2016.4.28
新型プリウス試乗レポート クルマのど素人がレビューしてみた第2回
○○してみた vol.34
2016.4.28
○○してみた vol.34
クルマのど素人2人組が、色々なクルマのレビューをするという、この企画。
前回は、マツダのロードスターに乗り、めちゃくちゃ盛り上がった。
そして今月は、いま話題の新車、
トヨタの新型プリウスに乗ることになった。
「プリウスって、なんかよく聞きますよね」と私。
「すごい人気らしいですよ」とO氏。
「なんで人気なんですかね?」
「なんで人気なんでしょう?」
こんな無知な我々が、新型プリウスのレビューなどできるのだろうか。
不安に思ったのか上司が1名の強力な助っ人を派遣してくれた。
「どうも、Aです」と20代のA嬢。
「Aさんは、クルマに詳しいんですか?」と私。
「いえ全然。というか、免許すら持ってません」
クルマのど素人2人組が、3人組に変わった瞬間である。
果たして、第2回クルマのレビュー、どうなってしまうのか。
今回は、都内某所のタイムズカーレンタルにやってきた。
タイムズカーレンタルでは、新型プリウスの取り扱いを順次進めているのだ。
ずらりと並ぶレンタカーの中に、プリウスを発見!
「やっぱ、新型プリウスかっこいいですね」と私。
「何か未来を感じますよ」とO氏。
「いえ、これは旧型です」と店員さん。
本当の新型プリウスはこっちだった。
新旧プリウスを並べて見ると、
新型プリウス(画像左)のほうが鋭角なラインで、
旧型プリウス(画像右)は丸い。
さらに新型プリウスは車高が低く、よりスタイリッシュな印象。
「個人的には、新型プリウスの方が好みですねー」と私。
「私も新型プリウスですね」とO氏。
20代の女性代表としてA嬢にも聞いてみたら、
「女子は、クルマの見た目よりも、内装と座り心地だから」と冷静。
それが本当に20代女性の総意なのかは分からないのだが、
とりあえず新旧プリウスに座ってもらうことに。
まずは旧型プリウスにのってもらう。
次に新型プリウス。
するとA嬢、「新型プリウスの布の感じ、すごい好き」と一言。
さらに「フロントのこの白いとこ、評価したい」と、
なんかよく分からない部分をしきりに褒めだした。
A嬢は、免許を持っていないのに、
免許保有者の我々よりも評論家っぽかった。
肘掛の中には収納スペースがあり、水筒を入れても余裕がある。
肘掛の前にはシガーソケット。
ドリンクホルダーは2つ。
その前にはスマホなど置くことができるスペースがある。
後部座席には折り畳み式の肘掛があり、
ここにもドリンクホルダーが2つ。
「すわり心地も、なんかいい感じ」と、
とにかく新型プリウスは、A嬢から高評価だった。
新型プリウスの荷室は、
旧型プリウスと比べて約45リットル大きくなったらしい。
しかし...、
「あれ...?」と私。
「うーん」とO氏。
どう見ても旧型プリウスの荷室の方が広く見えるのだ。
新型プリウス(画像左)、旧型プリウス(画像右)
とりあえず、段ボールやら、カバンやらを詰めてみた。
新型プリウス(画像左)、旧型プリウス(画像右)
しかし、新型が特別広いような気はしなかった。
店員さんに聞くと、
「容量は間違いなく新型プリウスの方が広いです。
形のせいで狭く見えるみたいですね」とのこと。
どちらにせよ、新旧ともに
たくさん荷物を入れられるのは確かなのだ。
今回も運転するのはO氏。
春の暖かい日だったので、近くの河原まで走ることに。
まず、エンジン音だが、ものすごく静か!
さらに車体も安定していて、揺れも少ない。
「運転席からは視界が広く見えますね。全体が見える感じ」とO氏。
メーター類もフロント中央にあるので、視界の移動が少ない。
旧型プリウスのメーター類と比べてみると、
新型(写真左)は鮮やかなカラー表示で、旧型プリウス(写真右)は単色である。
デザインも、新型の方がより未来っぽい。
しばらく走ったところで、
「そろそろモード変更しましょうか」とO氏。
前回試乗したロードスターには、スポーツモードがあったのだが、
今回の新プリウスにもまた4種のモードが存在するのだ。
(1)ノーマルモード:通常走行に適したモード。
(2)EVモード:電気モーターのみを使って走行するモード。
(3)パワーモード:アクセルレスポンスのよい、きびきびとした走りになるモード。
(4)エコモード:燃費が向上するモード。
まずはEVモードスイッチをオン!
しかし、充電不足で使用不可。
EVモードは、減速時に充電される電気を使って走るので、
十分に電気がないと使うことができないのだ。
電気がたまるまでは、他のモードで走ることに。
次はパワーモード。
メーターが赤く変化する。
O氏曰く、「アクセルを踏んだ時のパワーが違います!」とのこと。
助手席に乗っている私でもその変化に気が付く。
なんというか、加速度が増し、
道路の上をツルーっとスムーズにすべっているような感じになるのだ。
エコモードにすると、その感覚がすっと消え、代わりに燃費が向上する。
ノーマルと比べると走りはなめらか。
そして、電気が十分たまったところで、EVモードを発動!
電気モーターのみで動いているだけあって音が静か。
ただし、速度を急にあげると自動でEVモードが解除される。
うまく使えばかなり燃費が良くなりそう!
「いやー、でも新型プリウス、初めて乗ったけど、めちゃくちゃ静かですね」と私。
「走りもなめらかで振動も少ないし、乗ってて疲れないですよ。
長距離運転も快適そうですね」とO氏。
A嬢はどう思う?と聞いてみたけど、
返事がないので振り返ってみると、
A嬢、なんか目を閉じ、静かになってた。
※A嬢は「あくまで、乗り心地を楽しんでいただけ」と主張している。
つまり新型プリウスは、それくらい静かで、
振動の少ないクルマということなのだ。
新型プリウスに興味のある方は、
ぜひ一度、試乗してこの快適さを感じていただきたい。
この新型プリウスで、デートに迎えに来てくれたらすごくうれしい。
内装も、乗り心地もよく、音も静かなので
安眠できそう会話が弾みそうなのもポイントですね!
※この記事は2016年4月28日現在の情報です
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