教室外の廊下

宿泊もできる!?鋸南町の道の駅「保田小学校」であの頃にタイムスリップ!
鋸南町(千葉県)

公開日:2016/08/12 更新日:2023/03/09

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

気に入った記事はシェアしてください!

廃小学校を利用したユニークな道の駅!

千葉の南房総に、一風変わった“道の駅”があるのをご存じですか?

その名も、「道の駅 保田(ほた)小学校」。こちらは、廃校になった“鋸南町保田小学校”を改装して建てられた、ユニークな道の駅なんです!

時代を感じる階段

廊下や階段など小学校の建物をそのまま利用しています

今回は、この「道の駅 保田小学校」を皆さまにご紹介したいと思います!

「道の駅 保田小学校」へのアクセス

「道の駅 保田小学校」は、千葉県の鋸南町にあります。鋸南保田ICを降りてすぐの場所に位置しており、アクセス良好!都心からはアクアライン利用で約1時間20分です。

マイカーが無い場合はカーシェアで!

保田小学校は駅から少し離れているため、クルマでのアクセスがおすすめです。マイカーをお持ちでない方は、自宅周辺からタイムズカー(カーシェア)を利用してみてはいかがでしょうか?※要事前登録・予約

保田小学校の外観と駐車場

鋸山のすぐ近くです

電車の場合は、JR内房線保田駅から徒歩約16分。神奈川の横須賀方面にお住まいの方は、久里浜港からフェリーを利用するのがおすすめです。

教室&職員室を改装した飲食店舗

「保田小学校」は2014年に小学校としての役割を終え、2015年12月に道の駅として生まれ変わりました。

改装してあるものの、元の小学校の雰囲気をかなり残した造りになっていますので、懐かしい気分に浸れますよ!

校舎入り口と花壇

元の校舎を活かしてあります

まずは、教室&職員室を改装してつくられた飲食店舗からご紹介したいと思います!

鋸南の“おふくろの味”が楽しめる「里山食堂」

旧校舎棟にある「里山食堂」では、鋸南町の里山・里海料理が味わえます。

里山食堂の入り口と壁のメニュー

「里山食堂」。さまざまな定食があります

店内は、教室だった場所がほぼそのままの形で使われており、随所に小学校の趣を感じることができます。椅子やテーブルなども小学校の時のものだそう。

奥行きがあり懐かしい雰囲気の店内

ノスタルジックな雰囲気です

小学生用の学習椅子

懐かしいKOKUYOの椅子!年季が入っています

黒板に書かれたビールなどのメニュー

黒板も懐かしい!

なんだか給食の時間を思い出しますね!

メニューは地鯵を使用したフライ、うどんやそば、カレーなどがあります。券売機がありますので、まずはそちらで券を購入してスタッフさんに渡しましょう。

二十種類以上の豊富なメニュー

色々なメニューがあります

おすすめは、こちらの地鯵を使用したメニュー!千葉近海でとれた新鮮な地鯵がサックリと揚がっています。

鯵三尾とエビフライの定食

房州アジフライ給食1,200円
※2023年3月現在、一部内容が変更になっています

鯵フライの中身のアップ

ふっくら身厚な美味しい鯵です。まずはソースをかけずにひとくち食べてみてください!

全体的にどこかほっとする、“おふくろの味”でした。老若男女、どなたにも好まれる味ではないでしょうか?ぜひ、お昼に立ち寄ってみてくださいね。

笑顔で食事を提供する男性定員

スタッフさんが明るく接客してくれます

なお、営業時間は11時~14時半(土日祝は11~15時)、火曜日は定休ですのでご注意を。

手作り窯で焼いた本格ピザ!「Da Pe GONZO」

続いてご紹介するのは、「Da Pe GONZO(ダペゴンゾー)」。

ピッツァの専門店で、こちらも元教室だった場所を改装して使われています。

木製の机と椅子がある木床の部屋

黒板には可愛いチョークアートが…!

椅子やテーブルは新しいものですが、小学校の雰囲気がところどころに感じられます…!

そしてこちらのおすすめは、新窯で焼く本格的なイタリアンピッツァ!なんと、ピザ焼き窯はオーナーさんや店長さんの手作りだそう!

大きな石で作られたかまど

地元の金谷石(房州石)で作られたんだとか…!

窯から手作りされるなんて、すごいですよね。石窯で焼かれたピザは生地が香ばしく、オーブンで焼かれたものとはひと味違います!

大量のシシトウが乗ったピザ

直売所の野菜が使用された人気のピザ“チョクバイージョ”

ピザの種類は時期によって変わりますので、お店でチェックしてみてくださいね。

営業時間は11時~15時半(L.O.15時)まで。ランチやブランチに、おすすめですよ!
※定休日無し

地元で愛されている中華の姉妹店「3年B組」

次いでご紹介するのは、中国料理が楽しめる、「3年B組」。名前を聞いて金八先生を思い出したのは、きっと私だけじゃないはず…。ですが、特に金八先生とは関係ありません(笑)。

3つのテーブル席とメニュー黒板

こちらは理科室だった場所だそう

ちょっとこちらのテーブルを見て頂きたいのですが…。皆さん、これがなんだか分かりますか…?

バスケットゴールを加工した机

どこかで見たことありませんか?

実はこちら、バスケットのゴールを改造したものなんです!体育館にあったものを外してこちらに持ってきたそう。ナイスなアイディアですよね!

ちなみに、後ろに飾ってある大きな絵も体育館にあったものだそうです。かなり大きな画で、お値段もかなりするものなんだとか…!ぜひ、こちらのお店に来たら見てみてくださいね。

白鳥が飛び立つ様子が描かれた絵画

私の母校にもこういう画が飾ってあったような…

こちらは、地元安房勝山にある銘店、「住吉飯店」さんが経営されているお店で、味のほうもお墨つきです。ぜひ、足を運んでみてくださいね。※営業時間は11時~14時まで。木曜定休

旬の果物を使用したスイーツが楽しめる「cafe 金次郎」

ちょっと休憩したい時や、甘いものが食べたい時にはこちらの「cafe 金次郎」に立ち寄られてみてはいかがでしょうか?

カフェ金次郎店舗の入り口

「cafe 金次郎」。元職員室だった場所です

こちらでは、房州のフルーツを使用したソフトクリームやパフェ、かき氷などが食べられます。

訪れた時は、夏みかんを使用したスイーツがありました。

夏みかんやソフトクリームの乗ったパフェ

夏みかんパフェほうじ茶アイス添え800円

あと味がさっぱりとしていて、おすすめです。夏みかんソフトクリームもありましたので、もし見かけたら食べてみてくださいね。

そして、「cafe 金次郎」に来たらぜひ食べて頂きたいのが、こちらの千葉県産のメロンを使用したスイーツ!

半分にカットしたメロンとソフトクリーム

なかなかのインパクトです!

メロンとソフトクリーム…最高の組み合わせです!量が多いので、ふたりで食べても良いかもしれません。

食べきれる自信がない…という方のために角切りメロンがのったソフトクリームもありますので、チェックしてみてくださいね。
※価格は公開日時点のものです。また、メロンの収穫状況により販売されない年度もありますので、最新情報は公式Instagramをご確認ください

生メロンとミルクソフトの看板

角切りメロンがゴロゴロのっています

なお、なぜこちらのカフェの名前が金次郎かというと…。実はカフェのすぐ横に、「二宮金次郎」の像があるんです。

カフェのテラスに置かれた二宮金次郎像

二宮金次郎像。勤勉の象徴です!

元は校門にあったものをこちらに移設したそうです。最近の小学校ではあまり見かけないので、貴重ですね!横にテラス席もありますので、金次郎像を見ながら休憩されてみてはいかがでしょうか?※営業時間は11時〜16時(土日祝は10時〜17時)まで。水曜定休

【関連情報】
▼そのほか房総の観光スポットはこちら▼

週末のお出かけにも!千葉・房総エリアのおすすめ観光スポットまとめ

なんと、小学校に泊まれちゃう!?

飲食店舗をご紹介しましたが、こちらの道の駅の一番のポイントは、“宿泊施設がある”ということなんです!

昔、夜の学校を探検したり、学校に泊まってみたいと思ったことはありませんか?こちらなら、小学校に泊まったような気分が味わえますよ!

ポスターの貼られた掲示板と階段

旧校舎棟の2階が宿舎「学びの宿」になっています

教室外の廊下

宿舎の廊下。完全に小学校です!

部屋は4人部屋の個室が10室、15名程度の大部屋が2室。個室は、元教室だった場所を改装しています。

明るい室内と畳のベッド

4人部屋の個室。畳ベッドで快適です!

個室には教室に元々あった黒板や備品などが残されており、雰囲気は小学校そのもの。家族や友人など大勢でワイワイ来ると楽しいのではないでしょうか!?

綺麗で大きな黒板

部屋の中には黒板が。置いてあるものは部屋によって少しずつ違います

四つの学習机と椅子

椅子やテーブルも残されています

大部屋は布団を敷いて寝るスタイルになっています。合宿などにもおすすめですよ。

真っ白な壁と床の広々とした空間

セミナーや会議などの時間貸しも行っているそう

ちなみに、小学校の時の水飲み場が洗面所になっています。

五つの蛇口が並ぶ洗面台

共同の洗面所

小学生の頃に戻ったかのような体験ができますよ!なかには、保田小学校の元生徒だった方が泊まりに来ることもあるんだとか。126年の歴史がある学校だったので、元生徒さんの数も多いそうです。

なお、宿泊料金は2~4名の個室が大人(中学生以上)4,200円、小人(小学生)3,200円、幼児(3~5歳)2,000円。通常の宿よりリーズナブルなのもうれしいポイントですね!予約は、宿泊希望日の3日前まで。大型連休の時など混み合うシーズンは早めのご予約をおすすめします。

施設入り口にある開放感ある空間

宿泊施設の前には寛げるリビングスペースもあります

癒されるお風呂「里の小湯」

泊まる…となると気になるのがお風呂ですが、入浴施設もありますので、ご安心ください!

施設外に設置された青と赤色の幟

旧職員棟を改装した入浴施設

男性用は6~8名、女性用は4~6名ほどの広さです。

浴室と屋外に置かれた庭石

女性用の浴室。清潔感があり、キレイです!

屋外のテラスにはシャワーが設置されており、開放的な気分でリラックスできますよ。
※冬季や外気が低温の場合は、屋外シャワーの使用禁止

屋根のないテラスとシャワー設備

もちろん、外からは見えません!

なお、宿泊されない方でも、中学生以上500円・小学生250円(町外料金)でお風呂を利用することができます。鋸山ハイキングの帰りにここで汗を流すのもいいかもしれませんね!(木曜定休)

ちなみに、ボディーソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーは常備されていますが、それ以外はありませんので、お持ちくださいね。

体育館を利用した農畜産物の直売所“きょなん楽市”

道の駅と言えば…お土産も欠かせないですよね!元体育館だった場所は“きょなん楽市”という市場に改築されており、そこでお土産や地元のお花や農産物を購入することができます。

きょなん楽市の外観

屋根に体育館の名残りがあります

“きょなん楽市”での人気商品は、こちらのスクールモチーフを取り入れたお菓子!

陳列された黄色いパッケージのお土産

スクールバッグ風のパッケージにかりんとうが入っています

青いパッケージのお土産

ユニークな商品の数々に、思わずクスッと笑ってしまいそう!

おもしろいですよね!ここでしか買えない、オリジナル商品です。

また、お菓子だけでなくTシャツやトートバッグなども人気があるそう。友人などへのお土産にいかがでしょうか!?

ディスプレイされたカバンやティーシャツ

喜ばれること間違いなし!

スクールモチーフ以外では、南房総の名産であるびわを使用したお菓子やジャムなどが人気だそうです。

びわ味のカントリーマアムなどのお土産

びわを使用したお菓子やゼリーがズラリ!

ほかに、落花生を使用した“ピーみそ”も人気商品のひとつです。こちらの地元では給食に出ていたんだとか!

透明なパッケージに入ったピーみそ

“ピーみそ”。甘辛い味らしいです!

ご飯のお供に良さそうですね。また、“きょなん楽市”では、鋸南町のお花や新鮮野菜なども販売されています。

陳列されたシシトウなどの様々な野菜

鋸南町の新鮮な野菜がいっぱい!

あまり見かけない珍しい品種の野菜もありますので、チェックしてみてくださいね。

そして、南房総では花も有名ですよね。こちらには花市場もあり、旬の花々が所狭しと置いてあります。

種類豊富な花々

“きょなん花MARCHE”。鋸南町の花々が集合しています

帰り際に、ご自宅用に買われてみては?ちょっと食卓に飾るだけで華やかになりますよ。

そのほか、“きょなん楽市”には地酒なども置いてありますので、見てみてくださいね!

チーバくんぬいぐるみ

チーバくんのキュートなぬいぐるみもありました

さいごに

「道の駅 保田小学校」、いかがでしたか?

こども広場などがあるのでお子さまにもおすすめですが、ぜひ、大人の方に楽しんで頂きたい場所です!小学校の雰囲気に浸り、懐かしんでみてはいかがでしょうか?

アクセスもしやすい場所ですので、ぜひ、足を運んでみてくださいね!

※この記事は更新日時点の情報です
※表示価格は更新日時点の税込価格です
※金額・商品・サービス・展示内容等の最新情報は各公式ホームページ等をご確認ください

※情報は更新日時点のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページでご確認ください。

気に入った記事はシェアしてください!

関連記事

千葉県の記事一覧へ

都道府県で探す