

「カーナビからボタンひとつで家の玄関の鍵を閉められる」、「ホームネットワークカメラを通じて家の中の様子が確認できる」。未来のカーナビの話ではない。すでに2008年6月に発売されているパナソニックのカーナビステーション、ストラーダFクラスの機能だ。他社とは一線を画した機能を搭載したパナソニックのストラーダは新しいカーナビ像、さらには新しいドライブシーンを提示したと言ってもよいだろう。

今回は、パナソニック株式会社 オートモーティブシステムズ社 国内市販ビジネスユニットの檀上浩一さんにストラーダの歴史から、これからの方向性について伺ってみた。
「Fクラスに最初に搭載された玄関の鍵の施錠や、ホームネットワークカメラとの接続は、パナソニックだから実現できた、と思っています」。


パナソニックグループは、ご存じのようにカーナビはもちろん、家電、パソコン、携帯電話さらには住宅までも手掛ける総合メーカーだ。
「家庭のあらゆる電化製品を取り扱っているパナソニックだからこそ、ストラーダから家電製品をコントロールする”ホームネットワーク構想”を実現できました」。他にも、自宅のハイビジョンブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」の録画予約がストラーダでできたり、ホームシステム「ライフィニティ」を利用している家なら、先の自宅の玄関の鍵を閉められるだけでなく、エアコン、床暖房の入/切を操作できるのだ。
それでは、ここまで進化をしたパナソニックのカーナビは、今までどういった歩みを続けてきたのだろうか。
「市販向け商品として据え置きタイプのナビを93年、ポータブルタイプのナビを94年に発売しました」。
このポータブルナビのカタログを見てみると、わずか15年ほど前でしかないのに隔世の感がある。地図は2D表示で記録メディアは、CD-ROM。テレビチューナーはもちろんアナログだ。さらに、当時としては常識だったものの、今聞くと驚かされることがある。
「このポータブルナビは、今のように現在地から目的地へのルートをカーナビが自動で探索するのでなく、ユーザーが手動で設定する必要がありました。つまり、この交差点を右に曲がって、次の信号は直進で…。など地図に線をひくように、ナビに覚えさせていたのです。当時はこの面倒な作業を『ポータブルナビだから、ご自宅でルート設定できます』とPRしていました」。
続いて97年には市販では世界初となるDVDナビを発売。今のナビのようにマップが3Dで表示されるようになる。そして2002年には、HDタイプを発売。翌年には、イタリア語で「道」を意味する「ストラーダ(strada)」ブランドが立ち上がる。
「パナソニックのカーナビのブランド力、認知度をあげるため「ストラーダ」ブランドに統一しました」。

また、今やストラーダの代名詞ともいえる「簡単ツートップメニュー」を搭載したモデルが2005年にデビュー。AV機能とナビ機能をひとつの画面で半々に色分けして表示し、操作面での進化を遂げた。さらに2006年には、地デジ搭載モデルがデビューした。
「現在の主なモデルは、最上位機種のFクラス、ミドルクラスのHW830、HW800。ポータブルナビのストラーダポケットの3つです。Fクラスはナビ機能の充実はもちろん、ホームネットワークとの連携、AV面でも新機能を多く搭載しています。ミドルクラスは、手頃な価格でFクラスの多くの機能を継承しています。ストラーダポケットは、ポータブルナビですが、ワンセグを搭載し、ストラーダらしい使いやすさにもこだわったモデルです」。

ここまで進化を遂げたパナソニックのカーナビ。デビューから16年。誕生当初に、ここまでの進化を予測した人は多くはなかったはずだ。最後に、今後どのように進化していくのかを伺ってみた。
「パナソニックとしては、ストラーダ発売以来のキーコンセプトである”フロム・ホーム・トゥー・カー”の構想をさらに推し進めることになると思います。数年後には今ではまったく想像できないようなことが車の中でもできるようになるかもしれません。期待してください」。
メーカー希望小売価格354,900円(消費税込・取付費別)
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オープン価格(取付費別)
※この記事は2009年2月03日現在の情報です