介していきたいと思います。道の駅とみうら 枇杷倶楽部、副駅長の小川さんにご案内していただきました。

ビワを使った商品への情熱が凄い!

絶品びわソフトに舌鼓!

富浦の特産として有名なのが、ビワ。こちらでもビワを使った商品がたくさん用意されています。

中央出入口から入るやいなや、目に入るびわテラス(テイクアウトコーナー)。ここで特産品のビワを使ったびわソフト(400円)を購入!

黄色いびわソフト

ビワのジューシーな香りと濃厚なミルクがマッチ!

食べた瞬間に口の中に広がるビワの香りが絶妙!ちなみにこのオリジナルびわソフト、美味しい理由が3つあります。
(1)自社工場で手作り
(2)房州産ビワ使用
(3)自社工場の牛乳を使用
こう聞くとさらに美味しく感じますね。

オリジナル商品の一貫した生産販売

「すべての過程にこだわりを」をモットーに、集荷から加工、販売までの一貫した生産を続けて、これまで生産したオリジナル商品は50種類超!自社開発だからこそ、新たなアイデアや改善点をスピーディに商品へ反映できるのだそう。

たくさんのびわと働く女性

自社工場内でのビワの加工風景

お土産をチェック!

ショップには、特産の房州ビワを使った枇杷倶楽部オリジナル商品が豊富です。びわジャム・びわゼリー・びわ饅頭・びわ飴等、様々なビワ商品の他、南房総や千葉県内の特産品も数多く取り揃えています。

特産品が並んでいる売場

所狭しと富浦ならではの特産品が並びます

たくさんのびわ関連商品

左上:びわゼリー(324円)、右上:びわカレー(463円)、下手前:飲む果実 枇杷(1296円)

びわ関連商品を手にした男性

副駅長の小川さん、手に持っているのは売上No.1のびわゼリーと売上No2のびわカレー

人が集まる空間造りが凄い!

開放的なアトリウム

お土産売場のそばにあるアトリウム。通常は休憩スペースとして開放されていますが、時期によっては体験教室の会場になったり、人形劇の観劇会・講演会などのイベント会場に変わります。

座席のある休憩スペース

開放感のある柔らかい光が差します

傍に置いてあるパンフレットを手に取り、ソファに座って読みふけります。ふと天井を見上げてみるとすごい高さ。

休憩スペースの美しい天井

らせん階段とのコントラストが美しい吹き抜け

吹き抜けが大きく、開放感があります。そうすると2Fに「びわミニギャラリー」があることに気付いたので、あえて裏道?から行ってみました。

窓辺に置かれたソファ

ここのソファでのんびりするのもよさそう

この場所、個人的に特に好きです。隠れ家的なスペースで飲み物片手に外の景色を眺めてまったり休憩できそう。
ちなみに2~3月の季節には駅周辺に菜の花畑が広がり、幻想的な景色が楽しめます。

一面に広がる菜の花

2~3月の菜の花シーズンにはこんな美しい風景が

「びわミニギャラリー」に到着!こちらは常設で、ビワが特産品となるまでのルーツが当時の資料・道具と一緒に展示されています。

展示物が並んだ部屋

ビワの歴史は江戸時代にまでさかのぼります、詳しくは現地びわミニギャラリーにて!

ここでしか食べられない!ご当地メニューが凄い!

外の花々もキレイに手入れされています。

色とりどりの花が並ぶ道

右側のガラスの中に、さきほどのアトリウムが

写真右の茶色の建物がレストランです。屋内もあるのですが、この日は快晴だったのでテラス席で食事しました。

パラソル付きの席が並ぶテラス

テラス席は最高のロケーション!

外の花畑を眺めながら、ゆったりと旅の一息をどうそ!なおここのテラスはペット同伴OKで、食事や飲物をペットと一緒に食べられます(ペット用のメニューはありません)。

いただいたのは、枇杷倶楽部オリジナルのコクのある「びわカレー(単品870円、びわソフト付のセット1130円)」です。

びわカレーとサラダとびわソフト

びわカレー単品でもサラダ付です

房州ビワの自家製ピューレを隠し味に使用したフルーティな味わいです。びわソフトもつぶつぶが入っていて濃厚な味です♪

スプーンですくったカレー

雑誌やTVでも度々紹介されていて、びわカレー目当てに来店する方も珍しくないのだとか

改めて感じる枇杷倶楽部の凄さ

枇杷倶楽部へ足を運んで感じたのは無意識のうちに足を進めてしまう、その導線。
入口ではびわソフトの看板にそそられ、びわソフトを食べていると彩り良いビワ製品に魅了され、アトリウムでは外の景色を見たくてふかふかのソファに座ってみたり、見上げるとギャラリーがあることに気づいて覗いてみたり。
無意識のうちに、常に次の一歩を踏み出してしまう魅力があります。

施設内の花々が丁寧に手入れされているほか、
電気自動車向けのEV充電設備があり、現金がなくなってしまったときのATMも完備。

物産売場でもびわゼリーなどは冷蔵・常温があって、そのまま食べても、お土産用としても対応できるよう細かな配慮が感じられます!

道の駅の代表格としてリードしているのは、来店するお客さまへの配慮と、地域の事業者と一緒に富浦を盛り上げていこうという気持ちだと感じました。

冷蔵庫に並ぶびわ関連商品

すぐ食べる方と、お土産を買う方向けに冷蔵・常温の用意があります

道の駅と地域の連携から生まれる、新しい商品やサービスは今後も要注目です。

冬季にはイチゴ狩りもやっています

ビワが有名な富浦。でも枇杷倶楽部では観光と栽培研究のために、直営農場を保有しています。そのひとつに、枇杷倶楽部苺庭園があります。

イチゴを食べている女の子

ジューシーなイチゴを食べて満面の笑みがこぼれます♪

ここでは数品種のイチゴが栽培されており、味比べをしながらイチゴ狩りが楽しめます!毎年1月上旬から5月上旬まで開催しています。

道の駅とみうら 枇杷倶楽部。週末はここへお出かけして、ビワや花々と一緒に素敵な時間を過ごしてみませんか?

道の駅 とみうら 枇杷倶楽部

道の駅の外観

※この記事は2015/11/13時点の情報です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

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